ゆらぎ荘の蹴る人と殴る人   作:フリードg

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第19話 事件解決! 

 

 

「それで、どうやって犯人を追うの? ……と言うより どうやって見つけたの?」

 

 家の前で宮崎は2人に聞いた。

 犯人の目星がついた……だけならまだしも、僅かな時間で犯人がはっきりと判っていて、更には追いかけるというのだから、不思議に思ってしまうのも無理はないだろう。

 

「んっとね。ほら 今コガラシが宮崎さんのぬいぐるみの1つを持ってるだろう?」

「あ、うん。……酷い事しないでね……?」

 

 宮崎はじっとコガラシが持つぬいぐるみ《くまマン》。

 まだ、操られている様でコガラシの手の中でジタバタと暴れている。そんなくまマンに襲われた宮崎なのだが、それでも ぬいぐるみを心配しているのは、信じているからなのだろう。それだけ大切にしている事がよく判った。

 

「ははは。大丈夫だ。コガラシがぬいぐるみを持ってるのは、犯人を追う為なんだよ。厳密には今追ってるのは 幽奈だけど」

 

 ホムラは、ぬいぐるみから伸びている霊視線の事を説明した。

 犯人が術を止めない限り、霊視線は強く太く繋ぎ続けている。それをはっきりと見る事が出来るコガラシやホムラ、幽奈。術を解除すれば困難になってしまう為 今の内に幽奈に追いかけて貰っているのだ。

 

「見つけた! 行くぞ。ホムラ」

「ああ。了解」

「宮崎も行くぞ! 後ろの奴らがもう結構迫ってる」

「え……? わぁっ!? み、みんな!?」

 

 操られている他のぬいぐるみ達は、家を出てもまだ追いかけてきているのだ。

 何やら狙っているのは宮崎の衣服の様な気がしてきた。……急いで出てきた為 薄着なのは否めないが、宮崎の服がまた破られそうになったから。

 

「……多分 相手は変質者(ストーカー)の類だろうな」

 

 ホムラが、宮崎とぬいぐるみ達の間に割って入った。

 襲い掛かってくるぬいぐるみ達を手早く掴み上げては家の中へと放り投げていく。心の底からぬいぐるみを大切にしているのが判ったから、なるべく手荒な事はせずに、最後の1匹? を家の中に放り投げたら そのまま玄関をガチャリ。

 

「これでとりあえずは大丈夫だろ。今の内だ」

「おう! 宮崎、ほら!」

「えっ? きゃあっ!?」

 

 コガラシは宮崎を抱きかかえてジャンプ。ホムラも続いた。容易に家の門を飛び越え、素早い速度で走る姿は、まるで忍者? とも思えてしまった宮崎。

 

 

 

 風の様に街中を駆け抜け……到着したのは 街中にある公園。

 

 

 

 

 当然だが 今は夜の公園。昼間であれば近所の子供達の陽気な声や園内を掛けまわって賑わう場所であるが 今は人っ子一人いない静けさだけが支配しており、そんな公園にフード付きの黒いコートを着た妖しい人物がたっていた。

 

「昼みたいに……バレた時点で逃げると踏んでたんだが、ある意味関心だ」

 

 堂々と立っている男なのか、女のなのか、人間なのか妖怪なのか判らない相手にそういうホムラ。そしてコガラシも一歩前にでた。

 

「テメーが宮崎のぬいぐるみを動かしてた張本人で間違いないんだな? いったい何のつもりだ?」

 

 ホムラにコガラシ、更には空から幽奈と完全に八方塞がり状態になっていた相手。だが、決して慌てる様子は見せず、ただ 不気味なまでにゆっくりとした動作で近づいてきた。

 ホムラとコガラシは自身の後ろに宮崎をやる。

 

「とりあえず 早々に降伏する事を薦める。……この状況で向かってくるのは悪手だと思わないか?」

「そりゃそーだ。おとなしくお縄についてわけを話しとけって。お前の術は人形を操るものだろ? 何の役にもたたねぇぞ。今じゃ」

「そ、そうですよ! 悪い事をしたんですから!」

 

 幽奈もふよふよ~と降りてきて、丁度挟み撃ちの体勢になった。

 圧倒的に不利だという事は客観的に見ても明らかだったのだが、まるで臆する所をみせなかった。

 

「ふん……、少々霊能力を扱える程度でいい気になるなよ……」

 

 すっと取り出したのは数枚の葉っぱ。

 

「ボクの術がぬいぐるみを操るだけ……? バカにするな! ボクの術はそれだけじゃない!」

 

 葉っぱを思い切り投げる。風にあおられる事なく一直線に向かってきた葉っぱは、数m先で光り輝き、どんっ! と言うちょっとした爆発に似た音を響かせながら大煙に包まれた。

