やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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急いで書いたんで意味分からないことになってるかもです
それではドゾー


戸塚は女ではない

「ふう」

 

私は昼休みの時間、いつも教室を出てここ、購買の斜め後ろの位置に来る

ここは人もあまり通らないし風心地も丁度良い

ここで昼ごはんを食べながら女テニの自主練をみるのが私の日課であり楽しみである

 

 

「あ、ヒッキー。こんなところに居たんだ」

 

 

呼ばれたので振り返るとそこには由比ヶ浜がいた

 

 

「どうした?」

 

「いや、ゆきのんとじゃんけんして負けたから罰ゲーム実行中なの」

 

「へえ、で?もうおわりか?」

 

「え?なにが?」

 

「いや、俺と話すのが罰ゲームだったらこのくらいで十分だと思うぞ」

 

「そんな訳無いじゃん!ジュース奢るのが罰ゲームだし!」

 

 

なんだ、違ったのか

中学校の頃よくあったからてっきりそっちかと

 

 

「というかめずらしいな、雪ノ下がそんなゲームするなんて」

 

 

自分の事は自分でするタイプと思ってたが

 

 

「うん、最初ゆきのん乗り気じゃなかったけど負けるのが怖いんだって言ったら急にやる気になった」

 

 

…雪ノ下って負けず嫌いなんだ

 

 

「じゃんけん勝ったときガッツポーズしてたゆきのんだよ?すっごいかわいかったぁ」

 

「…そうか、よかったな」

 

 

なんか…微笑ましいですね

 

 

「…ねぇ、ヒッキーって入学式の事って覚えてる?」

 

 

唐突に由比ヶ浜が私に聞いてきた

入学式?学校で誰かがやらかしたのかな?

 

 

「いや、その日俺事故にあって学校に行ってなかったんだ」

 

「事故…」

 

「ああ、自転車で学校に向かってたら犬が道路に飛び出して車に撥ねられそうになったからその犬を助けてやったの」

 

 

最終的には足の骨折だけで済んだけど、あの日ほど死を覚悟した日は無いね

 

 

「ねぇ、その犬の飼い主の子覚えてる?」

 

 

それって大事な事なのかな?

 

 

「んー、痛みでそれどころじゃなかったしなぁ。まあ、印象に残ってないし地味な子だとおもうぞ」

 

「地味って、確かにあの日は…。と、とにかく!その女の子は全く覚えてないのね!?」

 

「だから覚えてないって…ん?俺女の子って言ったっけ?」

 

「へ!?い、言った言った!めちゃめちゃ言ってた。むしろ女の子ってところを超強調してた!!」

 

「俺は変態か」

 

 

由比ヶ浜が顔を笑いながら顔を上げ、テニスコートあたりで目を止めた

私もつられてそちらを向くと女テニの自主練してた子が…あれ?違う

近くで見たらやっとわかった。あれ男の子だ

その子はこちらに気付くと走ってこちらに来た

 

 

「よっす!練習?」

 

「うん。うちの部、すっごい弱いから先生に頼んで貸してもらってたんだ。比企谷君と由比ヶ浜さんはここでなにしてるの?」

 

「特に何もしてないよ~」

 

 

男の子はこちらを向くと

 

 

「比企谷君って、テニスしたことあるの?」

 

「へ?…いや、体弱いからずっとあまり。壁打ちぐらいならしたことあるが」

 

 

大嘘である

だが、体育はそういう理由で休んでいるので出来るとも言えない

 

 

「そっか、それでいつも見学してるんだ」

 

 

男の子はそういうと納得したように頷いた

やめて、心が痛む

さあ、そろそろ由比ヶ浜に訊こうか

 

 

「ところで、誰?(小声)」

 

「え!?おんなじクラスなのに忘れるとか信じらんない!(大声)」

 

「おま、そんな大声でいうな」

 

 

せっかく傷つけないように訊いたのに…

男の子はたははって苦笑いすると

 

 

「改めて自己紹介するね。戸塚彩加です」

 

「…すまんな、クラスの奴の名前もろくに覚えなくて」

 

「いや、大丈夫。僕も地味だったし…」

 

 

少しの間、重い空気が流れた

その流れを変えるべく由比ヶ浜が話し始めた

 

 

「そ、そういえばさいちゃんってテニス部の次期部長に選ばれたんだっけ?」

 

「あ、うん。でもみんなやる気なくて僕一人やる気になっても仕方ないからどうにかできないかなって」

 

 

確かに部長に選ばれたところで部員のやる気が無ければ引っ張っていく意味もないしね

 

 

「僕が練習して強くなったら誰かやる気になるかな?と思って練習してるんだけど…なかなか上達しなくて」

 

 

…上達したら皆もやる気になる、か

みんながそうだったら私みたいなのは出来なかったのかな

そう思っていると由比ヶ浜が何か閃いたような顔をした

 

 

「なら手伝ってあげる!良い人がいるの!」

 

 

確かに人とやれば一人で練習するよりもうまくなるだろうな

 

 

「ね?ヒッキー!」

 

 

何故私にき…マジで?あの方に頼むの?

雪ノ下に頼んだら徹底的にやりそうで怖いんだけど

私はこの先の事考えると少しゾッとした




はい、第四話目ですがいかがだったでしょうか
話がどんどんカットされて行って意味が分からん事なってるとおもいます
はぁ?となった方には謝罪を申し上げます
スイマセンデシタ

はい、やっと戸塚を出せました
個人的に俺ガイルのなかでは3番目に好きなキャラです
次はおそらくテニス対決まで行くと思いますのでそちらも見ていただけたらうれしいです

では、また第五話で会いましょう
サラバダ~ノシ

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