ハイスクールD×D 英雄の力を使うもの 凍結   作:鯵の干物

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突きつける真実…悪魔の醜さ

ロキの件から数日が経ち、どうやら、旧魔王派の奴らが行動を起こすらしい。ヴァーリ達は、どうやら次元の狭間に探し物に行くらしいし、曹操は曹操で、どっか行くし、あとは頼んだとか言うし…

 

「はぁ〜ディオドラっていうクズの目的は、アーシアらしいし…姉さんに万が一の事があったら…はぁ〜こんな事ならさっさと攫ってくればよかった…でも…嫌われたくは無いし…仕方がない…行くか…」

 

俺はそう言うと、俺のチームのメンバーに声をかけに行く。

 

「お〜い…みんないるか?」

 

俺がそう言いながら、部屋に入ると、みんなが返事する。

 

「なんかしら?坊や」

 

「どうかしましたか?兄さん」

 

「仕事か?禊…」

 

そう返事するみんなに、俺は冥界に行く事を説明する。

 

「そうですか…冥界…」

 

咲がそう呟く…どうやら昔の事を思い出しているらしい…どうやら、咲の記憶は、家族と悪魔に攫われた事しか記憶に無いらしく、犯された記憶は、完全に破損しているようだった。まぁ、思い出したら出したらで、俺が記憶を消すのだが

 

「まぁ、良いんじゃないかしら…坊やのあの実験の為にも、赤龍帝の力が必要らしいし…」

 

メディアは、少し考えながら呟く。

 

「そうか…雁夜は?」

 

俺がそう聞くと、雁夜は頷く。

 

「まぁ、俺は悪魔を殺せれば良いし…別にいいぜ、それに、彩乃さんとも久しぶりに話したいしな…」

 

俺はみんなの意見を聞き、冥界に行く準備を始める。

 

「さて…行くぞ…」

 

俺はそう言うと、魔術を発動させ、みんなで冥界へと向かった。

 

 

 

 

 

 

俺たちが魔法陣をくぐり抜けると、そこでは、旧魔王の連中と、3大勢力の連中が戦っていた。

 

「邪魔だな…仕方がない……新しく開発中だったものだが、一回くらいは使えるだろう…ハァ〜勿体無いな…夢幻召喚」

 

俺がそう言うと、他の三人も、同じくカードを使う。そして、俺は黒ずくめ魔術師へと変わっていた。

 

「ふむ…このカードも英霊の口調になってしまうタイプなようですね…仕方がありせん」

 

俺はそう言い、歩き出す。

 

「うんん!!!邪魔ですねぇ」

 

俺がそう言うと、目の前にいた旧魔王と3大勢力の連中が、握り締められたように変形する。そして、俺が手をパンパンと鳴らすと、黒尽くめの者達が現れる。

 

「みんなさん悪いですが、ここからは、自分の身は自分で守ってくれださい」

 

俺がそう言うと、三人は頷く。

 

「さて…行きますか…」

 

俺はそう言い、ディオドラのいる城まで向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの…兄さん…ここに倒れている人って…」

 

咲が俺の服を引っ張りながら、そう言う。

 

「あぁ、ディオドラは、聖女を言葉巧みに落とすのが趣味らしいです…恐らくここの人達も…」

 

そう言うと、咲が珍しく、俺に我儘を言う。

 

「兄さん!時間がないのは理解しています…でも…この人達を助けたい…だから…」

 

そう頼む咲に、俺は笑顔で頷く。

 

「わかっりました。それじゃあ…メディアさんは咲を守ってください…それと、雁夜は、私の手下立ちが全滅したら、足止めをしといてください」

 

俺がそう言うと、メディアが頷く。

 

「わかったわ…気をつけるのよ坊や」

 

「了解…」

 

俺は返事を聞くと、先に進んだ。

 

 

 

 

 

先に進み、少しの間待ってると、リアス達一行が、俺たちの所にたどり着く。

 

「貴方は!!!」

 

リアスは、俺の顔を見てそう叫ぶ。

 

「やぁ〜どうも〜」

 

俺がそう言うと、姉さんは少し悲しそうに俺の名を呼ぶ。

 

「禊…」

 

「やぁ〜姉さん…その様子だと、無事にロキを倒せみたいですねぇ〜」

 

