やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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お久しぶりです
感覚取り戻してないため短いですが…
ぼそぼそ(1000文字はダメだよなぁ次から多くしないと)
では、ドゾー


一人政治

「これでは間に合わないわ。今すぐ広告係は…をするように、あと…」

 

 

…すごい。雪ノ下さん一人で政治している。

普通委員長がこういうのやるはずなんだけど…、ノリで委員長になったせいか当の本人は黙ったまんま雪ノ下さんを睨み何もしていない。

…そっちよりも雪ノ下さんだ。

 

 

「比企谷くん、手を休めてる暇はないわ。早くそこに書き込んでちょうだい」

 

「え、あ、ああ」

 

 

何をそんなに焦ってるんだろう?

この前の奉仕部の時といい今といい、何かに向かって無我夢中に走っているようにしか見えない。

…そういえば陽乃さん言ってたっけ。

 

 

 

 

 

ー回想ー

 

「そういえば陽乃さんって雪ノ下さんのどこが好きなんですか?」

 

「んー、強いて言えば後ろをずっとついてきてくれることかなぁ」

 

「へぇ、それは確かに可愛いですね」

 

「うん♪…でもそれが同時に嫌いなところでもあってさ」

 

 

好きなところで嫌いなところ?

私で言う野菜的な感じなのかなぁ。

アイライクベジタブル、バットトマトイズノットベジタブル。

…自分で思って意味がわからん。

 

 

「あの子はせっかく自分の道を進めるのに、自分から私のまねごとをして私を超えようと私とほとんど同じ道を辿っているの…」

 

「…なるほど」

 

 

まあ確かに自分が手に入れることが出来ないものを無駄にして自分のまねをされると苛立つのは分かるけど

 

 

「で、そこが可愛い理由は?」

 

「それはもうあの後ろからついてきてくれる愛くるしさと一生懸命追いつこうとする努力とそれが出来…」

 

 

 

ー回想終了ー

 

 

 

…この間の城廻先輩(暫定)の言葉的にも今回もその一環なんだろうなぁ。

まあ対抗心を燃やすのは悪くないんだけど、なんか嫌な予感。

なんか…誰かに茶々入れられて状況が悪くなるみたいな事が無ければいいんだけど…

…陽乃さんに雪ノ下さんが副委員長になったと言ったのは失敗だったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤッホー!比企谷君!来ちゃった♪」

 

「…最悪だ」

 

 

次の日会議室に着くとすでに雪ノ下姉妹が対峙している最中だった。

なんか文化祭を盛り上げるために来たらしいが…見るからに雰囲気が違う何かを醸し出している。

雪ノ下さんからは手を出すなと言いたげな表情を、陽乃さんからはあの人特有の私が嫌いな雰囲気を出している。

 

 

「比企谷君はどう思う?私が出ることについて」

 

 

その言葉に雪ノ下さんまでもがこちらを高圧的な雰囲気を当ててきた。

お前、どっちを言うか分かってるのでしょうね?と言いたげな表情だ。

当然陽乃さんはそれ以上の威圧を放っており、逆らえる気がしない。

…これからの事を考え、私は小さくため息をついてしまった




文化祭の一日一日を一話一話別にしたら…と一時期考えてましたが超絶長くなりそうだったのでやめました

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