千歌ちゃん、誕生日おめでとう‼
ということで、千歌誕記念です。
本来なら朝の8:01にあげるつもりでしたが仕事だったのを忘れていました。ウッカリですね!なので、午後8:01です‼
では、どうぞ(*´∀`)つ
…Aquorsがaqoursになってたので修正致しました。
つまり、時間を合わせて投稿した意味なくなったと…ガッデム‼
私はその日、一つの声を聴いた。
誰かの声は私なんかの意思とは無関係に私に語りかけてきたの。
誰もいない部屋。
そこから確かに語られてきたの…
その部屋には大した物は残っていないはずなのに…それは私に囁いてきて…私はその声にそっと耳を傾けて、声の主に歩み寄ったんだ。だけどそれはたまたまだったと思う。
もし気付けなければ間違えた間違えたままで人生にはぐれてたんじゃないかな?
本来なら今から出ていく何もない部屋からは一塵の風が流れ込んできて私の足を止めさせた。そして風がこう耳打ちして去っていった。
「忘れないで…」
それは違うかもしれない。でも今まで忘れてしまっていたあの日に全てをくれた一陣の風のようで…私には無視することなんて出来なかった。だって、それは託された羽を捨てるっていう事だもん‼
なんでこんな単純な事忘れちゃってたんだろう。何よりも大切だったのに、忘れちゃいけなかったのに…それなのに。お姉ちゃんがいう通り私はきっとバカチカなんだ。
でも、バカでもいいから!それでも前に進みたい。この先にある物がなんなのか突き詰めていきたいんだ!忘れて置いてきてしまっていた忘れ物、ちゃんと持ったから‼
だからもう、忘れないよ!大丈夫。ダイスキだった今までの事も思い出も、全部っ‼しっかり背負っていくから!
安心して…私、しっかり見つけたから‼
私は声の主の想いを受け取った。
今度は絶対に無くしたりしないよ‼だって、今の私があるのは全部!あの日見た夢の続きを探し続けてるから!
私が残していった私の思い出…それは一枚の写真。
どんなにいっぱいあったアルバムの中でもなによりも思い出と今もまだ鮮明に焼き付いてる感覚で思い出せる色んな感情が詰まった、しわくちゃになってる写真。それがこれなの‼
見失ってしまってたけど、それはきっと灯台もと暗しっていうのだよ!だって、こんなにも私の中で根付いてるんだから。
昔の私たちはただ真っ直ぐに輝きたい‼それだけしか考えてなくて…勝負っていうのが勝ち負けじゃないんだって言うことも気付けなかったのはちょっと、恥ずかしいね。
回りが見えてなかったって今なら言えるよ。
間違いだらけだった私を支えて、正してくれたのはAquorsの皆。失敗できたからこそ、こうして前を向けるの!
進んだ道が誰かの希望になれるなら。私たちにとってのμ'sであれるようにって、そう自身に約束もしたんだよね…。
そんな私たちの青春の影にあった諦めだったけど、結局自分の気持ちに嘘ついて逃げちゃってただけだった。この時みんなが歩み寄ってくれなかったら私はきっとすれ違ったままだった。だから皆の励ましが私の活力になってた。
最初はほんとうに輝ければそれだけでよかったのにね…私って傲慢なのかも。
そして逃げたあの場所にAquorsとしてまた再出発してから私はまた進みだしたんだ!
一度は離してしまった掌を今度はぎゅっと握りしめて。そしてμ'sっていう光が私たちを照らしてくれて、かけがえないAquorsの皆が私を目指した頂きに届かせてくれたんだ‼
そこまで考えが行き着くと、さっきの風よりも優しい頬を撫でるようなそよ風が吹く。
私の後ろから今でもAquorsの思い出が走馬灯のようにながれている。曜ちゃんや梨子ちゃんとの日常、ルビィちゃんに花丸ちゃんと善子ちゃんの心意気、かなんちゃんやマリーさん、ダイヤさんから貰った優しさ…。思い出したら振り返りたくなるよ…でもね?私は。高海千歌はね、がむしゃらに前だけ見て行き詰まってもこの思い出を胸に抱いて答えを探し続ける探求者なんだよ!
