やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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自分で書いてて何を書いてるかわからなかった
しかも自分好みじゃないからいつか書き直す…かも?
では、ドゾー


頼れる人たち

「お、お邪魔しまーす」

 

「どうぞ」

 

 

私の部屋に戸塚が入る

散らかってはないのだが、逆に何もなくベッドと勉強机と本棚だけである

よく言えば清潔感があるのだが、悪く言えば女の子らしい部屋ではないだろう

 

 

「すごいきれいだね…」

 

「何もないだけだよ。人形すらないんだよ、女の子らしくないでしょ?」

 

「ぜ、全然いいよ!?むしろ清潔感があっていいと思うよ!」

 

「そうかな?ありがと」

 

 

私は戸塚に椅子に座るよう言い、私はベッドに座った

さて、何を話すべきなのでしょう?

由比ヶ浜の話は小町が来てからのほうがいいし…うーん

そうだ

 

 

「川崎今日どんな感じだった?」

 

「勉強にいつも以上に集中してたよ。でも表情は見た感じほんの少し柔らかくなってたしもう大丈夫じゃないかな」

 

「そう…よかった」

 

「…そうだね」

 

「で、由比ヶ浜は?」

 

「由比ヶ浜さんは見た感じはいつも通りなんだけど…空元気というかなんというか、中身がなかったよ」

 

「…なるほどね」

 

 

若干無理してる感じってことね

でも…多分すぐに元に戻るんだろうなぁ

元の由比ヶ浜さんに

 

 

「ありがと、今日の聞きたいことはそれくらいかな。逆に聞きたいことはない?」

 

「…倒れたって本当?」

 

「倒れたってなんで知ってるの?」

 

 

倒れたのは家の中で小町しか知らない…あいつか

 

 

「小町ちゃんからメールで教えてもらってね。その時に由比ヶ浜さんの事も簡単にだけど聞いたんだよ」

 

「小町…よければ黙って欲しかった」

 

 

聞く人が増えるって少し恥ずかしいんですよ?

まあ、一緒なんだろうけどさ

っと質問返さなきゃ

 

 

「倒れたのは本当だよ。でもそこまで熱高くないから大丈夫だよ」

 

「よかった…今もこうして起こしたままでいいのかなって少し思ってたんだよ」

 

「大丈夫だよ、心配ありがとう」

 

「無理しないでね?これで無理してまた熱高くなったってなったら僕困っちゃうから」

 

 

大丈夫だよ、と苦笑いする

こうやって心配してくれる人がいるってやっぱり嬉しい

たとえ誰に対しても同じ対応をする人でもね

 

 

「おまたせ!さあお兄ちゃん、ゲロゲロ吐いちゃうのです!」

 

 

着替えや洗濯を終わらせた小町が部屋に入ってきた

小町、女の子がゲロゲロなんて言っちゃダメ

 

 

「わかったよ。小町も来たし話すことにするよ」

 

 

私は少し間をおいて話し始める

 

 

「由比ヶ浜とは私は普通に話してるつもりだったんだけど由比ヶ浜が何かと引っかかる話し方をしててね、原因を探ってみると事故のことが関係してたんだよ」

 

「事故?」

 

「そういえば戸塚は知らなかったっけ?私入学式の時犬の事をかばって車に轢かれたんだよ。その犬の飼い主が由比ヶ浜だったんだよ」

 

 

戸塚は少し驚いたが本題に戻る

 

 

「で、少し考えたんだ。そしたらこう思っちゃってさ。事故の時の罪悪感で、ぼっちを憐れんで話してくれてるんじゃないかってね」

 

 

だから私は

 

 

「もしそうだとしたら無理して話しかけてくれてるってわけでしょ?だからこれから無理をさせないように」

 

 

今まで受け取った優しさを

 

 

「事故のことを悔やまなくていいよと伝えるように…話しかけないでいいよって言っちゃったんだ」

 

 

裏切ったんだ

正直、これは自分でも思うけど勝手な解釈…実際どう思ってるかは本人に聞かないとわからない

でも…気に負ってまで話しかけられるのは私も嫌なんだ

そう、これは私の自分勝手。そして自己満足

そう思う度に私は最低な奴ってつくづく思う

 

 

「…ねえ比企谷さん」

 

 

戸塚が私に声をかける

顔を戸塚の方に向ける

 

 

「多分その考え…間違ってると思うよ?」

 

「…慰めは要らないよ?」

 

「そうじゃなくて」

 

 

戸塚は首を横に振って否定する

慰めじゃなかったら…何?

自分の考えを否定されたせいか少しイライラが募る

 

 

「きっと由比ヶ浜さんはそんなこと考えながら話してるわけじゃないと思うよ?」

 

「ったく、お姉ちゃんはいつも裏を考えすぎなんだよ」

 

 

戸塚に続いて小町も話し始める

…小町に関してはあまり由比ヶ浜見てないよね?

 

 

「まず一つ目、ぼっちを憐れんで話しているならなんで一年生の頃に話されなかったの?」

 

「教室でぼっちのやつと話しかけるのは誰だって嫌でしょう?」

 

「お姉ちゃん、それだったら教室外は?」

 

 

…確かに、簡単なところを見落としてたかもしれない

追い打ちをかけるように戸塚と小町は続ける

 

 

「二つ目、普通の会話の時、由比ヶ浜さんは嫌々話してるように見えたの?」

 

「…見えなかった」

 

 

思い返しても出てくるのは曇りのない賑やかな顔

悩んでなさそうな、楽しんでるような顔ばかりだった

 

 

「最後に一つ、お姉ちゃん今後悔してる?」

 

「…うん、とてもね」

 

 

私のせいで傷を勝手につけて、勝手に離れて…

本当に何がしたかったのかな、私

すると笑顔をつくりながら戸塚が

 

 

「なら仲直りしないとね。その為に今からでも頑張らなきゃ」

 

 

中途半端な私が仲直り…か

それで今回の罪滅ぼしになるなら、私は

 

 

「うん、頑張るよ。私」

 

 

喜んでやるよ




はい、16話目なのです
言わせてください、俺ガイルじゃない!!
俺ガイルは個人的には
シリアス4割、ラブコメ4割、ギャグ2割がいいかなと思いますが…どうなんですかね?

前書きにも書きましたがこの回…というか何話か自分の好みじゃない話の書き方がありますので由比ヶ浜と仲直りしたあたりで一度全話書き直すと思います
その時は1日か2日小説書くの休むかもです

業務連絡終了。
Twitterの方でまだアンケートしてますので投票していただくとありがたいです
では、サラバダ〜ノシ

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