センター試験結果待ちの八幡と沙希他、次々と進路が決まる仲間達…
そんな中で世間はバレンタインデーを迎えて騒いでいた
有ったんです
試験が終わり暫くは勉強なんぞしたくねえよっ!
と、言いながら川崎家で料理の勉強会をしている俺は間違っているのかもしれない
日によって金居さんや優美子に海老名さん、陽乃さんも参加するが雪ノ下家で開き…
そんな日は蒼空とけーちゃんのお迎えは都築さんが喜んで行ってくれた
そしてバレンタインのイベント当日ケーキを提供したいと申し出てくれた
今年はホットチョコカフェを開催しほっぺにキスをしたカップルにはチョコケーキのサービスもある
ちなみにココアは専門ではないが俺のマッカン好きが影響したのかマッカンの売り上げが前年を上回り今回試しにココアを提供してみようと言うことになり申し出があったそうだ
大手メーカーの協賛によりケーキの提供したいと申し出が何件か有り協力をお願いしたそうで最後までケーキが絶える事はなかった
頑張ってイベントを盛り上げた奉仕部と家庭科クラブに両校の生徒会執行部となんとか様になってきた海浜の家庭科クラブのメンバー達にマシュマロを落としたココアを振る舞うと
「 しまった、これを忘れていましたねっ! 」
そう言って小町が嘆くと
「 本当に、私も知っていたけど… 忘れていたんじゃ意味がないよ、小町ちゃん… 」
そう言っていろはも苦笑いしている
そして… 小町は大志、折本は玉縄、海老名さんは戸部の頬に各々がキスを交わしケーキを手にして仲良く食べている
俺はけーちゃんでいろはは蒼空と彩加は留美とケーキを食べているが後の女子達は女子同士で… と、それのみを語っておこう… って誰に?
そしてバレンタインデー当日は雪ノ下家に招かれてチョコフォンデューパーティーを開いてくれて皆で楽しんだのはこれが高校生活最後のイベントになるんだな…
と、染々思ったものだ
その帰り際に皆から渡された想いの詰まったチョコを見ながらホワイトデー…いや、卒業式までには一応のケジメを着けたいと思っている
場合によっては東京行く俺と、千葉に残る彼女と離れる事になるんだからな…
せめて新学期までには何度かデート位はしておかないと申し訳ない気がする
奉仕部に入れられたあの日以降の思い出達… それが次から次へと甦ってくる追憶に浸りながら家に帰り風呂の中でもひたすら考えたがそんな簡単に答えが見えるならとっくに答えを出していたんだろうからな
このセンター試験より難問の答えを俺はどう読み解か答えを導き出すのだろうか?
残りの日々でしっかり考えないと、チョコをくれた皆にも失礼だからな
卒業式迄後14日…
八幡を始め三年女子達が受験と言う設定のためあまり派手にはしませんでしたかいかがでしょうか?