インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~   作:ELS@花園メルン

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ハイスクールD×Dには関係ないんですが、艦これの夏イベが開始して
テンションMaxです!

でも、自分の艦隊の練度じゃ、まだ全然なんですがね・・・


にしても、リオ五輪は白熱してますね・・・


7 俺、冥界列車に乗ります!

SIDE 一夏

 

 

いつも通りに目を覚まし、身体を起こそうとしたが、誰かに服を掴まれていて起きれなかった。

隣に目をやると、未だに小猫がぐっすり寝息をたてていた。

 

あれ・・・?今更だけど、なんで俺ベッドで寝てんだ?

昨日は小猫にベッドを使ってもらって俺は布団を床に敷いて寝てたのに・・・。

 

 

「ん・・・にゃ?」

 

 

小猫が身を捩らせながら目をうっすらとひらく。

 

 

「・・・おはようございます」

 

「ああ、おはよう。でさ?」

 

「はい?」

 

「俺、昨日床で寝てたよな?なんで俺、お前とベッドで寝てんの?」

 

「私が引きずり込みました」

 

「何で!?」

 

 

可笑しいだろ!?

昨日、小学生のガキが、とか千冬姉言ってたけど、やっぱり男女で一緒の布団に寝るのは色々と不味いって!!

 

と俺が頭の中で突っ込みを入れていると

 

 

「・・・ダメ、でしたか?」

 

 

ああ・・・。俺やっぱりこの顔に弱いわ・・・。

 

小猫は寂しそうな上目遣いで俺の事を見上げている。

なんていうか、同い年なのに保護欲に掻き立てられる感じだった。

 

 

「はぁ、もういいよ。好きにしてくれ」

 

 

俺はあきらめたようにベッドから出ようとすると、

 

ガシッ!

 

 

小猫が寝間着の袖を掴み、出ていこうとするのを止める。

 

 

「なあ?出られないんだけど?」

 

「もう少し、もう少しだけこのままでいいですか?」

 

「・・・分かったよ、後少しだけな」

 

「はい!」

 

 

一つ分かったことがある。

 

 

俺は小猫にとことん甘いということだ

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、朝食を食べて、リアスさんが家に来るまで再びだらだらとしていたら、

 

 

ピンポーン!

 

 

とチャイムがなりモニターを見てみると、リアスさんと朱乃さん、引きこもりで外に出たがらないギャスパーの三人が来ていた。

てか、ギャスパーて吸血鬼のはずだけど、外に出て大丈夫なのか?

 

ともかく、三人を迎えるために俺は玄関に向かった。

 

 

「ごきげんよう、イチカ。迎えに来たわよ」

 

「おはようございます、一夏君。今日は暑いですね」

 

「お、おはようございますぅ!」

 

「リアスさん、朱乃さん、ギャスパーおはようございます。良かったら、中に入りますか?」

 

「いいのかしら?なら、お邪魔させてもらうわね」

 

 

三人は俺についてきてリビングにやってきた。

 

 

「小猫、おはよう。楽しかったかしら?」

 

 

リアスはリビングでくつろいでいる小猫を見て、微笑みながら問いかける。

 

 

「はい、とても充実した一日でした」

 

「それは、良かったわ。ところで一夏、ご家族の方はいらっしゃらないのかしら?」

 

「千冬姉は仕事です。俺が起きたときには既にいませんでした。

冬八は「ただいま~」ちょうど帰ってきたようです」

 

 

玄関の方から声がし、それが冬八のモノだと俺には分かった。

 

 

「なあ、一夏誰か来てるのか?・・・あんたらは?」

 

「お邪魔しています。一夏君の友達です」

 

「ああ、そう。

一夏、飯。・・・・・鈴の奴、人が眠いのを無視して延々と話しやがって・・・!」

 

 

冬八はどこかイライラしている感じだった。

こういう時は下手に話さない方が身のためだな・・・。

 

 

俺は無言でキッチンのテーブルにあるサンドイッチを冬八に渡す。

 

 

「俺、寝るから」

 

 

