どうも、お早う……ならぬ遅ようございます、カズマです。
「ふぁ~……」
結局、酒が持って来た当然の頭痛と、受ける必要なんかまるで無い変な疲れで昼まで眠ってしまった。
そのサイクルがこの世界に来る前とちょっとだけ似ていて、その事を否応にも思い出しかけたぞ……。
まあそれはさて置き―――――というかわりと本気でさて置いて。
未だに冒険者な苦労人である俺は、大欠伸をしながらギルドへと足を運ぶ。
……どれだけ疲労が溜まっていようが、金を得る為には働かねばならんのだ。
土地経営してないから転がり込んでも来ないし? かといって何ヶ月働こうが有給休暇なんてもん、当然こんな世界にある訳も無い。
一人、虚空へ愚痴っても仕方ないので、俺はギルドの戸に手を掛け、憂鬱な気分で押しあけた。
「[花鳥風月]~っ」
「「「おぉぉーっ……!」」」
ギルドに入って俺を出迎えてくれたのは、アクアの声と水の音、そして野太い歓声だった。
見ると二階部分の酒飲場に、こんな時間からもう飲んでいる大の男達が集まっており、彼等の目の前には頭にコップを乗せたアクアが、噴水の上がる扇子両手に得意気だ。
……あっ。頭のコップに花咲いた。
「ん? ……あぁ、カズマじゃない! 見た見た? 今の新スキル[花鳥風月]をっ。水の女神である私にピ~ッタリなスキルでしょ?」
……いや宴会芸じゃねえか、冒険には塵芥ほども役に立たねぇじゃねえか、あの駄女神。
宴会芸スキルを習得したとか前に行ってたけど、見た感じ役立つ場面がかなり限定されそう。
今みたいに誰かを楽しませる為ならピッタリだな。でも魔王討伐には蚊ほどの役にも立ちゃしない。
魔王を楽しませて油断を誘いましょうってか?
その前に消し飛ばされるか、呆れられるのがオチだろう。
ってか絶対にボーン! とかドカーン! とかマヌケな感じで終わりそう。
ふざけるなぁ! って怒鳴り声のオマケつきで。
「……酒とは別の意味で頭痛くなってきた」
もういいやあの元ナントカの事は……今は腹が減ってる、腹ごしらえが先だ。
そう考えリザードステーキの定食を頼もうとして、後ろから声を掛けられた。
「こんにちはカズマ。今起きたのですか?」
振り向いた先、そこに佇んでいたのはめぐみん。調子悪いのが見て取れたのか、いぶかしげな顔を俺に向けている。
「ああ、色々あってな……」
一応アクアの奴には話したんだが、多分覚えきって無いだろうから、イコール伝えていないとみていい。
だから、誤魔化す様な言い方に留めておく。
頭を押さえるオレに追及はせず、めぐみんは俺の隣に座って、俺に便乗する形で同じメニューを頼み、嬉しそうに鼻歌を歌い始めた。
引くぐらい、もんのすごく嬉しそう。
パーティー募集の時も空腹だったし、類稀なる頭可笑しい爆裂狂いだし、割と本気で金欠なんだろうなコイツ。
「っと、そう言えば」
少し時間が開き。
ホカホカ湯気を上げる定食が運ばれてくるのと同時に、俺は昨日のレベルアップの事を思い出す。
レベルが一気に4も上がったのなら、少しだけでもスキルポイントが入っている筈だからな。
それでも、スキルは慎重に選ばないと。
じゃなければ、
……だが俺は、スキル習得の過程など聞いておらず、内心ちょっとばかし惑う。
何せ出だしが最弱職だったからな、説明の必要すらなかったんだよ。
それにスキル持っている駄女神共々、働きっぱなしで聞く余裕なんてなかった。
「そうなると……」
現時点、俺が気安く聞ける相手は……恐らく4人と2組。
アクア、めぐみん、ダクネス、そしてレシェイアに受付嬢さん達、おっちゃん達だ。
