ゴールデンウィークが過ぎてなんだか気だるい感じです。
試験も近いのでそろそろ不定期になりそうな予感です。
間宮一族襲撃の後、私はボストーク号――つまりはイ・ウーへと帰って来た。
ついでに言うと理子を探しながら。
「理子~。どこにいるの~」
と、私は優しいお姉さんと言った感じの声音で呼びかける。
今回の容姿は理子と同じ……と言うか、大体会う時は同じ容姿にしてる。
じゃないと理子が混乱するし、同じ容姿の方が双子のお姉ちゃんっぽい。
それにしてもおかしいな~、今日はいるってお父さんから聞いたのに。
でもお父さんがいるって言ってるんだから、間違いはない筈なんだけどな。
「もう、出で来ないとぷんぷんがお~だぞ!」
指で角を作りながらそう言うけど、反応はナシ。
「誰をお探しかしら? 4世」
と、私が探してる人物の声ではない声が聞こえる。
理子と勘違いしてるっぽいね。
ついでだから、ここは理子に成り済ましとこう。
「……ヒルダ」
私が理子が真剣な時にやる口調で声を掛けた者の名前を呼ぶ。
コウモリのような翼を持った金髪ツインテールで縦ロールの少女がそこにいた。
「そう怯えなくても何もしないわよ、4世」
舐めるような言い方で彼女はそう言う。
何かしてきたら銀ナイフを突き立てるけどね。
弱点に耐性があるだけで、苦手なのに変わりはないのは分かってるし。
怯んだりすれば、後は魔臓を刺せばいいだけ。
「貴方の事だからジャックを探してるのでしょう? なら、
既に行ってきたけどね。
「……ありがとう」
そう言って私は去ろうとする。
「待ちなさい、理子。教えてあげたのだから、対価を払うべきじゃないかしら」
そして、私は止まる。
ふうん……ヒルダってば、理子にそんな要求をするんだ。
まあ、取りあえずここは流しておこう。
そのまま私が立ち尽くして、ワザと微かに震えてるフリをする。
するとヒルダはゆっくりと近づいてきて、私の両肩に手を添えて後ろから顔を近づける。
「最近、血を吸っていなくてね。だから、教えて上げたお礼に少しばかり分けて頂戴」
そう囁き、首筋に息が掛かる。
さて、そろそろ眼球に銀ナイフでも刺して――
「ひ、ヒルダ?」
今の私と全く同じ声がした。
その声に反応してヒルダは後ろを向く。
「え……? 4世が二人?」
ヒルダの向いた方向には『本物の理子』がお菓子を持ちながら呆然としている。
同じようにヒルダも呆然としながら眼を見開いて、今の状況が分からずにいる。
ああ、そう言えばヒルダは私が理子の恰好をして本物の理子に会いに来てる事を知らないんだった。
それにしても、良い驚き顔だねヒルダ。
いつもの澄ました顔が嘘みたいだよ。
これはこれで、理子に成り済ましてた価値があったね。
「それじゃあ、こっちの4世は一体……」
今度は逆に私が向かい合う形でヒルダの肩を持つ。
「ゴメンね~。ヒルダが理子だと思ってたのは、ジャックと言うかジルちゃんでしたー」
「な、何ですって……」
「で、ヒルダ。あの程度で一々、理子に対価を求めてるの?」
私が唇を釣り上げて、ニヤリと笑いながらヒルダに問いかける。
一応、契約で人間の血液――しかも女性で処女の物を私がいくらでも調達する代わりに理子には手を出さないって言う話だった筈なんだけど。
私の間違いだったのかな?
