私はただ生存率を上げたい   作:雑紙

5 / 28
今回はすこしシリアス気味です


七日目~(空白)~十六日目まで

 配属七日目

 

 フェンリル極東支部に配属されてからちょうど一週間。私の名前は筒井マモルである。歳は十七。生年月日は四月四日。好きなものは休み。嫌いなものは緊急事態。自分のペースを守りたい私にとって、急かされるのはあまり好きではないのだ。

 

  今日も私という存在はしっかりと確立している。善きかな善きかな……もちろん狂ってしまっているわけではない。眠っている間にアラガミに襲われたり何かしらの要因で死んでしまったりするパターンもゴッドイーターでは珍しくはないはずなので、生きて起床出来ることに毎日安堵している。

 

  ここは施設内だから安全だ、と断言することは私にはとてもできない。万が一人類ではどうしようもないアラガミが極東支部に攻めてきて、いつの間にか私が食われていたりガレキの下敷きになっていたりすることもありえない話ではないのだから。……いや、それだと外住区の住人達にも当てはまるか。

 

  うーむ、何やら朝から暗い雰囲気を纏ってしまった気がする。こんな時は運動で発散するに限る、というわけで軽い依頼を受けてこよう。手始めに小型アラガミ三十匹狩りとかあるといいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の任務は一人で倒せたら一人前の大型アラガミ、ヴァジュラの討伐だった。虎、ライオンのようないかにも凶暴なアラガミで、そこそこ素早く雷を扱ってくる。今までの相手とは一風違う、しかし普通のゴッドイーターなら難なく倒せなければならない相手だ。

 

  討伐メンバーは私にユイ、コウタとソーマさんとなっているが、緊急の為にサクヤさんもついてきてくれている。マモルがいるなら心配はないだろうけど、というサクヤさんの言葉に私は抗議しようとしたが、ユイとコウタ、更にはソーマさんまで同意の意を示したので何も言えなかった。皆は何か勘違いしていないだろうか……私は大して強くもないし目立った功績もないのに。むしろダメなところを叱られてばっかりではないかと言うと、こいつは一体何を言ってるんだという目で一斉に見られてしまった。私は第一部隊の面々にまで嫌われているのだろうか。

 

 

  ヴァジュラを捕捉し、私達は息を整えて戦闘に入った。いつも通りにまずはユイとコウタが遠距離からの先制射撃、こちらに気づいて振り向いたヴァジュラの顔にソーマさんがバスターのチャージクラッシュを炸裂させる。タイミングはバッチリで、額に傷跡をつけながらヴァジュラはよろめいた。あんなでかいものをよくもまあ軽々と扱えるなあとソーマさんを横目で見つつ、私はというと後ろにまわって尻尾を切り落としていた。悲鳴を上げて倒れ込むヴァジュラ、そこに数多のバレットが打ち込まれ再びソーマさんのチャージクラッシュも振り下ろされる。私もちょうどそこに尻があったものだから放射弾をぶち込んでいたのだが、さすがはヴァジュラというべきか。起き上がりざまに雷をまとったドームを周囲に展開させ、放電。私達の包囲をすぐさま解いた。

 

  そして向かってきたのは真正面にいたソーマさん……ではなく、真後ろにいた私だった。前にいた三人は一瞬驚き、そして対応が遅れたことに気づいて急いでこちらへ向かってきてくれるがソーマさんでもワンテンポ遅い。やはり、あの逆流放射がかなり効いたのだろうか。ヴァジュラが憤怒の表情なのが見て取れた。まあ、私でも同じようなことをされれば切れるから当たり前だろう。

 

  飛びかかってくるのをバックステップで回避、放出される雷球を跳んで軌道から逃れつつ、銃身を逆側に向けて爆発弾、宙にいた私の身体は一直線にヴァジュラの元へと辿り着き、素早く変形した神機の刀身をヴァジュラの額にこれでもかといわんばかりに突きつける。刀身の三分の一ほどが深く入り込み、ヴァジュラは大きな悲鳴を上げつつ再び周囲にドームを形成してきた。――ただ、それは私が跳んだ時点でするべきだったと思う。

 

  バスターブレイドにチャージクラッシュという固有の技があるように、ロングブレイドにもインパルスエッジという固有技がある。刀身状態から弾を……今の私の神機の状態の場合、爆発を起こす技。それを容赦なく発動した瞬間、ヴァジュラの額は爆発し大量の血が吹き出た。その反動で私の神機は引っこ抜けたので一石二鳥である。

 

  大きくよろめき悲鳴を上げるヴァジュラ――まだ生きている――に、ソーマさんと前衛に上がってきたユイが同時に切りかかった。目を潰されて闇雲に爪を振り回すヴァジュラだが、その足にコウタの弾丸連射がクリーンヒットし、バランスを崩し転倒する。大きな的と化したヴァジュラに、私達三人は容赦なく刀身を振るい続け、最終的に三人同時に薄くなった首を狙いうちすることで討伐は終結した。