大切で、切なくて、いろんな思い出と時に傷や涙だって原動力に変えて進むんだ‼
あの日、スクールアイドルになる決意を決めた時みたいにあの風がくれた物を背負って。またあの頂きに、頂きのその先に行きたいから!
だからAquorsの皆の思い出を抱き締めて、私はこの内浦を飛び出す‼でも、あのときの私で変わらないから!
今度の私はμ'sじゃなくて、Aquorsっていう羽で飛び立つよ。だけど、私はわたしだから。だから貴方も応援してくれないかな?ねっ?
「しっかたないなぁ…でもズルいよね。やっぱり千歌は」
「えへへ、しょうがないよ…だって、私は私だから‼輝くってそう心に決めたんだもん‼」
背中から包み込むように風が私を抱く。
声の主はきっと過去の私だ。いつしか自分さえ見えなくなってしまっていた今の私が心配で見守ってくれていたんだと思う。不甲斐ないけど忘れてた私自身を思い出せたから、今なら胸を張って私が高海千歌なんだって言えるよ?
普通で悩んだ私。輝く夢を探し続ける私に戻れたよ。
だから、大人になった私が過去の私を安心させてあげなきゃだよね‼私、頑張るから‼
「ふふ、どうやら私たちの出番はいらなかったみたいね?千歌ちゃんの目が私を誘ってくれた時とおんなじだもの。」
「だねぇ~チカちゃんが自分で気付けたのなら大丈夫だよね!チカちゃんの行く末に向けて面舵いっぱいヨーソロー‼だねっ‼」
「あっ‼梨子ちゃんに曜ちゃん!もしかして見送りに来てくれたの?ありがとぉー‼」
それが嬉しくて二人に抱き付く。
うん、平気なふりをしてても泣きそうになる。でも、私は泣かないよ‼だって、ここで泣いたらお別れみたいだもん‼
私は絶対にまた内浦に戻ってくるよ。だって、此処には私の好きな場所で、温かな皆がいてくれる。私の家はここなんだから‼
こうして私を好きでいてくれる梨子ちゃんや曜ちゃん、Aquorsやお姉ちゃん逹にシイタケだっている。だからこれは旅立ちであって別れじゃないもん‼
支えてくれるみんながいるから今までも、これからも、此処に千歌がいれるんだもん‼
「あ、良かった‼まだいってなかったんだね!まったく水臭いぞ?なんてね♪
はい、これ。持ってって」
「かなんちゃん?これは?」
「何って、写真立てだよ。内浦のこと、忘れないようにって私達で内浦思い出がつめこんでみたんだ。
マリーなんて写真立てに付かないような大きなうちっちーのぬいぐるみとかくっつけようとしてたんだよ…止めるの大変だったんだから。あ、因みに私はやっぱり内浦の海の事を覚えてて欲しいからって海岸で拾ってきた貝殻をくっつけたからね。その写真立てにこの内浦での思い出を入れて何時までも忘れないでほしいっていう想いを込めたんだから忘れたら千歌、罰ゲームだよ?」
「忘れないよ…私、思い出で溢れた内浦が…Aquorsのみんなが大好きだもん。…でも、罰ゲームでもなんでもいいから皆とまた会えるならそれでも良いかなぁ…なんて思ってみたり」
忘れるのは嫌だよ?でもね?それでも忘れたら皆がまた思い出させてくれるっていうなら私はそれでもいいって、そう思えるぐらいに皆を信じてるんだよ?
