比企谷小町&鶴見留美ルート編
小町視点
「今夜は中秋の名月なんだから帰りにマックで月見バーガー買ってきてね、団子やお饅頭は小町が用意しとくから留美ちゃんと三人でお月見をして秋の夜長を楽しもうよ?
それくらいの息抜きしたってバチは当たらないよね?」
そう言ってお願いしたのは今朝のお話しで今夜は留美ちゃんがお泊まりの日
一人っ子留美ちゃんを見ていて小町は気付いたんだ…
それまでは世話のやけるダメダメなごみぃちゃんって
呼んでだけど本当にお兄ちゃんが小町の前からいなくなってしまったら
始めからお兄ちゃんが存在しない小町が一人っ子の世界を想像したとき小町は泣いた…
お兄ちゃん…比企谷八幡の居ない世界なんかあり得ないって思ったんだ
留美視点
お父さんは短期?の単身神赴任中でいないのにどうしても断れない出張で私が一人になるのを心配したお母さんは八幡に話して今夜は比企谷家に泊めてもらう事になった
晩ご飯は小町に八幡の好きな料理を習いながら二人で用意して今は八幡が帰ってくるのを待っている
いつかはライバルでも今は未だ互いにハンデを持つ者同士で同盟を結んでいる
血の繋がる妹であるからこそ誰よりも側には居られるけど決して報われない…報われてはいけない恋に身を焦がす小町と小町と比べれば壁は厚いけど決して許されない恋じゃ無い私
だけど八幡の同世代の彼女達に比べたら乗り越えなきゃ行けないものが多すぎるのは不条理だ私と八幡の年の差はたったの六才
それがいけないのなら六才以上離れている夫婦やカップル全てを逮捕してからにしてもらいたい特に口を開けばキモいしか言えないボキャボラリー貧困女と毒しか吐かないんだ独神予備軍には私の恋路を邪魔する資格はない
と、言うより八幡の前から姿を消すか態度を改めるかしろっ!て思っていたけど今やその面影は全く無い二人に同情はしない
別にあの二人がいなくなったからって私の恋路を邪魔するモノはライバルの存在だけじゃないんだからさ
だから今夜は小町と眠くなるまで八幡の話をしようと思う
実妹の小町と妹扱いの私は小町と同じポジ…つまり一人の女の子として見てもらえない枠に居るのだから
他の女子だと泊まる何て話しは絶対に嫌な顔をするだろうけど私や京華なら
「小町か母ちゃん達の部屋なら良いんじゃねえの?
その二人が家に泊まるなんざ余程のしたいならなきゃ無い話だからそんな時まで俺は知らんぷりできる程冷たくなきゃ強くもねえよ」
と、言い訳するタイプなのだから
だから今夜は八幡と静かに満月を見ながら大人のオンナを少しでもアピールできたらって思ってる…
だから八幡、早く帰ってきてよ…お願いだからね?
ルミルミの場合夜のイベントだけに鶴見家の事情により小町の部屋に泊まるからお月見を一緒にするって展開が無難かと想いこうなりましたがいかがでしょうか?