それに久々に第三者視点でなくキャラ視点で書きました。
リンゴ団長の部隊は今日も今日とて元気に害虫退治である。
「ランタナ、適当に小突いて来い」
「らじゃー!! 適当に引っ掻き回してくるね!!」
団長はランタナ分隊を送り込むと、地図を広げる。
細かい地形を頭に叩き込み、誤差を埋めていく。
「懐かしい、と言うには早すぎるか、キルタンサス」
「そうですね。正直あっという間と言いますか」
彼らはブロッサムヒル外郭に来ていた。定期的に彼らはこの周辺の害虫を掃討する。
キルタンサスがこの部隊に来て最初の戦いが有った場所だ。
彼女は部隊の顔ぶれを見渡す。
人数は増えていても欠員は居ない。彼女が以前居た部隊ではありえない状態だ。
平時でも多ければ週に一人、少なくても月に一人は戦死するのも当たり前の騎士団で、顔ぶれが変わらないのは凄い事だった。
あのクロユリが顔と名前を覚えると辛くなるだけだというのに、とぼやいていたくらいである。
彼の手腕もそうだが、団長のその手腕にも度肝を抜かれたのを彼女は覚えていた。
「(とは言え……)」
キルタンサスは折りたたみ椅子に腰かけている団長にじゃれついているイヌタデを見やる。
彼女が来てからというもの、必要が無いからか事前に害虫に凄惨な拷問を施して誘き寄せるという彼の手法があまり見られなくなったという印象を受けた。
優秀なスカウトがここまで戦術に影響を及ぼすのかと、キルタンサスは感心したほどである。
徹底的な規律を求める団長が、こうして臨戦状態でじゃれつくことを許すイヌタデはある意味ランタナや他の指揮権上位陣以上に特別扱いされていた。
団長は表面上邪険に扱ってこそいるが、それは周囲に示しが付かないからだろう。
自分のことは結構話すのに、団長は昔の戦いのことなど重要なことをあまり話さない。
この二人がどのような戦いを経て絆を育んだのか、興味が出てきたのだ。
「よし、ランタナ達が虫どもを釣って来たな。迎え撃つぞ」
「ご主人」
森の奥の方が騒がしくなってきたのを感じ取った団長が起立して皆に呼びかけたが、そこにイヌタデの鋭い声が響く。
「どうした?」
「あっちから、いっぱい来てるかも」
彼女は地面に耳を当て、平原の方を指差す。
「ちッ、挟撃か」
「どうしましょうか、団長さん」
「ランタナ達に攪乱を指示しろ。時間を稼いで向こうの害虫を殲滅してから再び誘き寄せるぞ。
最悪出直しも検討するしかないか」
団長はリンゴにそう答え、再び地図を広げる。
「向こうに指揮官タイプが居たか……。
お前ら、戦闘準備だ!!」
そうして部隊をまとめ、団長は平原の害虫を迎え討ちに向かったのだが。
ドン、とその振動に、森の浅い場所から出た全員の足が止まる。
ズガン、という轟音と共に、何かが降ってきた。
それは、バラバラに砕け散った無数の害虫だった。
土砂と共にそれが雨のように降ってきたのである。
軽く五十体は居ただろう害虫の群れが、全滅していた。
「背後を取られるとは、油断しすぎですよ。これでは落第点ですね」
半円状にめくれ上がった平原を悠々と歩いてくるその人物に、団長は顔を引き攣らせる。
この惨状を引き起こした当人、デンドロビウムは悠然とこちらに笑みを向けた。
