インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~ 作:ELS@花園メルン
中途半端なところで、止まってしまって...
FGOも続編が楽しみですねぇ
私はApocryphaも楽しみですが
「一夏君、部室いこ?」
「あ、悪い。ちょっと、日誌書かないといけないから先に行っててくれないか?」
「じゃあ、待ってるから」
俺は職員室へ、小猫は部室へそれぞれ分かれて向かっていった。
職員室で、クラス担任の先生に日誌を渡され、素早く内容をかき上げていった。
「ごめんね、織斑君。
手間かけちゃって。今日、委員長休みだったから」
「いえ。それでは、部活に行くのでこれで失礼します」
俺は足早に部室へと向かった。
新校舎のわき道を抜けて、旧校舎へ向かってると、
(部室にみんな以外に誰かいるな・・・。この感じは兵藤先輩か・・・)
そう感じた俺は、とりあえず、さっさと部室に向かった。
「こんにちはー」
俺は挨拶しながら部室に入った。
すると、シャワーの音とシャワールーム前にいる朱乃さん、お茶を入れている祐斗、ソファでお菓子を食べている小猫、それとシャワー音で興奮している兵藤先輩がいた。
つまり、シャワーを浴びているのは部長か・・・。
ってか、兵藤先輩の目が血走ってて、キモイを通り越して怖い。
「小猫、部長は?やっぱりシャワー?」
「はい。変態先輩を見ればわかると思いますが・・・」
「そりゃ無いぜ、小猫ちゃん…。て、お前は!?【学園のマスコットの騎士】織斑 一夏!!」
「……何ですか、その呼び名」
いや、あながち間違ってもいないけどさ…
すると、部長がシャワーを浴び終えて出てきた。
「ごめんなさいね。昨日一誠の家に泊まってたからシャワーを浴びてなかったの。あら?イチカ来てたのね」
「いつものことですから、言っても仕方ありませんけど。部長?もう少し慎みを持った方が良いんじゃないですか?」
すると、兵藤先輩が俺の肩を急に掴んできた。
ちょ!?痛い痛い!
「いつも!?お前は、いつもこんな良い思いをしているのか!?あんなに可愛いロリ彼女がいるというのに!?」
「離れてください…!」
ドゴッ!
小猫が兵藤先輩を殴り、俺から引き離してくれた。死んでは……無さそうだな。
ヒクヒクと動いてる辺り、生きてはいるみたいだけどしばらくは動けないだろうなぁ。
「部長、昨日アザゼル総督から聞いたことですが───」
それから、昨日の報告を行い、兵藤先輩が目を覚ますまでお茶を飲んでいた。
「ハッ!?」
兵藤先輩が目を覚ました。
「起きたようね、一誠。イッセーと呼ばせてもらってもいいかしら?」
「は、はい!喜んで!そ、それで俺は何で呼ばれたんでしょうか?木場からは昨日の出来事について、と聴いているんですけど」
「そうね。でも、その前に…私たちは悪魔なの。ここにいる全員、ね。
あなたもなのよ、イッセー」
部長が指を鳴らすと兵藤先輩の背中から悪魔の翼が現れ、俺たちも同じ様に翼を出した。
「うぉぉぉ!?なんじゃこりゃ!?」
「改めて自己紹介するわ。
私はリアス・グレモリー。貴族悪魔グレモリー家の次期当主にしてあなたの主よ!」
「あ、悪魔?それってオカルト研究会の設定とかそういうのですか?」
兵藤先輩は理解が追いついていない様子だった。
部長が裏の世界の説明を大まかにしており、その間俺達は祐斗の入れたお茶を飲んでいた。
「俺はハーレム王になる!!」
「ゴフっ!?」
思わず俺はお茶を噴いてしまった。
あの人、大声で何を宣言してるんだ!?
