「あんた！！！」
店の中に悪魔の少年の声が響き渡る。
「ここは店だ…静かにしてもらえるかな？」
俺は、騒いでる悪魔を注意する。
「それで…ローブを被った二人組なら、只今会計中だ。どうやら文無しらしくてな…」
俺がそう言うと、少年は俺に金を払う。
「これでいいだろ…」
「ふむ…随分と嫌われたものだ…」
俺と悪魔の会話に、イリナとゼノヴィアは、訳のわからないという表情をする。
「お前たち…この人と知り合いなのか？」
「どうなの？イッセー君」
二人は、悪魔…イッセーとやらにそう尋ねる。
「あぁ、あの廃教会の神父だよ」
イッセーがそう言うと、二人は驚いた顔をする。
「えっ！！あなた神父だったの！！！」
「なるほど…だからあの殺気を……それで、なんで中華屋を？」
驚く2人、俺はゼノヴィアの質問に答える。
「何処ぞの悪魔共が、教会に攻めてきてな…助けたにもかかわらず、私に攻撃をしてきた。だからなんとか逃げ、ここで資金の調達をしていたのだよ…」
俺がそう皮肉を込めて言うと、イッセーが睨んでくる。
「なんだ？悪魔の少年よ…私が間違った事を言ったかね？」
そう言うと、イッセーは悔しそうな顔をする。
「まぁいい、2人に話があるのだろう？特別にこの場を貸してやろう。存分に用事を済ますがいい」
俺はそう言うと、洗い物を片付けるため、調理場に戻った。
その後、どうやら用事は終わったらしい。
「言峰さん…」
俺がテーブルを拭いていると、ゼノヴィアが話しかけてくる。
「なんだね？」
俺がそうたずねると、ゼノヴィア、そして、イリナが頭をさげる。
「どうか…エクスカリバーの奪還に協力して欲しい！！頼む！！！」
全く…こいつらは気づいていないのか？エクスカリバーが、この世に存在する筈がない事を…
エクスカリバー
アーサー王が、湖の乙女から一時的に授かった剣。人では無く星に鍛えられた神装兵器であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された
だから、その返還された剣が、天界が所持している筈がない…つまり、天界の言うエクスカリバーとは、贋作…偽物ということだ。まぁ、別に教える義理は無い…このまま、悪魔共がコカビエルに殺されれば良い。
「いいだろう。これも神父としての仕事だからな…」
俺がそう返事をすると、二人は嬉しそうな顔をする。
「「「ありがとうございます！！！」」
さて…私も準備するか…
俺は、2人が帰ったのを確認すると、咲の部屋に向かう。
「咲…話がある」
俺がドアをノックし、そう言うと、部屋の中にいた咲が、急いで出てくる。
「なんですか？言峰さん？」
「あぁ、少し野暮用が入っては…戸締りを頼む…」
俺がそう言うと、咲は悟ったのか、真剣な目を向けてくる。
「分かりました。でも、死なないでくださいね…私にとって…貴方は……」
俺はそう言う咲の頭を撫でる。
「大丈夫…ちゃんと帰ってくるよ…」
俺はそう言うと、自分の部屋に戻った。
主人公紹介（プロローグの時のものとは変更点があり、一部違う部分があります）
言峰綺礼（四条禊 旧姓 春風禊）
嫌いな物 悪魔・堕天使・純血と同じ考えの転生悪魔
好きなもの 麻婆・咲・彩乃・父・母・悪魔や堕天使の絶望した顔 教会
見た目 言峰バージョン fateの麻婆愉悦神父
禊バージョン fateGOのぐだ男
神器 運命の杯
fateシリーズの聖杯…能力は、座に接触し、英霊の魂を取り出す事しか出来ず、願いを叶える事はできない。取り出す英霊の魂は、聖遺物によって決められる。また、聖遺物が無くても取り出せるが、何が出るかわからない。この世全ての悪と連動する事によって、呪いをクラスカードのように出力を抑えること無く使用できる。
クラスカード
運命の杯により取り出した魂を、クラスという枠組みのカードに押し込めたもの。能力は、それを使う事によって、英霊の力を自分で振るうことができる。
現在所持しているクラスカード
アベンジャー アンリ・マユ
セイバー アルトリア・ペンドラゴン
セイバー モードレッド
アーチャー エミヤ
アーチャー ギルガメッシュ
ランサー クーフーリン
ランサー ディルムッド
アサシン 呪腕のハサン
バーサーカー 茨木童子
バーサーカー ランスロット
その他・別の者が所持・開発中のカード
咲
ライダー メデューサ
義父
セイバー ジルドレ
アーチャーロビンフッド
ランサー 李書文
ライダー 牛若丸
キャスター 諸葛孔明
アサシン 佐々木小次郎
バーサーカー ガリギュラ
開発中
セイバー アルテラ
セイバー 沖田総司
アーチャー 織田信長
ランサー ヘクトール
ランサー エルキドゥ
ランサー アルトリア・ペンドラゴン
ライダー イスカンダル
キャスター メディア
キャスター 玉藻の前
アサシン ジャック・ザ・リッパー
アサシン 酒呑童子
バーサーカー ウラド3世
バーサーカー ベオウルフ
ジャンヌ
ルーラー ジャンヌ
ヘラクレス
バーサーカー ヘラクレス
ジークフリート
セイバー ジークフリート
ゲオルグ
キャスター メフィスト
幼少の頃、悪魔によって父と母が殺され、妹の咲を奪われる。その後、四条高貴に引き取られる。最初は悪魔に復讐する事を考えていたが、高貴の説得のお陰で、復讐では無く、救出し守るという選択を取る。しかし、義父である高貴と義母である彩香、そして、義姉の彩乃を悪魔によって殺される。そのせいで、再び、悪魔への復讐を誓う。その後、妹の咲を救うが、悪魔の慰み者として生活していた為か、幾つかの記憶を失っている。咲を刺激しない為に言峰の姿をしている。最近、彩乃が悪魔として生きていることを知り、自分達で殺しておいて、眷属にした事に怒りを抱いている。それと、悪魔や堕天使と同盟を組もうとしている天使にも、最近は嫌悪している。
水着清姫を再臨させたい！！！！！！！！！