「……なにしてるんです、師匠」
「偶々通りかかっただけですよ」
§§§
「もうあの人一人でいいんじゃないのかな……」
暇だから手伝うと申し出てきたデンドロビウムを加えた討伐戦……いや、殲滅戦の結果を見て、ランタナは遠い目でそう言った。
花騎士で無双ゲーが作られるなら絶対にプレイアブルキャラから外れないだろう活躍ぶりだった。
「少し指示が荒いように見受けられますね。
仲間の強さを信頼しているのはいいですが、それでは先ほどのように慢心を突かれることになりますよ」
「……はい、申し開きもありません」
そして団長は自分より少し背の低いデンドロビウムにお叱りを受けて項垂れていた。
「それにしても、格の違いってのをこうも実感させられるとはね……」
あんな大規模魔法じみた攻撃をして汗一つかかないデンドロビウムを見て、キルタンサスは徒手空拳で戦うものとしての差を感じざるを得なかった。
「本当よねぇ、流石団長さんが最強の花騎士だって挙げるだけはあるわ」
と、そんな説得力皆無のことを言ったのはサクラだった。
「サクラさんもあれくらい出来るじゃないですか。
この間の防衛戦で軽く百匹ぐらい倒したって聞きましたよ」
「あれはウメちゃんがいたからよ。それでも結構時間が掛かってしまったもの」
それは戦闘スタイルの違いじゃないかなぁ、と思わなくもないキルタンサスだった。
「とは言え、よくこれだけの部隊を育て上げましたね。
思わず慢心してしまうのも分かります」
「でしょう? こいつらは俺の至宝ですよ、師匠」
「だから慢心を捨てろと言っているのです。慣れは達人も鈍感にしますよ」
「はい……」
団長もデンドロビウムの前では縮こまる子犬も同然だった。
「ねぇねぇ!! だんちょはどういう感じに弟子入りしたのさ!!」
便利な我らの狂言回し、ランタナがそんな質問を投げかけた。
その質問に皆も確かに、と思った。騎士団長が花騎士に弟子入りするなど、聞いたことが無い。
「そうですね、あれはもう何年前のことでしたか」
「師匠ッ」
「別に隠し立てするほどのことでもないでしょう?
それともあなたは自分が至宝だという人たちに隠し事をするのですか?」
咎めるような団長の声音をデンドロビウムは軽く受け流し、皆の前で話し始めた。
……
………
…………
あれはしばらく吹雪が続いたある日のことでしたね。
「ねぇねぇデンドロビウム!! あそこに何かあるよ!!」
「なんですって?」
私とオンシジュームは買い出しを終え、屋敷に戻る最中でした。
その道中にかまくらを作っていた彼はその中で凍死寸前で横たわってたのです。
――あの時は吹雪に襲われて丸三日彷徨って、マジで死ぬかと思ったぜ。
うちの国でも極寒や猛吹雪での行方不明や凍死は珍しくありませんから。
オンシジュームが見つけなかったら多分あなたはこの世には居なかったでしょうね。
城下町に運ぶよりも屋敷の方が近かったので、私達はそちらで治療することにしました。
「デンドロビウム!! あの人意識が戻ったよ!!」
彼は一週間近く目を覚ましませんでした。
オンシジュームがその間付きっ切りで看病していたので、その声に私は彼が眠っていたベッドに向かいました。
「ねぇねぇ、私のこと分かる?
