ガールズ&パンツァー 運命改変できるらしいけどどうしようか。 作:シロヤユウ
あのガルパンの世界に転生!?しかも原作崩壊もやろうと思えば出来ると!?最高じゃないか!!神様大好き!結婚して!
よし、目標はハーレムだな、夢が広がr
『ああ、それは無理だと思いますよ!』
脳内に聞き覚えがある声が響く、それと同時に周りの音が聞こえなくなる。時計の秒針も静止、俺に抱きついているみぽりんも止まっている。この能力、うらやまけしからん。
……ん?無理ってどういうことだ?俺には運命を改変出来るらしいから余裕余裕。(自力で発動できないけど)
『あなた、まさかココに転生してから3週間、鏡を見たり自分の体を確認したりしてないんですか!?』
……あっ
『……』
……
『……』
無言で神様がどこからともなく手鏡を出す。か、神様?その顔怖いです。
前世の俺の顔は中の下または下の上ぐらいだったからなぁ、良個体とかいうレベルなら最低でも上の下ぐらいなら嬉し……は?
『あの、そろそろ時を止めるのしんどいんですけど、何時間そうやってるつもりですか?』
…うん、わかってますよ。でも、でも、どうしてこうなった。
俺の顔は上の下どころではなかった。
ある意味で予想外。
【上の上】だな、この顔は?
ならなぜこんなに落ち込んでるんかって?
顔がね、完全に女の子なんだよ。
『当たり前じゃないですか、女の子なんですもん。』
ざんねん おれの はーれむの ゆめは ここで おわって しまった
あと俺の顔。やばい匂いがプンプンする。
いや、どこぞの傭兵みたくは破片が刺さってたりしたわけでもない。
そういうやばいとは違ったやばさを感じる。なんかこう…ドロっとした感じのやばさ。
『杞憂じゃないですかぁ?』ニヤニヤ
あ、教える気ゼロだ。仕方ない、自分で考えよう。
『どうします?この身体の記憶は私が現在ロックかけていますが解除します?両親の顔等がわかりますよ?』
あぁ、混乱しないようにロックかけてくれてたのか 適当に見えて以外に俺の事を考えてくれてるのか
『…適当ですいませんね』
あ、読まれてる。やばいやばい。うーん…ロックはそのままにしてもらおうか。確に7年分の記憶が一気に流れ込んできたらやばそうだ。
でも、俺の家族関係やら、名前やらを詳しく知りたいしね。
『わかりました、ではあなたの名前と親の顔を思い出せるようにしますね』
少しの頭痛の後に身体の記憶が少しだけ蘇る
【西田 きほ】
年齢 7歳 性別 ♀
父 西住 聡(ニシズミ サトル) 母 島田 千聖(シマダ チサト)
父親は西住しほの兄。母親は島田千代の妹と。
…そんな感じだとは思ったよ!!
だって顔は西住のソレなのに髪の毛の色が島田愛里寿とか島田千代のまんまなんだもん!!!
苗字が島田でも西住でも無いのは…禁断の恋だからかなぁ…
島田母は破門だろうなぁ…。西住父が気を使って苗字を変えたのかな?
その方が世間体的に島田流としても西住流としても得だしさ。
みぽりんが俺に会いに来ているって事はそこまで仲が悪いってわけじゃないのかなぁ?
俺は嫌だよ?仮に戦車道を始めて、西住流の戦いをしたら島田流から批判されて、島田流の戦いをしたら西住流に批判されるのは。
俺も「私の戦車道」を見つけなければならないな…。
『聞きたい事がもうなければ時を再び動かしますけど良いですか?』
いや、神様待って!そういえば俺の見舞いに来たおじいちゃんが何者か聞いてない!
『…すぐわかると思うのでご心配なく、では、良い第二の人生を!』
…ひょっとして俺に会うたびこのセリフを言うのでは無いだろうか?
西住しほ
なので兄なら「さ」かなぁと。
まぁ中の人は名付けセンスが無いし思い浮かばなかったんで「さ」がついた名前でなんか良さそうなのを選びました。
きほは「りほ」とか候補があったんですけどね