スミマセン ⤵本文の書き方を修正するよう感想欄に要望があったにも関わらず、書き方……変えられませんでした⤵
高卒の頭脳では無理です。
それでも良いよッ!!!と言ってくれる心の広い方には感謝がつきません、また、今回は無理でしたがこれから少しずつ改善しようと心掛けますので、悪いところがあったらビシバシ感想欄で言っちゃって下さい。
それでは、どうぞ
カキ
カキカキ、カキカキカキ
カキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキ下記カキカキ柿カキカキカキ下記カキカキカキ火気カキカキカキカキカキカキカキカキカキ夏期カキカキカキ牡蠣、カキカキカキカキカキカキカキカキカキかき
ペラ
…………
……ふぅ
「やっとこさ終った!」
「マクタヴィッシュ中尉!至急見てもらいたい書類が!」
「……は?」
「ヒィ!?」
6話 新任務を忙殺する!
「……ここと……ここ、それとここ、計算が合わない、元の数字がわからないから私からは何とも言えないが、何処かで桁でも間違えたのではないか?」
「は、は!至急確認及び修正していただきます!」
「君が書いた書類ではなのか?」
「そうであります!」
「……まぁいいさ、もう行っていいぞ」
「失礼しました!」
元気の良い返事と共に私の執務室から出ていく兵士、悪いことをしてしまった、先程は溜まった書類を全て片付けた解放感を邪魔されて思わず凄んでしまったが、彼から点検を頼まれた書類、これ多分文官から流れて来たものだ
ここ最近宮殿内部の優秀な文官が次々と粛清されていってる、おかげで人手の足りなくなった文官達が処理しきれなかった書類が私達武官にまで回ってくる始末、罪の有無に関しては別にどうでも良いが、仕事が増えるから悪いこととかしないでほしい、私は切実にそう思う
さて、主だった事務仕事は終ったが中間管理職たる私にはまだまだやるべきことが残ってる
コンコンコン
ドアがノックされた
「入ってもい「失礼します」」
おぉっと、まさか私の返事よりも先に入ってくるとは思わなかった、ノックの意味無くない?
「私これでも上官なんだけど?」
「ですから失礼しますと先に言ったではありませんか」
成る程、事前に失礼をすることを通知しておくことで、それで機嫌を損ねられても、悪いのは対応できなかった私だと、軍曹はそう言いたいのだろう、う~ん、……んなわけあるか
「いやそれとこれとは話が別じゃ……まぁ良いか」
軍曹だしな、深く考えたら負けだ
それよりも私としては軍曹の手に持っている物が気になる、左手に持っているのは多分命令書だろう、見慣れた封筒にブドー大将軍のサインが書いてある、間違いない、ただ右手に抱えるように持った分厚い本には見覚えがない、大体サイズで言えばジャンプくらいか?
「軍曹、その手に持っているものは何だ?」
「それをお伝えしに来たのです、おめでとうございます中尉、仕事がまた増えましたよ」
突然だがここで用語解説をしようと思う
帝具
約1000年くらい前に帝国を築き上げた始皇帝が、当時の技術を集結させて造り上げた兵器、全部で48個あるらしいが、なにぶん1000年前の事なのでその全容は帝国ですら把握できていない、ただ、48という数字はちょっと前に流行ったとあるアイドルグループを彷彿させる、もしかしたら始皇帝は、帝具を装備した 歌って 踊って 殺せる女性のみの部隊、名付けてTIG48というユニットを創りたかったのかもしれない。
流石にふざけすぎた
まぁ実際帝具の事はよくわかっていないが、一つ言える事は、その一つ一つが大きな力を内包しており、500年前の内乱ではその猛威を大きく振るったらしい、国の後を愁い護国の為に創った兵器の性能を自国の国民で示すとは笑える話だ、私が始皇帝ならきっと大爆笑してこう言うだろう「やっぱりこうなったか」と