私、オンシジューム、オンシジューム、だよ!!」
彼はまさしく意識だけ戻ったという状況で、瞼だけが開いて意識
そんな彼にオンシジュームは紙に自分の名前を書いて自己紹介していました。
「お、れん。じ、じゅー、む?」
「オレンジじゃないってばー!!」
「やめなさい、病人ですよ」
私はひとまず安堵しました。故郷の吹雪の恐ろしさはよく知っていますから。
「ご迷惑を掛けて申し訳ありません、デンドロビウムさん」
「いえ、困ったときはお互い様ですよ」
彼は数日で起き上がれる程度には回復しました。
「失礼だと思いましたが、荷物から身元を確かめさせてもらいました」
「……では、見たのでしょう。処分通知を」
「ええ。貴方のことは同じ教導に身を置く者として聞こえてはいました。
痛ましい事です。それで、貴方はこれからどうするのです?」
「やることも無くなったので、故郷でもう一度騎士団長としてやり直そうと思っています」
そう語る彼の目には、見慣れた物が宿っていました。
鬼。そう、鬼ですよ。
憎悪に憑りつかれた花騎士がする目をしていました。
このままでは彼は花騎士を効率的に使い潰す騎士団長になるだろうと悟った私は、彼を弟子にすることにしたのです。
――何が弟子にすることにしたのです、だ。こっちのプライドをバキバキにへし折って無理やり弟子にさせた、ってのが真相でしょう。
お黙りなさい。
こほん、そう言うわけで彼は城下町で騎士団長をしつつ、屋敷に通って私の指導を受けることになったわけです。
……
………
…………
正直な話、師匠には感謝してるが時々抽象的な精神論が混ざるのは勘弁してほしかった。
貴方の指導には愛が足りません、って訳分からんわって当時思ったぜ。
え? なんだキルタンサス。ん? イヌタデとの馴れ初めだって?
それ今関係ある話か?
――いいじゃないですか、あながち無関係とも言えませんし。
まあ、別にいいけどさ。
師匠も言ってたが、俺は故郷で騎士団長しながら週に三日は彼女に師事していた。
騎士団長って言っても殆ど騎士団本部の顧問みたいなもんで、やることは殆ど教導ばかりだったけどな。
屋敷に寝泊まりしたりしてたんで、お年頃だったカトレアお嬢はあまりいい顔しなかったがな。
「あまりいやらしい目で見ないでよね」
って、面と向かって言ってきたもんだからこう返してやったよ。
「正直、俺はお嬢のような発育の良い女性はちょっと。今のアマ公ぐらいがベストなんですわ。
見た目が可愛いからってお嬢はちょっと自意識過剰では?」
ってな!! ははは、お嬢は男に耐性が無かったからよ、そんなこと言われるとはまるで思ってなかったって表情が傑作だったわ。
……まあ、それがシンビの奴にまで飛び火してずっと距離置かれっぱなしなんだけどな。
え? ああ、話が逸れたな。
俺が指導に当たってたのは花騎士になり立ての連中ばかりでな、ポインセチアやホーリー、オリーブちゃんとかお前らも知っているだろう?
あの頃の二人はまだまだ未発達で……ごほん、まあ、俺が半ば顧問と言えどもすぐに騎士団長に復帰できたのもそうだが、こんなちみっこ達を戦力とせねばならんという故郷の状況に悲しくなったもんだぜ。
それで扱いが特殊な子をどうにか預かってほしいって言うんで、雇ってもらった手前本部に嫌と言えずに頷いたら、来たのがイヌタデだったわけだ。
こいつは今でこそこうだが、当時はかなり手を焼いたものだ。
誰かが近づけば威嚇するし、まともに言葉も話せない。
人道的観点から保護してみたが、世界花の加護を得ているもんだから騎士団預かりになったわけよ。
うちのちみっこ達は珍しがってきゃーきゃー騒いでたが、あれはこいつの境遇を憐れんでいるだけで、誰もこいつを見てなかった。まさに珍獣扱いさ。
その中でもこいつに親身に接したのがポインセチアだったな。
とは言え全く心を開かなかった。当然だよな、育ての親と殆ど無理やり引き離されたようなものだった。
夜になれば外で遠吠えする姿は、それはもう見てられなかったぜ。
「正直さ、そんなに寂しくて堪らないならいっそのこと山に返した方がいいんじゃないのかな」
ホーリーの奴がそれが残酷なことであることを自覚しつつそう言った。
「ホーリーちゃん、でもあの子は人間なんだよ?」
「でも親と引き離して良い理由になるのかな?