 

「な、なに……? これ………?」

「は、葉っぱが怪物に……」

 

 唖然とする幽奈と宮崎。

 何故なら 煙がはれた先に見えたのは、大きな顔、そして鋭い牙、吊り上がり瞳が見えない白い目。……2本あるこれまた大きな角。鬼だと言えるコガラシやホムラよりも二回りは大きい存在が示して4体。

 

「ボクにとってこの程度の多勢なんか、まるで問題じゃない」

 

 そう言うと、今度はゆっくりと退いて行った。

 

「さぁ、やれ。八つ裂きにしろ」

 

 その命令通りに、大きな手を爪を向けながら迫ってくる。

 それを見た幽奈が慌てて飛んできた。

 

「に、逃げてくださいっ! 2人ともっっ!!」

 

 確かに幽奈の飛ぶ速度は速い。……だが、比較的すぐ傍に召喚された鬼から迫る爪の方が速かった。

 その自分達の頭よりも大きく鋭い爪が迫ってきた……が。突然何か見えない壁にでもぶち当たったかの様に一寸先でピタリとその手が止まっていた。

 

 それも1匹だけでなく4匹全員だ。

 それを見て、驚きを隠せられない。

 

「な……? ど、どうしたんだ?? 早くヤレ!」

 

 すぐさま再び命令をするが、ただただ腕が震えるだけで何もできなかった。

 ただ――聞こえた。そして、漸く判った。

 

 自分自身が召喚した鬼たちの向こう側にいる男2人は、比較にならない程 遥か怪物であるという事を。

 

「……失せろ」

 

 地の底から響くかの様な重い声。

 ガタガタと震えだす鬼。軈ては実体を保つ事が出来なくなったのか、内の2体がただの葉っぱに戻った。

 

 そして、玉砕覚悟で残った2体は攻めてきたが(パニックを起こしただけ??)。

 

「ぬんっ!!」

 

 コガラシが放つ右ストレートで一蹴。

 1体目に大きな風穴を腹に開け、威力は衰えず そのまま貫通して後続にいる鬼をも穴を空けた。

 あっという間に、巨大な鬼が消滅して――呆気に取られてしまうのは 宮崎と幽奈、そして犯人の3人である。

 

 

 

「……は、はい? お、おまえたち……、い、いったいなにを……?」

 

 

 恐る恐ると言った様子で聞いてきたが、案の定2人はケロッとさせながら答えた。

 

「こう言う怪物には力の上下関係っていうのが本能的に残ってるもんなんだ。オレとは戦えない、戦いたくないって 消えたんだろ? 残った2体は距離がまだあったから消えなかったみたいだが」

「………はぁ?」

 

 ホムラの説明。

 圧倒的に強い相手だという事を、召喚された鬼は本能で感じ取ってしまったらしく、手が出せなかったという事。……だが、それには納得できていなかった。

 

 召喚した、とはいっても実際には少しばかり違う。この犯人の能力については何れ話そうかと思うが、実際に存在する様な鬼族ではない、と言う事だけはこの場で説明しておこう。

 

「ああ、オレぁ殴っただけだ。オレにとっては、こっちの方が手っ取り早いし」 

「な、なぐっ……!?」

 

 未知との遭遇とはこの事を言うのだろう。

 いまだかつて見た事の無い程の強者と相対してしまった事実。それを認めたくは無かった。認めてしまえば……、もう逃げる事も倒す事も叶わないから。

 

「さ、どうする? いや、もう一度聞く。大人しくお縄について訳を話さねぇか?」

「……オレもそう薦める。殴る方が早いと言ったコイツの意見も同感だ。オレも次からは手が……いや 脚が先に出そうだ」

 

 2人の忠告。

 それを素直に頷く事は出来なかった。

 

「だ、だれが、だれがお前らなんかに……!!」

 

 精一杯の虚勢を張ろうとするのだが……。

 

 その返答を訊いた次の瞬間には、ホムラが大きく脚を振り上げ、大地に踵落としをした。

 どごんっっ! と言う衝撃音が響き、まるで地震でも起きたかの様な揺れと……わずかに伸びる大地の亀裂。それが犯人の一寸先にまで迫ってきたのだ。寸止めをされたのだという事を理解した時には恐怖で身体が震えた。

 

「ふぅん。オレら2人とまだやり合うか。……だが、今度は葉っぱだけじゃ済まさねぇぞ。相応の覚悟をしてもらうが……?」

 

 コガラシは拳を握り上げた。

 強大な霊気が具現化されて、可視化された。コガラシの腕にホムラの脚に宿る力は常軌を逸している。

 

 

「~~~~~~~っっっ!!!」

 

 

 身体の震えが止まらず、思わずへたり込んでしまった犯人は。

 

