長らくお待たせしました。
ねこです。
リアルが落ち着き少しずつメンタルの回復していたのですが風邪をひきまして体力の回復を待っていました。
今回は結構手探りな感じで粗が目立ちます。
あまりこう…好きに動かせてない。
今回カニバルは静かです(やらかすとは言ってない)
「なっ…⁉︎」
オールマイトは自分の技を受け止めたそれを見て驚愕した。
黒い肌
オールマイトよりもデカイ体格
そして何よりも特徴的な
丸出しの
その異様さにオールマイトは言葉を失った。
「はは、やっぱ凄いな」
オールマイトと対峙する黒い人型を背後から観ながら死柄木が感心したように呟く。
「そいつは
死柄木がそう言い切ると脳無はオールマイトに向かって拳を振り、
オールマイトはそれをバックステップで避ける。
「そいつの個性はなぁ、『ショック吸収』。衝撃を吸収しちまうんだ!」
オールマイトが尋ねても無いのに関わらず死柄木はペラペラと脳無の情報を喋る。まるで夢を語る子供のように。
「わざわざ聞いても無いことを…」
「そりゃあこっちに勝算があるからさ」
顔に付けた『手』から溢れる笑み。
勝利を確信した笑顔。
「それにコッチには彼奴が……カニバルがいるんだ…!なぁ‼︎」
大きく腕を広げ天を仰ぐ死柄木。
それを訝しげにオールマイトは睨む。
シュバッ
その音は空気を切る音だった。
オールマイトも死柄木もその
だがそんな事をする必要もなく目の前に異常が起きていた。
血
吹き出す血
それは二人の目の前の大きく黒い肉人形から溢れていた。
右肩から先が綺麗に無くなっている。
「…おまえ……」
そして___
「何やってんだカニバルゥウ‼︎」
大きな腕を咥えた奴が、カニバルが真正面に立っている。
「
咥えているため上手く呂律が回っておらずそれでも尚喋ろうとするカニバル。
だが邪魔になったのか腕を口から離して喋り始める。勿論腕を抱えながら。
「だってさぁ、この黒いの。折角オールマイトの技を
「テメェ、この……!」
カニバルのその言い訳に死柄木はなんとも言い難い、今すぐ襲いそうな憤慨を表情に浮かばせ、ワナワナと震えている。
「……はあ………まぁ、いい」
だが死柄木は怒気を鎮めた。オールマイトですら身構える怒気であったが理性で押し鎮めた、と言うより半ば諦めた様な雰囲気が漂っている。
「折角の作戦が台無しじゃないか…あー、そうだな。実はその黒いの、脳無と言うんだが…まだ秘密があるんだ」
秘密
カニバルもオールマイトも知らない。知る由も無いもの。脳無のそれはすぐに判った。
「「…⁈」」
二人は驚愕した。
腕の無くなった筈の者から腕が生えてきたのである。
メキョメキョと何かが擦れるような音とそれに合わせて蠢き成長する肉の幹。
瞬く間に改人脳無の右手は再生した。
「これで元通り。はは、オールマイト。戦力が下がらなくて残念だな」
ねこです。
そういえば活動報告を書きましてそちらも一読いただけると嬉しいです。②と③が有ります。
よろしくおねがいします。