やはり俺の青春ラブコメはイタズラまみれで間違いない?   作:春の雪舞い散る

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第6話

 

 

 一色いろはの誕生日

 

 

 

 奉仕部のイベントとして話し合ってきた子供の日企画とテニス部の合宿の手伝い

 

 更には連休明けの合同イベントの母の日応援企画と気が付いたらトリプルブッキングになっていたから笑えない

 

 が、受けてしまった以上最善を尽くすしかないだろうな

 

 まぁ母の日企画に関してはある程度目処が立っていて関係各所が動いてくれているため後は当日のテーブル配置や司会進行等

 

 当日の具体的な内容の検討段階にまでこぎつけてるからな

 

 ナニしろ今回の企画は俺達だけじゃなく協賛企業も参加しての企画なんだからな

 

 計画は早め早めに決まっていったから楽と言えば楽なんだがな

 

 まぁそんな話をカクテル(もちろんノンアルコール)を差し出しながら進めている俺は立派な社畜

 

 それでもアイツ等との思い出…

 

 良いものも悪いものも含めて、それが奉仕部の思い出だからその奉仕部の存続を願う俺としては後継者のいろはに今の内色々学んでほしいのだ

 

 俺の在学中なら手助けもできるが来年東京「にでも行ったら電話やメールでアドバイスはできても手伝いはほぼ無理だからな」

 

 まぁ、大志が頑張ってくれるだろうとは思うがまずはお前が頑張らなきゃナンだからな?

 

 「母の日企画じゃ俺といろはのダブル司会でいくからな」

 

 そう伝えるとナゼか気合いを入れているいろはの心理が理解できん

 

 そしてナゼか俺を睨んでくる女性陣だけど

 

 『ナニ、そんなに来年奉仕部の部長をやりたいわけ?』

 

 そう聞きたくて仕方がないんだがな…全く

 

 いよいよエンディングの時を迎えいろはからのお礼のメッセージを伝らえて解散となった…

 

 都筑さんの運転する車で一色家に向かい夕食の用意して九時まで執事を務めてから無事に勤めあげたことをいろは以外に一斉送信

 

 帰えりに吉牛で晩飯にして帰る俺だった

 

 明日は、お疲れ様のピクニックだから早く帰って寝んとな…

 

 とは、言え俺と沙希に金居さんは明日のピクニックの弁当用意しなきゃならんのだからな

 

 だからこの二人と今日一日色々と走り回ってくれた都筑さんは…

 

 『 陽乃お嬢様とのお時間を作って下されば… 』

 

 と、いつもの答えが帰ってきたから来週の土日に金居さんと沙希で陽乃さんは五月に入ってからになるんだろうな

 

 まぁ、その辺りはおいおい決めていくしかないのだがな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テニス部の合宿と子供の日と彩加の誕生日   

 

 

 

 明日からいよよGW突入、前半の三連休だがこの三連休を利用して強化合宿を行うそうだ

 

 まぁ正確には連休前日からだから三泊四日の日程なんだがな

 

 俺と大志は共に学校に泊まり込み他の女子部員は補充品を持って登校してもらう手筈になっている

 

 

 初日、授業が終わり俺と優美子は練習の手伝いで沙希といろはが主導で晩飯の支度をするための買い出しを頼み

 

 小町にけーちゃんのお迎えと蒼空のおやつを頼んだ

 

 え、大志なんねじゃないのかって?

 

 ばっか、大志は大事な力仕事要員なんだからいてもらわなきゃ困るんだよ

 

 逆に小町なら安心して任せられるって沙希のお墨付きだから二人を任せるんだしな

 

 練習が終わり、テニス部員達がシャワーを順番に浴び優美子も女子更衣室でシャワーを浴びて汗を洗い流している

 

 俺は彩加と副部長の二人と明日からの練習メニューについて話し合っている

 

 俺に関してはかなりのところは優美子と陽乃さんの受け売りナンだがな

 

 シングルスに関してはレギュラー二人が対戦し俺や優美子と二人で気付いた点を指摘してそこを修正、克服していく

 

 ダブルスは俺と優美子のペアと対戦して、立場が入れ替わった彩加と副部長の二人が見守り

 

 俺達の論評すると言う形でいくのが良いだろうと話した

 

 女子部員達も一緒の夕食をとり、その後女子達は帰宅していき

 

 今現在、テニス部員達は反省会を始めているから俺は大志の勉強を見ながら自分勉強をしている

 

 もちろん、部長である彩加が総括を出したらテニス部員達も勉強を始め勉強会に…

 

 「 と、ゆーか彩加… お前、俺の事… 部員になんて言ってるの?

 

 なんか俺、予備校の講師的な扱いされてるんだが? 」

 

 そう言うと、てへぺろで誤魔化し笑いする彩加だが誰だよ? そんな余計な事を彩加に教えたのは? 全く…

 

 腐っててもJ組ってことかよ?

 

 

 

 

 合宿二日目

 

 一番に目を覚ました俺はまず、米を研いで飯を炊き、味噌汁を用意していると沙希達がおかずの食材をもって現れたから俺と小町に沙希の三人で支度を始める

 

 途中、目を醒ましたテニス部の面々が調理実習室によって挨拶してから練習に向かった

 

 

 支度を終えた俺達は勉強会を始めて俺と沙希は自分の勉強をしながら質問に答えていた

 

 朝飯になり、もりもり食べるテニス部員達を見ていると

 

 「 やっぱり八幡達に手伝ってもらって正解だったよ、みんなの勉強も助けてくれるしねっ♪ 」

 

 そう言って彩加は笑っていたが奉仕部の女子達は溜め息を吐いていた

 

 

 

 一回生女子と団体戦をして勝てばコーチを引き受け負けたら俺が週一と試合の時にマネージャーとしてテニス部に顔を出す…

 

 って、ナニソレ八幡ワケわからんのだけど?

 

 そう挑まれたテニス部の出した、答えはシングルス①彩加は6ー4、6ー5と苦しみながらもなんとか2ー0で勝利をもぎ取り

   

 シングルス②は5ー6、6ー5、5ー6と惜敗しダブルスは6ー5、5ー5ー4と追い詰めていたものアクシデントの発生

 

 同中の2年と1年がペアを組んでいるのだけど、その一人の1年生が足を捻ってしまい… 大きく腫れ上がった脚を見た八幡が「 無理をさせない方が良い 」

 

 そう言って棄権を示唆するものの、足を捻った当人が頑なにそれを受け入れなかったが…

 

 「 お前の夢はなんだ? 今、ここで無理してそれを諦めなきゃならんくなったらお前達が勝っても嬉しくねえぞ? 」

 

 

 

 

 

 

 


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