 

  素材をもぐもぐした後、みんなでハイタッチをした。ソーマさんだけは乗ってくれなかったが。サクヤさんは客観的に見た点から良かったところと悪かったところをそれぞれに述べてくれたが、私の時だけ「ちょっとは自己を省みなさい」と真剣な表情で言った。頭上には疑問符が浮かび上がった。恐らく神機を突き刺した時なのだろうが、私はあそこでインパルスエッジを放った方が下手に回避するよりも生存率が高いと判断したので行ったのだが……ダメだったのだろうか。他の皆も同じような目で私を見ていた為、気をつけますととりあえずの返事をしておくことにした。うぅん……ゴッドイーターの道は険しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (しばらく空白が続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 配属十二日目

 

 少し気分は優れないが、習慣となっている為書いて置かなければならないだろう。

 

  まず結論から言うと、リンドウ隊長が行方不明となってしまった。更にアリサが意識不明となっている。

五日前、私達五名はヴァジュラ討伐後周辺の調査にあたっていた。その際、別の任務を受けていたらしいリンドウ隊長とアリサと出会い贖罪の町……一区域に二部隊がかちあうという本来ありえない状況が起こったのだ。

 

  混乱はしたもののリンドウ隊長の指示によって早々に調査を終わらせることになり、私達は教会の外を、リンドウ隊長とアリサの二人は中を調べることとなった。そして、少し経った時アリサの悲鳴と何かが崩れる音がしたのだ。ユイとサクヤが何事かと中を確認しにいったとほぼ同時に、見たことのないアラガミ……ヴァジュラに女の面がついたかのようなきみの悪い連中が姿を現した。その数は四体……場所も悪く、時間をかければ囲まれて逃げ場を失ってしまう状況だった。

 

  中を確認しに行くと、アリサが茫然自失となって崩れ落ちており、奥へと続く入口が瓦礫によって封鎖されていた。中に閉じ込められているリンドウ隊長から言い渡されたのは、アリサを連れてアナグラに戻る緊急命令。私達の実力ではこの場のアラガミを残滅することは出来ず、共倒れになることを見越してのことだったのだろう。私は歯をかみしめながらも嫌がるサクヤさんを説得しつつ連れていき、ユイがアリサを運ぶ形で隊長を除いた私達第一部隊はその場を離脱した。ただ、あのアラガミ達もそう簡単に獲物は見逃してくれる事はなく私は少々痛手を負ってしまい意識を手放し……目が覚めた時には病室のベッドに横たわっていた。

 

 

 オラクル細胞のおかげで普通よりも治癒力は高くなっており動けるようにはなったが、それでも後三日間は安静にするようにとのことだ。私も下手に活動して治療期間が伸びるのは勘弁して欲しいので素直に従っている。

 

  ロビーに向かうと防衛班のゴッドイーター達がツバキ教官と何かを話していた。リンドウ隊長捜索の手助けをしたい……と訴えていたようだが、人員を割くことが出来ないと一蹴されてしまった。ツバキ教官は表情こそ変えていなかったものの、悲しみを必死に隠していると私は感じ取れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私が起きたことを喜び、さらにいたわってくれたエリックさんとロビーで話をしていると丁度第一部隊の四人が依頼から帰ってきた。私を見た瞬間、四人共が各々異なる驚き方をして見ている分には面白かったのだが、まずはヘマをしたことを謝ろうとした瞬間ユイとコウタが涙目になりながら抱きついてきた。不意なことに態勢を整えることが出来ず、ぼふんとソファーに倒れ込んでしまって激痛が走った。二人が私の復帰に感動したことでの行動なので、怒るに怒れずむしろ心配をかけさせて申し訳ない気持ちになる。しかし二人揃って「ごめんなさい」と言われた時は一体何に対する謝罪なのかと困惑した。とりあえず「謝ることは何も無い」と言っておいた。

 

  ソーマさんは不貞腐れた顔で、サクヤさんは安堵した顔で接してくれたが、そのどちらにも陰はあった。……リンドウ隊長の捜索は難航しているそうだ。

 

  私も一刻も早く捜索に加わることができるよう戦線復帰しなければ。リンドウ隊長程の腕を持った人がいなければ、私のようなゴッドイーターの生存率は著しく落ちてしまう。隊の士気も落ちて更に下降する為、何としても帰ってきてほしい。……それに、有象無象の私と違い悲しむ人は多くいるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 配属十三日目

 

 

 

 

 

 

 

