ハイスクールD×D 英雄の力を使うもの 凍結   作:鯵の干物

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乱入⁉︎愉悦神父

俺は今、クラスカードの整理をしていた。あの後、俺は、ゼノヴィアと交渉し、もしもの時のみ、協力するという契約をした。

 

「ふぅ〜駒王学園か…姉さんの事もあるし、仕方がないな」

 

俺はそう言うと、神父の服を着て、駒王学園に向かった。

 

 

「ふむ…結界か…随分と軟いな…」

 

駒王学園に到着し、俺は学園に張られた結界を見て、そう呟く。

 

「さて…行くか…」

 

俺はそう言い、結界を無効化し、中に侵入した。

 

 

 

 

「うん?随分とボロボロだな…悪魔諸君」

 

俺は、結界を通り、戦闘が開始されている校庭へと足を踏み入れる。

 

「貴方は!!」

 

「あの時の神父さん!!!」

 

リアス・グレモリーと姉さんが、俺の方を向いて驚く。

 

「貴様…何者だ」

 

そして、上空に座しているこカビエルは、俺の方を向き、聞いてくる

 

「私か?私の名は言峰綺礼…とあるラーメン屋の店主にして、神父だ」

 

俺がそう答えると、近くの小太りの屑ジジイが驚きの声を上げる。

 

「そんな馬鹿な!!神父共はフリードが始末したはずだ!!」

 

バルパーが驚いている中、フリードは俺を見て汗を流す。

 

「こ…こ…言峰の旦那…ウソ…マジかよ…」

 

「なんだね?フリード神父…そうだ!君に土産と思って、私の麻」

 

麻婆…俺がそう言おうとすると、フリードが、凄い勢いで土下座をする。

 

「調子乗ってすみませんでした!!!!!!!!!!!!!!」

 

そんなフリードの姿を見て、全員が驚いている。

 

「これも全部コカビエルの旦那のせいです!!!!!俺は上司の命令で仕方が無く!!!だから麻婆は勘弁してくだせぇ!!!」

 

俺は土下座をしているフリードを見て、ニヤリと笑う。

 

「ならば、今貴様が持っているエクスカリバーを渡して貰おう」

 

俺がそう言うと、フリードはすぐに俺に渡しにくる。

 

「どうぞどうぞ!!!お納め下さい!!!」

 

俺は、フリードから剣を受け取ると、それを眺める。

 

「おい!!フリード!!何のつもりだ」

 

剣を持った俺を見て、バルパーがフリードに問う。

 

「いやいや、俺っちも出来ればそっち側が良いんだけど、俺っちも命は惜しいのよ…マジで…あの麻婆は死ねる…」

 

フリードはそう言うと、閃光玉を光らせ、その場から消えた。

 

「ふむ…これがエクスカリバーか…」

 

フリードを無視し、俺はそう呟く。

 

「早くそれを渡せ!!それは私のだ!!」

 

そう言うバルパーを見て、私は大笑いをする。

 

「ハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!」

 

俺の大笑いに、全員が驚く。

 

「何が可笑しい!!!」

 

バルパーの声を聞き、俺は笑いをやめる。

 

「いやいや…こんな物が…エクスカリバー?随分と面白いこと言う。バルパー…君はエクスカリバーに自分の人生を賭けたそうだな…」

 

「それがどうした…」

 

そう頷くバルパーが、哀れで仕方がなくなる。

 

「無駄だな…全くの無駄だ!貴様…エクスカリバーに人生を注ぎ込んだ割には、アーサー王伝説を知らないようだな…」

 

「何!!」

 

そう怒鳴るバルパー、俺はそれを無視し、話を続ける。

 

「アーサー王伝説では、エクスカリバーは、湖の乙女に返却された。つまり、エクスカリバーは、この世に存在するはずが無い!!この剣は…贋作だぁ!!!!」

 

俺がそう言うと、皆が驚く、あのコカビエルですらだ。全く…こいつらは無知にも程がある。

 

「偽物…贋作だと!!なら…私の人生は…全くの……無駄……」

 

バルパーは俺の発言を聞き、倒れる。それもそうだ。人生を注ぎ込んでまで求めた物が、偽物という真実を知ったんだ。俺がそう考えていると、金髪の騎士の悪魔が、呟く。

 

「じゃあ…僕は…同志達は…」

 

「あぁ…そういえば、君は、エクスカリバーの被害者だったな…いや…君達には心底同情するよ…こんな出来の悪い贋作のせいで、命を失い、復讐に囚われたのだからな!!」

 

俺は力強く言うと、そのまま、贋作のエクスカリバーをへし折った。

 

「あ…あ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

騎士の悪魔は、その場で叫ぶ。

 

「ほう…確かに貴様の言う通りだ」

 

コカビエルは、俺を向いてそう言う。

 

「成る程…これは良い手だ…」

 

「何を言っている?」

 

俺はコカビエルの発言が気になり、コカビエルに問う。

 

「何…貴様の使った手と、同じ方法を取ろうと思っただけだ」

 

コカビエルの発言に、ゼノヴィアが叫ぶ。

 

「それはどういう意味だ!!!」

 

「貴様らの信仰している…聖書の神はな…」

 

何を言うつもりだ…

 

「先の三つ巴の戦争で…」

 

まさか…

 

「四代魔王と共に死んだ!!!!!!」

 

「何!!!」

 

コカビエルがそう言った瞬間、教会の者たちは、その場でうずくまる。

 

「どうだ?言峰とやら、この真実を聞いたら、貴様もさっきの悪魔と同じ様に、発狂するのかな?」

 

そうか…神は死んだのか….

 

「ハハッ!!そうかそうか…主は死んだのか!!!」

 

「それがどうした?…神が死んだのは、神が弱かったからなのであろう?そんな事で、私が発狂?する訳が無いだろう」

 

「まぁいい、貴様は用済みだ。悪魔やバルパーの壊れる瞬間も見れた…私は満足だ………死ね」

 

俺はそう言うと、セイバーのカードを掲げる。

 

夢幻召喚(インストール)

 

俺がそう言うと、カードから光が溢れ、俺を包む。

 

「なんだ!!エクスカリバーを超える悪寒が」

 

光に包まれる俺を見て、一誠がそう叫ぶ。それもそうだ。この力は…

 

「当たり前だ。この力は、騎士の王…アーサー王の力だからな…」

 

俺はそう言うと、光の中から鎧を着て出てくる。

 

「まさか!!その剣は!!」

 

コカビエルは俺の剣を見て声を荒げる。

 

「あぁ、この剣は、エクスカリバー、さっきの様な贋作では無く、本物のな…」

 

俺がそう呟くと、皆が驚く。

 

「それではな…コカビエル」

 

俺はそう言うと、剣を振り上げる。そして、剣の真名を叫んだ

 

「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流、受けるがいい!!!約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!!!」

 

俺がそう叫ぶと、剣から光が出る。その光は、コカビエルを飲み込み、結界を破壊した。

 

 

 

 

 




今回はなんかグダグダ…私の小説のエクスカリバー編はいつもグダグダになるT_T

追記
木場君はちゃんと禁手してますので…

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