素晴らしき世界にて“防”は酔う   作:阿久間嬉嬉

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この作品は前にも言いましたが、『空立つ“飛”の独器と男』とオリジナル世界限定で世界観を共通しており、一応接点があります。

そのうちの一つが、能力の名前。

ネギま二次で仁が『独器には、【飛】【凍】“【防】”【撓】【煙】なんてのがある』と言っています。
……はい、レシェイアの能力がチロッと出てるんです。
彼と彼女に面識など有りませんけども、物の知識としてなら知っている、といった具合でしょうか。



さて、今回はVS親玉キャベツ!
……なお、ご指摘がありましたので、オリジナル展開のタグは、本格的なオリジナルが出るまで撤去させていただきます。
……この話自体、オリジナルみたいなものですが、それはさて置き。

あと、前回の十話をちょこっと改変してありますので、よちらも良ければ。

では、本編をどうぞ。


小さな悲劇を、“防ぐ”翡翠

「あが、あが……あがが……」

 

 カズマは驚いている―――それも尋常ではない位に。

 最早開いた口がふさがらないを、その身で持って表現してしまう程に驚いている。

 

 

 だが無理も無い。何せ―――

 

 

『キャアアアァアアァァァベエエェェエエェェッツゥゥゥゥウウゥゥゥ~~~~~!!』

 

 縦幅五メートル、横幅十メートルには達しようかという巨大なキャベツが、時に羽ばたいては突風を引き起こし、時に跳ねては局地的に振動を広げ、此方へと突貫してくるのだから。

 その周りには先のキャベツに近い大きさの新たなキャベツ達もおり、守護するように浮遊している。

 

 どう見たって格好良くは見えない、もっと言えば間抜けな顔を晒しているにも拘らず、アクアはお決まりの「プークスクス」も言わずからかいもせず、真剣な様子で解説し始めた。

 

「カズマ。あれがザ・キングス・キャベツ……通称『親玉キャベツ』よ。

 大きいくせに短時間だけど宙を翔る、そして陸を揺らしながら大地を駆ける。俊敏さは無いけれど、代わりに体が普通のキャベツの数倍以上硬いの。

 さっきのキャベツ達が簡単に食べられてたまるか! って感じなら、親玉キャベツは食えるもんなら食ってみろ! って感じね」

「……キャベツって何なんだよ。やっぱりモンスターかなんかだろ?」

 

 こうしてアクアとカズマが会話している間にも、冒険者達が親玉キャベツを打倒せんと武器を手に、走り詰め寄って行っている。

 だが、周りに浮いている色の濃いキャベツ達の妨害と、他ならぬ本体の怒涛たる勢いに跳ね飛ばされ、中々ダメージを与えられてはいない。

 

 アクアの説明通り動きこそかなり遅いものの、放っておけば此方へ辿り着くのなど時間の問題だろう。

 

「あの邪魔してるキャベツ達、何か普通のと違くないか?」

「当たり前よ。親玉キャベツの護衛兵、キャベツ・ナイトにキャベツ・ウォリアーが居るんだから! ほら! 兜のような形をしてるのがナイト、角みたいのが付いてる奴がウォリアーよ!」

いやもうマジで、キャベツって何なんだよ!?

 

 静かに見えたその実、叫びたくなるのを必死に……耐えに耐えていたのか、吐き出された尤もな疑問の乗るシャウトは、何もなく反響すらしない筈の草原で放ったにも拘わらず、割と結構余韻を引いて辺りに響いていた。

 

 そんな、頭の中が滅茶苦茶になりかけているカズマとは裏腹に、周りの冒険者たちは先陣を切った者らへ続き、めぐみんもまた一歩前に出る。

 何故かは言わずもがなだ。

 

「我の爆裂魔法が脚光を浴び、幾倍いただ一つの迎撃で終息させる……爆裂の輝く瞬間が訪れたようですね! 皆さん! 私が爆裂魔法で奴を吹き飛ばします! 時間稼ぎをお願いします!!」

 