俺がそう言うと、無粋にも、兵藤が話に割り込んでくる。

 

「お前!!!なんでここにいやがる!!!」

 

「えぇ!!!この状況でここにいるのにわかんない?」

 

俺がそう言うと、リアスが言う。

 

「まさか…あなたがディオドラのナイトに!!!」

 

ハァ〜こいつらバカか…

 

「うんなわけないでしょうよぉ〜!!!悪魔嫌いな俺が〜なんでディオドラとかいう屑の眷属にならないといけないのですかぁ?俺はただ、傲慢な貴方様が、うちの姉さんをこんな危ないところに連れて行くから、守る為に来たわけですよ〜ほら…俺、姉さん大好きだし〜」

 

俺がそう言うと、姉さんが顔を赤くする。?なんか変なこと言ったかな…

 

「やぁ〜白音ちゃん…怠惰な魔王様とはお話でキタァ?」

 

俺がそう言うと、白音は兵藤の後ろに隠れる。

 

「うぅん!!!無視は寂しいですねぇぇぇぇぇぇ!!!こんなにも俺は好意的に接しているのにのにのにのにににににに!!!!!!」

 

俺がそう言うと、リアスが怒鳴ってくる。

 

「用がないならそこを退きなさい!!!!!!」

 

俺はそれを聞き、忘れていたもう一つの目的を思い出す。

 

「おぉ!俺としたことが…目的を果たすのを忘れていましたね…」

 

俺がそう言うと、リアス達は俺を睨む。しかし、俺はそれを無視し、話を続ける。

 

「さてさてさて、さてさてさてさてさて、話をしましょうか…あなた達が倒したディオドラの眷属…それが各地の聖女様っていうことを知っていますか?」

 

俺がそう言うと、リアス達は驚きの目を向ける。

 

「あの悪魔は、聖女を言葉巧みに堕とすのが、あいつの趣味なんですよぉ〜」

 

俺がそう言った瞬間、一誠は小さく呟く。

 

「じゃあ…アーシアは…」

 

そう呟く一誠を無視し、俺は続ける。

 

「昔々、あるクズ悪魔は、自分好みの聖女を見つけました。しかし、その聖女は、多くのものからの寵愛を受けていた為、無闇に手を出す事は、出来ませんでした…しかし、屑悪魔は考えたのです。その聖女に、怪我をした自分を治させ、それを他の者に見せたら、教会を追放されるのではないかと…」

 

俺がそう言うと、一誠は、目に涙を溜め、叫ぶ。

 

「なんだよそれ…なんなんだよそれはよ!!!」

 

「一誠!!!近づいてはダメ」

 

叫びながら、こちらに近づいてくる一誠を、リアスは止める。

 

「信じていた教会に追放された聖女を…救いあげて犯す…心身ともに犯す…それが…あいつの趣味なのでしたぁ!!!あぁぁぁぁぁぁ!!!自分の欲望のために、自分を傷つける!!!なんと勤勉なことですかぁ!!!素晴らしいですねぇ!!!悪魔って!!!…脳が震えるぅぅぅぅぅ!!!

 

俺がそう皮肉を込めて、そう言う。

 

「ねぇ…それは本当?禊…」

 

姉さんは、涙を流しながら、そう尋ねる。

 

「そうですよ…姉さん…まぁ、今回は敵対するつもりはありません…ディオドラのところに案内しましょう」

 

もともと、姉さんにわかってもらうためにこの事を話した訳だし…

 

俺はそう言うと、リアス達を連れて、ディオドラのところに向かう。

 

 

 

 

 

 

 

「ハハハハハハッ…君達にも見せたかったな…真実を知った時のアーシアの顔…おや?どうやら、招かれざる客もいる様だ…まぁ、君たちを殺した後に殺すか…」

 

俺はその言葉を聞いて、プチんときた。あいつ…後で死よりキツイ地獄を見せてやる。

 

すると、怒りに顔を歪めた一誠が、バランスブレイクを使い、ディオドラを殴る。

 

「グァハ!!!」

 

うわぁ…ボコボコ…

 

其処からは、一方的だった。ディオドラは一誠に敗れ、地に倒れる。そんなディオドラに、俺は近く。アーシアの拘束を外すと、リアス達も俺の方に向く。

 

