八幡特集   作:春の雪舞い散る

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八幡の誕生日編
八幡の誕生日、優美子ルート編


優美子ルート

 

 「はぁ~っ…ねみぃな」

 

 結局夕べも徹夜に近い俺は確か六時位まで勉強してたんだよな…

 

 焼きたてのトーストにマーガリンとジャムを塗りかじりながらハムエッグを焼いている

 

 今日は夕べ遅くに優美子から

 

 「たまには勉強を忘れてあーしの買い物に付き合えしっ!」

 

 と、連絡があり出掛ける支度をしている?

 

 「未だに女子と一対一で出掛けるのって慣れねぇんだよな…」

 

 食い終えた俺が一人歯を磨いてたら起きてきた小町が

 

 「およ…珍しく朝早くから行動してるお兄ちゃん、小町的にポイント高いよっ♪」

 

 そう話し掛けてくる小町だがその一言が無ければ良かったんだがな?小町よ

 

 「トーストにハムエッグを焼けば良いな?」

 

 そう言って温め直したスープと共にテーブルに並べると

 

 「あ~っ、わりいけど俺もう出掛けるから洗いモン頼むわ」

 

 そう言って待ち合わせ場所であるららぼに向かった

 

 ららぼに着いた俺は待ち合わせ場所である本屋に向かうと取り敢えず問題集のコーナーへと向かい過去問の問題集を手に取り吟味していれあた

 

 今使ってるやつは丸暗記してしまい問題集の役割を果たしてないからだ

 

 しばらく時間を忘れ真剣に吟味してたら

 

 

 「あーしが言った言葉忘れてんの?勉強の事は忘れろって言ったしぃっ!」

 

 そう言って睨む優美子に

 

 「あぁ、そうだったな…今は良いんだが一人でいるときはついつい頭がそっちにいっちまうんだよな…」

 

 そう言ってがしがしと頭を掻きながら苦笑いする俺に

 

 「八幡は朝食ってきたん?」

 

 そう聞いてきたから

 

 「あぁ、ちゃんと小町の分も用意してな…とは言え食ったのが六時だから小腹は空いている状態ではあるだが?」

 

 そう答えると一度ハイライトオフになりかけた瞳に光が戻り

 

 「ならあーしの用意したサンドイッチで良ければ…」

 

 と、普段の優美子からは想像できないようなか細い声で最後の方が聞き取れ無かったが

 

 「どこで食うんだ?飲み物は買った方が良いのか?」

 

 俺がそう聞くと

 

 「フードコートで良いんじゃね?」

 

 そう答える優美子

 

 に俺も

 

 「んじゃ飲み物くらいはフードコートの店で調達するか…

 

 俺はアイスティーにするけど優美子は何にする?」

 

 俺がそう聞くと

 

 「アイスのレモンティー」

 

 そう答えた優美子買ってきたレモンティーを渡し俺はミルクティーを飲みながら優美子の作ってきてくれたサンドイッチを頬張ることにした

 

 もちろんサンドイッチの具にトマトが使われてないことに安心したことはゆーまでもないがな

 

そう内心思っていたら

 

 「あんたのトマトキライもブレないね?アンだけ小町や彩加に沙希とうるさがた三人から言われてってゆーのにさ」

 

 呆れて言う優美子に

 

 「おう、そこは俺のアイデンティテイに関わる所だからな、マッカンと共に譲るきはねえな」

 

 そう言って笑うと

 

 再び溜め息を吐かれた

 

 その後優美子のオススメのシャツとチノパンを買い優美子の服を見てから昼飯になりサイゼリヤで食ってたら迎えがきた

 

 今日の夜は親父の友人がやってる海の家でパーティーをして夜はペンションが数部屋取ってあるそうだが俺の誕生日に合わせて予約を取っていたらしい

 

 

 


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