「くっ……」
「ああ、妙な真似はするな。この距離なら十分にバラバラに出来る」
理子が本気になる時の男喋りで私は警告する。
いくら、超再生能力があると言っても体がバラバラになれば再生時間は延びる。
その延びた時間を使えば、弱点である4つの魔臓を同時に破壊するのは容易だしね。
それに、電気攻撃をしようとしてもアレは少し力を入れないと発動しないから……この距離なら力を入れる前に首を切り落とす事が出来る。
吸血鬼と言えど人間と同じように頭で考えて行動するんだから、その考える頭が無ければ体は何もできないって訳なんだよね。
とまあ、そんな事はひとまずは置いておいて。
「あたしとの契約に無かったっけ? 理子に手を出したら殺すって。もしかして、あたしのいない所でそう言う事が何度もあったのか?」
「…………」
もし、そう言う事なら契約は完全に無効だよね。
約束はちゃんと守って貰わないと困るよ。
だんまりって事は、Yesって事でいいかな?
「じゃあ……バイバイ」
別れの挨拶と共に、私は物凄い速さでサバイバルナイフを振るう。
それは、私の腕が相手には視認できないくらいに速く。
ヒルダが力を入れる間もなく、首が飛ぼうとしたその時――
「――待って!!」
抑止の声に私は、ヒルダの首筋でピタリとナイフを止めた。
「どうしたの? りこりん」
打って変って私がにこやかに理子に問いかける。
「ジャック……あたしは何もされてないから」
「ホント? 脅されてたりとかしない?」
「うん。ホントに何もされてないから……大丈夫だから。お願い」
う~ん、でも表情から見るに何か隠してるっぽいけどね。
このまま腕を振るっても良いんだけど……『家族』の頼みだしな~。
理子の意思がどうなのかは分からないけど、ここは聞いておこう。
「分かったよ。それじゃ、行こっか♪ それじゃあねヒルダ」
ナイフを下ろしヒルダの横を何事も無かったかのように通り過ぎる。
そして、そのまま理子の手を取って歩き出す。
――ミシッ!
何か、後ろで金属がひしゃげるような音がしたけど気にしない。
どうせ、ヒルダが悔しがってるだけだろうから。
やっぱり、高飛車だったりプライドが高い人ほど遊び甲斐があるね。
しばらく歩いて、理子の部屋へと到着。
いつ来てもファンシーだね理子のお部屋は。
特に、フリルの付いた意匠の服が多い。
中には私の上げた変装用の服もあるけど、それでも多いのはロリータファッション系なんだよね。
今、理子が着てるのも同じ物だからね。
「りこりんの部屋に来るのもひっさしぶりだね~」
半月ぐらい? いや、一月は理子には会ってないな~。
お互いに忙しいみたいだしね。
仕方のない事だけど。
「ほら、今日1日はここにいるからゆっくりお話でもしよ」
「うん」
私がベッドに腰掛けながら言うけど、理子の返事はどこか元気がない。
「どうしたの? もしかして、この姿じゃ駄目だった?」
前までは「お姉ちゃん」って言いながら甘えてきてくれたのに。
「ううん、違う。そうじゃなくてジャンヌに聞いたの。ジャックは理子に本当の顔を見せた事があるって」
そう言えば、そんな事言ったね~ジャンヌに……
まあ、理子に喋るのなら別にいいかな? 他の人に漏れてるの分かった瞬間には火刑台のジャンヌ・ダルクにしてあげるけど。
「あるよ~。りこりんは覚えてないかもしれないけど」
アレはいつだったかな?
確か、理子がうっかり私の部屋に踏み入れた時だったかな?
