榛名さんの苦労話   作:榛猫(筆休め中)

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榛名転生記
異世界からの転生?旅立て榛名!東の海へ!


side榛名

 

 

____沈んでいく...

 

暗い…暗い海の底へ...

 

(呆気ない最後でしたね…)

 

私はそんなことを考えながら暗い海底へと沈んでいく

 

 

「これが運命ならば受け入れます。ごめんなさい...」

 

それを最後に私は意識を手放した。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「──い──きなさい──」

 

誰かの声が聞こえる?誰...?

 

 

「・・・起きなさい、起きるのです戦艦娘 榛名」

 

その言葉に私は目を覚ました。

 

 

「ここは...?もしかして深海の世界ですか?それに貴方はいったい...?」

 

 

「もっともな疑問ですね...ここは霊界...深海ではありません、それと私は人が言うところの神のようなものです」

 

カミ?聞いたこと無いですね、カミっていったい何でしょう?

 

 

「どうやら神をご存じない様子…それならばいいのです。

これからもっと重要なことを話さなければなりませんから」

 

 

「重要な話?どういうことです?」

 

どんな話なんでしょう…

 

 

「貴女は自身の置かれている状況を理解していますか?」

 

私の状況?そういえば!

 

 

「確か...敵の攻撃を受けて...轟沈して...」

 

 

「はい、それで合ってます、貴女は確かに轟沈しました。

敵機の爆撃を受けて…」

 

 

「やっぱり…そう…でしたか」

 

共、どうして私はこんな所にいるでしょう?金剛お姉様達は無事でしょうか?

 

 

「大丈夫です。あなたの姉妹達は全員無事ですよ」

 

 

「ホントですか!良かったです...!」

 

 

「話を戻しましょう...。最後まで戦い抜いたせめてもの労りとして、貴女には異世界に転生してもらいます...。人間として」

 

そう言われて私は少し頭を捻る

 

 

「...え?もしかして」

 

 

「簡単に説明すると、貴女は蘇ることが出来るのですよ」

 

!?...生き返られる?また、提督のお役に立てるのですか?

 

 

「最初に言っておきますが、貴女が転生するのはあなたが元いた世界ではありません」

 

 

「え?違うのですか」

 

ならどこに...

 

 

「貴女に転生してもらう世界は海賊たちが海を闊歩する世界です」

 

海賊?海賊とはいったい...

 

 

「そこには深海棲艦はいないのですか?」

 

 

「はい、その世界に深海棲艦はいません、なので貴女はあなたが思う通りに生きるのです」

 

私の思う通りに...もう深海棲艦とは戦わなくていい...

 

 

本当にそれでいいのでしょうか…榛名だけこんなこと

 

 

「分かりました。カミ様ご配慮くださりありがとうございます。」

 

 

「いえ、では転生する前に貴女にはこれを渡しておきましょう」

 

そう言って一つの果実を渡してくるカミ様

 

私はそれを受け取ると

 

 

「あの...これは?」

 

 

「それは悪魔の実、貴女が向こうで目覚めたらそれを食べるのです

きっと貴女の力となってくれるでしょう…

では始めます、戦艦榛名、貴女が次に目を覚ました時、あなたは人間になっているでしょう…でも、忘れないでください貴方には艦娘の力が眠っているということを…」

 

その言葉と共に私の視界が白く輝きだし、私は再度意識を失うのだった。

 

sideout

 

 

side神

 

榛名が転生した後、残された私は考えていた。

 

これで本当に良かったのかと...

 

榛名のいた元の世界では妹を失った金剛型の姉妹たちが泣き崩れている

 

轟沈した艦娘は助からない、これは運命なのだ

 

 

「こんなことしかしてあげられない自分が嘆かわしいですね…」

 

そう言って私は転生していった榛名の世界の様子を見守るのだった。

 

 

 

 




Hi!ミナさん!金剛デ-ス!

今回から榛名がONE PIECEの世界で生きていくStoryが始まりマース!

榛名、強く生きてくださいネ!私達も頑張りマース!

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