……なんか、地味に女性が多いな。
4人と2組の中で俺的に、1番適任と見たのは仲良くなったおっちゃん達だけど、仕事の最中か今はいない。
で、次に有力なのはレシェイアなんだが……なんの偶然か彼女も今のギルド内にはいなかった。
昼間っから飲んでいるイメージがあっただけに、ちょっと意外。
となると次はダクネスだ。
……が、彼女には別の意味で、何要求されるか分かったもんじゃないから聞きたくない。
パーティー加入の件や、昨夜の事もあってからなるべく顔を合わせたくないんだが、幸いな事に彼女はギルド内には見当たらなかった。
「アンコールの[花鳥風月]~っ」
「ひゅーっ! ひゅーっ!」
「盛り上がるねえ! いよっ、流石だぜ!」
アクアはアクアで未だに宴会芸を披露していて、嫌に上機嫌だ。
嘴挟むのも億劫なのに、教示を頼めばそれだけでプチ騒ぎを起こしそうだし、起こさずともどんな要らん事を言われるか分かったもんじゃない。
起き端から精神を、鑢に掛けたみたくゴリゴリ削りたくなんか無い。
かといって受付嬢の前には冒険者が鈴なりだ。それこそ、何時開く分かったものじゃあ無い位。
他からしてみれば大した様じゃないから、優先してくれる筈も無いだろう。
そうなると―――最早“適任”と呼べる者なのは、横で飯食べてるめぐみんだけ。
聞くは一時の恥! とばかりにめぐみんへ問いかけてみれば、対して何か不信や悪感情を抱く事も無く、運ばれてきた飯を食べ食べ普通に教えてくれた。
「まずは誰でも良いので、スキルの使い方を教えてもらうのが第一歩なのです。そうするとカードに項目が現れるので……はむっ……あとはそれを選べば習得完了なのです」
意外と簡単だな、スキル習得。
ポイントさえ丈に合えばあとは自分で選択していいって訳だし、何よりスキル限定なら教えてもらうだけで良いなんて、手軽でお得の二重奏だ。
俺は冒険者なんで全スキルを習得できる代わりに、補正無しだから素のステータスは低いし、スキルだって初級や基本ですら、例外を除いてスキル本来の適職には遠く及ばないらしいけど。
……自分で言ってて虚しくなってくる。
でもまあ、それでもオールマイティーに組み上げられて自由度が高いのなら、相手の度肝は抜けそうだ。
……あ。
そういえば、何でも覚えられるって事は―――
「つまりめぐみんに教えてもらえば、俺でも爆裂魔法が使えるってことだよな?」
「その通りです!!」
「どわっ!?」
話しながらも飯から一時も眼を放さなかったくせに、俺がその話題を出した途端、昨夜のダクネスの如く思いっきり近付いてきた。
「その通りですその通りですよカズマっ爆裂魔法を覚えたいと望むのならば幾らでも教えてあげましょうと言うかそれ以外に覚える価値の有るスキル何て存在しますかいや無いさぁ私へ後続せん爆裂の徒として共に爆裂道を只進み極めようではありませんか!!」
「どっかで区切れよ分かり辛いよ!? ってかお、落ち着けよロリっ子!!」
一先ず俺はめぐみんの肩を掴んで押し戻し、更に元の位置で押し止め……元より一発芸(仮)なんか使う気なんか無いので、説得すべくと幾つか言い訳を考えてから口を開く。
「あのな? そもそも俺のスキルポイントはたった“3”しかないんだ…………が?」
目の前に光景に、俺はちょっと驚く。
めぐみんが絶望に満ちた表情で眼を見開き、俺の後方を見つめる様な瞳で唇を戦慄かせていたからだ。
……一体何があったんだろう? トラウマに触れたり、気に障る事でも無意識に言ってしまった?