取りあえず、その時の私はお父さん曰く「手がつけられない子供の100倍は手がつけられなかったよ」と、笑顔で言ってた。
つまりは今よりもやんちゃだった時なんだよね。
で、何も考えずに入ってきた理子を殺そうとして~。
お父さんが乱入して~。
止められて~。
私の顔を見た後に理子は気絶して~。
私もお父さんに気絶させられて~。
終了。
そんな感じだった。
だから、私の本当の顔を見たとすればその時なんだよね。
いや~あの時の理子には悪い事をしたと思うよ。
「それで、本当の顔がどうかしたの?」
「うん。今までは、ジャックが本当の顔を出さないのは何か理由があるんだと思ってた」
ふむふむ。
「だけど、ジャンヌの話を聞いて思ったの。一度素顔を見せてくれたのにどうして見せてくれなくなったんだろうって……」
見せたって言うより、偶然見たって言った方が正しいんだけどね。
「ねえ、ジャック。理子とジャックは家族だよね?」
私の隣に腰掛けて心配そうに理子は呟く。
ああ、成程ね……何となく理子の言おうとしてる事が分かってきた。
「つまり、りこりんは私の素顔が見たい訳なんだね。いいよ、別に見せても」
「……え?」
何その意外そうな反応。
「隠してるんじゃないの?」
「う~ん、別に隠してる訳じゃないんだよね~。家族の前でも隠すのは他のイ・ウーのメンバーに見られるのを防ぐためだし」
ただ、何となく家族以外には見られたくないな~と思ってるだけで別に見せても構わないんだよね。
それに、仮に素顔だったとしても普段から変装をしてる私だから、本当の顔だと気づく可能性は低いし。
「さてと……それじゃあ、りこりんには特別に公開しちゃいま~す」
タネ明かしとばかりに私がカツラを取り、その中で結わえていた本当の髪をほどく。
サラリと私の髪が背中、そしてベッドの上にへと現れる。
カラーコンタクトを取り、それから特殊な薄い皮のようなマスクを取る。
「ふう……あと、声も戻しておかないと」
ちゃんと地声に戻して、一先ずは大体OKかな?
「うん、これが本当の私の顔と声だよ」
「………………」
って、あれ? 理子は何でそんなにボーっとしてるの?
ここはもっと驚く所じゃないの?
「理子? どうしたの」
「……っ!」
私が声をもう一度掛けるとようやく、理子は我を取り戻す。
「本当にジャック?」
「みんなジャックって言うけど、女の子だからジルって言う方が正しいんだけどね」
「……男じゃなかったんだ……」
――え?
「今まで、男だと思ってたの?」
「だ、だってジャックって男の名前だし、変装してる時は男の方が多いし」
「だから、みんなが勝手にジャックって呼んでるだけだよ。ジャックって呼ばれてるから本当の性別は男だと思ってたの?」
だとしたら、それはそれでありがたいけどね。
余計に私の事を勘違いしてくれて、色々と誤魔化せるし。
それに私自身、本当の名前なんて知らないしそもそも無いのかもしれないんだよね。
別に何の問題も無いけど。
「あと、ちなみに言うと男の変装が多いのは成り代わる対象が男性の場合がほとんどだからなんだ」
それ以外の場合は大体気分で決めてるからな~。
そう考えると、確かに男性の方が多いかもしれない。
「……そうなんだ」
すごく驚いてる感じだね、理子。
こんなに驚いてるのは、家族になろうって言った時以来だね。
「さてと、私ばかり話してても仕方ないんだよね。それに、時間も無いし」
今日1日終われば武偵の方に戻らないといけない。
キンジの方も気になるし。
「だから、ほら。理子のお話聞かせてよ」
「……う、うん」
なんだか急に理子がよそよそしくなったけど、まだ私の姿に動揺してるのかな?
もしかして想像してたのと違いすぎて幻滅しちゃったかもしれない。
う~ん、やっぱり正体は明かさない方が良いのかな?