「あぁ…滑稽な形ですねぇ〜なかなかなかなかなかなかニィィィィ!!!興が乗る光景デスゥ!!!実に実に実にぃぃぃぃ!!!脳が震えるぅ!!!」

 

俺はそう言いながら、ディオドラの首を持つ。

 

「あなた…先程、サイラオーグに勝つつもり、とおっしゃいましたが、あなたは、それだけの才能を持っていながら、オーフィスの蛇に手を出した。その頃にサイラオーグは努力をしているのに、あなたはズルをして勝とうとした……あなた……怠惰ですねぇ〜…全く…これだから悪魔は嫌いなのです!!!悪魔は傲慢で怠惰ダァ!!!サイラオーグやヴァーリは少しばかしマシですが、他はどうですか?こんなのばっか…それにあなた…ここでもし、彼らに勝ったとしても、あなたは既に敵として処理されるだけ…全く…持って無駄だ…」

 

俺が、ディオドラの神経を逆なでするよう言う。すると、ディオドラが俺に叫ぶ。

 

「うるさい!!!下等な人間風情がぁ!!!殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!」

 

そんなディオドラに、俺はバカにした顔で言う。

 

「そんなボロボロのご様子でですかぁ〜?」

 

俺はそう言うと、ディオドラの首をへし折った。

 

ボキッ!

 

そう音がなると、ディオドラは死んだ。

 

「さて…次のお仕事もしますかね…」

 

俺はそう言い、一誠に近付こうとする、しかし、俺の目の前に光が降る。そして、そこにいたアーシアは消え去る。

 

これは…シャルバの…

 

すると、空中から傲慢の塊のような男が現れる。

 

「忌々しい偽りの魔王の妹…私は、正当なベルゼブブの後継者…シャルバベルゼブブ」

 

そう言うと、リアスはシャルバを睨む。

 

「ベルゼブブ!!!」

 

そういうリアスを無視し、俺はシャルバに話しかける。

 

「あれ?あれあれあれあれあ?シャルバさん?何故ゆえにこんなとこに?…」

 

俺がそう聞くと、ジャルバは俺を睨む。

 

「うん?貴様は…そうか…そこの中にいる1人が…貴様の姉か…」

 

そうニヤニヤ笑うシャルバ。俺は、カードの副作用をはね退け、自分の口調に戻る。

 

「おい…姉さんに手を出してみろ…お前を愉快で素敵なオブジェに変えてやるからヨォ」

 

「ふん!下等な人間風情が…」

 

俺たちが話していると、突如、一誠が話し始める。

 

「アーシア?…アーシア?どこに行ったんだよ…ほら、帰るぞ…隠れてたら帰れないじゃないか…ハハッ、アーシアはお茶目さんだな〜早く出てこいよ…」

 

ハハッ壊れたか…あんだけ偉そうに言ってきたくせに、大切な人が死んだだけでこのザマか…ハァ〜呆れて物も言えない

 

俺がそう考えていると、一誠はその後も、アーシアを探す。

 

「虐める奴は、俺がぶん殴ってやったからさ…早く帰ろうぜ…なぁ…アーシア…アーシア!!!!!!!!!」

 

そう叫ぶ一誠を見て、リアス達は涙を流す。

 

俺は空を見て、笑顔をなっていた。あの悪魔共が涙を流す。ハハハッ!!!別に俺がやった訳ではない…それなのにこれだけの高揚感…あぁ-…実にいい

 

俺がそんなことを考えていると、シャルバが決定的な一言を言う。

 

「そこの赤い汚物…あの娘は次元の彼方へと私が飛ばした。既にその身も消失しているだろう…死んだということだ」

 

シャルバがそう言った瞬間、一誠の目が緑色に輝く。すると、急に籠手から声が聞こえた。

 

「リアス・グレモリー…死にたくなければ、今すぐにこの場を離れろ…そこの悪魔よ…シャルバと言ったか?…お前は選択を…間違えた」

 

籠手が…ウェルシュドラゴンがそう言った瞬間、一誠から今までにない量のオーラが出る。

 

「わぁお」

 

俺はそれを見て、興奮気味にそう言う。すると、一誠が何かの呪文を唱え始める。

 

