やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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投稿十分前に完成しました…。
では、ドゾー

-追記-
合宿の部屋の割り振りを変更しました。
小町と花菜が同じ部屋
雪ノ下さんと由比ヶ浜さんが同じ部屋
三浦さんと海老名さんが同じ部屋
男子三人全員少し大きめの部屋に変更しました!
こんな時でも平塚先生一人…。


千葉村に到着

「やっと着いたー!きっもちいー!」

 

 

ワンボックスカーから降りると山特有の濃密な草の香りがした。

由比ヶ浜さんの言う通り、この木漏れ日の感じとか涼しい風が確かに気持ちいい。

…でも由比ヶ浜さんの気持ちいいは車の中でしっかり寝たことに対してじゃない?後ろで枕代わりにされていた雪ノ下さんが少し疲れた感じでこっちを見てるよ?

 

 

「わぁ、本当に山に来ちゃった…」

 

 

戸塚君が周りの光景を見て感動している。

もしかして始めて来たのかな?私が通っていた学校は行事としてきたけど…。

小町は去年来たばかりだけどねと言いながらもその顔は嫌そうではなかった。

息抜きできているようでよかった。

 

 

「うむ、空気がおいしいな」

 

 

駐車場に車を止めた平塚先生がたばこを吸いながらこちらに来た。

うーん、そのままで空気を吸ったら少なくとも私はむせると思うんだけどなぁ。

 

 

「平塚先生、さっさと荷物を置きに行きましょうよ。軽くないわけですし」

 

「少し待ってくれ。他にも呼んでいる奴がいるんだ」

 

 

これ以上増えるの?このままでよくないですか?

そう平塚先生に言う間もなく一台のワンボックスカーがこちらに向かってきていた。

その車は私たちの前で止まると扉が開き、トップカーストの皆様が現れた。

…知り合いでよかった、のかな?

 

 

「や、ヒキタニ君」

 

「葉山か…。お前これに呼ばれてたのか」

 

「夏休み前にポスターに書いてあってさ、面白そうだから参加したんだよ」

 

 

ん?夏休み前?

平塚先生にどういう事ですか?と目線を送ると見つめあう間もなくそっぽを向かれた。

…先生?忘れてたとか無いですよね?

 

 

「ま、まあ全員集まったようだな。改めて今回の活動の説明をするぞ」

 

 

話逸らされた…

後で事情を訊いておこう、そうじゃないとこの心の底から湧き上がる熱いものが収まらないような気がする。

 

 

「今日君たちには小学校の林間学校のサポートスタッフとして働いてもらう。千葉村の職員、及び教師軍、児童のサポート。簡単に言うと雑用という事だな。…端的に言うと奴隷だ」

 

 

いや、悪く言いすぎでしょ。私その言葉のせいでやる気がダダ下がりしたよ?

平塚先生は話を続ける。

 

 

「だが、奉仕部の合宿も兼ねているし、自由時間もそれなりに設けているのでその時は自由に遊んで結構。働き次第では内申点加点するのも考えておく」

 

 

あ、ちゃんとメリットはあるんだね。

よかった、これでいいことがないなら私は歩いてでも家に帰っていたところだよ。

説明も終わり、各自合宿先に向かうよう言われ、私達は荷物を持って本館に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「おお!綺麗な部屋だ!ね、お姉ちゃん!」

 

「確かに…、中学校の時と全然違うね」

 

 

私と小町は同じ部屋で少しくつろいでいた。

よかった、私あのまま男だけの部屋に入れられてたら…あ、体震えてきた。考えるのやめよう。

でもこれで自由にくつろげるんだと思うと平塚先生に感謝しかない。

平塚先生、ありがとうございます。

 

 

「比企谷、11時になったら【集いの広場】に来い。それまでならゆっくりしてていいがなるべく早くな」

 

「分かりました。ありがとうございます」

 

「まあ、事情が事情だしな。…あいつも凄いことするよな」

 

 

?先生が最後なにか付け足したような気がするけど…あまり聞こえなかった。

アイス?用意されてるのかな?夜においしく食べたいなぁ。

 

 

「まあ、まだ少し時間あるのでゆっくりくつろぐといい。私は少し準備があるんでな」

 

「あ、私も手伝いますよ?」

 

「いや、君たちにも楽しみにしてもらいたいからな。遠慮しておくよ」

 

 

イベントでもあるのかな?なおさら手伝いたいなぁ…

まあ、楽しみにしておけと言われているのでおとなしく待つことにする。

…よし、先生行ったね。

 

 

「小町、あれやろっか」

 

「お姉ちゃん!今日こそ負けないよ!」

 

「私に簡単に勝てると思わないでね」

 

 

そういい、私たちがカバンの中から取り出したのは3DS。

私達の中で最近はやっているゲーム、それは…【ポケット〇ンスターX/Y】

 

 

「「いざ、勝負!」」

 

 

謎のテンションで遊ぶ二人でした。(平塚)

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ふう、楽しんでくれてるようで良かった」

 

「本当によかった。やっぱりこの部屋用意して良かった♪」

 

「お前が介入するなんて珍しいな。あいつが気に入ったのか?陽乃」

 

「うん、あんな純粋で強い子なんてそうそう居ないからね。それに…」

 

「?それに…なんだ?」

 

「比企谷ちゃんって…可愛くない?」

 

「…は?」




はい、23話目でございます。
最後の最後…やらかした感しかないです(驚愕)
無理やりR-18を避けようとして結果です許してくださいなんでもはしないですけど。
しかし原作のまま進むと
比企谷さんの着替えを戸塚に見られる←普通にアウト
はい、正直これがヤバく感じたんで変更しました。
楽しみにしてた方、申し訳ございません。<(_ _)>

はい、短いですが時間がヤバいので今回はここまで。(現時刻21:57)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回24話でお会いしましょう。
では、サラバダ~ノシ

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