そう思いつつも一度話してしまえば、理子はいつも通りに話をしてくれた。
こうして私と理子はしばらくの間、家族の雑談を楽しんだ。
◆ ◆ ◆
あたしの名前は理子――峰・理子・リュパン4世。
そしてジャックの妹であり、両親が死んだ後に出来たたった一人の家族。
それがあたしにとってのジャック・ザ・リッパー。
だけど、あたしは未だに混乱してる。
だってお兄ちゃんだと思ってた人物が実はお姉ちゃんだったなんて……
と言うか、ジャック――いや、ジルか……とにかくお姉ちゃんの変装を見破れとか言われても無理ゲーなんだよね。
例えるならカエルでヘビに勝てって言うくらいに無理。
実際、理子よりも何十年も長生きしてるヒルダですら見破れなかったくらいだから、相当に完成度は高い。
逆にお姉ちゃん以上の変装の技術を持ってる人がいたら理子に教えて欲しい。
あたしの変装技術はお姉ちゃんが師匠――つまりは世間を騒がせているジャック・ザ・リッパー仕込みだけど、あたしなんてまだまだ。
声と外見、それからその人の癖と性格までしか似せられない。
お姉ちゃんの場合は、さらに筆跡から指紋や手の皺とかあと言葉の訛りまで再現する徹底ぶりで知識も豊富だから何にでもなれる。
以前はとある研究員に3日ほど成り代わったことがあるらしいし。
研究員って事は、何かしらの専門的知識がいる訳で……つまりは普通に研究員に成り済ませたって事はその専門的知識が普通にあるってことなんだよね。
その上戦闘も出来るってどんなチートって感じ。
理子を監禁してたブラドと交渉したり、パトラが怯えてるあたりからしてもその凄まじさがある。
なにせ、パトラに関してはイ・ウーの中での強さはリーダーに次ぐナンバー2でブラドはナンバー3。
そのナンバー2、3と対等以上に渡り合えるジャックはなんなの? って話になるんだよね。
それはともかくとして、お姉ちゃんの本当の姿を見た時……あたしは声が出なかった。
ブラウンとピンクブロンドのグラデーションをした長い髪。
そして、宝石みたいな青紫色の瞳。
どう考えても殺人鬼とは何光年もかけ離れてて、縁のなさそうな顔立ちだった。
これがホントに世間で騒がれてる――『ジャック・ザ・リッパーの再来』と言われる人物なの?
理子にはとてもそうは思えない。
だって、ジャックは……お姉ちゃんはこんなにも優しくて理子を色眼鏡で見ることなく『理子個人』として見てくれる。
時々、犯行の一部始終を映像で武偵や地元警察に送りつけてたりするけど、その映像に記録されている残虐性を持った人物とは思えなかった。
ただ……お姉ちゃんの誰も寄せ付けないような強さにあたしが憧れてるのは、確かなんだけどね。
「どうしたの理子?」
「……ううん、何でもない」
考えすぎだったのか、お姉ちゃんが私の顔を覗き込んで来る。
「やっぱり、ヒルダのこと?」
「ち、違う……ただ、まだお姉ちゃんの顔に驚いてるだけ」
慌てて否定するけど、ヒルダのことに関しては前からそう言う事はたまにあった。
嘘だって言うのはきっとお姉ちゃんにはバレてる。
だけど、多分私の意思を尊重して聞いてこない。
……心が痛む。
でも、あの時私の姿をしたお姉ちゃんがヒルダを殺そうとした時、私が思わず叫んで止めたのは……きっと、怖かったんだと思う。
さっきも言ったように、お姉ちゃんの変装の技術は高い。
だから……なんだか鏡を見てるようで怖かった。
心の奥底で、理子がヒルダを殺す事を望んでいるような気がしていて変な感覚に陥りそうだった。
あと、これはあたしの我が
今でも、あたしの目の前にいる人物が『殺人鬼』であるという事実を認める事が出来ずにいる。
結局はそれは理想の押しつけで……お姉ちゃんは、理子の家族は、こんなにも近くて遠い存在なんだとは思いたくなかった。
ねえ、お姉ちゃん……もし、あたしが殺人をやめて欲しいって言ったらお姉ちゃんはやめてくれるのかな?
