養護教諭の日記帳   作:蒸した揚げパン

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テスト投稿のつもり


原作前
始まり


○月○日 晴れ

 

今日付けで俺周防椿はこの川神学園に養護教諭として赴任した。

別にここの養護教諭になりたかったとかそういう訳でもなくただここの学園長であるKAWAKAMI一族武神川神鉄心から勧誘されたから俺はここにいる。

自分が赴任する前からいた生徒や今年入った新入生に当たり障りのない無難な挨拶をした後は職員室の先生や事務の方々にいろいろ聞かれたり、今日から自分の根城になる保健室でいろいろ作業してたらあっというままに帰る時間となってしまった。

その日の夜に本屋で立ち読みした後家に帰ろうとしたとき良さげなノートを見つけたので新たな生活を記念して今日から日記を書こうと思う。

 

 

 

 

○月○日 晴れ

 

この川神学園にはこの学園特有の制度として決闘制度が存在する。

この決闘制度は学園教師及び学園長に許可を得ることができれば生徒間で何かしら揉め事などがあったとき決闘で雌雄を決する事ができるという制度だ。

無論決闘といっても不良漫画でよく見る番長同士の殴り合いを初め麻雀や料理といった様々な分野でそれらを行う事ができる。

今日は二年生と三年生の生徒が女の取り合いという理由からグラウンドで決闘が行われていた。

結局その決闘は経験豊富な三年生の勝利で終わったが少し気になる事ができた。

この決闘制度はもしかして先生も生徒から喧嘩を売られる事があるのかと思い職員室を訪ねてそこにいた先輩教師宇佐美先生の話を聞くと、この決闘制度は先生すら例外なく決闘状を叩きつける事ができるが、まずめったに先生は決闘を売られる事がないという事を聞いて安心した。

 

 

 

 

○月○日 曇り

 

先輩教師宇佐美先生曰く今年の新入生は昨年の二年生や三年生と比べて個性や単純な武力が強い生徒が多いと聞いた。恐らくその新入生の中でも個性も武力も際立っているのは今年からこの学園に入った学園長の孫娘世界中からMOMOYOという名前で恐れられている川神百代だろう。

最近彼女がたくさんの先輩や同級生そしてしまいには自分等教師にまで決闘を挑んでいる事を事務員の方々からよく聞くので矛先が自分に来ない事を願いつつ彼女が自分の仕事を増やさないで欲しいとその日の夜神頼みして一日が終わった。

 

 

 

 

○月○日 曇り時々人

 

神頼みしても無駄だった。今日もたくさん人が保健室に人が運び込まれてきた。

ここ最近川神百代がぶっ飛ばした人間の気での治療と書類の作成しかしてないような気がする。

ここ最近の彼女は何か鬱憤を晴らすかのように決闘を行っていたように俺には見えた。

何せ最後にぶっ飛ばした人にいたってはガラスを突き破り壁に顔から突き刺さってしまっていた。

まぁ多分川神百代が鬱憤を晴らすかのように決闘をしている理由は恐らく昔からその突き抜けた武力故に退屈を感じていて、そして自分と互角に戦える奴がいて欲しいという感情とそれとは逆に自分と互角に戦える奴がいないという諦観に近い感情が彼女の拳には現れていた。

だがしかし、いくら鬱憤晴らしだとしてもそのぶっ飛ばされた人を引っこ抜いて怪我を治療するのは俺なんだから正直勘弁してほしい。

まぁ俺にそれを止めろという資格はないから指摘はしないけど・・・

 

 

 

 

○月○日 晴れ

 

しかし個性が強いのは生徒だけでなく先生にも言えることだと俺は思う。

鞭で生徒を叩く小島先生を初め、平安時代のことしか授業をしない白いバカ殿綾小路先生、そして人間学とかいう謎の授業をしている宇佐美先生など優秀な教師達がこの川神学園には揃っている。

今日は生徒の体に鞭で叩かれた後があるといってモンペの親が体罰だといって小島先生を糾弾しているところを見掛けたが結局その生徒当人が「いいんです!先生に鞭で打たれるの好きなんです!だから俺をもっと俺を鞭で打ってください!ハァハァ」と言って親の目の前でドM宣言するというオチで決着がついたり、体育教師で川神院の師範代でもあるルー先生が宇佐美先生に童貞とからかわれたりといろんな事が教師の周りで起こっていた。

俺もここの教師達に負けないように精進しなければならないとこの日養護教諭ながら改めて決意した。

 

 

 

 

○月○日 曇り

 

この川神学園では新入生だけの宿泊旅行があるらしい。生徒間の壁をできるだけなくして今後の学園生活に役立てるのが目的らしい。

俺は勝手に一年目の新人養護教諭だから行かなくていいだろうと勝手にタカを括っていたが一年目だろうがなんだろうが一年生達にが万が一怪我がないように同行しなければならないらしい。

他にも一年生教師陣を除けばルー先生も同行するらしい。何故同行するのかと聞いたら毎年必ず出る女風呂の覗きを防ぐためらしい。

多分今年の一年の男たちはみんな川神百代を恐れて覗きをしないと俺は思うんだがそこんとこどうなんなんだろう。

 

○月○日 晴れ

 

ついに明日から一年生の宿泊旅行だ。

養護教諭生活を初めてからの初の大きな行事故に少し不安なところがあるがそれ以上に1年生にとっては最初の大きな行事なので存分に絆を深めてほしいと俺は思う。

 

○月○日 晴れ

 

宿泊旅行の夜結局特に何事もなく養護教諭としての仕事を何一つ成すことないままホントに俺がここに来た意味あるのだろうかと考えながら、風呂に入った後教師に割り当てられた部屋に戻ろうとしたら自分が意図的に接触を避けていた川神百代についに遭遇してしまった。

正直最初は同級生や先輩しまいには先生にすら喧嘩を売ったヤベー奴だと思っていたが、話して見れば少々頭が残念なところがみられるがそれを除けばいたってとてもフランクで話しやすい生徒なようだ。

話してる途中私と戦ってくれないかと聞くあたりどうやらやはり俺の考えているとおり彼女は強者に飢えているようだ。俺はその問いに対し学園長や童貞教師と戦えばいいじゃないかといったら、二人は立場ある人間だから私と戦ってくれないと嘆いていた。

その後妙に気が合うせいか結局就寝時間寸前まで彼女と話してしまった。その会話のなかで百代と下の名前で呼んで構わないというのともうひとつは前に何処かで俺とあったことがある気がすると気になることをいっていたが確証もないからその話題は有耶無耶になったが彼女同様に俺も以前どこかで彼女にあったことがあるような既視感を感じたが結局今はわからないのでその事について考えるのはやめてさっさと部屋に戻って眠った。

 




執筆って難しいっすね。

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