ダイヤさんだって、最初は険悪だったけど今じゃお母さんって呼びたくなるぐらい過保護な反応をしてたり…マリーさんも抱きついて…って、最初からフレンドリーだったね。善子ちゃんのヨハネ語だってしっかり分かるし、ルビィちゃんも私たちに心開いてくれたし、まるちゃんも遠慮なんてしなくなってくれた。
…確かに時間は進んで、変わって行ってるよ?でもね、それでも変わらないものがあってちゃんと胸の奥に残り続けてる。だから、これが別れじゃなくて、次へのステップなんだって…分かってる。
「もう、千歌は大きくなっても変わらないね!」
「ひどっ⁉かなんちゃん、私ちゃんと成長してるよ⁉」
「そういう事じゃなくて!千歌の真っ直ぐ見据えて走るところだよ。私達の手を引っ張って救い出してくれたあの一年間から千歌の良いところは変わらないでいてくれて嬉しいってこと。」
「私はただ輝きたかっただけだよ。マリーさんの言葉だったらシャイニー‼の精神だっただけ。かなんちゃんは私の事を持ち上げすぎ。」
ズルいよ…私は笑って皆に行ってきますしたかったのに。そんなこと言われたらウルっと来ちゃうじゃん…本当にかなんちゃん達には敵わないなぁ…
「あ、良かったです。まだ居ました!」
「伝え忘れたことがあったんだずら‼言わなかったら後悔する所だった‼」
「私達だけ貰ってるだけで…契約したのだから私からも対価を払わなければ堕天使の名折れよ!」
「ルビィちゃん、はなまるちゃん、善子ちゃん‼」
「善子ってゆーな!…って、このやりとりも出来なくなるんだったわね…」
「ずっと出来なくなる訳じゃないよ、善子ちゃん。また帰ってくるし!その言い方だと、私死んじゃってるみたいじゃん。」
そう、冗談を言うように軽く言ったんだけど三人は聞こえてないのか頭を腰から大きく曲げて御辞儀してきた。私が思ってる以上に皆の中での高海千歌という存在が大きいって事が嬉しいようで、照れ臭いようで…あ、涙腺にきてる。
「「「(あの!)(今まで)(きっかけくれて)ありがとうございました‼」」」
「私は何もしてないよ~変わりたいって気持ちと、楽しいって気持ちがAquorsとして引き寄せたんだってば!だから私達が出会ったのは奇跡で…運命で…必然だったから。
だから顔を上げて?」
「「はい‼」」
「千歌…貴女は分かってないわ。堕天使ヨハネとして貴女に言葉を送らせて貰うわ。…出会いは運命でも、短い人生でその一瞬で出会えたことは何千、何億…それ以上分の一の確率なのよ。だから私達が巡り会えたのは貴女お陰。」
「善子ちゃんは難しい言い方してるけど感謝してるずら」
「ふふ、善子ちゃんが言ってた通りAquorsとして出会えたのはなんて言おうともきっと千歌さんがあの時始めたからですよ。」
「だからやっぱり千歌さんに感謝してるずら!」
「私達も忘れないですから絶対に忘れないでね」
「私の台詞かっさらわないでよ!…コホン、いつでも帰ってきていいからね。待ってるわ。」
「うん‼ありがとう、三人とも!私絶対忘れないからね」
私達、7人は今までのAquorsの思い出を振り返りながら歩いて駅まで向かう。何よりも尊い時間。私が内浦を旅立つまでの時間も刻一刻と差し迫っている…でも、やっぱりみんなとの時間が私には何よりも好きなんだって思うんだ…私の我が儘だけどダイヤさんとマリーさんにも会いたいな…
笑いあいながら話しているとついに駅についてしまった。沼津駅…ファーストライブでビラ配りで宣伝をした場所であの時ルビィちゃんが私と梨子ちゃんと曜ちゃんでの三人だったときにグループ名が無いことに気付かせてくれたんだっけ…思い返せばすぐ前のことのように感じれるのに…凄い前の出来事のようにも思える。不思議だね…
「やぁっと来ましたのね?おっそいですわ‼」
「ダイヤったら心配でオロオロしながら事故にあったんじゃないわよね⁉ってなってたのよ?」
「わざわざ言わなくても良いですわ‼」
