記憶を失ったサイヤ人が原作介入   作:ノーブンサイ

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ナッパには妻と息子のブラウンとラディッツには妻と娘のシュガーとターレスにはスノーが妻で子供もいる設定です。ヤジロベーにも子供もいます。


ミスターサタン記念大会前日

(トレーニングルームで四人はテレビを見ていた)

 

「他を寄せ付けぬ格闘センスで天下一武道会を連続で制したミスターサタン!招待選手としてミスターサタンがやってきた舞台はオアシスの国で先日、族長ナム氏とミスターサタンの対決では天空ペケジケンを見事破り、ナム氏がギブアップをしてミスターサタンの勝利で終わりました。私は今から大会が待ち遠しいです。」とテレビのアナウンスは流れていた。

 

「ミスターサタンって強いのかな?悟飯くん」

「人を惹きつけるという意味では強いのかな」

悟飯はコルセットの質問に少し困った。

「大した強さではない亀じいさんより弱いくらいだろう」

とボクサーが毒を吐く。

「強い弱いという問題ではないと私は考えます」とセルはサタンを淡々と評価した。

「ミスターサタンって構えとか隙がないよね。」

悟飯は空気を読んでミスターサタンを持ち上げることにした。こうして、大会当日までコルセットの激しいスキンシップとセルのツッコミとボクサーの打撃を捌く悟飯だった。

 

大会前日、オアシスの国に着いた四人は都市を探索していた。悟天とトランクスは置いてきた。サイヤ人としての食欲は悟飯とボクサーは屋台で大量に食べていたが、コルセットとセルは我慢してはいたが、つい、甘味を山のように食べて男子二人を引かせていた。そのとき、悟飯と同い年くらいの女の子が声をかけてきた。

 

「あなたたち、たくさん食べるのね.あたしビーデル」

とビーデルは四人に自己紹介をして四人は名前を名乗った。

「あたしはパパに旅行に連れてきてもらったんだけど。」

ビーデルはミスターサタンの娘ということを伏せた。ビーデル自身、格闘に興味はないし、同世代の女の子との交流はない。まして男子となると父は寄せ付けない。童顔の可愛い悟飯くんと2歳下とは思えない王者のような風格の少年だった生意気なボクサーくん、2歳下だけど驚く程顔の整った美少女のコルセット、セル、悟飯くん以外の三人は家族らしい。私も人の言えたことではないが、彼らは妙な名前だった、家系らしい。物腰から年齢制限のない格闘大会にでるらしい。彼らの動きを軽く見せてもらったが、父たちよりも速い闘いだったがあたしは視力が良いので視えた。そのことを伝えるとコルセットがあたしに指導をして、セルが細かなアドバイス、悟飯くんが褒めて、ボクサーくんは「ホウッ」とあたしを見ていた。セルは初心者のあたしにレベルを合わせて組手をしたなかなかスジがいいらしい、続ければいつか大成するミスターサタンなら超えられるかもよと褒めた。こうして気付けば四人の距離はなくなり、あたしたちは気心知れた友人のようになっていたけれど、ボクサーあげるから悟飯くんに恋しないでとコルセットが言っていた。セルは「一夫多妻でも構わない、二番目でもいい」と物騒なことを言っていた。ボクサーは「悪くない」とも言っていたけど、彼ら三人は大人のようだ、悟飯くんと二人で引いていた。そして、門限が近付き、彼らに試合頑張ってねと伝えて私たちは別れた。父に強い子供たちに会ったと伝えて豪快に笑っていた父とあたしは、初めて組手をすることにした。父は私を超える日は近いと笑った。あたしも笑った。母が亡くなり親子の距離が遠くなったパパと近くなった気がする。

 

前言撤回、パパの弟子とお盛んだった。寝起きで最悪。

 

 

 

 




ミスターサタンは格闘センスが光っています。

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