そういうと、サッサと二階に上がっていった。

 

 

「こ、怖かったですぅ!」

 

 

冬八が出てしばらくしてから、ギャスパーはおびえだす。

 

 

「彼がイチカのお兄さんね。

双子という割にはあまり似ていないわね」

 

「ま、そうですね。てか、ギャスパービビッてどうすんだよ?」

 

「な、なんていうか、あの目を見ると体がすくんでしまうんですぅ!」

 

「時間には余裕があるけれど、そろそろ出発しましょうか」

 

 

リアスの提案に皆が賛成し、俺は片付けをし荷物を持って、家を出た。

 

 

 

「ですが、冥界になんてどうやって行くんですか?」

 

「電車よ」

 

「へぇ~、電車・・・って、電車!?」

 

 

何?ちょっと近くの町に行く感じで冥界に簡単に行けちゃうの?

 

 

しばらくすると、駒王の町では一番大きな駅に到着し、リアスさんたちはエレベーターに乗ろうとする。

 

 

「ここから地下に行くわよ」

 

「え?何言ってるんですか?ここには地下なんてありませんよ?」

 

「ふふふ、それは乗ってみてのお楽しみよ」

 

 

?リアスさんの言葉の意味が分からないまま、俺は促されるままエレベーターに乗った。

 

普通・・・だよな?え!?なんでこのエレベーター下がってんの!?ちょ、怖い怖い!?

 

地下が本来存在しないエレベーターゆえに、階層表記はエラーを表示しているが、エレベーターは構わず下に降りていく。

 

 

「着いたわ。ここが冥界行きの電車の駅よ」

 

 

驚いた・・・。こんな隠しルート的なものがあったとは・・・。〇リー・〇ッターみたいだな・・・。

 

リアスさんたちは紅い列車に乗り込むので遅れないように俺もついていった。

 

 

「これは、グレモリー家が所有するプライベートの列車なの。

ここで、許可証をいただくことで初めて冥界への正式な出入りが完了するわ」

 

 

リアスさんってやっぱりスゲェ金持ちなんだな・・・。

 

その後、俺は列車内の係員の人から許可証をもらって、正式に冥界入りの権利を得ることができた。

列車はその後発車し、俺が普段乗るような電車と同じくらいのスピードで動き出した。

 

 

動いてしばらくしてから、

 

 

「イチカ、窓の外をよく注目しておきなさい?」

 

「窓?って!?何これ!?」

 

 

窓の外には上下左右の方向感覚が曖昧になってしまうような不思議な空間が広がっており、列車はその中をすいすいと進んでいく。

 

 

「ここって一体?」

 

「次元の狭間と言われる場所よ。人間の住む表と悪魔たちの住む裏のちょうど中間といったあたりかしら?

うっかり落ちないように気をつけなさい。落ちては下手をすると二度と出られないわよ」

 

「き、気を付けます・・・・。!?何か、来る!?」

 

 

俺は物凄い何かを感じとった。

 

自分の手を見るとガタガタと震えているのが分かる。

 

 

「イチカ、どうかしたのかしら?」

 

 

リアスさんや他の皆は気づいていないようだった。

 

 

「何かがこの近くにいる気がするんです・・・!」

 

 

俺がそういうと同時に次元の狭間に雷がほとばしり、空中に大きな穴が開いた。

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

中から巨大なんて言葉では言い表せないくらい大きな竜が姿を現し、次元の狭間を漂っていた。

 

 

「何!?あの大きな竜は!?」

 

 

リアスさんも知らないということは悪魔ではないのだろうか・・・?

 

 

「あれはグレートレッド。『真なる赤龍神帝』『真龍』の異名を持つこの世界最強の者です」

 

 

列車の車掌の確か・・・レイナルドさんがそう解説する。

 

 

「あれが、世界最強・・・」

 

 

俺はグレートレッドという未知の強さを秘めた生物をただ茫然と眺めていた。




そろそろ、自分の中では一夏の神器が決まりつつあります

まだ決定ではないので、送っていただければ検討しますんで、よろしくお願いします!

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