おっと話が横にそれた
兎に角、ほとんどの帝具は500年前に散々になってしまっているが、一応創ったのは始皇帝なのでその所有権はいまだに帝国のままだ、とは帝国の弁、なので帝国で帝具を所持したものは直ちに軍に入隊し、帝国に忠を誓って皇帝陛下に下賜して頂くか、もしくは帝国に返上するか、このどちらかが義務付けられている
そうして返上された帝具は、適応者が見つかるまでは宮殿の何処かで一時的に保管される
さて、どうして私がこんな話をしているのかと言うと……秘密、と言いたいところだが、私もいい加減喉が乾いてきたので、ネタバレといこう
ズバリ私にその保管された帝具の管理を任されたからである。
あぁそれと、私が帝具の保管を任された事は本当に極秘だからな?だから誰にも言うなよ、私と君との秘密だ
「……エクスタス」
「2213~2350ページまでですね、巨大な鋏のような形状をしています。奥の手は不明ですが、凄まじい切れ味と高い硬度を誇っています」
「ブラックマリン」
「68~117ページまでです、水性危険種を素材にした宝石の帝具ですね、触れたことのある液体を自在に操る強力な能力ですが、使用者には心身共に多大な負荷がかかるとリヴァ少佐の報告書に書いてありました」
「うむ、では逆だ、1042ページ」
「そこは……煉獄招致ルビカンテが記載されている筈です、精神エネルギーを熱、いえ、炎というカタチで発射する火炎放射器の帝具の筈です。吐き出された炎は特に生命活動をするものに過敏に反応し、一度引火すれば対称の精神エネルギーと有機物を餌にして燃え上がります、よって水による鎮火は期待できません、酸素などなくとも、精神エネルギーのみで存在することができますので」
「……完璧だな、もう良いだろ」
そう言うと、大将軍は手に持った分厚い本を部屋の暖炉に投げ入れた
私は今、ブドー大将軍の執務室にいる、先程まで私とブドー大将軍がしていたのは、まぁ確認作業みたいなものだ、帝具の保管が仕事なのに、知らない帝具があるとか意味わかんないからな、一通り文献に載っている帝具は、全て頭に叩き込んだ
ただ、あくまで私が目を通したのは文献であって資料ではない、有名な帝具ならともかく、マイナーなものは情報が曖昧だったり消失してたりするので、ある程度私の想像が入っている
覚えた帝具の数は26個くらいだったかな?
「わかっていると思うが、お前に任せる仕事は非常に機密性の高いものだ」
「存じております、大将軍」
机一つ挟んで椅子に座る大将軍、見下ろしているのは私の方なのに、目の前に存在するだけで何処か強い圧力を感じる、この人の積み上げられた武錬の高さは、もはや隠すことのできない位置まで来ているのだ、これぞ正しく大将軍、この国の武の頂点に相応しい偉容だ
既に宮殿の殆どの者にアホ認定されている私とはえらい違いである
「一応表向きではお前の役職は武器庫の管理ということになっている、こちらも重要な仕事だが、お前が常に多忙なのは知っている、帝具に関わらなければ一人だけ補佐役を入れることを許可する」
「お心遣い痛み入ります」
はぁ~
表面上は無表情を装ってはいるが、私は内心の溜め息が止まらない、仕事が増えた、しかも2つ、なんだこれ?
つまり、あれか?これから私の一日はこんな感じになるわけだ
朝起きる
↓
仕事場に向かって書類を受けとる
↓
点検、決済をしながら調査員の報告書を纏める
↓
その他諸々の業務が終わったら武器庫の点検をする
↓
問題なければ帰宅……なわけあるか
↓
帝具の調査
そして帝具の情報が入ったら、休みの日はその回収、と
……死ぬぞ?
