やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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記念すべき20話目!が適当すぎる…
では、ドゾー


元気づけてくれる人

「落ち着いた?」

 

「…ええ、ありがとうございます」

 

「良かった…いきなり泣かれたときは驚いたよ」

 

「う…ごめんなさい」

 

「いいよ、私もやりすぎちゃったし」

 

 

確かにそうなんだけど…でも勝手に泣いて困らせたのは私だし…

そう考えていると雪ノ下さんがこちらを見ていた

何でしょう?

 

 

「最近心の底から笑ったことある?」

 

 

少しドキッとした

この人は私のどこまでをこの時間で知ったんだろう?

やっぱり少しまだ信用できない

 

 

「…さあ?少なくとも高校生の間は笑ってませんね」

 

「ダメだよ?笑わないとせっかくのかわいい顔が無駄になっちゃうじゃない。無理やりでも、さ」

 

 

そういうと雪ノ下さんは指をくねくねさせた

え?ちょっと待って私そういうの苦手なんですよ!

 

 

「ちょっとそれは!」

 

「だーめ、これは嘘ついた罰なの」

 

 

雪ノ下さんの指が私の脇腹に入った

もともとコショコショが弱く、耐性が無い私は声を上げてしまう

 

 

「キャアッ!や、やめてくださ」

 

「だが断る♪」

 

 

そういって雪ノ下さんはコショコショを続ける

だ、ダメ!地声が外に漏れちゃう!

 

 

「クッ!ひゃあ…にゅう…!」

 

「おお、耐えてるねぇ。だけどその程度じゃ私には勝てないよ?」

 

 

指の入る場所が変わった

さらにこしょばさが増して体中に駆け巡った

 

 

「や!ちょっと、ギブです!お願いだからやめて!」

 

「えー、しょうがないなあ」

 

 

雪ノ下さんは私の体を解放した

疲れた…息が安定しないよ…

服も、体をよじったせいか少しはだけていた

…見られたら誤解まっしぐらだなぁ

 

 

「比企谷ちゃん…エロくなったねぇ」

 

「誰のせいですか…」

 

 

 

 

 

 

あの後私は男装して、小町たちと合流した

その時に何を話したのかを雪ノ下と小町に訊かれたが、雪ノ下さんが誤魔化してくれて事は済んだ

因みに雪ノ下さんと携帯番号の交換をした

…いつ使うだろう?

 

 

「お兄ちゃん!私達を待たせたんだから何か買ってよ!」

 

「え?…まあ待たせたのも悪かったし、安い物ならいいが」

 

「あれ?やけに素直だね。ここでポイント稼いでも何も変わんないよ?」

 

「なら要らないな」

 

「小町あそこがいい!あそこのクレープ屋!」

 

 

小町が慌てて指さした方向にはこの辺りでは有名なクレープ屋が立っていた

クレープか…まあいっか。そこまであの店は高くないしね

 

 

「あそこか…別にいいぞ。雪ノ下もあそこでいいか?」

 

「別に構わないわよ」

 

「やったー!小町列に並んでくるね~」

 

 

そういって小町はクレープ屋の列に向かって走っていった

元気だなぁ。やっぱり元気があるのが一番だね

 

 

「そういえば小町と待っててくれた時、何を話してたんだ?」

 

「そうね…あなたの事かしらね」

 

「俺の事?たとえばどんなことだ?」

 

 

小町…間違って男装の事話してないよね?

 

 

「ほとんど小町さんが話していたわね。家に居る時の事とか、外出した時の事とか」

 

 

あれ?結構綱渡りしてないですか?

どっちも元の姿で居る時ですよ小町さん?

 

 

「あとは…いえ、特になかったわね」

 

「え?そこまで言って渋っちゃうの?」

 

「何もないって言ってるでしょ?この頭はそんなことも理解できないの?」

 

 

罵倒されました

要するに追及するなということなのかな

…後で小町に訊いておこう

 

 

 

 

 

クレープを食べた後、私達はそれぞれ由比ヶ浜への誕生日プレゼントを買った

雪ノ下は、由比ヶ浜が最近料理作りにハマってるということで少し派手なエプロンを買い、私は、犬のリードがもう外れないように犬用の首輪を買った

小町はあまり関わりが無いので今回はパスとの事

これであとは由比ヶ浜に渡すチャンスを作れればいいんだけど…

 

その時、こっちに向かって一匹の犬が走り寄って来ているのが見えた

犬は私の足元に来ると私に向かってワンワン吠え始めた

 

 

「ひ、比企谷君?この犬は?」

 

 

雪ノ下は犬が怖いのか私の後ろに隠れている

犬、苦手なんですね

ていうかこの犬、どっかでみたような…

 

 

「ごめんなさい!うちのサブレがご迷惑を!」

 

 

そういいながらこの犬の飼い主と思われる女の人が犬を抱きかかえる

え?偶然過ぎない?

 

 

「由比ヶ浜じゃねえか」

 

「え?あ、ヒッキー!?それにゆきのんと小町ちゃんも!?」

 

「由比ヶ浜さん、こんにちはです!」

 

 

雪ノ下は由比ヶ浜と言うのを確認し、私の前に立った

 

 

「由比ヶ浜さん、ちょうどよかったわ。あなたと話したいと思っていたところよ」

 

 

雪ノ下はさっきまでおびえていたとは思えないようなはきはきとした声でそう言った

由比ヶ浜は少々驚くと、なぜか何かを諦めたような顔をした

 

 

「やっぱりだよね…。やっぱりゆきのんには敵わないよね」

 

「…由比ヶ浜?」

 

「ううん、私のことは気にしないで…」

 

「そういうのはいけないと思うの、やっぱりこういうのはちゃんと話しておかないとと思って」

 

 

…やっぱり避けられてる

そんなに関わりたくなかったのかな?

…いや、もう決めたの

誕生日プレゼントを渡し、この前の事を謝ると

 

 

「…由比ヶ浜」

 

「え?ヒッキー?」

 

「明日奉仕部に来い。渡したいものがあるからな」

 

 

そういうと私は小町を連れ、ララポートの出口に向かって歩いた

雪ノ下も由比ヶ浜にお別れを告げ、私の後ろをついてきた

 

これで…よかったのか、な?

私は間違ってないのかな?と思っていると小町が手をぎゅっと握って来た

 

 

「大丈夫だよ、お兄ちゃんならできるよ!」

 

 

…やっぱりうちの妹は頼りになるね

小町の頭を撫でながら、私は明日に対しての覚悟を決めた

 

 

 

 

「…二人とも、やるならせめて家でやってくれないかしら?」

 

 

…ごめんなさい




はい、20話目ですが…
ごめんなさい!寝ぼけながら書いたので意味が分からないことになってると思います!
しかも内容が…、頭が痛くなってきますね(;・∀・)

やっとここまで来た感ですよ…
もう少しで千葉村の話に入れると思うと少しワクワクする私が居ます
楽しみです!はやく鶴見を出したいです!
…まあ、その前に修正などいろいろしないといけないことが山盛りですが(白目)

では、今回はこの辺りで
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
次回、21話でお会いしましょう
サラバダ~ノシ

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