やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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ここら辺の物語全く覚えてないのでほとんどオリジナルの話でございます。
では、ドゾー


雪ノ下さんは思ったより優しい

やってまいりました、雪ノ下さんが住んでいるらしいマンションに。

なんて自分の心の中で冗談を交えながら由比ヶ浜さんに教えてもらった部屋番号を入力する。

 

 

『戸塚君?ほんとに来てくれたのね…今そっちに向かうから少し待ってて頂戴』

 

「無理しちゃだめだよ。開けてくれたらそっちに行くから開けてくれないかな?」

 

『…悪いわね、部屋は…由比ヶ浜さんから聞いたかしら?』

 

「うん」

 

『そう、今空けるわね』

 

 

そういうと隣にある自動ドアが開いた。

…スゴイなぁ、今のマンション全部こんな感じなのかな。

それは置いておいて、とりあえずマンションの中に入るという第一関門突破。

私は戸塚君と一緒に雪ノ下さんの部屋へと向かう。

階段で行くと途中で力尽きかねないのでエレベーターで上へと向かう。

それにしてもエレベーター早いなぁ。ララポートの比じゃないよ。

 

 

 

 

 

雪ノ下さんの部屋の前に着き、戸塚君に目の前のインターホンを押してもらう。

すると、扉が開かれ、少し気だるげに雪ノ下さんが出てきた。

 

 

「戸塚君、ありがと…なぜこの男がここに?」

 

 

雪ノ下さんは私を見ると驚いたような顔をした後、ジトッとした目で私を見た。

言ってないから当然か。ほんとは言わないといけないんだけどね。

 

 

「由比ヶ浜に気になること言われてな、それを確かめにな」

 

「…言っとくけど、今日は作業するつもりはないわよ?」

 

「まあ、口ではいくらでも言えるし、それに由比ヶ浜曰く来るまで作業してたらしいからな」

 

 

そう言うと雪ノ下さんはため息をつき、家に入るよう言ってくれた。

…ってあれ?あっさり入れたよ?もう少し討論することを予想してたんだけど…まあいっか。

私はそれに甘え、入らせてもらった。

戸塚君は夜遅いと怒られると言って先に帰っていきました。

…少し寂しい。

 

 

 

 

 

家の中は本人のイメージ通り綺麗に整頓されており、汚い所を挙げよと言われた方が難しいくらいだ。

ところどころにパンさんが配置されており、私と違って見るからに女の子らしい部屋となっていた。

…私も人形位置いてみようかなぁ。

 

 

「そんなにじろじろ見てもいいものは無いわよ?」

 

「…すまんな、他の人の家に上がったことがあまりなくてな」

 

「語弊があるわよ。あまりじゃなくて全くでしょう?」

 

「ば、バカにするな。俺だって…ねぇわ」

 

 

今思い返すと同年齢の家に入ったこと無いね。

まあ、今まで断って来たってのもあるんだろうけど…

リビングの机に目を向けると、そこにはパソコンと資料が並べられていた。

雪ノ下さんに目を向けると「…ああ」と言いながら片付け始める。

 

 

「由比ヶ浜さんが来るまでやっていた作業よ。今は気分が悪いからやってないわよ」

 

 

雪ノ下さんはそういい、パソコンと資料を一纏めにする。

ココアでいいかと聞かれ、それに応じた後雪ノ下さんはキッチンに向かっていった。

私がやるべきなんだけど…ごめんね。

 

 

 

 

 

 

時間をふと見ると8時を指していた。

私はもう出ることを言い、雪ノ下さんの家を出る。

 

 

「…ごめんなさいね、こんな時間まで引き留めちゃって」

 

「こっちこそ、居座ってしまったな。休日はゆっくり休めよ」

 

「そうもいかないわ、せめて持って帰った分だけでもこの土日に完成させないと」

 

「…まあ、いいや。とりあえずゆっくり休めよ」

 

「ええ、今日は早めに寝ることにするわ。おやすみなさい」

 

「ああ、おやすみ」

 

 

私はそう言いながらエレベーターに乗る。

…よかった、気付かれてなかったぽいね。

家に帰ってすぐに終わらせるとしよっかな?この資料の束。

 

 

 

 

 

 

次の日、案の定頭痛が収まらず、小町に迷惑かけてしまいました。

ごめんなさい、明日までには治します。




文字数が減ってる…

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