「あらあら、兵藤君は夢が大きくてよろしいですね、うふふ」
「あ、あはは」
朱乃さんは微笑ましげに、祐斗は苦笑いでガッツポーズをしている兵藤先輩を見ていた。
「イッセー、夢は高い方がいいかもしれないけど、そのためにもしっかり下積みをこなさないとだめよ?」
「はい!ハーレム王になります!」
「ダメだわ、この子聞いてない…
イチカ、とりあえず正気に戻させて」
部長に命じられ、俺はとりあえず兵藤先輩の頭をしばき、正気に戻した。
「いってぇ!いきなり何すんだよ!?」
「夢を見るのは良いですけど、先輩?
目上の人の話は聞かないとダメですよ?」
「そうよ、イッセー。
話は最後まで聞きなさい?――――」
その後も部長の兵藤先輩へのレクチャーは続き、神器の話に入り、兵藤先輩は神器を発現させるためにポーズをとった。
たしか、一昔前に流行ったアニメのポーズだな。ドラグソボールだっけ?の、主人公の必殺技のポーズを取り、そっくりそのまま真似をした。
『来ます、マスター』
(アルトリア?)
すると、兵藤先輩の左手の甲が光、俺達は思わず目をつぶってしまった。
光が止み、目を開くと兵藤先輩の左手に龍の腕を模したような篭手が装着していた。
「何じゃこりゃ!!」
『やはり...』
驚く兵藤先輩を無視し。俺は納得した様子を示すアルトリアに聴いてみた。
(アルトリアはアレがどんな神器か分かるのか?)
『マスターもアーサー王のことを調べたと思いますが、その中に赤い龍が出てきましたよね?』
(ああ、赤龍帝ドライグ...って、まさか!?)
『ええ。こちらのアーサー王に縁のある赤き龍を模した篭手...。あれは、恐らく赤龍帝の篭手で間違いないと思います』
「これは...龍の篭手ね。
所有者の力を倍加する能力を持っているわ―――『そこの女悪魔よ。あまり俺を見くびるんじゃないぞ?』誰!?」
部室に突如、低い声が響く。
『どうやら、目覚めたようですね。
恐らく私の反応を感じ取り、出てきたのでしょう。マスター。あれが、赤龍帝ドライグです』
『やれやれ、今回はまた、チンケな宿主だな。
今回の勝負は俺の負けか...?』
「何だよお前!いきなり喋り出してチンケだの何だの言いやがって!!」
兵藤先輩は神器に向かって叫び散らしている。
『殆ど平凡な日常を送っていたお前にそう言って何が悪い?
それと、質問に答えてやるなら俺は赤龍帝...そう言えば、ここにいるお前以外の奴は分かるだろう』
「赤龍帝?何だよその力士みたいな名前―――ってどうしたんです、部長?」
ドライグのことは、先にアルトリアから聞いていたからさほど驚かなかったが、他の皆は別だった。
中でも、部長はアワアワしていた。そんな部長を兵藤先輩は不思議に思い、様子を尋ねた。
てか、兵藤先輩...力士ってなんですか...。
「イッセー、よく聞きなさい。
さっき、かつての大戦で四大魔王様と聖書の神が亡くなったと言ったわね。
その原因となった要因の一つが大戦に乱入してきた2体の龍なの」
「龍?それって、こいつの事ですか!?」
「そうよ。赤龍帝ドライグと白龍皇アルビオン。
その2体の龍の乱入が大戦の多大なる犠牲の原因なのよ
でも、その2体は神器に封じ込まれて今でも生きているわ。
イッセーの持つその神器は龍の篭手では無くて
「そ、そんな、スゲェのが俺に...」
『そういうことだ、小僧。
俺がお前に力を貸してやる。だから、来るべき時までに強くなれ。
さて、一つ聞かせてもらおう。あの時に折れたはずのエクスカリバー。
それすら上回る聖剣をなぜ持っている?そこの小僧』
と、ドライグは俺に聞いてきた。
とりあえず、少しずつでも進めていきます
アンケートは依然継続中ですので!