「マリーさんとダイヤさん⁉お仕事じゃ…」
「ふん、そんなもの有給でどうとでもなりますわ。なによりも大切な仲間の門出ですわよ?祝わなくてはAquorsとしての名折れですわ」
「私もお父様に仕事押し付けてきちゃった♪千歌ちゃんの事話したら行ってこいって。だから私達の仕事は気にしないでね?私達が千歌ちゃんの見送りに行きたかったから来たのよ?」
ありがとう…嬉しい。それ以外の言葉が思い浮かばないよ…私なんかのために…えへへ。
「ありがとう‼二人とも!」
「うわっきゃっ⁉いきなり抱きつかれたら危ないですわよ」
「うふふ~嬉しい癖に~、私からもぎゅぅ~♪」
「だって嬉しいんだよ!また皆でこうして会えて!最近はずっと誰かが予定が会わなくて全員で会えなかったんだよ?それがこうしてまた集まれた!それって奇跡だよ!」
私の言葉を聞いたマリーさんとダイヤさんは私の頭を撫でてくれる。私はそれが嬉しくてより笑顔になる。
だけど、時間っていうのは止まってくれなくて…そして一方的に流れていってしまう。駅に電車が来てしまった…
「あ…」
「大丈夫ですわ、千歌さんがまた輝きだしたのなら私達がそれを目印に貴女に追い付いて見せますわ。」
「シャイニー‼それさえ忘れなければ私達迎えにいってあげるもの。だから振り向かないで真っ直ぐでいてね?私達が知ってる千歌っていう人物はそういう人よ。」
「…分かった。」
抱き着いてた二人は離れると六人がいた所まで下がった。
そして、これで私はAquorsの皆との本当の別れ…内浦と沼津から旅立たなければいけないんだって再度意識した…。
「いつでも内浦に帰ってきてくれても良いのですわ。」
「ここが千歌の故郷なんだからね。いつでも行ってくれれば迎えにきてあげるよ」
「盛大に盛り上がるように派手に行くからネェ♪」
「ダイヤさん…かなんちゃん…マリーさん…」
「何時までも応援してるから頑張ってください!」
「そうずら!頑張ってくださいずら‼」
「貴女なら出来るって信じてるわ。堕天使ヨハネの加護を千歌さんに…」
「ありがとうね、ルビィちゃん!花丸ちゃん!善子ちゃん!」
「私はね…千歌ちゃんに出会えなきゃ海の音も内浦の事も知ることが出来なかったと思うの。だけど会えたから…あの夜に貴女が手を引っ張ってくれたから…だから、だから…変われた!感謝してるの!だからまた会いましょう?病気には気を付けてね?…がんば、って…ね」
「梨子ちゃん…私、頑張るから。絶対にまた戻ってくるからそのときまでだよ。だから顔を上げて欲しいな?最後まで皆の顔を目に焼き付けて行きたいから!」
「ふふ、やっぱり千歌ちゃんらしいね?でもね?心配しないでっていうのは無理かな?みんな千歌ちゃんの事知ってるんだから、あんまり無茶ばっかりしちゃダメだよ?無茶しないでっていうのは無理だろうから私は言わないけど、でも梨子ちゃんが言ったように元気でいてね?何かあれば駆けつけるからね?元気でいてくれれば私はそれだけでいいから…約束だよ」
「私の取り柄は元気さと明るさだからね!でも、うん。気を付けるね?いつも迷惑かけてたよね、私?それなのに全然返せてなかったから私曜ちゃんに感謝してもしきれないよ…いつも…いつも…ありがとうね?絶対に元気でいるから!約束‼」
指切りをした私と曜ちゃん。どれくらいしてるかわからない。一瞬だったような気もするし、永遠だったかもしれない。だけど終わりの合図が訪れた…。電車のアラームが鳴り出したから…
「あはは、もう行かなきゃだ…行ってきます!」
『いってらっしゃい!千歌(ちゃん)(さん)‼』
私はもういつ閉まってもおかしくないドアに向かって駆け込む。私が入った瞬間にドアがしまりみんなの声もそこで聞こえなくなった…。振り替えれば皆が手を振ってくれている。泣きながら…でも笑って私を見送ってくれていた…
私がみんなの顔を焼き付けたいって言ったからかな?
