私はただ生存率を上げたい   作:雑紙

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ありがとうございます。ありがとうございます(大事なことなので2回)



三十八日目、三十九日目 筒井マモル 弐

 

 

 

 

 気がつくと、私は見覚えのある場所にいた。

 

 贖罪の町の中央部にある小さな教会のような場所。本来あるはずの入口には瓦礫が積み上がっており、完全な……いや、上部にある割れた窓グラスを除けば密室となっていた。

 その近くに壁を背にして座っている男がいた。リンドウさんだ。どうやら意識を失っているようで、呼吸はしていてもずっと目を閉じたままになっている。

 

 「僕が思い描いていた結末から、遠く離れた場所へようこそ」

 

 突然声が聞こえたかと思えば、隣にレンさんがいた。全く気がついていなかった。

 言動から察するにやはり私がリンドウさんを殺さなかったことを怒っているのだろうか。

 

 「ここはいわばリンドウの意識の中です、いるのは僕とマモルさん、そしてリンドウの三人だけ。本来なら貴方に色々と説明をしなければならないのですが……どうやらリンドウは既に目覚めかけているようですね。本当、貴方は一体何者なんですか。一気に自我を起こすなんて、普通の人間には到底できませんよ」

 

 「……えっと、どういう……?」

 

 レンさんの説明についていけない私が首をかしげて尋ねると、レンさんはやれやれといった様子で両手を振りながら口を開いた。

 

 「簡単に言えば、貴方はこの場所に来るまでに行うべきを過程を全て吹っ飛ばしたんです。全く、想定外のことだらけですよ」

 

 「……何か、すみません」

 

 かなり毒を吐かれたので落ち込む。確かに私がやったことは彼の思惑を滅茶苦茶にしてしまったし、それが悪かったということも自覚している。けれどいざ面と向かってこのようなことを言われるとへこむのは仕方ないと思う。

 

 「…………いえ。僕は今、むしろマモルさんに感謝しているんです」

 

 レンさんのその言葉を聞いて、私は「えっ」と声を漏らした。

 

 「貴方は僕が想定したことを悉く打ち破った。覆してくれた。そのお陰で、リンドウを助けられるかもしれないのですから」

 

 そう言いながらリンドウの方へとレンさんは近づいていく。

 

 「リンドウはずっとここで自分のアラガミと戦い続けてきた。でも、もう限界です。彼の意識は消えかかっています」

 

 「……あ……? お前……誰、だ……?」

 

 「……はぁ。つれないね、リンドウ。せっかくの再会なのに台無しじゃないか」

 

 レンさんはしゃがみこむと、リンドウさんの顔に優しく触れた。リンドウさんは朧気に意識を取り戻したが、目の前にいるのがレンさんだと分かっていないようだ。

 溜息をつきながらレンさんは立ち上がり、再度こちらに向き直った。その顔は、何かを決意した表情だった。

 

 「多分、これがマモルさんにする最後のお願いです。……もう一度、リンドウに戦う力を与えてやってください……」

 

 その瞬間、レンさんの身体が光に包まれる。目を閉じてその光に身体を預けるようにするレンさん、それに呼応して光もどんどんと眩くなっていく。

 視界を、この部屋全体を照らすほどの光を放った後に……レンさんの姿は消えた。代わりに私の空いた手にあるものは、一つの神機――ブラッドサージ――リンドウさんの相棒だった。

 

 実のところ、レンさんが人間ではない……仮に人間であっても普通の人間ではないということは薄々分かっていた。彼は私以外と話している姿を見かけたことは無いし、私以外の誰とも任務に行っている様子もなかった。リンドウさんの神機を渡してきた時、捕食されずに普通に持っていたことで私の予想はほぼほぼ確信に変わっていた。

 ……流石に、神機とまでは予測できなかったが。

 

 「…………なんだ、今のは」

 

 考えふけていると、リンドウさんが目覚めた。右腕を抑えながらもしっかりと立ち上がり、私の姿を確認するやいなやその顔に笑みを浮かべた。

 

