養護教諭の日記帳   作:蒸した揚げパン

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UAがいつのまにか一万越えしてました。
ありがとうございます。


11話

○月○日 晴れ

 

ユキが怖い。夏休みが終わって学校が始まったその日にいきなり保健室に来て俺の臭いを嗅ぎ始めた。最初はなんの目的で臭いを嗅ぐ目的がわからず困惑しながらも最近ユキに上に乗られても平気になりつつあったので素直に受け入れていたら、臭いを嗅いでいる内にだんだん黒いオーラっぽいものが出てきて笑顔だけど目が笑っていない状態になった。ユキは目が笑っていない状態で、「最近いいことでもあった?」と聞いてきた。俺は思わず夏にドイツでテルマにキスされたことを言いそうになってしまった。とりあえずユキには夏にドイツのリューベックに一人で旅行にいったというのだけは話した。しかしそれを聞いたユキの目は笑っていないままだった。

 

○月○日 曇り

 

我が家に梁山泊とかいうよくわからないところから電話がきた。異能の力がどうやらとかいってたけど俺にはよくわからなかった。

 

○月○日 曇り

 

今度は曹一族とかいうところからも電話が来た。梁山泊同様異能がどうとかいっていた。

奴ら共々嫌がらせのために電話してきて貴方には異能の力が宿っていると宗教勧誘みたいな電話をした後異能の事については何の説明もなく切っていくので結局さっぱり異能というのがどういうものかわからないままなので川神院に行ってみようと思う。

 

○月○日 晴れ

 

川神院に行ったら、俺の氣を感じたのか百代がすっとんできた。とりあえず鉄心さんに用事があるので百代とのやり取りもそこそこにし鉄心さんの部屋に百代の案内のもといくことにした。

部屋につき大まかなに今日来た理由を話した後鉄心さんから聞けた内容は奴らの言う異能というのは漫画やアニメとかでよく聞く物と同じ認識で間違っていないこと。

そして奴らの言う異能も生まれつき自分に身に付いている先天的なものと鍛練などで身につける後天的なものがあるということ。鉄心さんも若い頃武者修行をしていてそういう人間に何度か会ったことがあるらしい。

鉄心さんについでに梁山泊と曹一族のことについて聞いてみたら、鉄心さんがいうには千年も昔から互いに争ってきた中国の集団で昔の大きな出来事は大抵こいつらが絡んでいるらしい。今は梁山泊が一番のようだが曹一族もそれに劣らない集団とのことだそうだ。鉄心さんも武者修行の時出会って戦い、負けこそはしなかったが苦戦を強いられたようだ。

俺は鉄心さんに負けたことがあるんですかと聞いたら、ヒュームにだけは負けたことがあると答えた。あの金髪のジジィはどうやら鉄心さんを負かすほど強いようだ。俺のイメージは股間を蹴られて悶絶しているとこしか見ていないからなのかそんなに強いとは正直思わなかった。

話の最後に鉄心さんが俺に昔から得意だったり、他の人にいわれたことがあることについて聞いてきたので、昔から成長するのが速いといわれたこととや足が速いこと後人の技の模倣が得意だということを伝えたらなにかを考える素振りをした後帰る俺を百代とともに見送ってくれた。

 

 

 

 




梁山泊フラグと史文恭フラグがアップを始めました。



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