…みんないい人だった。Aquorsも内浦のみんなも温かくて、優しくて…忘れないからね、私。
発車した電車で皆が見えなくなってしまう…。だけど見えなくなっても私はそこにいるってそちらに向いたままずっと見続けていた…。
三島…そう電車のアナウンスが聞こえて初めて私はもう、内浦から離れてしまったんだって…そう気付いた。私は…悲しくて…寂しくて…東京に遊びに行った事は一度だけあったけどあの時は曜ちゃんと一緒だった…だから心強かったんだって…悲しい事は今までいくらでもあった。初ライブの時だって…もう、私達のスクールアイドルが終わっちゃうんだって…悲しかった。でも、今よりも悲しくなくて…なんでなんでなんだろうね…すっごく胸が痛いよ…ポッカリ空いて…虚しくて…苦しいよ…。
みんなに会いたい。ずっと一緒にいたい…。なんで、今さらそんな事考えてるんだろう…決心したつもりだったのに…なんで…私はこんなに泣いてるんだろう
「あぁぁぁ……ぃやだよ…どうして、なんで…うぁぁああああぁ」
「…っは⁉」
え?
「あ、あれ?」
…うん?此処って私の部屋、だよね?電車じゃないよね?
………。
「夢だったのぉぉぉ‼⁉」
え、じゃあさっきまでの悲しさとか全部まやかし⁉嘘ぉ⁉
私の涙を返せ!夢ぇ‼
「千歌ちゃぁん?さっき泣き叫んでたけど怖い夢でも見たの?大丈夫?」
「くふふ…その年にもなって悪夢で魘されるとか、さっすがはバカチカだなぁ?」
「ワン。」
おねえちゃんとシイタケが私の部屋に入ってくる。
みとねぇ…わざわざ煽りに来たんだね…朝から暇な奴。
「なぁんか失礼な事考えなかったかぁ?」
「さあ、なんの事やら?千歌はさっきまでの夢のこと考えててなぁんにもみとねぇの事なんて考えてませんでしたよぉーだ!」
「…シイタケ、ギルティ!」
「わん!」
シイタケをけしかけるみとねえ…大人げないよ。
あと、シイタケ馬乗りになって顔舐めないで…うぇ、顔がべしゃべしゃだ……。
「くっくっく!これに懲りたらおねえちゃんを敬いたまえ。あと、そんなしけた顔してないで顔洗ってきな。」
「まったく、普通に泣いてる顔が似合わないって言えば良いのに…みとちゃんも意地っ張りねぇ」
「うわぉん」
シイタケも呆れるような声で一鳴きする。みとねぇが私を心配して…た、たまにならおねえちゃんを敬うのも良いかな?なんて思わない訳でもない、かな?
「ほぉら!千歌ちゃんも早く起きて。今日も皆で練習するんでしょ?朝ごはん抜いて行くことになっちゃうわよ?」
「あ、本当だ!もうこんな時間だったんだね…ありがと‼しまねぇ、みとねぇ!」
私は顔を洗いに駆け出す…。
そんな私に交差するように吹き抜けた風。風が優しく頬を撫でて凪がれた。
「また、君は1つ年齢をとった…時間は進み続けるよ。
忘れないで…後悔はしないで…」
そんな言葉を風が語りかけてきた。
あの夢はもしかしたら未来の私からのメッセージだったのかもしれない。だったら、今を最高に楽しむ!未来がどうなるかなんて分からないもん‼でも、Aquorsの皆がいればきっと私は前に進める!だから、後悔なんてしないよ!
それが、私の答えだから!
読み終えていかがだったでしょうか?
最初はただのアフター物の予定だったのですが…シリアスで終わるとなると自分の作風と合わないと自分で思いましたので夢オチとなりました…
誰かの心に少しでも残るようにメッセージ性のある終わり方を目指した為の夢オチです。
学生のみなさまは夏休みでしょうが有限な時間をただ無意味に過ごすのではなく、有意義なものにして欲しいです。
無意味なことも意味を見出だせればそれは有意義なものになると思いますのでファイトですよ!
タイトルの意味ですが、『はばたき』はスタダからの引用で始まりと旅立ちの両方の意味で使っています。夢の中での旅立ち、起きた現在でのスタート。ついでにこの小説の栄えある第一話ってことで←後付け
『残像』は夢(未来)から見た過去の思い出(像)、現在からみた今という瞬間に焼き付いた像。
『はばたく残像』ではばたきの軌跡、つまり奇跡。
という意味を込めてたんですよ?分かりました?
長々と400文字も話したのでここら辺で終わりにします。
では、また会いましょう~。お読みいただきありがとうございました。