三浦優美子ルート編
中秋の名月、か…今まで考えたことなかったな…
あーしはつい先日行われたばかりの八幡が司会進行を務めたイベントの事を思い浮かべ感慨に耽ってた
今までイベントといえば騒ぐモノって思っていたあーしには斬新な企画だったから…
偏差値の違うあーしが八幡と同じ大学は難しいい下手なとこに行ってツマラナイ野郎に言い寄られるのも鬱陶しいだけだしさ…
幸い八幡が目指す大学にそう遠くない大学…女子大推薦入試を受けるつもり
もちろん今は試験に受かるべく勉強の毎日だけど八幡の手作り弁当があーしを支えてくれてるし仲間内で集ま。って勉強会してる時に勉強に行き詰まってるとハープティーを出して気持ちの切り替えをさせてくれる
もちろんわからないところは丁寧に説明してくれてかなりわかりやすくあーしの学力アップに貢献してくれている
内申も千葉村や奉仕部での活動は決して小さくはないと思う
そんな事を考えながら気分転換に出掛けたコンビニに予備校帰りの八幡がいた…
(こんな嬉しい偶然は久し振りで嬉しすぎるし…
そう思っていたら八幡の方から声を掛けてきてくれた上に
「店内のイートインコーナーで何か飲みながら少しだけ話でもしないか?」
そう言って誘ってくれた
空に浮かぶ丸い月を眺めなから相変わらずあの甘ったるいコーヒーを飲む八幡は
大して面白くもない予備校の話をしているが本題じゃないのはわかっているからこちらも適当に返事する
そして
「家送ってく近いんだろ?」
そう言ってくれた八幡の優しさに甘える事にして自転車を押す彼とならんで歩き始めたあーし達だけど
「春まで待っててほしい、受験が終わるまでな…だからその為にも今は遠回り(浪人)なんかしてる場合じゃねぇから今は勉強に集中したいんだ…
もちろんそれが俺のワガママだってのらわかってるがそれでも待っていてほしいんだよ…そうしてぐれたら俺もちゃんと腹をくくって答えを出すからもう少しだけ待ってほしいんだわ
伝えたい想いをなんとか言葉にしてお前に伝えるつもりだからな?だから春まで俺を信じて待っててほしいんだわ」
そう言ってあーしの身体を抱き締め頭を撫でてくれる八幡…
今夜の夜風は少しだけ冷たく肌寒かったけど八幡に抱き締められて顔は熱く火照っていた
玄関前まで送ってくれあーしが家に入るのを確かめてから自転車に股がり走らせ始めた八幡を部屋の窓から見えなくなるまで見ていた、満月に見られなからね
だからあーしは月に願った…八幡の努力が実を結びあーしの想いが八幡に届くことを…
春からのキャンパスライフに期待をこめてね
月見と言う程はありませんがこんな感じでまとめてみましたが如何でしたでしょうか?