  任務から帰ってきたユイと共に、私はアリサのお見舞いに向かった。なんでも、昨日はアリサの様子が良くなくオオグルマという主治医の先生に止められたそうだ。今日は強い鎮静剤をうっており意識を取り戻すことはない、と言っていたのだが私とユイがそっと手を添えた刹那、頭の中に見たことのない光景が断片的に広がり、まるで呼応するかのようにアリサが意識を取り戻した。

 

  オオグルマは焦った様子で病室を後にしたのが気になった私は、ユイに断って少し後をつけた。なにせ、医者ともあろうものが病人がいる部屋でタバコをふかしていたのだから……疑わない方が無理がある。

 

  病室のすぐそこで、オオグルマは誰かと通話していた。誰と話しているのかは分からなかったが、あの現象が新型同士の感応現象と呼ばれるものだということは分かった。……今後もオオグルマには注意をしておいた方が良さそうだ。

 

  病室に戻ってきた私はこのことを二人に伝えなかった。アリサを下手に混乱させるのは不味いし、捜索に力を入れているユイに別のことを考えさせるのも良くないと思ったからだ。そうして二人と他愛もない会話をしながら、その時間を過ごした。アリサの私を見る目がどこか元気がないような気がしたのだが、気のせいだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 データベースを調べてみたら案の定あった。珍しい事例のため情報は少ないようだが、それでも十分な収益だった。

 

 感応現象。

 新型神機使い同士や適合外神機と神機使いが触れ合うことで起こりうる共鳴に近い現象。詳細は未だ不明。

 新型神機使い同士での感応現象で確認されているのは、お互いの記憶の一部が垣間見えること。

 

 つまり、あの光景はアリサの記憶というわけか。一瞬だけ写ったあの見たことのないアラガミ……どうやら、アリサもなかなか重いものを背負っているようだ。私達でなんとか出来ればいいが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  配属十四日目

 

 

 今日を持ってリンドウ隊長の捜索は打ち切られることになった。腕輪のビーコンも生体反応も消失し、消息不明・除隊扱い……つまり、死亡として扱われたも同然である。私達は納得出来なかったが、私は何も言うことが出来なかった。何せ捜索に一度も出ていないのだ、口を挟む権利はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ユイと共にアリサの病室に向かい、感応現象について説明する。眠っているアリサの過去を勝手に見るのは気が引けるが、なにか力になれることがあるかもしれないとユイと覚悟を決めて再びアリサに手を添える。

 

  そして、感応現象は起きた。幼い頃のアリサと、その両親と思われる男女。見たことのないアラガミが両親を喰らう様が、アリサの視界から見て取れてしまった。

 

  ゴッドイーターとなり戦うことを決意するアリサ。その後、憔悴しきったアリサに語りかけていた男。その男が両親の仇であると指さしたのは……雨宮リンドウ隊長。アラガミどころかそれを討伐するゴッドイーターである、彼だった。

 

再び意識を取り戻したアリサは己の過去を自身の口から話してくれたが、やはり精神状態はまだ安定しきっていない。おそらくこの場に適しているのはユイだろうと私は一人去ろうとしたのだが、何故かアリサに「少しの間でいいから一緒にいて欲しい」と頼まれた。何故、と理由を尋ねたかったが否定する必要性が感じられなかったので二つ返事で承諾する。

 

  なんでも、私とユイから温かい気持ちが流れてきたとかなんとか。ユイなら分かるが、私に温かい気持ち……うーむ、見当がつかない。可愛い女性二人が近くにいて少しドキドキしているというのなら分かるのだが。

 

  明後日にはアリサも原隊復帰できるそうだ。私もとうとう明日で復帰……大分ブランクがあるので私の身体能力に不安が残るが、ヴァジュラ程度なら何とかなるだろう。

私達は軽く話をした後に病室を後にした。ユイの表情が固かったのでリラックスするように言うと、笑顔で謝礼を述べてくれた。うん、やはり人の笑顔は良いものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配属十五日目

 

 

 戦線に早速復帰した私だが、コウタとユイ、さらにソーマさんにまで叱られるという事態に陥っていた。何故だ。受けられる依頼の難易度が上がっていたので手始めにヴァジュラで肩慣らしをし、 次にボルグ・カムランと呼ばれる盾をもった蠍のようなアラガミと交戦。その依頼中にシユウが乱入してきたので適度に相手をして、もう一度ボルグ・カムランの依頼を受けて素材をゲットした後にヴァジュラの素材が欲しくなり依頼を受けようとしたところでストップがかかった。迷惑をかけないよう一人で行ったのに、何故怒られてしまうのだろう。

 

  確かに一度目のボルグ・カムランはデータベースの情報のみで戦っていたが、盾だの尾の針だの相手の武装を全て破壊すれば何の問題もないアラガミだったし。ヴァジュラに関しては既に一度戦って強さも大体計り知れているので一人で行っても問題は無いと思ったのだが。ようやく私も普通のゴッドイーター基準にまで来たのだと感動していたらこれだ。