代わりに理子がいくらでも手を汚すから、お姉ちゃんは今目の前にいる優しい理子の家族のままでいてよ。
……そう言いたいけど、お姉ちゃんの殺人衝動は先天的な物だって言うのは分かってる。
だから、理子の我が儘でお姉ちゃんを苦しめるのもイヤだ……
深く考えれば考えるほどあたしの心は沈んで行く。
「……ふえっ?」
突然にギュッと、あたしの体が抱きしめられる。
抱きしめる人物はこの部屋に一人しかいなくて――
「お、お姉ちゃん?」
「ん~? なに?」
「ど、どうしてりこりんを抱きしめてるのかな? かな?」
思わず声が変になりながら、語尾を2回繰り返してしまった……
「なんか悩んでるみたいだから、取りあえず抱きしめてみた」
取りあえずって……そう言えば、お姉ちゃんの事で忘れてた事がある。
それはお姉ちゃんの感情はいくつか抜け落ちている『部分』があると言う事……
例えるなら、喜怒哀楽の内の楽以外の感情がない。
だから、人の思考を察する事は出来ても感情には疎い部分がある。
表情が豊かそうに見えるけどそのほとんどは演技で、楽しい以外の感情を出してる気がしない。
結局のところ、お姉ちゃんの感情はどこまであるのかはあたしですら分からない。
もしかしたら実は喜んだり、悲しんだり、葛藤したりしてるのかもしれない。
だけど、結局は分からない。
こんなに近いのに、理子にはお姉ちゃんの事が分からない。
「ねえ、理子。やっぱり前の顔の方が良かった?」
突然、お姉ちゃんはそんな事を聞いてくる。
さすがに無視し過ぎだったかもしれない。
「え? どうしたのお姉ちゃん?」
「だって、全然こっち見て話してくれないから。顔がダメなのかなって? もしかして、男の方が良かったりする?」
「ち、違うよ!」
思わず否定しながらお姉ちゃんの腕の中で体の方向を変える。
……しまった、お姉ちゃんと向き合う形になっちゃったよ。
うぅ……夾ちゃんのような趣味がないにしても、お姉ちゃんの素顔を見てるとりこりんは何かに目覚めちゃいそうだよ。
「顔がダメとかじゃないの?」
「違うよ……その、お姉ちゃんの顔は凄くキレイだと思うし……顔を合わせられないのは、思わず見惚れちゃったからで――」
――ってあたしは何を口走っちゃってんの!?
発言的にそっちの趣味の人みたいじゃん!
「そうなんだ」
お姉ちゃん納得しないで!!
理子としては否定したいところで誤解なんだよ!!
「別に顔なんていくらでもあるんだけどね……私には分かんないな~」
………………。
そうだった……お姉ちゃんは美的センスと言うか美感もズレてるんだった。
自分がどれだけ綺麗な顔かも自覚してない。
まるでファンタジー系のゲームのヒロインが飛び出してきたんじゃないかと思うような程の顔立ちをしてるお姉ちゃんは、そこら辺の女優よりも綺麗で美しく思える。
それに、お姉ちゃんにそう言う知識と言うか暗喩は通じないのを忘れてた。
「でも、理子が良いって言うんだったらこのままでも良いかな?」
そう言って、あたしの目の前でお姉ちゃんは微笑む。
その笑顔に偽りはなくて……お姉ちゃんの『家族』という言葉に、嘘は無いって言うのが分かる。
だからこそ、甘える事が出来る。
いつの間にかあたしはお姉ちゃんの胸に顔をうずめていた。
「……お姉ちゃん」
「ん~?」
「甘えても良いんだよね?」
「もちろんだよ」
お姉ちゃんの声が頭の上から聞こえた時、あたしはさらに体を密着させる。
そうだよ……お姉ちゃんが何者かなんて、分かり切ってる。
理子の――家族なんだ。
そう考えながらあたしの意識は、段々と薄れていき、眠りへと落ちる。
ガールズラブと言うか、理子はシスコンみたいな状態だと個人的には思ってます。
そして言わずもがなジルの変装はチート級、そしてそれを推理して見破れるシャーロック・ホームズもチートです。
さて、原作ではハーケンクロイツが出てるあたり、ヒトラーの子孫とかでそうな気がしますが……どうなんでしょうね。