いや、本当に死ぬわけではないが、それくらい忙しいのは確実だ、しかも補佐役が一人だけというのも辛い、確かに役職の特性上、知っている者も手掛かりになる者も少なければ少ないほど良い
頭では理解出来ているのだが……あぁもう止めだ!深く考えるな、私は軍人、ただ与えられた任務をこなしていれば良い
「兵庫管理の要領は前任者のフィスに聞け、お前が誰を補佐役するかは知らないが、申し受けにはソイツも同伴させろ」
「わかりました」
それに、大将軍には恩がある
この人に引き抜いて貰わなかったら、私はきっとまだ軍曹と共に戦場を這いずり回っていただろう、それに比べれば、事務仕事で忙しさを感じること事態十分すぎる程贅沢だ
「他に何か質問はあるか?なければ今日はもう上がっていい、お前のことだ、もう粗方業務は終わらせているのだろう、どのみちフィスは今日非番だ、お前も少しは休んでおけ」
「ご恩情、感謝いたします」
その言葉に、私は万感の想いを籠める
「すまない、お前にはいつも苦労ばかりかけてしまっている」
「お気になさらず」
こうして労いの言葉をかけてくれるだけでいい、頑張った甲斐がある、そして、また頑張ってあげようとう思える
私には、愛国心もないし、ましてや何も知らないただのお人形に捧げる忠誠心もない、ただ、受けた恩は返さなければならない、私をこの国にとどめているのは、本当にそれだけだ
いや寧ろ、心情的には革命軍向きだ、帝国の圧政に苦しむ‘おそらく’無垢な民を助けるために是非とも彼らには頑張ってもらいたい、革命ついでに産業革命も起こして貰えれば私としては万々歳だ、1000年前に帝具なんてハイテクな兵器があったくせに、何でいまだにパソコンすらないのか不思議だったのだ、パソコンさえあれば私の事務仕事は今よりずっとましになる、気がする
まぁどうでも良いがな、相手がどれだけ崇高な使命を抱いたって、敵である私には関係のない話なのだから
そんなことを考えながら、私は大将軍の執務室を後にした
「失礼します」
パタン
「ふふふ、午後から丸々休みになった、うれしい」
「あ、あのマクタヴィッシュ中尉……」
「もう、何もする気が起きない、家に帰るのもよし、軍曹の仕事が終わるまで待って一緒にお酒を飲むも良し……うれしい」
「さ、先程の書類なんですが……」
「聞こえんな、非番の私に仕事の話など一言も聞こえない」
「そんな……」
「……」
「部屋に行ってもいなかったから、ずっと待ってたのに……」
「……」
「…………」
「……ッ、……」
「……」
「……」
はぁ~
「…………帰りま「一緒にやってやるから直ぐに終わらせるぞ」」
「ありがとうございます!」
結局私の帰宅時間は何時もどうりの深夜となった
書類を手伝っている途中に、この兵士が頻繁に私のところを訪ねてくる事を危惧した私は、彼に一から会計業務を教える事にした、遅くなったのはその為で、全て私の自業自得だ
よくもまぁ文句一つ言わずに付き合ってくれたものだ
机に突っ伏して、スヤスヤと寝ている真面目な青年を見て、知らない間に頬が緩む、いい気分だ
とは言え、突っ伏したままというのは良くない、変に寝違えてしまう前に移動させた方が良さそうだ
「よっこらせ」
今更起こすのも悪いので、なるべく丁寧に担ぎ、部屋のソファーにそっと寝かせる、ついでに私のコートも掛けてあげた、部屋の暖炉も消してしまうし、体が冷えるといけないなからな
「私も帰るか」
自分の着るコートがないので私服で帰る
彼は執務室に置きっぱでも良いだろう、私も仕事が遅くなると、家に帰るのも億劫になって執務室で夜を明かすこともある、今更人の気配があったところで誰も怪しむまい
シャツのボタンを外して、ズボンを脱ぐ、下着一枚で部屋のクローゼットを漁っていると
「……ッ!、~ッ!ッ!!……ー」ーーッ!!!
後ろから強烈な気配を感じた
多分、寝ていた彼が起きてしまったのだろう、声こそしなかったが、いっそここまで聞こえて来そうな程激しい心拍音だ
まぁ良いさ
彼も疲れているだろうし、いや寧ろ折角のラッキースケベがこんな貧相な体で申し訳ないくらいだ、ユーリィー=マクタヴィッシュはクールに去るぜ
おっと、大事な事を言い忘れていた
「おつかれさま」
パタン
感想、待ってます。