三河香保里ルート妹はライバル編~体育祭
今日は妹の薫の通う中学校の体育祭…のハズがなにこの人だかりは?
そう思ったのは八幡先輩も同じらしく
「他に入り口ねえの?」
そう聞いてきましたから一般の人には余り知られてない門に案内しそこから入る事にしました
入場受付中に向かおうと歩いていると私を呼ぶ声がしたので振り向くと我が恩師がいらっしゃいまして
「君が噂の比企谷八幡君ですね?申し訳無いですが君が受付中に行くと騒ぎになりますから…」
そう言って入場パスを手渡してくれまして
「受け付け表には後程記名してもらいますが取り敢えずこれをつけておいてください」
そう言われて
「もしかしてあの人だかりは八幡先輩の入待ちだったんですか?」
そう驚きの声を上げそうになる私の口を押さえ
「はい、大きい声出さない…ただでさえ目立つ人物と居るのを忘れないこと」
そう言われてコクコクと頷くと
「ヨロシイ、十二分に気を付けるようにっ!」
そう言って静かに笑って立ち去る先生の後ろ姿を見送ってから
「ナンかな…平塚先生を思い起こさせるタイプの先生だな?」
そう言って溜め息を吐く八幡先生に
「そんな事ないですよ?平塚先生ほど強引g my way な先生じゃないですから安心してください」
そういったら苦笑いしながら
「まぁ、あの先生みたいな人は知り合いに一人いりゃ十分だからな…」
そんな事を言われて詳しい事は知らないけど
「厄介事は奉仕部に丸投げしてるらしい」
そんな噂や文化祭に合同イベント等一度として私はあの先生とは会ったことはなかったのだから学校の評価が如何にいい加減なものかを教えてくれましたね
そう思いながら溜め息を吐きました
開会式が始まり校長に来賓のスピーチ体育の教師からの注意の後にやっと準備体操で体育祭らしくなってきました
今日も気を付けないと熱中症がは心配になるレベルの好天に恵まれた一日になりそうです
と、言うか暑苦しい一日になりそうですよ
ただでさえこの学校の体育祭は暑苦しいのにと考えてしまいますよ
「スッゲー盛り上がってるのな…」
そう感心するとも呆れているともつかない表情で呟く八幡先輩に体育祭が学校の最大のイベントですからね
そう説明すると
「だろうな…見ててそう思う」
そんな何気ないやり取りにナンだか笑ってしまう私を不思議そうに見る八幡先輩が
「ナンか面白いことでも有ったのか?」
そんな事を聞かれて更に笑ってしまいましたよ、八幡先輩?
そう思ってる私と不思議そうに首を捻る八幡先輩は聡明なのに少し抜けてて
ひねくれた心の中に純粋な心が隠れてるってゆーのかな?八幡先輩って知れば知るほど不思議な人なのかもしれない…
って思ったら八幡先輩をそんな風にしてしまった者達に殺意のに近いモノを感じたけど先輩はそんな事をしたって喜ばない
多分抗うすべを知らない人なんだって私はそう思うのだから…
人を傷付けたり人が傷付くのを見たりするのが辛い?かなしい?よくわからないけど見たく無いのんだって思う
だから私が先輩の痛み、悲しみを理由に誰かを傷付けるの違うと思う…
少なくとも今の私にはそれを判断できるほど事情をしってはいないのだから
そして八幡先輩がそれを望んでいるのか否かもしってはいないのだから完全に自己満足にすぎないんだろうなと思う
人は相手の上っ面しか見ないしその上っ面の体裁を整えるのに四苦八苦しているけど三人の先輩方はそれが破綻して人生を狂わせたらしい
葉山隼人、由比ヶ浜結衣、雪ノ下雪乃の三人の先輩方でしょうね…
あの人達は結局何を見て何を求めていたのでしょうか?
みんなの葉山君と呼ばれみんな仲良くをもっとうにしてましたけどはっきり言ってしまえばあの先輩の存在自体が女子達の不和の元だったんですからね
しかもあの人はそれを何ともしようとはしなかったばかりか逆にあおる様な言動をしていた気がします
まぁ、それに踊らされてた私が何言ってるんだよ?って、言う気はしますけどね
まぁ、誠意の欠片も無い人なのだけは動かし様の無い事実なんでしょうね…
学校ではすっかり忘れ去られた存在ですから
特に忘れようとしたわけでもなく売れなくなったアイドルが忘れられていくみたいに自然にあの先輩の事を口にしなくなっていきましたね
って妹の学校の体育祭を見ながら私はいったい何を考えてるんでしょうね?
最終競技のメドレーリレーで勝敗が決まる展開になり私と違い運動神経の良い妹の活躍もあり勝敗は…
私に当て付けのどや顔で八幡先輩に戦勝報告に着た妹に
T
「はいはい、それは閉会式終わってからにしなさいね?」
そう言って追い返しましたら八幡先輩も苦いしてましたね
その後学校を出るまでが色々大変でしたけど一日八幡先輩の側に居れて幸せな日でした