それはとてもきれいな空で   作:ルシアン(通説)

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資料です。
特に読む必要はありません。


それはとても今更な資料で

「それはきれいな空で」世界観

 

いい加減原作からの乖離っぷりが半端じゃなくなってきましたし、本編にて書かれていないルシアンの脳内設定も数を増してきてしま

ったので、ここで纏めておこうと思います。

ただ、この設定も2011年10月9日現在での段階のもの。

後になって増えちゃったりするかもしれません。悪しからず。

 

 

『世界』

 

機動戦士ガンダムSEEDの世界観と地理面でも変化があります。また、SEEDでは地球に関してあまり深く触れられていなかったので、私が独自解釈している部分もあります。

 

・大西洋連邦

北米・中米・カリブ各国・アイルランド・イギリスなどによって構成されている。

主人公 ムルタ・アズラエルの所属国。

首都はワシントン・D.C.

 

WWⅢ時、アメリカ合衆国を核に結成された。

大戦初期に暴走していた中国に宣戦布告し、世界の警察たらんとした。が、欲を出してついでとばかりに南米各国に手を出してしまったのが運の尽き。

南米は南アメリカ合衆国を結成して、徹底したゲリラ戦術で対抗。EUを母体にして誕生したばかりの新進気鋭、やる気十分のユーラシア連邦とも対立。中国とはサイパン沖海戦で勝利を収めるも、結局はそれだけとなってしまった。

コーディネーターの出現により、一時期労働人口のバランスが崩れ大混乱に陥ったことは人々の記憶に新しく、反コーディネーターの気運は高い。

政界ではブルーコスモス派と呼ばれるアズラエルの派閥が多数を占めており、過激派は少ない。

 

ニューヨークに地球連合の本部が、アラスカには地球連合事務局並びに地球連合軍総司令部が置かれている。

マスドライバー施設をパナマに保有している。

 

 

・ユーラシア連邦

ヨーロッパからイランまでが領土。

ロード・ジブリールの所属国。

首都はブリュッセル。

 

かつてのEUを母体に、ヨーロッパ大陸の多くの国々が参加して結成された。

WWⅢ開戦の発端国の一つ。

WWⅢの引き金の一つでもあったロシアとの対立を武力でもって解決した後、エネルギー問題解決のため、中東へ遠征した。

そこまでは良かった。そこまでは良かったのだが、ロシアを併合したことで、当時ロシアと交戦中だった中国と戦わざるを得なくなり、中東方面でも汎ムスリム会議とぶつかることになり、苦戦。また、南米問題で大西洋連邦とも対立したために大戦の終結を模索し始めた。

ユーラシア連邦は世界で最もコーディネーターによる経済的、治安的損害を被った国であり、政界の多数を占めているジブリール派の影響もあって過激的思想が強い。

 

ブリュッセルに地球連合経済・社会理事会が置かれている。

マスドライバー施設をセヴァストポリに保有している。

 

 

・東アジア共和国

中国・朝鮮半島・台湾・東南アジアの大陸部の国々・ミャンマー・中央アジア各国を領土とする。

首都は南京。

 

国家として成熟しきりつつあった中国において、国家の拡大主義と軍部の権力争いが見事にブレンド。人民軍の長官候補であった3人がそれぞれ功をあげるべく開戦に踏み切った。実は党本部は開戦については承知していたが、三方面で戦うとは聞いていなかったりする。

1人はロシアを相手に、1人は東南アジアとインドに、1人は日本とアメリカに喧嘩を売った。…やめとけって。

結果、ロシアとは戦っているうちにいつの間にか相手がヨーロッパ全体になっており、インドとは戦っているうちにインパール作戦の再来になってしまい、日本には上陸はしたものの予想外の抵抗と、本国からの応援の少なさから継戦が難しくなった。結局、何とか制圧した地域だけで東アジア共和国を名乗ることにし、軍の長官には南方軍の司令官が就任した。

大戦で疲弊した国力を取り戻すべく、現在はプラント側に立って戦争中。

 

上海に地球連邦の本部が、

重慶に地球連邦軍総司令部が置かれている。

マスドライバー施設を高雄に保有している。

 

 

・日本国

大戦前の領土に加え、千島列島、樺太、マリアナ諸島を領土とする。

首都は東京。

 

