前半で止まってましたが方向性が決まるとするする書けました
中秋の名月貴方と共にー三河香保里ルート編
生徒会長三河香保里ルート編
あたしは三河香保里、なんの因果か一年の時に選ばれて生徒会長をしてしていますがこんなはずじゃなかったんですけどね
なんでこうなったかについては未だに疑問だらけですが副会長の本牧先輩を始め他の役員達との連携もバッチリでなんの問題もなく運営できてると思います
比企谷八幡と言う先輩の存在を認識したのは海浜との合同企画によるクリスマスイベントの打ち合わせの会議だった
訳のわからないことを言ってばかりで一向に進まない会議に苛ついたあたしは前任の城廻先輩に相談したら比企谷先輩のいる奉仕部に案内してくれた
そしてその比企谷先輩はその日の会議から出席してもらったんだけど呆れた海浜の生徒会執行部の人達は女子にしか目を向けず挨拶もなにもしないし求めもしない
庶務の女子らしき人は気付いたけど比企谷先輩がナゼか口止めしたけど…
翌日の会議では
同じ奉仕部部の川崎先輩の妹さんによる日本語喋れないの発言をきっかけに議長交代劇で一気に会議は進みあたし達のイベントは大成功を納め
その後バレンタイン、ホワイトデー、母の日に父の日に七夕とイベントをこなしてきて二校による合同イベントはら早くも定番化してきているし比企谷先輩のところにはいろんな勧誘が来ているそうです
イベント企画会社とか芸能プロダクションとかからも真剣に引き抜きしようとしているとか聞きましたからもしかしたら…
比企谷プロデューサーと言う未来があるのかもしれないですが可愛い女の子に囲まれてる先輩はみたくないです
そうあの人の事を考えていたらあの人からのメール
ーすまんが外を見てもらえないかー
そう書かれたメールを見て窓の下を見ると会いたかったあの人がいた…
だからあの人に会いたくて慌てて上着を羽織ると玄関に走ると先輩が居て
「こんな遅くに非常識だとは思うんだが五分でも十分でもいいから一緒に満月を眺めたくてな…自作のまんじゅうを持ってきた」
そう彼が言うと
「私も相席して一句披露して宜しいかしら?」
同居しているお婆ちゃんがそう声を掛けると
「その説は色々ご指導頂き感謝してます」
そう言って頭を下げてから私に紙袋渡して
「まんじゅうは人数部用意しましたから共に静かに眺める一時は悪くないって思いますから…」
彼がそう答えると
「香保里、私はお茶の支度をしますから先輩君を私の部屋の軒先に案内しなさい
縁側に座って月を眺めるのも乙なものですよ」
そう言って穏やかに微笑むお婆ちゃんに頭を下げる先輩
先輩が作ったお饅頭は甘すぎ何個でも食べれそうで私の家族にも好評です
そして先輩への質問タイムでやっぱり先輩の妹の小町ちゃんのブログお兄ちゃんのお弁当について
正確にはお弁当についてかな?
そんな中小6の弟がナイスなアシストを
月末に運動会有るから八幡兄ちゃん(私が名前で呼べずにいるのに!?)のお弁当食べたいし応援にも来てほしい
そう言って甘えたら先輩は照れ臭そうに笑いながら
「おう、その日はまだ図書館で勉強するくらいしか予定はねえから俺で良けりゃ応援に行くぞ」
そう先輩が答えると
「お弁当もだよっ!」
って図々しい…あ、でも私も食べれるんだよね我が弟ながらいい仕事をしてくれますが一応
「良いんですか比企谷「八幡先輩っ♪苗字呼びダメでしょ?ライバル多いんだからもっと踏み込まなきゃ負けてしまいますよ?」八幡先輩…」
お母さんに突っ込みをいれられながらそう聞いたら
「問題無いぞ、俺が乗り気じゃなきゃ取り合えず即答で断るからな?」
そう答えてくれましたから嬉しくなりました
妹も負けじと体育祭に文化祭を招待して約束を取り付けてますけどこちらはスゴく嫌な予感がするんですけども?
「君が飲める歳になったら一緒に飲みたいな、まぁ君のお父さんとはたまに会ってご一緒してるんだけどね」
とは、お父さんの弁でお父さん以外のみんなが溜め息を吐きました
そんな感じで短い時間だったけど色々な約束を取り付けたし
「八幡先輩…か」
そっと呟くと嬉しすぎて涙が溢れました…
「よしっ、明日から頑張ろう」
そう気合いを入れ明日からの聖戦に備え今夜早目に…眠れるのかな?私
ちょっぴり不安な夜でした
このルートのみ原作の6.5巻に相当する後日談が有ります