 「よう、新入り。聞こえてきたぞ、お前のでかい声」

 

 「……そういえば、まだ私は配属されて一ヶ月程度しか経っていませんでしたね。新入りの枠に未だ入っているんでしょうか」

 

 「ん? あーいや、すまん。もう新入りじゃないんだったな。一ヶ月もいれば一人前だろうさ……最も、お前さんは今や隊長だがな」

 

 「全く、こんなところまで来やがって……」と呆れたような嬉しそうな表情でリンドウさんが言ってきたため、私はおもわずムッとしてリンドウさんの神機の柄を向ける。

 

 リンドウさんは少し目を見開いたが、すぐに表情を崩して神機を受け取った。

 

 「生きることから逃げるな……か。覚悟が出来てないのは、俺の方だったみたいだな」

 

 「もう大丈夫ですよね? リンドウさんのような人はみんなの基盤にもなる普通のゴットイーターなんです。生きていてもらわないとサクヤさんやアリサ、私も困るんですよ」

 

 「サクヤとアリサ……はまあ分かるとして……マモル、お前さんもか?」

 

 「はい。私も死にたくないですから、強い味方を用意したいんです。生存率の底上げは大切です。それを上げるためならどんなことだってしますよ私は」

 

 「…………っく、はは、はっはっは!!」

 

 私の言葉を聞いたリンドウさんは顔を抑えながらとつぜん笑い出した。……何かおかしいことをいっただろうか、私は単に生きたいということをいっただけなのだが。

 

 「ああなに、隠すことなく『生きたい』ってことを口に出されて自分が情けなく思ってな。マモルのことを馬鹿にしているわけじゃないさ。そうだよな、生きたいよな」

 

 「その通りです。なのでリンドウさんを連れて帰らないと私の生存率は変化しませんし第一部隊の士気も低下してしまいます、そうしたらむしろマイナスになってしまうのでどうしても生きてくれないと困ります」

 

 「……ああ。そんじゃま、生き抜くために早速カッコ悪く足掻いてみますかぁ」

 

 リンドウさんは剣を軽く振るい、こちらを見た。緊張の色は見られるものの、その口端は上がっていた。

 

 「背中は預けたぜ、リーダー」

 

 「……私に隊長は似合わないんですけどね」

 

 私達二人は神機を構える。直後、割れた窓ガラスから、一体のアラガミが教会内へと入り込んできた。――黒いハンニバル。後にハンニバル侵蝕種と呼ばれることとなる、リンドウがアラガミ化した姿だったもの。

 しかし、逆鱗が既に結合破壊していた。ハンニバルの身体に傷はない。恐らくは、レンさんが言っていた過程を吹っ飛ばしたという現象の副作用といったところだろうか。リンドウさんのいるここへすぐに来れたのだから、リンドウさんの中に潜むハンニバルも何かしらの影響を受けているということは安易に予測できるだろう。

 

 ハンニバルが黒い炎を撒き散らしながら、咆哮を上げる。それが、戦闘の火蓋を切り落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私とリンドウさんはほぼ同時に地を蹴った。

 ハンニバルとの距離はすぐに縮まるが、相手が炎を地面に叩きつけたのを確認してすぐさまステップで回避。その場に炎柱が巻き上がったのを横目で見ながら、放射弾で空中へと飛び上がり、つられて上がってきたハンニバルの顔に神機を振り下ろす。しかし、いつの間にか戻っていた両腕によって攻撃が阻まれた。こちらに向けられているハンニバルの顔から黒い炎の吐息が漏れ出してきている。

 攻撃が決まらなかった事は残念だ……が、私に気を取られている時点で失策だ。ハンニバルの身体が強くぐらつき、ほぼ同時に放たれた黒い炎弾が私のすぐ隣をかすっていった。リンドウさんが足に神機を突き刺して横転させたようだ。服が多少焦げてしまったが、元の世界に帰ったら治っているだろうか。

 

