ぐるめにいこぉう   作:猫座頭 (旧名ねこです。)

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ねこです。


今回はずっと箸休めしてたエグさ濃度(作者的に)125%でいきます。


原作と絡ませづらいのがヴィランあんまりまだ登場してない時期だからというのに最近気づきました。


よろしくおねがいします。


※行間が空きすぎて読みにくいとご意見いただきました。だいぶ減らしました。


ほしょぉく

 

 

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁあ‼︎」

 

 

 

 

 

夜。

 

 

 

 

町の喧騒ではなく

 

 

 

闇の中に響く悲鳴。

 

 

 

 

 

「にぃげなぁいで、よょぉぉお」

 

 

 

喰ヶ崎刄食、カニバルの捕食の時間。

 

 

 

襲われてるのは女性。

 

 

 

運悪くカニバルに目をつけられ1人になったところを襲われてしまった可哀想な被害者。

 

 

 

 

 

「っきゃ!」

 

 

 

「ふぅひゅるぅふふふふふ」

 

 

 

 

 

カニバルに襲われて気が滅入っていたのか女性は転んでしまう。

 

 

 

 

 

「ああ、いや……いやっ‼︎」

 

 

「ふふふゅ、うぉ、おいし、そぉぉぉだねぇえ」

 

 

 

 

一歩

 

 

 

 

一歩

 

 

 

 

カニバルは女性に近づく。

 

 

 

 

焦ることもなくじっくりゆっくり相手を焦らしながら歩いて行く。

 

 

 

カニバルは人を食べるのが好きだが人を嬲るのも彼の趣味である。

 

 

 

 

「………こん、な…ところで……」

 

 

 

「んんむぅ?」

 

 

 

「死にたく……ない‼︎」

 

 

 

「‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

熱。

 

 

カニバルはそれを感じた瞬間、炎に飲み込まれた。

 

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……くっ……」

 

 

この女性

 

 

個性『爆炎』の持ち主である。

 

 

『爆炎』は右手から圧倒的な炎を出せる個性である。

 

 

 

 

 

「……くぅぅ………」

 

 

 

 

 

 

熱と煙幕の中

 

 

 

女性は先ほどのヴィランを倒せたと思い気を抜いてしまっていた。

 

 

 

……だが

 

 

 

 

 

「……ふぅ」

 

 

 

カニバルはそこにいた

 

 

 

平然と

 

 

 

無傷で。

 

 

 

 

「っ⁉︎」

 

 

 

 

女性もこれには驚いた。

 

 

最悪気を失ったと思っていた相手が何の気なしに立っていたのだ。

 

 

 

「ふぅぅぅひゅゅぅぅう、あまりおいしぃくなぁいなぁ」

 

 

 

 

「なら……もう一度‼︎」

 

 

 

 

もう一度。

 

 

 

女性の掌から炎が生まれカニバルに向かって進んで行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがそれは先ほどのようにはいかなかった。

 

 

シャク……シャク……

 

 

 

 

 

「えっ」

 

 

 

 

 

 

炎はカニバルの口に吸い込まれた。

 

 

 

 

不自然な咀嚼音とともに。

 

 

 

「げっぷ、ぁ、あんまぁりおいしくぅないんだぁて、それぇえ」

 

 

 

「う、嘘……なんで…………」

 

 

 

「さっきはひぃっくりぃぃしちゃぁあってさいしょぉからぁたべれぇなかったぁだけぇさぁぁ」

 

 

 

無慈悲。

 

 

 

まさにその通りであった。

 

 

 

 

女性がうまくいったと思ったのはたまたまだったのだ。

 

 

 

「もぉお、いぃいよねぇえ?ぼくぅがまぁんできなぁいよぉぉお」

 

 

 

「ひっ⁉︎」

 

 

 

恐怖。

 

 

 

 

どうにもできない圧倒的な自分の死の予感。

 

 

 

 

それは時間が進むにつれ濃厚になってゆく。

 

 

 

 

ばきり

 

 

 

 

「えっ」

 

 

 

女性はその音が最初何の音かわからなかった。

 

 

ましてや自分の脚が踏み砕かれた音だとは思いもしなかった。

 

 

「ひっぐぅあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”‼︎」

 

 

 

「まぁずぅ、にげらぁれぇなぃょぉおにぃぃ」

 

 

脚は赤黒く変形し血と骨を露出させていた。

 

 

女性はあまりの痛みに叫び転がる。

 

 

 

 

「つぎぃはそのぉ、てぇぇぇぇ」

 

 

 

カニバルはそう言うと女性の右手首を手に取り

 

 

 

捻り始めた。

 

 

 

「ひぎぃい‼︎や、やめてやめてやめて‼︎‼︎」

 

 

 

しかしやめない。

 

 

 

どんどん捻る。

 

 

 

そして

 

 

 

ごきっ

 

 

「い”い”い”い”い”い”い”⁉︎」

 

 

 

「ふぁああはぁぁぁあ」

 

 

 

鈍い音がしたあとに女性の右手首はだらんと垂れる。

 

 

 

「もう……やめて…………なん…でも……するから」

 

 

 

痛みと恐怖に心折られた女性は目が虚ろながらも助けを求める。

 

 

「じゃぁあ、せめてぇもぉまぁずくぅならなぁいでぇねぇ」

 

 

 

 

だが願いは聞き入れられなかった。

 

 

 

 

「そぉの、ゃ、やらかぁそぉぉなおなかぁからぁぁぁ」

 

 

 

 

「あ、ああ……あ………人生短かったなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いただきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、

 

 

 

雄英高校入試日。

 

 

 

 

 

 





ねこです。


Pixivでとある御方のイラストを見ると

私の活力が天元突破。


よろしくおねがいします。


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