中秋の名月を貴方と共に~金居可南子ルート編の続編です
金居可南子のお月見後日談
二人でお月見した次の土曜日に私は妹と二人で比企谷家にお邪魔してます
妹には
『可南子はあてにできませんから次回は家に来てもらうように頼みなさいね?私だって未来の婿殿と楽しく過ごしたいのだから』
そんな風に言われておくり出された私達
比企谷家では比企谷君と小町ちゃんがで迎えてくれて楽しく始めた蒸しパン作り
さつまいもも何種類か用意されていて色々なバリエーションが楽しめそうです
「母ちゃんは夕べ連勤になったからその内に帰ってくる」
そう言われて比企谷君の告白後に始めてと言うか…なんと言うか、ハイ…緊張してますよ?
ただでさえ男の子の家って未だに慣れないのに始めての彼の家で彼のお母さんと会うなんて緊張するに決まってますっ!
『え?人によるんじゃないのかって?』
そんな事を言われたら私もこう言い返します
『そんなの交遊範囲の狭い私の周り限定ならそれが常識なんだからそれでいいんですっ!』
そう答えてもいいですか?
途中参加の比企谷君のお母さんも交えての楽しいお饅頭作りだったけどいきなりダメ出しを食らってしまった
私
「比企谷君「彼、彼女の間柄なら名お互い前呼びが当然でしょ?」」
って言われて二人の妹達も頷いてるけど
『同じ女子相手でも名前で呼べない私にはめちゃくちゃハードルが高いんですけど?』
とは言えない私だった
でも…やっぱり憧れる八幡…君、だよね?まずは…いきなり呼び捨てはレベルが高すぎるからまずは思わす唾を飲み込み
「は、八幡くん……」
そう呼んでみた…多分顔真っ赤なんでしょうけどね、今の私って
チラッと見えたひ、八幡くんの顔だって真っ赤だったんだから仕方無いよね?
(こーゆーのって初めての経験だから)
そう自分に言い訳してると
「悪かったな…可南子、こーゆーのは男の俺から言い出さなきゃいけない事なのにな」
そう言って苦笑いしてる比企谷君だけど…え、あれ?今私を可南子って呼んでくれたよ…ね?
あんまりナチュラルに呼んだから一瞬気付かなかったけど…
「良い、八幡くんに名前で呼んでもらえたから…頑張ってよかったって思ってるから…」
そうぽつりぽつりと言う私に
「うん、いつものお姉ちゃんならすぐに諦めてうじうじしてるもんね
だからホント今回はよく頑張ったよ…諦めなくてよかったじゃんっ♪」
そう言われてやっとこれが夢じゃないんだって実感がわいてきました
お饅頭も蒸かし上がり皆で実食…と言いますかお茶会になりました
楽しいお茶会のおしゃべりの種はつきず気が付いたらもう夕食の時間で八幡くんが
「用意してあるから食べてけよ…」
(そう言ってくれたけど図々しすぎるよね?初日からだなんて…)
そう思って遠慮しようとしたら
「はい、私まで用意して下さって有難うございます」
そう言って私の言葉を遮り勝手に決めたからにらむと
「八兄も聞いたら遠慮するのはわかってるから聞かなかったし今日が土曜日だか明日ゆっくりしたら良いからさそってくれてるんでしょ?
何より八兄がお姉ちゃんにまだ帰ってほしくないからだとは思わないの?」
そう言われて驚いて八幡くんの顔を見たら真っ赤な顔して目をそらされましたたけど私まで真っ赤になっているから八幡くんのお母さんと二人の妹達にまで笑われちゃてます
食事も終わりやがて私達の変える時間になり上着を羽織る八幡くんに驚いてたら
「およ、お兄ちゃんが積極的に動いてるっ!?」
と、驚きの声を上げる小町ちゃんに
「二人は俺が招いた客だから当たり前だが由比ヶ浜結衣と雪ノ下雪乃は俺の意思を無視して押しかけた客だから対応が違うのは当たり前な話だと思うが?」
そう言った彼の表情が一瞬険しかったけどすぐにいつもの優しい笑顔に戻り
私達の肩にショールを肩に掛けてくれて
「一応用心の為な…」
そう言って自分の言った台詞に照れて右の頬を指先で掻いてる彼は照れ臭そうでいつもとは違った一面が見れた気がした
歩くと1時間弱の道のりだけど交通網は私達の都合に合わせてくれる訳じゃないから逆に時間が掛かるだけだし三人で他愛もない話をしながら歩く夜道も悪くない
来週はうちに来てもらい一緒にいも羊羮を作る約束をして帰っていく彼の背中を見送りながら愛しきと切なさそしてなんとも言えない切なさを感じていた…
金居可南子18の秋に本気の恋を知る?
手強いライバル達がいるけどこの恋、この思いだけは諦めたくないから私は頑張れるし頑張るしかない
…うん、明日からも頑張ろうっ!
そう決意も新に彼の背中が見えなくなってから家の中に入る私だった…
果たしてこれをデートと呼んで良いのかはわかりませんがいかがでしたでしょうか?