「我、目覚めるは…」

 

「覇の理を神より奪いし二天龍なり」

 

「無限を嗤い、夢幻を憂う」

 

「我、赤き龍の覇王となりて」

 

「汝を紅蓮の煉獄に沈めよう」

 

「Juggernaut drive !!!!!!」

 

一誠は、呪文を言いながら、体が龍へと変化した。

 

「ほうほうほう…これが覇龍ですか…素晴らしい!!!いや…だがしかし矛盾してますね…俺の敵になったという事は、俺の復讐に反対…なのに…一人の少女が死んだだけで、神をも滅ぼす力を使う…それでよく俺を否定できたものだ…」

 

俺は、一誠を見て冷静に言う。

 

「しかし…これは少々不味い…このままでは、姉さんが死んでしまいます。仕方がありません。宝具を使いますか…」

 

俺はそう言うと、見えない手を使い、姉さんを連れてその場から撤退する。

 

すると、俺たちが撤退した瞬間、緑の光が、シャルバを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺とリアス達一行が、魔法陣を張り、そこで待機する。すると、そこにヴァーリが現れる。

 

「やはりジャガーノート・ドライブか…」

 

ヴァーリがそう言った瞬間、皆は驚き、後ろを向く。

 

「あれれ?ヴァーリじゃん…どうしたの?」

 

俺はカードを解除し、ヴァーリにそう言う。

 

「兵藤一誠の異変を感じて、見物に来ただけだ…あれが兵藤一誠か……どうやら、中途半端に覇龍化した様だな…」

 

ヴァーリがそう言うと、リアスはヴァーリに尋ねる。

 

「元に戻す事はできるの?」

 

ヴァーリは、その質問に正直に答える。

 

「不完全な状態だからな…戻る場合もあるし、命を削り続けて命を落とす場合もある」

 

ヴァーリがそう言うと、リアス達は驚く。すると、ゲートからアーシアを抱えたアーサーと、如意棒を肩にかけた美猴が出てくる。

 

「なんにせよ、生命を危険に晒している事には、違いはないでしょう」

 

「「アーシア!!」」

 

「偶々、次元の狭間を移動中に、この少女を見つけましてね…」

 

その言葉に美猴も続く。

 

「運が良かったなぁ、俺らが見つけてなかったら、この姉ちゃんは、次元の狭間の無に当てられて、消失してたところだったんだぜぃ」

 

美猴がそう言い終わると、リアスが翼を広げる。

 

「アーシアの無事を伝えれば、一誠のあの状態も解除されるはずよ…」

 

そう言うリアスに、ヴァーリは言う。

 

「近づいただけで死ぬぞ…止めはしないがな」

 

そう言うと、リアスは一誠に向かって飛んでいく。すると、姉さんが俺の服を引っ張る。

 

「ねぇ…禊だったら、一誠君を助けられる?」

 

俺は嫌だったが、姉さんは瞳に涙を溜めていた。

 

「多分できる…でも…俺…悪魔嫌いなんだけど…」

 

俺がそう言うと、姉さんは俺に頭を下げてくる。

 

「お願い!!!一誠君を……助けてあげて…」

 

俺は疑問に思った…なぜそこまであいつに執着するのか…

 

「何?姉さん…あいつのことが好きなの?」

 

俺は疑問に思って聞いてくる。すると、姉さんは、顔を赤くしながら否定する。

 

「違う!!!そういう事じゃない…それに…私は…禊のことが…」

 

最後の方は聞こえなかったが、どうやらそういう訳では無いらしい。

 

「仕方がないなぁ…」

 

俺はそう言うと、運命の杯とアベンジャーのカードを同期させる。

 

「さぁ…俺の身を包め…この世全ての悪よ…」

 

俺がそう言った瞬間、俺の身を黒い泥が包み、一匹の龍になった。皆はそれを見て驚く。俺はそれを無視し、一誠を見ながら呟いた。

 

「それじゃあ、平和的解決(一方的な虐殺)と行きますか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




後半グダグダかも…

今回登場したクラスカード!!!

キャスター 真名 ペテルギウス・ロマネコンティ デス!!!

最後に変身した龍のイメージは、モンハンのゴアマガラで

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