「ロ、ロリっ子……この我が、ロリっ……子……ロリっ子……」
あ、ショックなのは其処ですか。
ショック受けるってことは自分の身長や体型を気にしているってことだよな。
にしても、絶望する程にか? ……これは流石に予想付かんわ。
「ん? めぐみんと何話してるの、カズマ」
「スキルについてだよ。習得するのに何か良いスキルは無いかってな」
「なら―――」
「宴会芸なんざ要らんからな。物の役に立たねえから」
「まだ何も言ってないのに!?」
頭の上に花咲かせたまま、アクアが抗議してくるが無視。
そもそもアークプリーストのスキルにしたって、俺がすぐに覚えられるもんじゃないだろうが。
「いいわ! カズマなんかには、このスキルの価値は分からないでしょうからねぇ?」
そういいながら、またおっちゃん達の所へ走るアクア。
……ムカつく。
ってか、分かりたくも無いわ。お前の言う“価値”って奴だけは。
「しっかしこう、普通は何かある筈なんだけどな……」
何でもいい。
少ないポイントで習得できて、すぐに使えてって感じの、何かとお手軽なスキルが今は欲しいんだよ。
でも俺んとこのポンコツパーティーじゃあ、フルコン宴会芸と爆裂魔法1択でどうしようもないし。
せめて此処にレシェイアが居れば、彼女が幾つかは覚えてるだろう基礎スキルぐらい、一つ二つ教えてもらえたかもしれないのになぁ。
流石に自分から払った以上、コッチに昨夜の負債を押し付ける事は無い……と思いたい。
「はぁ……やっぱままならん」
どうも沈鬱になりがちな思考を湛えながら、俺は定食のメインである、リザードステーキを一口頬張った。
「探したぞ。そこの緑服の御仁」
「ぶふぉおっ!?」
―――そして吐き出しちゃった。
だって今の声は……!
「昨夜は有耶無耶になってしまったからな。改めて話がしたい」
「い、いや、そんな気を使わなくても……ア、アハハー……」
ほら見ろよ、やっぱりだよ、
……昨日やんわりとすら断れなかったのが痛い……そうでなくてもパーティー加入の件では特に粘りそうで、ソレを想像してもっと頭が痛くなる。
俺は全身から帰れオーラを発散したにも拘らず、ダクネスは俺のすぐ隣で、めぐみんとは反対側の席に腰かけた。
「しかし長話もなんだ。だから単刀直入に本題へと入らせてもらおう……私をパーティーへ入れて欲しい!」
「断る」
「即決だと……!? だ、だが……っ!」
メッチャ仰け反ったよ今、この人。
おもっきし断ったのになんか嬉しそうだよ、この人。
顔赤くして若干にニヤけてるよ、この人。
ちょっとキモイよ、この騎士。
つーかめんどいよ、この騎士。
……どうやって此処から、ダクネスのパーティー加入を本気でお断りしていると言う意思を示すのか、本当に悩んで然るべき所である。
下手に強く言っても、絶対に喜んじゃうタイプだし……マゾって面倒臭い。
「私のは貴方のパーティーしかないと思ったのだ! 運命を感じたのだ! だから是非私を―――ん?」
「いや行き成り“ん?”とか何が―――って、何だこりゃ?」
ダクネスが軽く素っ頓狂な声を出すもんだから、何事かとつられて眼を向けてみて……俺も思わず声を出してしまった。
「光の、球か? コレ」
フワフワといった幻想的な感じは無く、スィーッと何かに繋がっているかのような、非常にスムーズな動作で俺達の目の前を横切るその光球は、同じ軌道で戻ってきて俺とダクネスの間にとまる。
かと思うとちょっと飛び上がり、一瞬だけ強く瞬いた。
思わず目を細めてしまう。
「わっ! ……って、消えちまった」
「何だったのだ? 一体」
互いに顔を見合わせるも、やっぱり互いともに心当たりが無いので、自然と首を傾げちまう。
……未だに落ち込むめぐみんには、話を振ってもまともな答え何か帰って来ないだろうし、
放置安定で。
にしても、不思議な光球だったな~……と、そんな感じで思わずボーッとしてしまった。
その時だった。
「アヒャヒャヒャ。どうらった? 今の[術式]はさぁ~」
「うおっ!?」
「うわぁ!?」
ダクネス越しに聞き覚えのある声が耳を付き、俺達は思わず遠慮無しに驚く。
……だって、近くにだって遠くにだって、薄い人影すら通らなかったんだぞ?