 

「ご、ごめんなさぁぁぁぁいっっ……!!」

 

 

 謝ると同時に煙に包まれた。どろんっ! と言う独特な効果音を奏でながら。

 軈て現れたのは、先ほどよりも小柄な姿。……小柄、と言うよりは小さな子供の姿だ。そして普通ではないのは一目瞭然。その頭には 人間のものではない大きな耳が、そのお尻には同じく人間のモノでは決して有り得ない大きな尻尾がついていたのだから。

 

「……は?」

「お、女の子?」

「つまり、化けてたと言う事か……。あの葉を見た時からもしやとは思ってたが」

 

 見た所人間でいう10歳程度の子供がへたりこみ、涙を流していた。

 正直な所、虐待をした様に思えて悪い気がしてしまう。

 

「あ、あやまる、あやまるから もうゆるしてぇぇぇ……」

 

 泣き続ける少女。

 それを見て もう敵だとも恐ろしい相手だとも思えなくなった幽奈は 直ぐに慰めにいった。

 

 

 

 そして 経つ事数分後。

 

 

 

 どうにか泣き止んだ少女が自分の事と今回の件について話し始めた。

 

「ボクの名は 信楽こゆず。去年化け狸の里からやってきたの」

 

 化けるのは狐か狸がごく一般的である。

 どうやら こゆずと言う女の子は化け狸の方だった。……その特徴的な尻尾や耳を見たら大体判る気がするが。

 

「えっと、ボクら化け狸の一族は5歳前後で自然と人間に近い姿に成長するんだけど、そしてら葉っぱを使った色んな妖術……葉札術を勉強して10歳になったら里を離れて人間として1人で生きなきゃならない掟なの」

「ええ! そんな。10歳なんてまだ子供なのに……!」

 

 驚く幽奈だったが 直ぐにこゆずは首を左右に振った。

 

「タヌキは1歳でもう十分大人なんだよ! ボクも本当ならちゃんと大人の人間に変化して、人間社会に溶け込まなきゃいけないんだけど……、ボク 変化の術が苦手で、さっきもマフラーの下は狸の顔になっちゃってたんだ。かといって 元の姿のままじゃ大人扱いされなくて何もできないし……」

「まぁ……どう見ても小学生だしな」

「背丈だけを上げていた、と言う訳か。顔は隠せば不審者だとは思われても、とりあえず化け狸だという事は隠せられそうだし」

 

 人間社会の中で、まだ化け狸や狐、そう妖怪と言うものは浸透しているとはいい難い。(クラスでは盛大に笑われたし)そんな中で顔だけが狸の大きな人間がいたら――それだけで騒ぎになってしまいそうだろう。

 

「うん……。もうずっと住むところも無くて、山の上の廃寺に寝泊まりしてて……もともと、タヌキだからその辺りは全然平気なんだけど、でもやっぱり化け狸の一族のくせに、そんなんじゃダメだって思って……。そんな時に千紗希ちゃんを見掛けて……、ぬいぐるみに葉札を仕込んで千紗希ちゃんの事を研究してたの」

「へ……? わ、私を?? 研究??」

 

 それが今回の騒ぎの原因に繋がる事だろう。

 何を研究するのかはまだ判らないが、それをしたかったがために、ぬいぐるみを動かし、結果ホムラとコガラシに依頼をしたのだから。

 

 と言う訳で事件の全容の説明に入った。

 

「どうせ変化するなら千紗希ちゃんみたいなかわいい子になりたいって思って……、それに千紗希ちゃんはボクに足りないものを、一番足りないものを持ってるし!」

「一番足りないもの……?」

 

 いったい何のことか? と首を傾げる千紗希。そして 他のメンバーも同様。

 そんな千紗希を見て、涙ながらに自分自身の胸元に手をやり、一言。

 

「ボク……おっぱいが足りないの……!」

「「「「(おっぱい!?)」」」」

 

 まだ子供だから仕方ない……と思えるのだが、それでも大事な事なのだろう。起伏が判らない胸元を必死に膨らませる様な仕草をして、こゆずは訴えていた。

 

「ボク……大人の女性っぽさに一番大切なのはおっぱいだと思うの! ボクだって、おっぱいさえあればきっと……!!」

「……そう、なのか……??」

「……のーこめんと」

 

 正直な所、男性陣にとっては口に出すのも憚れる単語だった。

 極度の照れ屋さんなホムラに限っては尚更だ。

 

「それで……今日霊能力者が来て、もうおしまいだって思ったんだ。……だから、最後にもう一度だけ千紗希ちゃんのおっぱいを見ておきたくて……、それであんなムリヤリ……。ヒドイ事しちゃってごめんね……。千紗希ちゃん………。ごめんね………」

 

