ガールズ&パンツァー 運命改変できるらしいけどどうしようか。 作:シロヤユウ
鬼ごっことかで隠れた時とか見つかった3秒後に電球が点灯するのかな?
UA10000て…(´・ω・`;)
ど、どうしてこうなった!?
最初は30〜40しか居なかったのに気がついたら100人以上の生徒がなんだなんだと集まってきて、安全の為にと急遽本当の試合の様にモニターが建てられている。
どうしてこうなった
もう一度言う
ど う し て こ う な っ た
戦車を軽く整備をしているのにザワザワしてて集中できやしない…。
「き、きほちゃん…どどどどうなってるの?」
ほら、初めてあんこう踊りを踊ってる時見たいにみほちゃんの目が渦巻き見たいになってるよ…
「オレが聞きたいぐらいだよ…なんでこんなに集まったのかなぁ…
うーん…やっぱり主砲すこし歪んでる気がするな…ごめんね…Panther…」
「西住さん、西田さん 結局準備完了まで待機みたいだよ〜」
「あ、うん!ありがとう!」
「…了解、はぁ…」
あぁ…何時やらかしたんだろう…もう少し日頃から自主整備しとけば良かった…
「に、西住さん 西田さんの様子がおかしいけど大丈夫?」
「ううん…その…いつも通り…かな?」
「いつも通り…ですか?」
「きほちゃんは昔から五感が鋭いというかなんというか…私は普通に見えるけどきほちゃんが主砲が歪んでるって言うなら多分本当に歪んでると思うよ?」
「えっ!?主砲が歪んでるんですか!?」
「…いや、オレ以外が見ても多分誰もわからないと思うよ」
「な、なんでですか?」
「…なんとなくそう思うってだけだから」
「はあっ!?」
勘も人間最高レベルに高いらしく、戦車に乗ってると謎の気持ち悪さや違和感を覚える事がある。
その部品やらを修理や点検に出すと「異常ナシ」で帰ってくるけど、後日の精密検査で極僅かな異常が発見されるというのが恒例のパターン。
今回の主砲の歪みも通常通りの運用には全く問題はなかったりするから基本はスルーしてるんだけどね?
通常通りの運用には問題ないとはどういうことかというと、例えば無線の範囲が数㎝変動するとか、エンジンの出力が誤差の範囲で低下してるとかその程度ということ。ね?全く問題ないでしょ?
でも主砲ときたらそれどころの騒ぎじゃ無い。
手元のほんの少㎜のブレだって距離を撃つならバカにならないからなぁ…実際今日外したしね…
「普通の運用には全く支障が無いのであれば別に良く無いですか?」
「…それもそうだけどさぁ〜…」
「大丈夫だよ、いつもなんだかんだ言ってきほちゃんはやってくれる人だから!」
「うっ…」
みほちゃんのこの笑顔は相変わらず卑怯すぎる…
天然でやってるからタチ悪い、今まで何人の男がこの笑顔でオチたのだろうか…
「…あ、君確か操縦手だよね?」
「は、はい。そうですけど」
「ちょいとお願いがあるんだけど良いかな?」
時間は進みあっという間に試合開始数分前となる。
各乗員戦車に乗り込み、本人も観客も一騎打ちを今か今かと待っている。
「車長、どういう作戦で行きます?」
「とりあえず距離を取らせないことね、悔しいけど
あっちの砲撃はまず外れないと思いなさい!」
「か、勝ち目なく無いですか!?」
「今回みたいに近ければこっちの砲撃も確実に当たるし問題無いわ!いい?先輩の前で恥を書くような真似は許されないわよ!」
「「「「
「…という作戦になります!」
「に、西住さん、ほ…本気?」
「む、無茶ですよ」
「…大丈夫、今日はオレが操縦手だし」
「「「(だからこそ不安なんだよなぁ…)」」」
「やるからには勝ちましょう!きほちゃん、準備は良い?」
「…もちろん」
「それでは行きます!
エリカ達が乗るV号は砲塔と車体をきほ達が乗るV号へと向ける
彼女達が見たものは
「なっ!?お、追いかけるのよ!!」
背面を向け猛スピードで逃げる敵V号の姿だった。
きほ「逃げるんだよォォォーーーーーッ」」
この頃のみほちゃんは勝利する事にこだわってるよなーって事でこんな感じに、