しかもダクネスが驚いたって事は、気配も無かったんだろうな。
なら、余計にビックリしてしかるべきだと思う。
「い、何時の間に来てたんだ、レシェイア? ……あ、昨日は奢って貰って有難うな」
「ついさっきらよ? いやいや、無理な誘いに付き合ってくれたお礼らって!
ニャハハ♫」
良かった。
理不尽な請求とかはなさそうだ。
……っと、それよりも、気になる事があったっけ。
「レシェイア。さっきの[術式]って奴、アレは何なんだ?」
「魔法みたいなモノらけどぉ、でも魔法とはちょっと違う代物っ。攻撃力ほとんど無い代わりに、補助的な意味合いでぇ便利な物が多いんらよ?」
「レシェイアの故郷特有のものか?」
「そーそー!」
ダクネスの問いに、すんなり答えるレシェイア。
ってことは、レシェイアはアクセルの街から離れた場所から来た、って事だよな。
……真っ先に追い出されたって考え付くのは、やっぱり偏見なんだろうか。
けど今はそれどころじゃあない。
さっきの説明は、=魔力要らずと言っているに等しいし、戦闘に直接は使えなくても間接的になら使用方法があるかもしれない。
「マジかよ……な、なぁ。ソレを教えてもらう事って―――」
「おーけーおーけー♫ これくらいならぁ、幾らでも教えてあげるら! うん!」
「マジかっ!? サンキューなレシェイア!」
……確信したよ、俺。
やっぱこの人、酒飲み過ぎて臭かったりとか、思考が時々跳んだりする酔っ払い特有の現象とか除けば、基本良い人なんだ。
しかも酒飲みすぎとか、喋りが可笑しいとか、おつまみになるモンスターばっかり討伐してるとか……悪評はそんぐらい。
その中に、人を傷つけたり、取り返しがつかない物ってのは無いんだ。
悪酔いで騒ぎ起こしたってのも殆ど聞かないし、レシェイアと一緒に飲んでいる人も時折見かけるが別に嫌な顔はしてなかった。
ノリが良くてそのお陰かそれなりに親切な人。俺の現時点でのレシェイアの人物像はコレだ。
いや~……食わず嫌いせず、コミュニケーションしてみるもんだって、この二日で学んだわ。
「アタ
「おぉ、意外と役立ちそうなラインナップ……!」
光球は魔力使わなくても良い上に動かせるみたいだから洞窟内で遠くを見るのに使える。
耐熱耐寒は、前者は意識の盲ろうを防げるし、後者は装備がかさ張ったりするのを無しに出来る。
着色も目印の変わりや、他にもある種のトラップとして使えそう。
射影は狼煙に咄嗟にメッセージ通達と、結構便利だ。
「じゃーまずは[光球]から
言いながら動かして、時折俺にぶつけてくる。
何してんの? と思ったが、勢いよくぶつかってきても何かが触れている程度にしか感じない事を受けて、本当に威力が無い事を伝えたかったのだと理解出来た。
光を強くしたり、素早く動かしたり……幾つか技を見せた後、次は君の番! とばかりに掌を上にして五指を俺に向けてきた。
「よし! なら早速冒険者カードのスキル欄に現れた―――――あり?」
「ん? どうかしたのか」
「いや……見落としたみたいで…………あら?」
おかしい……何度見ても何のスキルも無い。
[花鳥風月]とか書かれたゴミスキル以外、何も見えない。
……何で?
