やはり横浜渚は誰よりも漢女だった。   作:きむら たくや

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ひょうひょうと

「お兄ちゃん早く起きて~」

 

「うーん、あと80分くらい…」

 

「そんな時間があると思ってるの?全くごみぃちゃんなんだから」

 

朝っぱらから茶番に興じるのは、俺の愛すべき妹の小町。

千葉の兄貴風に言うと、ラブリーマイエンジェルといったところか。

小町からはシスコンシスコン言われるが、断じて違うぞ?

ただ一番愛している異性が妹ってだけだ。

妥協じゃなく理解してほしい。

 

「ん”ん”っ、冗談だよ。おはようさん」

 

「おはよ!お兄ちゃん!ご飯出来てるから早く準備してよね」

 

「分かった、さっさと着替えてくるわ」

 

「んっ、よろしい」

 

そう言って俺の部屋から出る小町。

さてと、言った手前急いで準備しなきゃな。

 

 

準備も終わらせリビングに向かうと、愛妹特製の朝食が並んでいた。

「簡単なものだから」と言うが、いつもありがとうな。

と、心の中で思っておく。

本人に直接言えばって?嫌だよ恥ずかしい。

 

「ってことでお兄ちゃん、今日もよろしくね~」

 

「俺じゃないと送ってくれって言ってるの分からないぞ。あっ、これ八幡的にポイント高い」

 

「小町的にはちょーっとポイント低いかな…」

 

イマイチ小町のポイントシステムが理解出来ないお年頃。

ポイントカンストさせたらどんな特典あるんだろ。

まさか、小町と結婚…?

とかかんとか妄想を広げながらも朝食を貪る。

 

「そうだ、お兄ちゃん夏休みは奉仕部あるの?」

 

「そういえば聞いてなかったな。今日雪ノ下に聞いてみるわ」

 

そうか、部活っていうのは夏休みもやるものだったな。

でも授業がある訳でもないし、依頼なんてどうせ来ないだろうけど。

 

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「お兄ちゃん早く起きて~」

 

「うーん、あと80分くらい…」

 

「そんな時間があると思ってるの?全くごみぃちゃんなんだから」

 

朝っぱらから茶番に興じるのは、俺の愛すべき妹の小町。

千葉の兄貴風に言うと、ラブリーマイエンジェルといったところか。

小町からはシスコンシスコン言われるが、断じて違うぞ?

ただ一番愛している異性が妹ってだけだ。

妥協じゃなく理解してほしい。

 

「ん”ん”っ、冗談だよ。おはようさん」

 

「おはよ!お兄ちゃん!ご飯出来てるから早く準備してよね」

 

「分かった、さっさと着替えてくるわ」

 

「んっ、よろしい」

 

そう言って俺の部屋から出る小町。

さてと、言った手前急いで準備しなきゃな。

 

 

準備も終わらせリビングに向かうと、愛妹特製の朝食が並んでいた。

「簡単なものだから」と言うが、いつもありがとうな。

と、心の中で思っておく。

本人に直接言えばって?嫌だよ恥ずかしい。

 

「ってことでお兄ちゃん、今日もよろしくね~」

 

「俺じゃないと送ってくれって言ってるの分からないぞ。あっ、これ八幡的にポイント高い」

 

「小町的にはちょーっとポイント低いかな…」

 

イマイチ小町のポイントシステムが理解出来ないお年頃。

ポイントカンストさせたらどんな特典あるんだろ。

まさか、小町と結婚…?

とかかんとか妄想を広げながらも朝食を貪る。

 

「そうだ、お兄ちゃん夏休みは奉仕部あるの?」

 

「そういえば聞いてなかったな。今日雪ノ下に聞いてみるわ」

 

そうか、部活っていうのは夏休みもやるものだったな。

でも授業がある訳でもないし、依頼なんてどうせ来ないだろうけど。

 


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