 ……爆裂魔法を打つから、で良いにもかかわらず三回も爆裂と言う単語を混ぜたあたり、めぐみんの爆裂魔法への拘りと偏りがうかがえる。

 

「爆裂魔法……マジか!」

「こんな場面で嘘つく必要なんてないだろ! かけようぜ!」

「よーし! そうときまったら、私達は精一杯足止めしてやるわよっ!!」

 

 そんな言葉を受けてもやはり状況の危機感が勝っているか皆激をとばし、近接職の戦士系の冒険者たちが前に出て剣を振い、斧で迎え撃ち、盾を構えて思い切り踏ん張る。

 

 深呼吸で精神を落ちつけ、遠距離職の冒険者達が中級の、連発可能な魔法や、威力を高めた矢を射ち当て、援護を欠かさない。

 

 バラバラに動いていた冒険者達がある程度だが一つにまとまって、少しずつではあるが―――圧倒的とも言えた、『親玉キャベツ』の進撃速度が確実に落ちて行く。

 

 

 しかし……ここである問題が浮上してきた。

 

「おい! 炎の魔法、利いて無くないか!?」

「やばいな……経験値が豊富で苦手に耐性を持ちやがったんだ!」

 

 なんと植物であるにもかかわらず、炎系の攻撃を和らげているらしい。

 ドンと構えた生木ならば兎も角として、葉っぱだけで構成されたキャベツが其処まで耐えられるなど予想外だったのではないだろうか。

 

 もしくは、大きいからこそ水分を蓄え、苦手を克服したのだというべきか。

 

「まずいわね……爆裂魔法の威力が軽減されるかも……!

「なら最大限生かすために、一箇所で良い! 切り落とせ!」

 

 だがそれでも、彼等は行く度の戦をくぐり抜けてきた冒険者。すぐに対処策を打ち出し、めぐみんへ詠唱を唱えたまま待つように促す。

 

「あ、ちょ、何するんですか!?」

「お前今撃とうとしたろ! 皆の意見ぐらい聞けって!」

 

 ……対するめぐみんは「我が爆裂魔法ならばちんけな守りなどすべて破壊しつくして―――」などと言った揚句、しかも撃ち出す気満々の所を止められた所為か無理やりにでも放とうとしたため、カズマの手で押さえこまれていた。

 

 駄女神ことアクアでさえ、先から走りまわって回復魔法を多用しているというのに、本当に爆裂が好き過ぎる人である。

 

「カズマ! 私も前線へむかうぞ!」

「おう、早く行って止めてこい! ってか急いで向かってくれよ止まらないしこっち来てるし!」

 

 パーティーメンバーではないものの、一応接点があるからかダクネスがカズマに確認を取っている間にも、親玉キャベツは耐えきれなくなった冒険者達を三度跳ね飛ばし、アクセルの街を崩し進まんと突っ込んでくる。

 

 確かに鎧と剣があれば短時間なら止められそうだが……実のところ―――キャベツの猛攻をただ黙って(嬉々として)受けていた所為で砕け散り、結果ダクネスはもう鎧を着けておらずインナーだけの姿だ。

 

 それだけならば流石にカズマも止めたのだが、職業補正の恩恵は大きいという事なのか、クルセイダーの名に恥じない防御力を生身でも発揮しており、キャベツはダクネスに傷一つすら付けれていない。

 ここまでの耐久と硬さを誇るのならば確かに前線に飛び出して行った方が良いだろう。

 

「うむ、承知した! ……あ、あの巨体にはねられる様を想像しただけで……!」

悶えてないで早く行けや!!