 

  「病み上がりなのに何してるの馬鹿なの死ぬの」とユイ。「いやもうお前馬鹿だろバカに違いない」とコウタ。反論しようとしたらソーマさんから殺気が滲み出て本当に怖かった、死ぬかと思った。

 

  しかもユイさんに限っては「私達信用ないの」と涙目になる始末。何でだろう、全然そんなことないのにやること全てが裏目に出ている気がする。

 

  結局、依頼を受ける時は必ず第一部隊のメンバー誰か一人は同伴させるという条件で許された。私の生存率はそこそこ高いので安心させられると思っていたのだが……まだまだ低いというわけか。頑張らなければ。

 

  それと、サクヤさんの体調が優れていなさそうだったのでツバキ教官にリークした。同じように思っていたようで、サクヤさんはしばらく休暇をとることになった。……やはり、リンドウ隊長のダメージは大きいのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

依頼を済ませた後、私とユイはサクヤさんのもとに訪れていた。昨日のアリサの話をする為だ。感応現象のことについて説明し、過去にリンドウ隊長の死が仕組まれたものである可能性があることを伝えた。サクヤさんは考え込むような仕草をした後、頭を下げてお礼を言うと、アリサのそばにいる様私たちに促す。勿論、そのつもりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 病室でアリサの話を聞いて出ていったサクヤさんを私は追いかけ、相談した。アリサの暗示が一体誰によるものなのか、何の目的でそのようなことをしたのか。だが、前者の方はサクヤさんの考えと私の考えが一致していた。

 

 

 ――主治医のオオグルマダイゴだ。

 

 

  あくまで予測にすぎないが、可能性は高い。

 

  更にサクヤさんから、リンドウ隊長のあの日のミッション履歴が消されていることが分かった。支部ぐるみの可能性もある、ということか。

 

  ……どうやら大変なことに巻き込まれてしまったらしい。最も、ゴッドイーターになってしまった時点で理不尽なんて許容しなければならないのだけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  エリックさんから紙袋を渡された。中身を見ると、そこには女物の私服が大量に詰め込まれていた。あと下着も。プレゼントだと言っていたが……誰かのプレゼントと間違えたのだろうか……? 明日返しに行かなくては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  配属十六日目

 

 アリサが原隊復帰を果たした。威圧的な態度はなくなり、むしろなくなりすぎて意気消沈しているかのような調子になってしまったが前よりも全然接しやすかった。実戦にいつはいるかはまだ決めていないらしい。

 

  私とユイ、コウタがアリサと話している途中で不躾な奴らが陰口を言っていた。今にも飛びかかりそうだったユイを留めるのには苦労した。アリサはコウタに笑いたければ笑えばいいと自嘲気味の態度をとったが、コウタは自分だけでなく私達も笑わないことをはっきりと言い渡した。

そこまでは良かったのだが、リンドウ隊長の行方不明の原因となったアラガミのことについてなど余計なことを話してくれた挙句丸投げしたのはマイナスだった。……そういうところさえなければなあ。

 

  そして、アリサは今度こそ自分の意思で大切な人達を守る為に戦うために私達に戦い方を教えてもらいたいと願い出た。教える……それは私にとって大分困難な課題だ。

 

  私の戦闘スタイルは安全第一。小型や中型、慣れた敵にはその通りではないが、見たことのない大型などを相手にする時は一気に殺るのではなくある程度弱らせておいて反撃の可能性を限りなく低くしたところをバッサリといく臆病な戦い方だ。そんなものでは守る為の戦い方にはならない、よってこの場合はユイが教えるのが適任だろう。

 

  ユイとアリサは信じられないようなものを見るかのような顔を向けてきたが、私の顔に何かついていたのだろうか。だが、一応ということで私もアリサの特訓に付き合うことになった。友人ほどの関係にはなったし、それに素材集めにもなるから問題なんてあるわけがないが。

 

  私の生存率を上げるためにも早く強くなってもらわなければ。我ながら汚い人間だなと自負しつつ、今回もアラガミ討伐に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリックさんは終始見かけなかった。……お出かけだろうか。とりあえず衣類は触れることなく放置しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  追記

 防衛班の台場カノンさんが誤射姫と専ら言われているそうなのだが、私はそうは思わなかった。むしろちょうど良いところに弾丸が当たったり放射飛行中の私の軌道を変えてくれたりとありがたいことばかりだった。今度もまた誘ってみようと思う。

 

  あと、最近では《癖だらけの変人野郎》という妙な呼び名をつけられた。……一体どういうことなのだろう。




スマホ、空白を開けられない。 どうにかなりませんかねこれ、本当……。
今回はアリサさんの改心まで。結構ペース早いかな……?
物語自体はバーストまでを考えてます。ストーリー中心でやってますので、寄り道とかは少ないかもしれません。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。