どうもみなさん。また更新遅れたことをお詫び致したします。
悲しい事がありとても沈んでました。
「ではこちらにどうぞ」
クラウというシェフに促され席に着くトガヒミコとカニバルの二人。クラウは和かに笑っている。
「当店は肉料理を主体にした経営をさせてもらっています。御注文は御座いますか?」
クラウの落ち着いた言葉の後にトガヒミコは間髪を入れずに
「ステーキ下さい!」
と元気よく注文をした。
「はい、ステーキですね。 部位は?」
「サーロイン!」
「焼き方は?」
「ミディアム!」
「はい、了解しました。
「お願いします!」
「分かりました」
トガヒミコの注文を事細かに受けた後、クラウは刃食にも注文を受ける。
「刃食さんは?」
「んん、ハァンバアグ、かぁな」
「ソースは?」
「デミグラス」
「煮込みますか?」
「おねがぁいね」
「ライスは?」
「いぃらなぁい」
クラウは刃食から一通り注文を受けそして一拍おいてから
「…肉はどうしましょう?」
と問いかけた。この時のクラウの表情はどこか期待しているような目をしている。
「あぁ、もちろぉん『
刃食がそう注文するとクラウはとても嬉しそうに
「はい!では誠心誠意料理させて頂きます!少々時間が掛かりますので前菜などをお出ししますね」
と厨房の奥に駆け込んで行った。
「ヤンシャオロウって何です?どんなお肉です?」
とトガヒミコが質問をするが刃食は
「ひみぃつ、ね」
と言うばかり。そのうちトガヒミコもその質問をやめて別の質問をする。
「刃食くんはクラウくんと友達なんですよね?どうやって知り合ったんですか?」
「ふぅふふ、あぁれはいつぅだったぁかなぁあ」
刃食は想いを馳せる。
5ヶ月ほど前、オールマイトとの一戦を交えた翌日。前日、オールマイトに食事を邪魔された事により刃食はよりアクロバティックに獲物を探していた。
その最中訪れたビルから血の匂いが漂っており刃食が気になって中に入るとそこには『料理』をしているクラウがいたのだ。
すぐさま刃食はクラウを食べようとしたが『料理』の方に気が向きクラウも『料理』を差し出してきたので食べてみたところなんと大好評。クラウを食べようとした事も忘れてそのまま彼の『料理』のファンになったのだ。
その後、クラウが店を出したいと言うことを聞き刃食は以前知り合った『有名人』に話を持ち込み刃食自身の貯金を何割か使って店を建てて今の関係になったのだ。
「と、いうぅことぉだ、ねぇえ」
「…そーだったんですか」
「お待たせしました〜」
刃食の話が終わると同時に料理が運ばれてくる。
トガヒミコの前にはフライポテトとトマトレタスが付け合わせされているサーロインステーキ。それとライス。ステーキ自体には玉ねぎベースのソースがかかっている。
「わぁ…!」
刃食の元にはデミグラスソースのかかっているハンバーグ。付け合わせにはマッシュポテト。
「んん、ぃいかぁおりぃだ」
「では、ごゆるりと食事を楽しんでください」
ねこです。
今全作品の新しい話を同時進行で作っていますのでそのうち全部投稿されると思います。
よろしくおねがいします。感想待ってます。
ツイッター始めました。
@SCP_Hameln