 

 尻をけっとばしてでもさっさと前線に向かわせたい―――と言うより追い出したいカズマだったが、それではめぐみんが解放されてしまう。

 

 それに蹴ったら蹴ったで自分の足にダメージが来る。(そしてアクアに嗤われ、カズマが殴るまでワンセット)

 来なくとも余計に喜んで話がこじれそうだったので、グッとこらえて前方を指差しながら急かした。

 元より向かう気満々だったダクネスはものすごいスピードで飛び出して行き、他の冒険者共々親玉キャベツの前に立ちふさがる。

 

「えぇい何故お預けなのですか! まだ爆裂魔法を撃ってはいけないのですか!」

「巻き込まれるわ、利かない可能性があるわで良い事無いって言ったろ!? もうちょっとぐらい我慢しろよ!」

 

 ダクネスはどうかは分からないが、少なくともほかの冒険者達にとって、爆裂魔法など耐えられる物では無かろう。

 

「もう少し耐えろ。スピードは緩んできてる……後は機を見て、タイミングを合わせるだけだ」

 

 いいながらもめぐみんを抑えつけ、何とか説得するカズマ。

 めぐみんもめぐみんでちょっとは落ち着いたのか、暴れるのは止め、されど杖だけは構えて何時でも放てるようにしている。

 

「ぬぐ、おおおぉぉぉおおっ! もっとだ、もっとこい!! まだまだ足りないぞキャベツ達っ!」

 

 ダクネスの叫びに目を向けてみれば、彼女は親玉キャベツの軌道上に立ちふさがりながら、キャベツ・ウォーリアーとキャベツ・ナイトの攻撃を一身に受けている。

 

 何らかのスキルを使ったらしくダクネス目掛けて次々キャベツが殺到しており、他の冒険者たちへの邪魔が入らなくなった事で、親玉キャベツと並走しての足止めがはかどり始めていた。

 更に速度は落ち、今まで威風堂々と突っ切っていた親玉キャベツも、次第に彼等の存在を意識しどうにかして蹴散らそうとして来るまでになっていた。

 

 総じて危険度は増すものの、本来の目的に鑑みれば、十分以上に効果が出ていると言えるだろう。

 

 

 剣撃に連なる金属音、詠唱に連なる爆破音、打撃に連なる嬌声。

 ……一つ可笑しい物が混じっている気がしたものの、追い風は確実に冒険者達の方へ向いていた。

 

 そして、ピシリとキャベツどころか植物らしからぬ音を立て、物理的にも、そして均衡した状況にも罅が入る。

 

「いまだ……いけぇっ!!」

 

 一際大きな掛け声と共に高らかな風切音が響き、同時に風の斬撃系魔法が一斉に殺到し、先までよりもより大きな炸裂音をとどろかせる。

 

「よっしゃあ! 切り落としたぜぇ!!」 

 

 果たして……見事、キャベツの少し出っ張った芯の部分の切り出しに成功。

 高く宙を舞い、そしてサイズが大きい分落下した際の衝撃も派手で、カズマらの居る後方までズゥン……と空気を震わせてきた。

 

 コレで残る作業は一つ……。

 

「やったわねカズマ! 後は爆裂魔法を打ち込むだけ、それで終了よ! 他のキャベツ達はダクネスやナイト職に向かって行ってるし、どうせ親玉もダメージがあるから動けない! 私達の勝利はもう確定したわ!」

 

 爆裂魔法を打ち込む事それ自体は正解なのだが、カズマはかなり慌てた様子でめぐみんから手を離し、アクアへ詰め寄る。

 

「おまっ……何フラグ立ててんだよ!? そんなこと口走るんじゃ―――!」

 

 焦燥に駆られたカズマは何かを言いかけ、もうすべて喋り終えたアクアの口を今更に塞いだ。

 

 ……それと、ほぼ同じタイミングだった。

 

 

『キャアアアベエエエェエエエツウウゥウウゥウウゥウ!!!』

 

「う、うわああぁ! 親玉キャベツが猛ダッシュし始めたぁ!?」

「早く! 魔法使いは撤退の援護をして!」

「ヤバい! やばいぞ! ににに逃げろおっ!?」

 

 親玉キャベツの体格に似合わない可愛らしい目がつり上がり、また巨体に似合わぬ速度を叩きだして、砂煙を上げ地を揺らし、猛然とアクセルの街目掛けて突っ込んできたのは。

 