当人が幸せなら、そっとしておいてあげるのがあの子の為なんじゃないの?」
ホーリーも彼女が面倒なのではなく、どう接すればいいのか分からない表情だった。
もしかしたら彼女は、自分が演じている誰からも人当たりのいい人格が通じない相手を直感的に恐れていたのかもしれない。
「ホーリーちゃんはそれでいいの? 後悔しない?」
ポインセチアの言葉にホーリーは口をつぐむが、結局は答えになっていなかった。
「ポインセチアの言うとおりだ、あの子は人間だ。犬としては生きられない」
「団長さん……」
「色々と文献を当たってみた。
一応前例と言うべきか、狼に育てられたっていう少女の事例を見つけることができた」
俺は二人にその前例について話してやった。
「その少女は幼少期の栄養不足が原因なのか、十代半ばで亡くなっている。
幸いイヌタデの奴は世界花の加護を受けていたので、健康面は問題ないそうだが」
それを聞いた二人は痛ましそうな表情になった。
「団長の言うとおりだし。ウサギは人間に成れないし。私たちが面倒見てやるべきだし」
と、俺が抱えていたツキトジがそう言ったら、二人も同意するように頷いた。
……え? なんでいきなりツキトジの奴が出てきたって?
そりゃあアイツが俺の専用抱き枕兼人間暖房器具として小脇に抱えてたからさ。
アイツは起きてる時間が少ない上に、寝ててもふらふらどこかに行っちまうから、安全の為にいっそのこと持ち物として所持していることにしたのだ。
名案だろう? え? どうせ手を出したんだろって?
ははは、抱き枕って時点で察しろよ……。
だからお前ら婚期逃しそうなんだよ、はっはっは。
……
………
…………
ああ、ご主人!!
………え、ボクが続きを話すの?
ちょっと嫌だなぁ、あの頃のボクって、けっこう
ボクが山で暮らしてた頃、おかあちゃんの所に動物と話せる花騎士の人が何度か通って説得してたけど、黙れ小娘、お前にこの子を救えるかーっていつも追い返しちゃうから、僕はずっとおかあちゃんと一緒に居られると思ってたし。
それでも何度か繰り返しているうちに、おかあちゃんも人間と一緒に行きなさいって、僕を送り出すもんだから寂しくて寂しくて。
毎日山に向かって遠吠えしたりして、ご近所の人にうるさいーって怒鳴られて、人間の住む場所はこんなに怖いところだったんだーって、いつも怯えてたんだ。
ポインセチアや他の皆も優しくしてくれてたけど、その頃の僕は人間がよく分からなくて警戒しっぱなしで。ごはんも殆ど食べなくて。
だから心配になって食べさせてくれようとしたポインセチアのこと、勢い余って引っ掻いちゃったんだ。
そしたらご主人、スゴク怒ったんだ。
「どけ、ポインセチア」
「ダメだよ、ちょっと引っかかれただけだから、私は大丈夫だから」
「ホーリー、ポインセチアを抑えてろ」
ご主人を止めようとしたポインセチアだったけど、ホーリーはご主人の言うことを聞いてあの子をかばうように引き寄せた。
それでご主人は部屋の隅っこで威嚇する僕を無理やり引きずり出すと、外に出て雪の上に投げ捨てたんだ。
他にも花騎士の皆も居たけど、誰もご主人を止められなかったよ。
それぐらいその時のご主人は怖かったんだ。
「どうするつもりなの?」
「バカの一つ覚えみたいに人間として扱うからダメなんだ。
俺はようやく理解した。あいつが犬っころだっていうなら、犬として調教してやるだけだって話だ」
成り行きを見守っていたオリーブちゃんにご主人はそう答えると、こんな時でもぐーぐー寝ているツキトジちゃんを置いて、ボクを見下ろしてこう言ったんだ。
「今からお前の立場を教えてやる。
お前は俺たちの好意を拒否できないってことをな」
それからご主人はどうしたかって?
