ハイスクールD×D 英雄の力を使うもの 凍結   作:鯵の干物

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黒い龍VS赤い龍⁉︎

俺が黒い龍になり、覇龍と化した一誠の所に向かう。

 

『ガァァァァァァ!!!』

 

一誠は、俺を睨みながら咆哮をあげる。しかし、俺は怯まず、一誠の首に、容赦無く噛み付く。

 

「テメェ!!!あんだけ俺を否定したくせに、テメェは復讐をするのかよ

!!!」

 

俺は攻撃しながら、一誠にそう叫ぶ。しかし、一誠はアーシアを亡くし、嘆くように咆哮する。

 

「そもそも!!!アーシアが死んだのはぁ!!!テメェらがディオドラの計画に気付けなかったからだろが!!!」

 

俺はそう言いながら、一誠を大きな鉤爪で攻撃する。

 

「前にも言ったよなぁ!!!この世の全ての不利益は当人の能力不足!!!アーシアが死んだのは、テメェらが弱ぇからだろうが!!!」

 

俺はそう言うと、距離を取り、呪いを込めたブレスを吐く。

 

「そんなに大事なら…綺麗な宝箱に入れて保管すればいいだろうが!!!何かを失うのが怖いなら…こんな戦いに…来るんじゃねぇ!!!」

 

俺がそう言うと、一誠の翼が、青く光る。

 

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クソ!あの野郎…ヴァーリの半減の力を…

 

「こんなもんで……俺の呪いを抑えられると思うなぁ!!!!!!」

 

一誠によって俺の力が半減する中、俺そう叫ぶと、龍から二本の角が出る。すると、翼から呪いの鱗粉が出る。

 

「ガァァァァァァァァァ!!!」

 

俺は、一誠に向かって威嚇を込めた咆哮をする。

 

「お前は覚悟が足りねぇ!!!戦いっていうのはなぁ!!!何かを失う事は当たり前なんだよ!!!俺は復讐のために俺の人生を失った!!!全てを復讐に捧げたからな…テメェも何かを失う覚悟を持たねぇと、俺には勝てねぇ!!!!!!」

 

俺がそう叫び、一誠の胸を殴る。すると、一誠の胸の緑の宝玉に亀裂が入る。そうして、リアスの説得が効いたのか、一誠から、龍の鎧が砕けた。

 

「屈服完了〜」

 

俺はそう言いながら、泥を解く。すると、ヴァーリ達が空から降りてくる。

 

「まさか、覇龍と互角に戦うとはな…是非君とも戦ってみたいものだ…」

 

空から降りてくると、ヴァーリが嬉しそうにそう言う。

 

「疲れるから勘弁だ…」

 

俺がそう話していると、姉さんが俺に声をかけてくる。

 

「禊…ありがとね…私のお願いを聞いてくれて…」

 

俺は、久々の姉弟らしい会話が嬉しかった。

 

「まぁ、今日は偶々目的と合致したものだったからね…そうじゃなかったら無視してたよ…」

 

俺がそうそっぽを向きながら言う。しかし、姉さんは俺の手を握る。

 

「それでもだよ…ありがとう…」

 

クッ…妙に照れくさいな…

 

俺と姉さんが話していると、咲、メディア、雁夜の三人がこちらに来る。

 

「兄さん!!!大丈夫ですか?どこか怪我は!!!あのカードは危ないから使わないでって言ったじゃないですか!!!」

 

咲は、俺を見つけると抱きついてくる。また泣かせてしまった…

 

「あぁ、俺は大丈夫だ…心配するな」

 

俺がそう言うと、メディアさんが俺の頭を杖で叩く。

 

「イタッ!」

 

「心配するな…じゃないわよ…全く…咲ちゃんをなだめる…こっちの身にもなってもらいたいわ…」

 

そう言うメディアに雁夜も続く。

 

「そうだぜ!俺たちのリーダーがこんなとこで死なれちゃ困るしな…まぁ

最悪は爺さんに頼むけど…」

 

えぇ!蟲地獄は嫌だから気をつけよう…

 

すると、姉さんが雁夜を見てつぶやく。

 

「雁夜くん…」

 

そう言う姉さんに、雁夜も続く。

 

「お久しぶりですね…彩乃さん」

 

「君も…復讐を…」

 

そう聞く姉さんに、雁夜は答える。

 

「まぁ、ぶっちゃけると、そこまで復讐には拘ってません。俺の場合、復讐相手が個人だし、しかも、そいつは殺したし…でも…俺は禊について行きますよ…俺はこいつの掲げる理想に心打たれた。思い上がった悪魔共に、正しい絶望を与える。俺はこれを禊達と共に実現する」

 

「そう…」

 

姉さんと雁夜の会話が終わると、俺は一誠の元に向かう。

 

「よぉ〜一誠君!どうだった?復讐をしてみて!!!あんだけ俺を否定したくせに、自分だけは復讐をした気分はどうかな?楽しかった?それともかなしかったのかな?興味津々で…堪らないよ」

 

俺がそう皮肉を込めて言う。すると、一誠は何も言えなくなる

 

「俺を止めるって事はなぁ!!!あの時…お前が覇龍になった時感じた心の痛みを持つものの生きがいを奪う行為だ。わかるか?復讐に囚われるような奴がな…俺を止める権利なんかねぇんだよ!!!」

 

俺はそう言い残すと、咲たちと共に、アジトに戻った。

 

 

 

緑色の破片を持ちながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、アジトに帰還すると、魔法陣の書かれた部屋にいた。

 

「さてさて…召喚を始めましょうか…」

 

俺はそう言うと、魔法陣の近くに、先程持って帰ってきた緑の破片を置く。

 

「上手くいくかな?」

 

そう呟くと、魔法陣の中心に何も書いてないカードを設置し、呪文を言い始める。

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には我が大師 四条高貴」

 

「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国の三叉路は循環せよ」

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)繰り返すつどに5度。ただ、繰り返す刻を破却する」

 

「Anfang」

 

「ーーーーーー告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。運命の杯の寄る辺に従い、この意、この理に従うのならば応えよ」

 

「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰るもの!!!」

 

 

「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!!!」

 

俺がそう叫ぶ。すると、そこには、何も書いてなかったカードに、バーサーカーの絵が表示されていた。そして…真名は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーサーカー 銀城龍牙

 

 

 

 

 

 




いや〜今回は短めです…どうしよう…原作が紛失したので、アニメ版で書いていたけど…ここからは、ガチで原作見つけないと書けないwwwwもしかしたら、次の更新は、かなり遅れるかもしれません!!!そして、最後のクラスカードの真名…先代の赤龍帝のカードにしようと思い、名前を考えたのですが思い浮かばず、私が前に書いた半凍結状態の作品、ハイスクールD×Dウロボロスの眷属の主人公にしてしまいました!!!一応、読んでくれた方に説明します。銀城くんは、この世界では、復讐を果たせず、100年前に死んでます。シャルロットに関しては、銀城を失った悲しみで死んでます。俗に言うバッドエンドっていうやつです。

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