インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~   作:ELS@花園メルン

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やっと25話まで来ました・・・。

なんかこれだけでもかなり疲れた気がします・・・

皆さん、FGOどうでした?
イリヤ当たりましたか?
自分は爆死でしたよ・・・。ただ、うれしかったと言えば、クロエの再臨素材が全部集まったことですね・・・


25 初お仕事です!

「さぁ!今日からはあなた達にも悪魔の仕事をやってもらうわよ!」

 

 

悪魔の仕事。

悪魔は人間の欲望をかなえ、その対価を貰い関係が成り立っている。

人間は俺たちがこれから配るチラシに書かれている魔法陣に対し、念を込めるだけで悪魔(この場合は俺たち)を召喚でき、願いの内容を言ってもらう。

ちなみに今日はチラシ配りが仕事の内容だ。

 

 

「部長、チラシを配る範囲はどこら辺までですか?」

 

「そうね・・・。私の領土つまり駒王町に隣接する町までにしましょうかしら」

 

「わかりました。早速行ってきます」

 

 

俺は魔法陣で転移した。

 

 

 

「ここなら結構、配れそうだな。あ・・・、IS学園」

 

 

俺が転移した先は駒王の隣町で俺の実家がある町さらにいうとIS学園のある島の近くだ。

今回は、ここのレゾナンスというショッピングモールでチラシ配りを行う。

 

 

「ただ、気をつけないとな・・・」

 

 

この町はIS学園の近くということもあって、何故か女尊男卑の思想をもつ人が結構いる。

故にここで男である俺がトラブルの被害者になったとしても、相手が女性なら俺が捕まることになりかねない。

 

 

とりあえず、慎重に配ろう。

 

 

「よろしくおねがいしま~す!」

 

 

その掛け声と共に俺はチラシを道行く人に渡していく。

このチラシに書かれている魔法陣には俺たちを呼ぶ術式のほかに、チラシへの興味が行くように【魅了】の術式が軽く組み込まれている。

だから、チラシを差し出せば相手が自然に受け取ってくれるので、正直楽である。

 

 

「あ、お願いしまーす」

 

「ん~何これ~?」

 

「あ、チラシ配りです。良かったら一枚どうぞ」

 

「へぇ~?悪魔~?面白そ~!」

 

 

なんかのほほんとした制服姿の女の子がチラシを持って行ってくれた。

今の制服・・・。IS学園か・・・?

 

お?さっきのが最後の一枚だ、んじゃ、帰るか。

 

 

俺は人気のないところで転移した。

 

 

 

「部長!終わりましたよ!」

 

「あら、イチカ、早かったわね」

 

「隣町の人が多いとこでやってたので結構楽に終わりました」

 

「お疲れ様です、一夏君。はい、冷たいお茶です」

 

「あ、朱乃さん、ありがとうございます」

 

 

俺はお茶を少しずつ口に入れていく。

 

 

「祐斗と小猫はまだですか?」

 

「そうみたいね。活動は明日の夜からだから、今日は自由にしてくれて構わないわ」

 

 

自由か・・・。

そうだ、真羅先輩が槍の相手をしてくれって言ってたっけ。

 

 

「じゃあ、槍術部に行って来ようと思います。

真羅先輩に誘われていたので」

 

「分かったわ。小猫にも戻ってきたら伝えておくわね」

 

 

俺は部長と朱乃さんに別れを告げて、武道場に向かった。

駒王学園の武道場はかなり広く、武道場を用いて行う部活すべてが練習を行えるくらいの広さだった。

 

(これもサーゼクス様が結構な資金をつぎ込んだんだろうな・・・)

 

 

武道場に入ったら、どの部も鍛練を行っていた。

剣道をしてたころがなつかしくなる感じだった。

槍術部のところにむかうと、真羅先輩がいたので声を掛けた。

 

 

「真羅先輩、こんちには。

以前、言っていた試合をしに来ました」

 

「織斑君、よく来てくれました。

早速ですが、試合を始めましょう。ルールは以前の様に武器を落とすまでか相手の急所で寸止めでいいですね」

 

 

俺は、防具一式と槍を借りて真羅先輩に相対する。

 

 

「それでは、始め!」

 

「「!!」」

 

 

お互いが踏み出す。

一応、試合を行うときは、悪魔の力を抑え、尚且つ実戦を想定した戦いをしている。

真羅先輩は薙刀を、俺は長槍を振るうイメージをしながら戦っている。

 

 

「はあっ!」

 

 

真羅先輩が俺の腹部辺りを薙ぐように槍を振り抜くので、それをしゃがんで躱し首元に突きを加えようとした。

しかし、その突きを槍を縦に構え軌道を逸らし、俺の槍は先輩の顔の横の空を突いた。

 

 

「その攻め方…。相変わらず容赦が無いですね」

 

「真羅先輩、あなた程の相手に加減などしたらこちらが負けてしまいますよ。

それに、あなたもそれは望んでいないでしょ?」

 

「ええ、そうです、ね!!」

 

「ぐっ!?」

 

 

真羅先輩は俺から距離を取るために体当たりをし、距離をとった。

 

 

「凄いわ、あの彼!真羅さんとあそこまでやり合うなんて!」

 

「彼って新入生の織斑君よね!確か織斑 千冬選手の弟の!」

 

「そういえば、彼もIS学園に行くはずだったよね?何でこっちに来たのかな?」

 

「専用機の開発完了次第、転校するそうよ。だから今のうちに仲良くなっとかないと!」

 

「でも、織斑君て彼女いるのよね?」

 

「知ってる!一年の塔城って子だよ!とても可愛いんだ!」

 

 

周りからそんな声が聞こえてくるが俺はそれらが気にならないくらいに集中していた。

もっと速く!最速の突きを!

あの時の男の槍捌きに比べたらこんなの!!

 

モンドグロッソの時に俺が戦った長槍の持ち主。

アイツは俺の槍なんかよりもずっと素早い突きを繰り出してきていた。

あれを超えるくらいにもっと!!

 

 

「・・・お見事です・・・」

 

 

気づけば真羅先輩の首筋に槍を突き付けていた。

 

 

「ありがとうございました」

 

「こちらこそ、いい練習になりましたし、彼女たちにもいい刺激になったと思います」

 

 

真羅先輩が指さす方には

拍手を贈ってくれる槍術部の先輩方がいた。

俺は先輩たちに一礼する。

 

 

「それでは俺はこれで・・・。また、よろしくお願いします」

 

「ええ」

 

 

俺は武道場を出ていく。

外には小猫が待っていた。

 

 

「小猫、来てたなら入ってくれば良かったのに」

 

「ううん、ここから見てるだけでも十分だから」

 

「今日、夕飯どうする?」

 

「え?一夏君が作るんじゃないの?」

 

「あ・・・そこは決まってるのか。まあ作るけど、リクエストは何かあるか?」

 

「コックにお任せします」

 

「はいはいっと。じゃあ、買い物行くから付いてきてくれるか?」

 

「はい」

 

 

俺と小猫は暗くなりかけている道を話しながら歩いていく。




着実に一夏は駒王学園になじんできてますね。
未だに入学らへんですが・・・

そろそろ、原作本の内容に入っていこうと思います。

一夏・・・使い魔どうしよ?

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