特定の宗教に拘らず、単一民族による国家構成で、国境が海によって明確に分かっており、数少ない領土問題も解決しないことが深刻な国家対立を生まなかった。WWⅡからの長い平和の中で、ガラパゴス現象を国家レベルで見せてくれた国。

WWⅢ勃発に際して、ようやく自衛隊を国軍に改組。まさにおっとり刀

。中国による宣戦布告と奇襲攻撃が始まると、それまでの防衛意識の低さもあいまって、対馬が早期に陥落。次いで、若干粘ったものの九州北部が陥落。国内に衝撃が走った。

軍は直ちに九州中部の山岳地帯と山口市に二足歩行戦車を配備。それまで趣味で作られていた国防マニュアルに沿って戦闘を開始した。九州が陥落し、主戦場が中国山地に移行したところで中国軍は攻勢を止めざるを得なくなり、その後北海道方面から攻撃を仕掛けてみるも兵力不足から失敗。サイパン沖海戦で大西洋連邦軍に敗れたこともあって、中国軍は撤退を開始した。

戦後、大西洋連邦の国家方針の変化から日米同盟は解消され、太平洋方面軍を引っこ抜いた後のマリアナ諸島は日本に譲られた。

戦争には勝ったものの、少数ながら多民族国家となってしまった日本では国籍問題などが多数あり、法改正が急がれている。また、コーディネーターに対しては差別はされていないのだが、もともと年功序列型の社会では実力は高いがプライドも高いコーディネーターは暮らしづらく、国内にコーディネーターはほとんどいない。

今大戦では中立宣言を出しており、オーブを除く他の中立国とは相互防衛協定を結んでいる。

なぜか昔から公的機関のネーミングセンスが世界一無いと言われている。

 

 

東京に「中立国間の相互防衛に関する機関」本部が置かれている。

マスドライバー施設を松山に保有している。

 

 

 

・南アメリカ合衆国

南米各国を州とした合衆国。

首都はブエノスアイレス。

 

もともと反米感情が強かった国々が多かったこと、お国柄から英雄的な指導者が生まれやすかったことなどから強固な団結力を見せる。

パナマまでが発足当初の南アメリカ合衆国の領土であったが、大戦中に戦線がジリジリと後退していたこともあって、現在はコロンビア州が北限となっている。

ユーラシア連邦が発足当初の南アメリカ合衆国にフォークランド諸島の領有権を(勝手に)譲り渡したこともあり、ユーラシア連邦との仲は良好だった。

今大戦勃発後、ユーラシア連邦の推薦で1度は地球連合に加盟したものの、やはり大西洋連邦との仲が悪く、アズラエルがいない間に、ジブリールによってアフリカへ派遣していた虎の子の戦車師団を勝手に壊滅させられたこともあって地球連合から脱退しようとした。

 

 

 

・アフリカ共同体

スーダンとカメルーンより北側にある国々の連合。

首都はアルジェ。

 

WWⅢ勃発時、それまでのAU(アフリカ連合)の主導権争いがエジプトと南アフリカ共和国の間で表面化。

大戦の煽りでくしくも諸外国は仲介に入ることができず、ついにはアフリカを二分する大きな戦いとなった。当初首都はアレキサンドリアとされていたのだが、シナイ半島まで進出してきたユーラシア連邦を警戒して遷都。戦争の影響で都市機能が無に等しくなっていたカイロではなく、アルジェが新首都となった。

南アフリカ統一機構が地球連合側に付いた為、こちらは対抗してプラント側についた。WWⅢ勃発後の大西洋連邦軍の宣戦布告を受け、急遽発足。

 

 

 

・南アフリカ統一機構

エチオピアとコンゴ民主共和国を国境とするアフリカの連合国。

首都はプレトリア。

 

WWⅢ勃発後、AUの主導権争いの際に南アフリカ共和国側についていた国々が組織した国家。

もともと首都はナイロビとしていたのだが、今大戦でビクトリア宇宙港をザフトに制圧された関係で、遷都を余儀なくされた。

 

 

・スカンジナビア王国

ノルウェー・スウェーデン・フィンランドを領土とする。

首都はストックホルム。

 

EUがユーラシア連邦に改組された際、その軍事色の強さを嫌がって独自に国家を建設した。極力よその国のことに口を出さないようにしているが、この国家の外交力の強さは世界的にも認められていた。実際WWⅢ時にも中立宣言を出し、見事に無傷で乗り切った。