 ……アクアが口走ってから、誇張なく数秒と経たない内の出来事だった。

 

「ほら見ろお前が変な事言いだすからだ! フラグ立てやがって、どう責任とってくれるんだよ駄女神がぁ!!」

「ちょちょ、ちょっとまってよっ!? コレって明らかに私は悪くないと思うの! どう考えても親玉怒らせた他の人の所為でしょぉ!?」

 

 口喧嘩している間にも親玉キャベツはどんどん加速し、どんどん正門へと突っ込んでくる。

 

 お陰で今現在親玉キャベツの軌道上に居るのは、言い合っているカズマとアクア、紅目を爛々と輝かせて爆裂魔法打つ気満々のめぐみん、頬を恍惚の色に染め上げて受け止める気満々のダクネス、そして依然酒盛り中のレシェイアの六人で―――

 

「オイ、レシェイア!? 何でそんな所に居るんだよ! さっさと避けろって!」

「んぁ? あ、でっかいの来てるらねえ、緑色のコロコロボール。というかぁ……うひょ~ってくらいでっかいしぃ……キャベ炒何人前になるんらろぉ? でもざぁっと百人は固いらね、うん!」

「酔っ払ってる場合かぁああぁッ!?」

 

 依然として退こうとしないレシェイアに職員達も手招きしているが、レシェイアはそれに対してニコやかに手招きし返していた。

 お馬鹿此処に極まれる……酒に呑まれ過ぎというか、もう飛びぬけて呑気すぎである。

 

 それでも傷も付いた親玉キャベツなら、そしてめぐみんの『エクスプロージョン』があれば、どうにか切り抜けられる。

 希望はまだ潰えてはいない。

 

 彼女の一番輝ける舞台は、まだ残されているのだ。

 

「行けるなめぐみん! お預けにされた分、思い切りぶち込んでやれぇ!!」

「言われなくてもそのつもりです! コレが我の全身全霊! これが、これが私の全力全“壊”っ……!!」

 

 杖の先端に集まった白い光がより濃度を増した……刹那。

 

「吹きとべ―――『エクスプロージョン』!!!」

 

 黒い光が瞬間的に親玉キャベツを覆い尽くし、それを貫く形で白光が駆け抜け、着弾と共に……紅蓮のドームが形造られた。

 それでは終わらぬとばかりに突き破り、更なる熱量を持った火柱が吹き上がった。

 

「ん、んぅあああぁあああっぁああぁ♡♡♡」

『キャアアアァァアアァァベエエエェェ~~~ッッ!!』

 

 キャベツの悲鳴と、ダクネスの悲鳴(?)が同時に聞こえる。

 護衛のキャベツ達がその熱量に耐えきれず、一瞬の内に燃えカスも残さず蒸発する。

 草原を一気に爆風が駆け抜けて行き、冒険者達を余波で勢いよく転がし、天地がひっくり返ったかのような衝撃が辺りを満たす。

 

 『エクスプロージョン』が炸裂するのとこれまたほぼ同時に、アクアは歓声を上げる。

 

「やった! これであの親玉キャベツも終わり―――」

 

 

 

 

 

アアアァアアァァ!!!

「―――ね?」

 

 彼女の一言が、またもフラグになったのだろうか。

 身動きが取れないカズマと、少し後方でガッツポーズをとって硬直したアクア、倒れ込んだめぐみんにそして未だに佇んだままのダクネスは……まだ広がりきらない炎熱のドームを突き破る影を見る。

 

 それは紛れも無く―――まだ生きている、親玉キャベツ。

 

 どうしても可愛さは抜けきらないが、されど強烈な憤怒を湛えた眼でカズマ達を睨みつけ、半ば落下する様な形でカズマ達に突進してきている。

 

「え」

「あ」

 

 彼等が……否、正確にはカズマとめぐみんの脳裏には、ハッキリとした『死』のイメージが浮かぶ。

 