「レシェイア殿。何故だか彼のカードに術式の名が現れていないのだが……」
「あ~、多分らけど才能が底辺らったんらと。そう言う人いる
「て、底辺って……!?」
つまり、けっこう便利で名前がちょっと格好良い[術式]を、俺は最初から覚える資格が無かったって事か!?
……うわぁ……もうマジでハードモードじゃん。
折角のレシェイアの好意も、才能で無駄にしちまうし……。
「ちょっと言いすぎたら。また何か、期待させて落としちゃったお詫びに奢るらよ。ごめんね」
「いや、いいっす。大丈夫っす……才無き俺が悪いんすから。……グスン……」
その優しさが心に染みる……だから止めてよ、レシェイアさん……。
ズーンと音でも聞こえそうなぐらい、俺は地へめり込まんばかりに落ち込む。
―――すると。
「そう落ち込まないで、冒険者君!」
「……へ?」
またも響いた第三者の声に振り向くと、スレンダーな体系をした銀髪の美少女が居た。
服装は露出が多く、何だか盗賊っぽい。
「クリス。もう用事は終わったのか?」
「うん、まあね。確認だけだから時間はそうかからないし……っと」
クリスと呼ばれた銀髪の少女は、ダクネスとの話を切って俺の方に視線を向けて来る。
「ごめん、実は話をちょっと聞いちゃってたんだ。私はクリス! クラスは見ての通りの“盗賊”だよ」
「俺は……えっと、カズマだ。ダクネスのパーティーメンバーなのか?」
「どっちかと言うと友達かな? 組む回数自体は結構多いしね」
おおぉ……またもや俺、感動。
レシェイア以上に、比較的まともそうな人だ。
いや、レシェイアだって、酒を除けば案外良い人だけど。
それにおっちゃん達も良人ばっかだけど。
ってことは俺のパーティーメンバー、及び加入目的の奴らだけ可笑しいって事だな。
……何でそこがマトモじゃないんだ。コンチクショウ。
「それより、習得するスキルに迷っているなら、盗賊系のスキルなんてどうかな? 習得ポイントも少ないし、気配に関するスキルもあるし! レベルが低いなら一層お得だよ?」
「へぇ~!」
捨てる神あらば(捨てられた訳じゃないけど)また拾う神あり!
さっきのサワリを聞いただけでも、レシェイアのに負けず劣らず、興味をそそられるスキル内容だ。
「で、教える代わりにシュワシュワを一杯、奢ってくれない?」
「安いな……それならお安い御用だ! すいませーん! こっちにシュワシュワ、キンキンに冷えたのを一つ頼みまーす!!」
「はーい、承りましたーッ! 少々お待ち下さーい!」
レシェイアはタダだったし、クリスさんも授業料にしては安いと疑問を覚えたけど……良く考えればデメリットなんか丸でないんだから、教えるのに躊躇い無いのが普通だよな。
その後。
少しして運ばれてきたシュワシュワと、レシェイアの奢りで分けて貰ったソーセージを頬張ってから、俺はワクワクしながら盗賊職・クリス、そして付添いのダクネスと共に酒場を出たのだった。
●術式とは。
レシェイア等の世界にある、暮らしを支える補助魔法みたいなもの。
レシェイアが上げたもののほか、広範囲の気配察知や対象限定効果のもの、独器使い特有のものまでさまざま。
しかし欠点として、どれもこれも攻撃力が無く、戦闘では全く使えません。
……あと耐熱や耐寒は、独器使いには余り必要ない事も。一応ネギま二次の方で仁が温度の更なる緩和の為に使ってますけど。
ネギま二次の、魔法世界編の後書きにも補足が書いてありますが、一応と言う事で。
なお、ブレイ○ルーや、パラロスとは何の関係もありません。(分かっとるわ)
次回はスティール話です。
あと、レシェイアの要らない秘密も開かされます。