 転倒した隙を逃さずに追撃を加えようとすると、ハンニバルの身体が宙に浮いたかと思えば炎の柱を周囲へと走らせてくる。逆鱗破壊時のみに行われる高威力の範囲攻撃――リンドウさんは装甲を展開しているようだが、私にはもう、それは効かない。

 軌道を読み、ステップで安全地帯へと潜り込む。炎柱が放たれる度に軌道外の場所に移動し、三度目か放たれた直後に銃口を地面に向けて放射、宙に浮いたままのハンニバルへと一直線に向かった私は神機を捕食形態に移行させて首元へと食らいつかせる。

 

 「――――っ、らぁ!!」

 

 ゴムのように一瞬で縮こませると同時に刀身をハンニバルの首に突き刺す。どす黒い血を身に受けながらも、私はインパルスエッジを発射する。とめどない量の血が吹き出てくるが、差し込みが甘かったのか放った瞬間に神機が抜けて反動で私の身体は後ろへと下がってしまった。

 

 「ナイスだ、マモル!」

 

 首を抑えて悶え苦しむハンニバルに、リンドウさんが素早く切りかかる。暴れているせいで拳や炎、尻尾などがむやみやたらと振り回されているがそれらを掻い潜りハンニバルの身体や頭などに何度も深い切り傷を作っていく。

 空中で受身を取りながら、私も再度ハンニバルに突貫する。撒き散らしてくる炎弾を当たるものだけブラストの爆発弾で相殺しつつ、先程からびたんびたんと鬱陶しい尾を狙って一閃――その三分の二ほどを切り取った。

 

 その痛みによってか、ようやく落ち着きを取り戻したハンニバルは炎を全身に巻き上げながら勢いよく体制を整えなおし、その両手にどす黒く大きい炎の剣を作り出す。

 迅速に振るわれるそれを、私とリンドウさんはかわし、受け流し、装甲で受け止めながら対処していく。そこにハンニバルが地中からの炎柱攻撃をも織り交ぜてきたために、リンドウさんの表情に焦りが出てきた。

 

 「っ!」

 

 乱舞を終えてほっとしてしまったのか、リンドウさんはいつの間にかハンニバルが跳躍し、その手に炎の槍を持って突撃してきていることに判断が遅れた。

 が、攻撃を読んでいた私は放射ブーストでリンドウさんを持ちながら槍攻撃の範囲から遠ざけさせる。ハンニバルは次いで槍を使って攻撃を仕掛けてくるが、神機を接触―させる直前にインパルスエッジを放ちハンニバルの腕を上へと押し返す。炎の槍が手元から離れ消失し、ハンニバルに明確なスキが生まれた。

 

 「リンドウさん!」

 

 「おう!」

 

 私とリンドウさんは飛び上がり、首元――アラガミのコアがある場所に向けて刺突を放つ。ぴき、という音がハンニバルの中から聞こえた。

 

 「――終わりだ」

 

 私は最後にオラクルを全て注ぎ込んだインパルスエッジを放つ。何かが壊れた音と共に、ハンニバルは地に付した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、これだけでは終わらなかった。

 

 ハンニバルを黒い何かが飲み込んだかと思えば、その黒はどんどんと室内へと広がっていく。――これは、嫌なものだ。

 

 

 「ったく……俺も厄介な奴に好かれたもんだぜ。あくまでも俺を逃がさないつもりのようだな」

 

 「それなら逃がしてくれるまで叩きのめすだけです。普通ならそうするでしょう。最後まで付き合いますよ、リンドウさん」

 

 「ふっ……そう言ってくれると思ったよ」

 

 

 黒い泥のようなものから、何かが這いずり上がってきた。

 それは、先ほどと同じ黒いハンニバル……しかし、そのサイズは通常の何倍も大きく、簡単に室内を覆った。

 

 瞬間、繰り出される両拳に私とリンドウさんは片方ずつに装甲を展開して防御する。力も速度も桁違い……倒すのは骨が折れるみたいだ。けれどまあ、普通のゴットイーターなら倒していかねばならない相手――!?

