やはり俺がラブライブの世界に異世界転移するのはまちがっている。   作:ちい太

5 / 9
間隔あけすぎちゃって本当に申し訳ない限りです。

不真面目な学生であるので課題が…ね。

今回も全員が満足できる!といった文章にはなってはいないでしょうがそうなるのを目指して頑張っていきます!

応援してくれるとありがたいな!コメントやらなんやらしてくださると自分のモチベが上がります。


第七話

時刻は五時。緩やかな風を感じながら、ドアに鍵を差し込む。

 

「ガチャ」

 

もう少しは聞きなれた音がしてドアを開く。靴を脱いで机にバッグをドサッとおく。

 

今から夜飯作るの面倒くせぇな、と若干力を入れてギュッと目をつむる。少し疲れてんな、そう思った。

 

×            ×          ×

 

明日から土曜日だ。あの人の話によれば小町からコンタクトがあるらしいがどうなんだろう、と思いつつこの一人では少し広すぎる部屋を見て少し悲しくなった。

 

「はぁ…。」

 

また溜息を吐いてしまったことを後悔しつつ俺は眠りについた。

 

 

ピンポーン、ピンピッピピピピピピピピンポーン

 

俺はけたたましいチャイムの音でゆっくりと目を覚ました。全くやめてくれ、なんでこんな早い時間に……俺は朝(11:00)弱いんだ、そう思いつつドアへ向かう。こんなチャイムの鳴らし方をするやつ俺の交友関係にいたか?いやいない。俺は頭をかきながらドアを開けた。

 

「ちょっとお兄ちゃん。迎えに来てくれるって言ったじゃん!小町的に超ポイント低い!!」

 

は?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はそんなこんなで小町を家の中に招いていた。何をしてくるのだろうと思っていたが、まさか会いに来るとは。

 

さっきからお兄ちゃんにしてはセンスいいねぇ~と上から目線で宣っているが、まったくもって言い返す言葉もない。これ俺が用意したものじゃないしな。俺は小町に呼び掛けて椅子に座るように言う。小町は聞き分け良く座ってくれた。さすがラブリーマイシスター小町ちゃんである。俺は小町にコップに注いだお茶を差し出して、質問をした。

 

「んで?なんでお前はここに?」

 

大方予想は付いているが、一応聞いておかなければ。

 

「え、本当に忘れてたの?さすがにひどすぎるよ~。一週間前にそっちに行きたい!っていったら渋々だったけどいいよって言ってくれたじゃん!」

 

やはりか。俺は基本的に用事などないのである時は忘れることなどないが、一週間前だと別だ。だってその時俺は俺じゃなかったんだから。なんかこの文かっこいいな、とくだらないことを考えていると、小町がよりいっそうムッとした顔をする。俺そんな顔に出やすいんだろうか…。

 

「すまん。忘れてた、一週間すごいことが起き過ぎてな。迎えに行けなくてすまなかった。」

 

そう謝ると小町があははと笑ってこう言った。

 

「迎えは別に頼んでなかったんだけどね。」

 

くそっこいつと思っていると小町がそのすごいことって何?と続けて聞いてくる。あぁめんどくさいことになった、会話スキルがなさすぎるせいだ、どうごまかそう。と考えているとポケットに入れていたスマホが震える。なんだと思って確認すると希からだった。うれしいけど今はタイミングが悪い!、そう思ってまたポケットにスマホを隠すように入れる。

 

なんだったの?と小町が聞いてきたがいつも通り商品紹介だよ、と返す。すると俺の顔から嘘でも読みとったのだろうか、にやりと顔を歪ませる。小町ちゃん、そんな顔しちゃいけませんよと脳内つっこみをしていると小町はこう言った。

 

「嘘はいけないよ!おに~ちゃん!」

 

我ながらこわい妹である。嘘なんか言ってねぇと苦し紛れに言うと、スマホをポケットに戻すのが速かったという証拠を突きつけられ御用となってしまった。小町にラインを見られて希先輩ってかわいい?かわいい?と聞かれたが全力でスルーしておいた。

 

それから「希のチャイムたくさん鳴ってたけどどうしたの?」という文に「うるさい妹が来たんですよ。」と返し、小町に怒られた。

小町は今から遊びに行きたいらしい、なんか知らんが罰で俺もついていくことになってしまった。俺はおすすめの場所連れて行って!と言われても困るのでこう言う。

 

「小町、俺は外に極力出ないからここら辺のことは知らんぞ。」

 

実際そうだしな、まだ来て一週間もたっておりません。

 

「一年間もいて!?あ、じゃあ、その希先輩って人も連れて行けばいいじゃん!」

 

とピンとひらめいたような小町にいわれ、こいつまだ会ってもない人に勇気ありすぎだろと思った。思っただけでもちろん断ったのだが脅しをかけにかけられて、横暴だ!と言ったのだが俺の糾弾は認められずとりあえずお誘いだけしてみてよ!と言われてしまいしょうがなくメールを送る。

 

<妹の小町が俺が役に立たんので希先輩に東京を紹介してほしいと言ってるんですがどうでしょう。全然断ってくれてかまいません。むしろ断ってください。>

 

すると小町は断ってくださいの所をきれいに消し、その文を送ってしまった。断られたら黒歴史確定だ……と思っていると小町はフフンと言いながら憎たらしい顔をしている。その顔を見ているとまたスマホが震えた。確認してみると

 

「準備に時間かかるけどそれでいいならいいよ」

 

と書いてあり、俺は「ありがとうございます。準備できたら言ってください」と返した。それから1時間経たないくらいだろうか、さっきとは違って静かな家のチャイムがが鳴った。

 

小町がは~いと言ってドアを開ける。すると小町は希を上から下まで見たあと俺を見てえ!?という顔をしていた。なんて失礼な奴だ。

 




これからは文章がだんだんと短くなる可能性があります。許してね。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。