しかし今大戦では地球連邦から一方的な宣戦布告を受け、相互防衛協定加盟国の援軍と共に粘るも敗北。王族や政治家を始めとする多くの国民が国外に亡命した。

現在、スカンジナビア王国は地球連邦の統治下に置かれており、国内各所には連邦軍が駐留している。

 

 

・オーブ連合首長国

ニューギニア島周辺を領土とする。

首都はオロファト。

 

独立独歩を気風とする国家。新生国家であるせいか、その外交能力は非常にお粗末であり、協調性や空気を読むといったことが致命的にできないでいる。豊富なエネルギーと進んだ技術力を背景とした軍事力を持って世界の荒波を単独で渡ろうとしている。それが国是。国民はこのことに非常な自尊心を持っている。しかし忘れてはならない。いくら技術力とエネルギーがあろうとも、同盟国も無しに戦時中の国際社会を生き残るためには莫大な防衛費が必要とされるのだ。実際、この国は開戦もしていないのにすでに国防費が国家支出の25パーセントを占めるという恐ろしい事態を引き起こしている。

おかげで国債の格付けは年々下がっており、財政局のビルは毎日明け方近くまで明かりが灯っている。

 

マスドライバー施設をカグヤ島に保有している。

 

 

・プラント

コロニー92基によって構成されている。

首都はアプリリウス市。

 

今大戦を引き起こしたとも言える国。国と言っても未だ世界の過半数は承認すらしておらず、正式に国交を結び、大使館を互いに設置しあっている国は存在していない。

独立を叫んでは見たもののその相手は非常に大きく、コーディネーターの歪んだ自尊心だけで戦争を耐え抜けるのかどうかが最大の問題。現在、軍に治安局に勤めていた者の大半が徴集されており、最高評議会は急遽洗脳しやすい初等部高学年生を中心とした保安員を育成。子供が大人を追い掛け回したり、逮捕したりするというシュールな光景が各地で見られている。

食料と日用品の不足が深刻であり、同盟国である地球連邦からの輸入が唯一の頼り。人的資源も全く余裕が無く、アフリカ方面では輸送や補給といった後方任務を現地人にほぼ一任せざるを得なくなっているという。

 

 

・そのほかの国々は特に原作と比べて変化はありません。

 

 

 

 

 

『兵器』

 

ガンダムといえばやはりロボット兵器が花形ですが、当然のことながらその他にも兵器はいろいろとあるわけでして…。

特に大きな変化のある部分だけここでは取り上げようと思います。

 

 

○地球連合軍

ご存知の通りアズラエルとジブリールという二枚看板をそろえています。基本的には地球連合軍は統一された武器を使用しています。

 

 

・陸上兵器

 

リニアガンタンク…主力戦車。平原での戦いであればMSとも互角以上に戦える。

  

強化人間兵…ジブリール直属の部隊。強化人間の出来損ないによって編成されている。対東ロシアの戦線では数多くの戦果を上げている。

制御に難有り。

 

 

・海上・海中兵器

空母…Nジャマーが散布されて以来、燃料はメタンハイドレードとなった。

  

護衛艦…対ディン戦闘を追及し、ミサイルによる防空より弾幕での防空の方が良いと結論付けた。

  

潜水艦…未だグーンやゾノと戦える潜水艦は開発できていない。

 

 

・航空兵器

特に変化なし

 

 

○プラント(ザフト)

MSを決戦兵器にしてしまったため、それ以外をなかなか開発できないでいる。

原作との乖離点はほぼ無し。ただし、ディンの制空戦闘能力はお粗末にも高いとは言えなくなっている。

 

 

○日本国

ロボット大国。しかし実は力を入れて開発していたのはロボットだけではありません。

 

・二足歩行型特殊戦車…ロボット。現在「久遠」が主力とされている。後継機として「八千代」がある。

 

・ウォードレス歩兵…世界的に標準とされる機械仕掛けのウォードレスではなく、人工筋肉で作られたウォードレスを使用している。武装も非常にごつく、サブマシンガンやカトラスに加えて、レーザーライフルやら携帯式ミサイルポッドやらレールガンやらを装備している。これなら戦車とも互角に戦えてもおかしくは無い。

 

 

○その他の国々

基本的には地球連合ないしはプラントの兵器のライセンス生産やらコピー。

オーブについては原作と変化をつける予定はありません。

  

 

 

 

 

 

 

 

 




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