 

 「っ、リンドウさん!!」

 

 叫ぶが、遅い。ハンニバルの口から放たれた炎の刺がリンドウさんに迫る。間に入ろうにも、この拳を止めていなければ二人共やられてしまう。脳内で最悪のビジョンが何度も思い浮かぶ。

 

 「俺は、絶対に……生きて帰るっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『そう、それでいいんだ。リンドウ』

 

 

 だがそれは、思わぬ人物によって覆された。

 突如、リンドウさんの神機が光を放ち、一人でに炎の刺をその身に受けたのだ。そして浮かび上がってくる人型の光……それは、ここまで導いてくれたレンさんその人だった。先程まで迫っていた拳も、光の壁によってはばまれ、ハンニバルの動き自体をレンさんは止めているようだった。

 

 

 「お前は……俺の……」

 

 リンドウさんはレンさんを見ながら呆然とする。言葉から察するに、感覚的に彼が自身の神機なのだと理解したのだろう。

 レンさんはリンドウさんを見て、安心そうな顔をした。

 

 『ようやく会えたね、リンドウ。今まで伝えられなかったけど、これだけは伝えておきたいんだ』

 

 レンさんは瞼を閉じながら、語る。

 初陣の時の緊張。救えなかった人への後悔。戦い続ける日々の苦悩。そして――愛する人達を守るために別れる覚悟を決めたことを。

 

 『リンドウと戦えた日々は、僕の誇りだよ。……ありがとう』

 

 

 「……ああ、俺もだ。神機使いになって、ずっと、ずっと俺を救ってくれたんだな。……感謝する 」

 

 リンドウの言葉を聞くと、レンさんは満面の笑みを浮かべた。

 

 『うん……十分だよ。十分……僕は報われた』

 

 

 その瞬間、室内に光が満ちる。巨体なハンニバルが……邪悪な黒い泥が、見る見るうちに消えていく。

 

 光が晴れた時、そこにいたのは私達三人だけだった

 

 

 

 『マモルさん、本当にありがとうございます。貴方のおかげでここまでこれた。一緒に過ごした時間、何だかんだで楽しかったです。貴方のような人は、きっとこの先一人もいないと思います』

 

 「流石にそれは……あー、でも。私みたいな落ちこぼれになる人はいない方が良いですね。私もそうなることを願います」

 

 『……うん、やっぱり。貴方の神機になるには僕だと力不足だなぁ。彼女の力には脱帽させられます』

 

 「彼女……?」

 

 『ああいえ、なんでもありません。……あ、あと、ジュース美味しかったよ。アラガミなんかよりも、ずっと美味しかった』

 

 「……そうですね。私も、初めて同志を見つけて嬉しかったです」

 

 『……ふふ。貴方……いや、君と出会えて本当に良かった。最初は怖かったけど、君は僕が考えていたより遥かに優しい人だった』

 

 レンさんは笑みを浮かべるが、それは次第に寂しいものへと変わっていく。

 

 『……話すってもどかしくて、とても暖かったよ。そろそろお別れみたいだ……』

 

 ゆっくりとレンさんはリンドウに歩み寄っていく。そして、その右手を差し出した。

 

 『バイバイ……またね……』

 

 「ありがとう、相棒。またな……また近いうちに、会おう」

 

 

 私は、愛された神機使いと、信頼された神機(相棒)の絆をこの目で確かに見届けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 配属三十九日目

 

 

 リンドウさんがアラガミ化からの生還を果たした。代償としてリンドウさんの右腕が異形のものに、そして神機のブラッドサージが故障してしまった。だが、オラクル細胞を変化させた武器――ロングとアサルトの新型に似たもの――を扱うことでゴットイーターとしての活動は問題ないみたいだ。

 

 私が目覚めたのはリンドウさんよりも後らしい。なんでも、身体的負荷が重かったのだとか。起きてロビーに向かうとユイやコウタ、アリサが涙目で寄ってくるものだからかなり驚いたものだ。