 本来ならば逃げようとして然るべき筈のその脅威に対し、彼等はいっそ可笑しくなるぐらいに呆けたまま、ノーアクションで佇んでいる。親玉キャベツからは、決して眼を晒さずに。

 

 超過された神経が、堕ちて来る影をゆっくり、ゆっくり見せている。

 アクアとダクネスが走り出している光景すら、スローモーションで彼等の視界に映って…………

 

 

 

 

「……やるしかないか」

 ……誰にも聞かれる事無く、レシェイアの口から言葉が発せられる。

 

 何時の間にやら取り出していた、二つ目の透明なカップ酒を一気に飲み干した。

 そして腰に手をやり、酒ではなく翆色の奇怪な “マン・ゴーシュ” を取り外す。

 

「念の為が役に立ぁつとはね~……れもさぁ、“今” はコレぐらいが妥当らね?」

 

 何の意味があるのか、彼女はマン・ゴーシュの切っ先で地面を指差した。

 

 そこにはある意味で当たり前で、しかしある意味では有り得ない物が存在している。

 ……彼等の前方、そしてその下の草地を見ると―――そこには何時の間に付けらていたのだろうか、地面へ“一本の線”が刻まれていた。

 

 跡はそこまで深くも無く、かといって鋭利でも無い。

 奇しくもその跡は、彼女の持つマン・ゴーシュの刀身の刃渡りと見事に一致している。

 

「……よし」

 

 だが。

 レシェイアが付けた物なのだとして……一体全体何がしたいのだろうか? 皆目見当が付かない。

 

 そうして真意が窺えぬ間にもレシェイアは、彼等の超過された知覚を持ってして尚 “速い” と言わしめそうなスピードでマン・ゴーシュを振り上げ、また振り下ろし―――地面が微かに揺れる。

 

「行くよぉ? ―――【止まるよ殻壁(ニーグラ)】っ」

 

 そして叫び声とともに現れた……翠色に染め抜いた『薄いホログラムの様な立方体』。

 それへ目掛け、親玉キャベツの体当たりが真正面から直撃し―――

 

 

 

『グギャベバハァアアァァーーー!!?』

 

 罅一つすら入れる事もかなわず、作用反作用の法則によって起きる影響をもろに受けたが如く、葉っぱを撒き散らして吹きとばされていく。

 

 それはまるで、『自分よりも大きく、硬いモノに衝突した』かのように。

 

『………………! …………っ―――――』

 

 やがて放物線を描いて数十メートルほど吹き飛んだあと、地面を揺るがしながら墜落した。

 ピクリとも動かなくなった親玉キャベツの様子を皮切りに、あたりの喧騒もピタリとやむ。

 

 瞬間。

 

「うおおおぉおおおぉお!!」

「やった! 親玉キャベツを倒したぞおっ!!」

「凄いわ爆裂魔法!」

「流石の威力だぜ! 見直したっ!!」

 

 周りの冒険者たちから歓声が上がり、アクセルの街側の勝利を告げて来る。

 皆が勝利に酔い、肩を組み合い、踊り、騒ぎ合っている。

 

 更にカズマ達へと殺到し、みな口々に褒め称え始める。

 最早周りは宴と変わらぬ騒ぎようで、誰も彼もが喜びを加味していた。

 

 

 

 

 だが。

 

 

 

「え? ……え?」

「……先程のは? 私は……まだ何も……」

「あ、れ」

「……は?」

 

 その中心に居る四人だけは、喜ぶ事も出来ず、ただ呆けたような表情を解けないのであった。

 

 

 

 

 

……ま、サービスらよ? カズマ達っ♫

 

 

 




もうお気づきの方もいると思いますが、ダクネス捜索の件やホースト討伐などが省かれているほか、
めぐみんにゆんゆん、カズマ達のギルド加入タイミングが、スピンオフである“この素晴らしい世界に爆焔を!”の内容とずれています。

加入タイミングの件は特に何かある訳じゃありませんが、ホースト討伐にレシェイアが参加しなかったのは、ちょっとした訳があります。
それもまた、後々本編で。

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