養護教諭の日記帳   作:蒸した揚げパン

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覇王様出したいけどでもまだまだ先の話。


第14話

6月14日 晴れ

 

今日は親父達の新居に行ってずっと妹と遊んでいた。妹は普通の子供より成長が速いのかもう走り回る事ができていた。しかももう喋れるのか俺の事をずっとにぃと呼んでいた。

しかし妹を見ていると小さい頃の燕を思い出させる。燕が2才か3才の時によく俺の後ろをトコトコ付いてきて走る俺に追いつけなくてよく泣いていた。そして追いつけなくて泣いている燕に俺が近づいたら燕が俺に抱きついてしばらく離れなくなる。抱きついてくる燕から離れようとするとまた泣くから暫くされるがままにならなければいけなかった。でも大きくなったらお兄ちゃんと呼ばれなくなって抱きついても来なくなったし甘えてくるのも少なくなっていったから少し寂しい思いをしたのを覚えている。いずれ大きくなったら妹もこうなってしまうのかと思うと少し寂しい気持ちになった。

 

6月15日 晴れ

 

夜、李さんに誘われて七浜にある中華料理の店を食べ歩きした。その途中元李さん元同僚だという百足という眼鏡をかけた見た目は人のよさそうなおじさんに出会った。百足は李さんにカタギじゃなくいい加減本職に戻ってこいと李さんにいったが李さんはきっぱり断っていた。その後百足は去っていったが李さんの元気はすっかりなくなってしまった。その後は特になにもおこらないまま李さんと俺は解散した。

 

6月16日 晴れ

 

ここ最近この町に百代目当てで来た武闘家がファントム=サンとかいう奴に次々叩きのめされてるという話をだらけ部で宇佐美先生から聞いた。まぁ別に自分が別にターゲットにされてるわけでもないので俺には関係のない話だ。しばらく直江くんや俺が持ってきたつまみを食べながらダラダラしているとクリスがやって来た。マラソンをしようという話をしていたが面倒だったので断らせていただいた。しかしそうやって断れたのは直江くんだけで俺はクリスに強制的に連行された。

その後クリスが走る姿をダラダラ眺めていたら義経がやって来て悩み事があるというのでしばらく話をしていた。内容は自分は源義経としてちゃんと振る舞えているだろうかという内容だったので俺はその回答として今の君は別に平家を滅ぼした英雄じゃないし今の時代を生きる源義経として自分の思うがままに振る舞うといいと答えた。義経はその回答になにか釈然としない表情をしていたがわからなかったらまた相談してくるといいと義経にいっておいた。

 

6月17日 晴れ

 

家に帰っている途中狼牙棒を持った銀髪美女に襲われた。しばらく狼牙棒を振り回してくる美女の攻撃をかわしていたら槍を持った女の子がやって来て銀髪美女と戦い始めたのでさっさと家に逃走することにした。逃走途中手から炎を出している女の子や吹毛剣を持った女の子が追ってきたので雷の矢を二人に当てて痺れさせた後全力スピードで家に帰った。


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