 

 そしてその後、第一部隊全員から説教を受けた。

 何でも一人でどうして無茶をするのかだとか、隊長は自分だけなのだから馬鹿な真似はよして欲しいだとか。確かにリンドウさんがいなくなった時の士気の低下は物凄かったし、そう考えると私がいなくなればリンドウさんの時ほどではないが第一部隊に何か嫌な感触を残してしまうかもしれない。それに、何も相談していなかった私にも非がある……サクヤさんやアリサのことは言えなかった。

 

 説教をしっかりと聞いていると、次いで皆から謝罪を受けた。うん、なんでだろう。

 なんでも私との距離を図り損ねてたとかなんとか……日記を読んだ影響で。私は皆への不満は何も無いし、あったとしてもかなりしょうもないことだと思うのだが……いや、うん、やっぱりないな。

 私は何も気にしていないことを伝えたのだが、納得してもらえたのかどうか不安だ。折角リンドウさんを助けたのに第一部隊が嫌な雰囲気包まれて士気が低下して私の生存率が下がってしまったら意味が無いではないか。

 

 第一部隊のことに関する報告はいくつかある。まず、サクヤさんとリンドウさんが付き合う事になった。私も少しお手伝いした。そう、少しだ。ほんとだよ。これで私の生存率を安泰だ。

 

 その時にサクヤさんとリンドウさんから自分も頑張れよという言葉を貰ったが、何のことだろうか。隊長職のことだろうか。リンドウさんに隊長をまたやって欲しいとおねがいしても聞いてもらえなかったので少しへこんだ。

 

 「今の第一部隊の隊長はお前にしか務まらない」だそうだ。

 

 どうしよう。私のせいで第一部隊がおかしい事になってしまっているというリンドウさんの怒りの暗示にしか聞こえない。だから隊長は無理だとあれほど……。それでも、私は今もなお第一部隊隊長を続けているが。理由としては皆からいわれたから、としか言えない。

 

 

 

 そして、もう一つ。ユイが第一部隊の副隊長として任命された。私としても喜ばしいことだ。実質ユイが第一部隊の隊長でもいいと思う。というよりそうしてほしい。

 

 「一緒に頑張ろうね」といったユイの笑顔が眩しかった。一緒の部分をやけに強調していたが、期待はしないで欲しいものだ。

 

 副隊長就任祝いが明日開かれるらしい。せっかくだし、何かプレゼントでも持っていくべきだろうか。誰かにプレゼントを送ることなんて初めてだから……下手をすれば亀裂を生むかもしれないが。いや、大丈夫、大丈夫。アリサやコウタにも相談するし、うん。

 

 

 

 そういえば、レンさんが神機の精神体だということが分かったが、私や他の人の神機は精神体になったりしないのだろうか。何かしらの条件を満たさないと駄目とか……あのふたりの様子を見る限り、神機使いと神機がお互い信頼しあっていないと駄目、とか。

 私は神機を大切にしているし、信頼しきっている。戦場で一番頼れる相棒だし。でも、神機側からすると私はどうなのだろう……レンさんは力不足と言っていたけれど、私は普通の使い方をしていると思うのだけれどなあ。もし相棒と話せる機会があったら聞いてみたいところである。

 

 

 

 

 

 何はともあれ、こうしてリンドウさんのアラガミ化事件は終わった。暫くは平穏が続けばいいが、ゴットイーターという職についている限りそんなものはないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 願わくば、私の…………皆の生存率が、上がりますように。




 バースト編、終了っ。やっぱり早かった。……で、でも何よりも早さがって兄貴が言って(何でもないですごめんなさい。

 リザレクション編に移行するか2に移行するかまだ考え中です、故、暫くは小話に専念することになりそうです。


 活動報告の方でまたなにかありましたら用の募集をさせて頂こうと考えてます。

 いつも読んで下さりありがとうございます。感謝の限りです。

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