 涙ながらに謝罪をするこゆずを見て、もう宮崎は怒るつもりはなかった。確かに恐ろしかった。怖かった。だけど この小さい子はそれ以上に大変だった。たった1人で生きていこうとして奮闘して……、間違っている事に精を出してしまったのは言うまでもない事だが、それでもしっかりと謝る事が出来ているんだから。

 だから、宮崎はこゆずの頭を撫でた。

 

「いいよ。もういいよ。そんな事情があったなら……さ?」

「え……?」

 

 直ぐに許してくれると思えなかったこゆずは、はっ、と顔を上げる。

 宮崎は笑って許してくれている事が判った。

 

「それにさ。あたしの胸でよければ……、そ、その いつでも見せてあげるし!?」

「ほ、本当……!?」

「うん!」

 

 これで事件は解決した。

 もうこれからは、ぬいぐるみ達が動き出す様な事も無いだろう、と思える。……絶対とは言えないかもしれないが、それでも宮崎はこれで良い、と思っていた。

 

「(うん。これで良いよね。泣いて謝ってくれたんだし……)」

 

 うんうん、と自分に言い聞かせていたからか……、宮崎は気付いてなかった。

 

「千紗希ちゃんって優しいんだね……」

 

 せっせと 服のボタンを外していくこゆずに。

 おまけに早く支度を済ませた事もあって、その下には何も……つまり、下着の類は着けていない。

 

 気付いた時のは。

 

「ありがとう、千紗希ちゃん!!」

 

 ぽろんっ……♡ と全面に露わになってしまっていた。大きな二つの膨らみと、その鮮やかな桃色の頂き。

 

「ふぁぁ……千紗希ちゃんのおっぱい、やっぱり素敵……!」

 

 目を輝かせているこゆずと、呆気に取られて赤面してしまうコガラシと幽奈。

 

「っっ~~~~!!!」

 

 服を脱がされた事よりも、見られてしまった事実が 宮崎を憤慨させた。

 

「み、見たでしょ!! 冬空くんっ!!」

「み、見てねーよ!!」

「な、夏山くんもっっっ!! ……って、あれ?? 夏山くん? 夏山くん??」

 

 懸命に弁明するコガラシだったが、ホムラの方は妙に静かになってしまっている事にこの時宮崎は気付いた。見られて恥ずかしい思いをしていた筈なのだが……、何だかのっぺらな表情。《無》になってしまってる表情をしているホムラを見て そちらの方が気になった様だ。

 

 

「……………」

「あ、あの。ホムラさん? だ、だいじょーぶですか??」

 

 その姿に幽奈は恐る恐る近づいた。ホムラが苦手だという事は彼女はよく知っているから心配をした様だが……。

 

 

「…………………………きゅう」

 

 

 ぼうんっっ!! と大きなキノコ雲を頭の上に作ったかと思いきや、盛大に顔を赤くさせ、倒れてしまった。

 

「わ、わぁぁ! な、夏山くんっ? 夏山くんっっ!?!?」

「ほ、ホムラさんっ! しっかりーー!!」

 

 目を回しながら倒れているホムラを見て、どこまで純情なんだ……。と言いたかったが 致し方ないだろう、ともコガラシは判断。

 

 先程のとても勇ましく、とても強かったホムラの姿が霧散してしまって、こゆずはただただ首を傾げていた。

 

「そ、そう言えば…… ホムラさん……、ここまで その、はっきりと見たのは……初めてだったかもです……」

 

 幽奈は 今度はせっせとホムラを介抱をする傍らで思い返していた。

 今までの事。つまりラッキースケベェ展開の事を。今までも殆ど不意打ちだったのだが、温泉では湯煙が遮断させていて、そこまでの直視をさせなくて、更には狭霧の乱入が毎回の様にあって、直ぐに完全遮断する事が出来ていた。

 だが、今回は夜とはいえ、公園には街灯がある。……こんな至近距離で宮崎のふくらみを見てしまった。

 

 そのせいで、色々とオーバーヒートをしてしまった様だ。

 

「うぅ、な、なんかごめん……わ、私のせいで」

「い、いや ボクのせいだよっ。千紗希ちゃんのおっぱいは悪くないよっ! おっぱいが素敵過ぎて、魅力過ぎて、かもしれないけど、ボクがいきなりしちゃったから……」

 

 必死に謝る2人だったが、当然ながらホムラに伝わる事は無かったのだった。

 

「ぁー、今回はホムラが災難だったなぁ。……しゃぁねぇけど運んでやるか」

 

 その後は、コガラシがホムラをおぶり 宮崎とは別れた。

 こゆずは、そのまま廃寺に送り返すのは可哀想だという事もあって、ゆらぎ壮に引き取るのだった。

 

 

 


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