僕の胸ぐらを掴んでまた雪の上に投げ飛ばしたんだ。
ボクは怖かったよ。けど、逃げることもできないし、痛かったからやり返したんだ。
このままじゃヤバイって本能で分かるくらいの気迫だったし。
僕は飛び掛かって噛み付いて、ご主人は左腕でそれをガードして、何度も何度も殴られて、殴り返して。
どれだけ続けたか分からないけど、ボクはいつの間にか泣いていて、ご主人に抱きしめられてたんだ。
その日から、ご主人はボクの“ご主人”になったんだ。
え? どうしてそうなったんだって?
ボクはご主人に屈服させられて、初めて群れの一員になったんだ。
それまではご主人も皆も、ボクの群れじゃなかったから。
それからは、ボクはちゃんとご主人や皆に色々なことを教わったよ。
言葉もいっぱい覚えたし。一般常識も大変だったけど頑張って一つずつ身に着けたし。
後からボクが山を下りた時は生まれたばかりだった妹もやって来たからしっかりしないといけないって思ったし。
強くなってご主人やおかあちゃんに誇れるようになりたいって思ったんだ。
それで二年くらい一緒に訓練とか他の団長さんのところで害虫と戦ったりしてたんだけど、突然ご主人がお仕事を辞めて別の国に行くっていうから、僕も行きたいって初めてわがまま言ったりして、何とかご主人に付いて行こうとしたんだけれど。
「イヌタデよ、今まで黙ってたんだが。俺、正直猫派だったんだ」
「がーん!!」
って言われて、ボクがショックで寝込んでいるうちに行っちゃったんだ。
ヒドイよね!!
え? どうしてホーリーちゃんがご主人にあそこまで邪険にするかって?
ああ、それは多分皆の前で、ご主人またコービしようってボクが言っちゃったから……って、ご主人、ごしゅじーん!!
……
………
…………
デンドロビウムに投げ飛ばされ、気絶した団長を部下たちによる殴る蹴るの謂れある暴力が襲う!!
この変態!! ロリコン!! 節操無し!! ドスケベ下半身人間!! と、豊富な語録で罵声を浴びせられ続けていた。
途中まで良い話だったのになー、という雰囲気がこの状況を全てを物語っていた。
「こほん、まあ彼が故郷を離れたのは私が免許皆伝を申し渡したからでしょう。
バナナオーシャンで活躍していると聞いた時は安心していたのですが……」
苦笑いとも半笑いともつかない表情でデンドロビウムは彼を見た。
そこで彼が団長としての挫折とは別の失敗をしようなどと、神ならぬ彼女にはわからなかったことだろう。
大体のことを知っている面々も複雑そうな表情だった。
「まあ、彼がまた女性関係で問題を起こしそうになったら、徹底的にプライドを叩き折って差し上げなさい。
錆びて折れた剣も溶かして鍛え直せば元に戻りますから」
「分かりました」
デンドロビウムの助言に、サクラが頷いた。
サクラとてまさかこの助言の通りにする羽目になろうとは思わなかったことだろう。
「私はもう行きますね。皆さん、くれぐれもこのバカ弟子を頼みますよ。
……そうそう、彼に伝言をお願いします。活躍しすぎて、あまり姉弟子を嫉妬させないように、と」
それだけを言い残して、デンドロビウムは一人森の奥へと消えて行った。
「あの人、ウィンターローズに戻るって言ってたけど、一直線に森と霊峰を突っ切る気かな……」
その後ろ姿を見送った後、誰かがそんなことを呟いたのだった。
デンドロ師匠の無茶苦茶さは作者補正が掛かってますが、補正無しでもこれくらい普通にしそうなんですよねぇ(白目
残るは悲しみのバナナ編と毒に溺れるブロッサム編、本編開始前のリリィ編か……。
あ、次回の更新はR版を予定してます。
サクラがどのようにしてデンドロ師匠の助言を実行するのか?
その過程はこちらでは描写しませんし、その結果だけがこちらでは反映されます。
まあ、なんにせよ自業自得ですし(目反らし