ラディッツ来襲
「フリーザさま、いつまで弱虫猿野郎の監視を続けているんですか?」
「ザーボンさんですか?ドドリアさんやキュイさんにも聞かれたのですが、なんだか気にくわないのですよ、私に反旗を翻したバーダックの息子が私の目を盗んで息子を地球に脱出させたようで、まあアリの子供がいようと弱虫の弟ではサイバイマンにも劣るでしょうがね」
「そうですよ!フリーザ様アリひとつ逃したとしても何の…」
「私はあなた方のミスも指摘してるんですがね!ベジータ、ナッパ、ラディッツ以外は殺してしまいなさいと命令したはずですが、そもそもドドリアさんが逃したバーダックがほかのサイヤ人に知らせてしまったんですよね!運良く逃れたサイヤ人もいるかもしれませんね」
「しかしフリーザ様なぜそんなに猿野郎どもを警戒されるのですか」
「私はくだらぬ伝承は好きではない!そうスーパーサイヤ人ゴッドという伝説をね!」
「それは猿どもの妄想や夢物語であって現実的ではないですぜ」
「だからサイヤ人どもの通信装置をこちらに傍受できるようにしてるのです、勿論こちらから一方的に通信できますが、あちらからはできない仕様にしてあります、あなた方はサイヤ人の不穏な発言に気をつけるのです!わかりましたね?もしもスパイがいた場合もわかりますよね?」
「はっ!了解しました!」惑星フリーザ全隊員が返事をする!
地球の砂漠についたラディッツは早速スカウターで近場の戦闘力をさぐる
「カカロットは任務を遂行しているようだな」
人の全く住んでいないユンザビットにラディッツは居た、ラディッツはもしや地球には姿は見えないし戦闘力を感知できない化け物がいてカカロットも殺されてしまったのではないかと考え始めた、ラディッツは生まれてはじめての単独行動でガチガチに震えていた
そのとき頭にターバン、白ズボンの黒い男が布に乗って一瞬で現れた
「ん?お前何してる?俺ミスターポポ迷子か?」
そこには泣き崩れたラディッツがしっぽを元気なさそうに垂れていた
「ん?しっぽ?」ポポは悟空の元に移動したが絨毯に手が触れていて着いてきてしまった
「悟空いるかー?」ポポは悟空の家の玄関をノックする
「おーミスターポポ久しぶりだな」
「お親父?オヤージー生きてたんだな!よかったよかったー」ラディッツは悟空に抱きついた
「親父じゃなくてアンタ誰だよ」
「ラディッツだよ!バーダック父さん」
「オラは孫悟空だよ」
「親父ー!」
「ダメだ!こりゃ」
「悟空、ポポ帰る、それとソイツしっぽ生えてる、知り合いかと思ったから連れてきたきた」
一時間後
「それでオラがアンタの弟で惑星ベジータから地球に送られたって話か」
「そうだ!俺はラディッツ誇り高き強戦士バーダックの息子だ!お前の真の名はカカロットだ!俺と同じサイヤ人だ!サイヤ人の証にしっぽがお、お前しっぽがないのか?」
「オラ、昔の修行で生えてこなくなったまったんだ」
「この子供はしっぽがはえてるが?」
「オラの息子だ!で妻のチチは今は出かけているんだ」
「息子に妻だと!?」
「オラ結婚したんだ」
「そうか、それでカカロットに頼みがある!今攻めてる星がある、俺の他に二人居てな!手伝ってくれないか?」
「手伝うって何を?」
「この地球をお前が滅ぼしたように邪魔なその地に住まう住民の虐殺さ」
「!?ふざけるな、オラはそんなことできないぞ!虐殺なんて、そんなことオラにはできねぇ」
「カカロット、兄のいうことが聞けないのか?なんならお前の息子も俺達の仲間に加えても…」悟飯を捕まえようと手を伸ばす
「悟飯にさわんじゃねえ」ラディッツの腕を掴む
「兄である俺が弟であるお前が勝てるわけがないとおもうがな…」スカウターで悟飯と悟空をスキャンすると
「何?」ガキ1300カカロット1100という数値が…バカな壊れてやがる
「孫、悟飯大丈夫か?」
「ピッコロ、ピッコロさん」と悟空と悟飯が反応する
「ちっ新手か」ナメック?1150
「どうなってやがる?この星には強者がウジャウジャいやがる、だが勝てないレベルではない」
悟空の顔面にエネルギー波を打ち込み掴んでいた腕を脱出し家から出て離れる、奴ら飛行術は得意なようではないようなのでグングン引き離すとたくさん街があった強い反応でいえば地球上に1000近いやつがカカロット達以外に四人居て一番強いやつは西のほうに10000近いやつで、俺は恐怖でソイツには近付けない」すると黄色い雲で追いかけてきたカカロットがいた、緑のやつはいないチャンスだ!なんとかタイマンでカタをつけねば、雲から空中戦になれない奴を突き落とし地上に落ちるまで徹底的に痛め付ける、地上につく頃にはカカロットはもう立てない状態だった!
弟のトドメをさしてやるか、腕を心臓目掛けて突き刺す、そのときに、ごはん?2200とガキが俺の腹めがけてクソッ悟飯1クソが故障だ!緑の野郎も来やがった
「孫、悟飯大丈夫か?」
「ピッコロさん、お父さん息してない」
「残るは貴様一人だ、緑の」
「フッ!そいつはどうかな?」
「何?」俺の後ろに何かいるパラガス?15000土人?3200
「カカロットォォォー!」「ウアアアアア」拳で一撃ラディッツの心臓を貫いた
「孫いいやつだったのによー」
「あっ悟空の遺体がどこに?」
「神の奴に何か考えがあるようだな」
そのときスカウターから声がした
「おうお前らがうちのラディッツをやったようだな!俺達は強戦士サイヤ人1年後にお前らを倒しにいくぞガーハッハッハッ、ナッパ黙っていろ!次こそ地球は終わりだ」
「聞かれていたようだな、どうやらこれには盗聴機というものが仕込まれているようだ」
「流石カンタロー、偉大な弟を持つ兄の俺も鼻が高いだー」
「これで力を計測できるようだぞ、調べてくれ」
悟飯は言葉を発せられずショックを受けていた
「悟飯、家に帰ろう」
ピッコロはチチのもとに帰った泣き崩れたチチをピッコロは受け止めていた
「お義父さんすいませんがコレの解析をお願いできませんか?」
「任せなさいカンタローくん」
「盗聴機ついてるんで…」コクッと頷くブリーフ博士次の日、カンタローはブリーフ博士に呼び出された
「この異星人の技術すごいよ、対象の生命力を測ることや通信機能、GPS、宇宙船の呼び出しとか出来るみたい、むろん盗聴機は外しといたよ、爆弾みたいなものは無かったよ」
「流石ですねお義父さん」
「お義父さんってやめてくれない?気軽にブリーフでいいよ!妻もお義母さんはやだってパンツちゃんでいいって」
「さん付けでよろしいですか?」
「それでいいよ」
「それと不思議なのは君を計測するときにパラガス?って出るんだよね、計測機にデータベースがあるとしたら過去にパラガスという君に似た人が生き別れたお父さんという可能性はあるよ」
「父ですか?会えるなら会ってみたいですがラディッツを見る限り最悪な人種という可能性もあります」
「でも君を逃がしてくれた、優しい両親かもしれないよ」
涙を流すカンタロー
「今度来るサイヤ人にいい返事はないと思いますが聞いてみます」
次回は蛇の道と重力室