さぁ、読者の皆様、壁ドンの用意は充分か?
リンディ=ハラオウンはその若さとは裏腹に提督という役職に就いている。それはなにもコネや裏金といった賤しい手段で得た地位ではなく、彼女自身の力で得たモノである。
彼女は優秀だ。人としてもそうだが提督という立場に在籍しているだけあって交渉や所謂相手の心理を汲み取った話術も心得ているし、魔導師としての実力も折り紙付きである。
だが、そんな彼女でも出来ない事がある。それは例えば────。
「こんな時間にすみません。貴女がリンディ=ハラオウン提督さんですよね? 俺は岸波白野。先の闇の書事件では多大なご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありませんでした」
「い、いえ! こちらこそ、巻き込んでしまったようで……申し訳なかったです」
今、この状況が最たる例である。
(い、一体この状況は……どういう事なの!?)
アーチャーやユーリを送り出し、仕事も終わった事で夕飯にしようかと思った矢先、娘同然に思っていたフェイトが連れてきたのは彼女が最も危険視していた男────岸波白野その人だった。
玄関先でフェイトを出迎えた際、彼とばったり出会した時の自分の顔ときたら……きっと、酷く間抜けな顔をしていただろう。
(というか、一体何が目的!? 報復? 報復が目的なの!?)
割と落ち着きのない思考で素っ頓狂な考えが脳裏に浮かぶ……が、それはないなと考えを否定する事で一気に思考が冷えていく。
兎も角今は話を進める事に集中しよう。幸い相手からは敵意は感じないし、落ち着いて用件を尋ねよう。それが喩え目の前の男の高度な演技による罠だとしても。
何より、彼の隣で不機嫌を露わにしている女剣士の同行には常に注意を払わねばならない。
(目の前の男と彼女の二人に警戒しなければいけないのが辛い所ね)
表の顔はあくまで好意的に、それでいて内心では警戒を抱き続けながら、リンディ=ハラオウンは覚悟を完了する。
それが、どれだけ取り越し苦労なのか知らずに………。
いや、この場合強ち間違いじゃないのが、岸波白野の悲しい運命なのかもしれない。
◇
闇の書事件を介して名前こそ知ってはいたけど、こうして直接リンディさんと面と向かって会うのは初めての事だ。
最初は提督という立場の人間にアポなしで面会するのはどうかと思ったけど、緊急の事態と言う事で納得して貰おうとか、変に言い訳じみた事を考えていたけど……。
なんというか……うん、普通に良い人だ。いきなりの訪問に最初こそ驚いていたけど、後は普通に対応してくれたし、さほど気にせず招き入れてくれた。
温厚そうな人だし、これなら此方の話も聞き入れてくれる事にも期待してもいいのかも知れない。─────あと美人だし。
変に時間を取らせるのもアレだし、早々に本題に入りたい所なのだが…………。
「…………じーーーーー」
あの、セイバーさん? 一体どうしたんでせうか? 先程から恨みがましく睨んできて……私、何かしましたか?
「ふん! 奏者が逢瀬を誘ってきたから期待してたのに……余は裏切られた気分だ!」
………うん、どうやらこの皇帝様は何か盛大に勘違いをなさっているご様子。本来ならここで誤解を解くようにしたい所だが、今はそれは赦されない。
だって人の家に押し入ってまで痴話喧嘩するとか、恥ずかしいにも程がある! 見てみ! 既にリンディさんがポカンとした表情でこっち見てるから!
「ねぇアルフ。おうせって知ってる?」
「品種の肉の話かな?」
向こうの部屋で聞き耳を立てているフェイトちゃん達の声が聞こえてくる。お願いだから君達はいつまでもそのままの君でいて欲しい。
と、いい加減話を切り替えて態とらしく咳払いをする。セイバーからのジト目の視線が痛いが、ここは敢えて無視。リンディさんと向き合いながら先日まで起こった自分の出来事について話し始める。
最初は戦闘機人の事、次にレヴィちゃんやディアちゃん達闇の欠片と呼ばれる者達の事、更にそんな彼女達に何者かが協力しているという事。全てを話し終える頃にはリンディさんも真剣な表情で聞き入っていた。
「…………成る程、大体の事情は分かりました。貴重な情報提供、誠にありがとうございます」
仰々しく頭を下げてくるリンディさんに思わず此方は萎縮してしまう。情報といっても自分の体験談を元に主観で話しているだけに過ぎない。其方に対して余計な混乱に陥らせる要因にもなりかねないと思うのだけれど……。
「いえ、そんな事はありません。貴方の説明は丁寧でしたし、主観的ではなく寧ろ客観的な意見も多かったですから、当時の状況がより分かり易く伝わってきますよ。お若いのに関心しますわ」
リンディさんからの偽りのない賞賛に照れ臭くなる。いや、こうして面と向かって褒めてくれるのは中々機会がないのでどう対応していいか分からないものである。
「むー……」
隣で膨れっ面になるセイバーを尻目に、話し合いは続く。リンディさんも流石提督という役職にいる為か情報整理が上手く、素人な自分に対し分かり易く纏めてくれた。
戦闘機人なる存在は“砕け得ぬ闇”つまりはユーリを狙っているらしく、彼女達はドクターと呼ばれる何者かの指示で動いていおり、且つ隠密性は高く、見つけるのは難しいと推測する。
理由は一つ、それはクアットロと呼ばれる戦闘機人の能力が原因だと思われる。“シルバーカーテン”なる能力は相手に幻覚、幻を見せるという厄介な代物の所為であると思われるからだ。
一方のレヴィちゃん達だが、ぶっちゃけ彼女達は戦闘機人達と比べて危険性は低いと思う。実際話してみて意志疎通の出来ない相手ではないし、目的こそ知らないが決して分かり合えない存在ではないと思う。
…………いや、正直に言えば“そう思いたい”が本音か、レヴィちゃんとは数日しか過ごさなかった仲とはいえ、全くの赤の他人ではない。短い間でも楽しく過ごせた彼女との時間に嘘はないという“縋り”にも似た自分の心境故の願い。
アーチャーやギルガメッシュに聞かれれば甘いの一言で断じられてしまいそうだが……コレばかりは如何ともし難い。
後は協力者だが……それが何者で何が目的でレヴィちゃん達に協力するのか、情報不足も合間って尚より不気味に感じる。
ただ一つ言えることは、このままではレヴィちゃん達が危ないという事だ。戦闘機人は勿論、下手をすれば管理局の人達にだって敵に回るかも知れないのだ。
リンディさんを信用していない訳ではないが、彼女だって組織に所属する人間だ。その気になれば自身の感情だって押し殺せるだろう。
だから、自分は頼み込む。
───リンディさん。
「はい?」
レヴィちゃん達の事は自分達に任せて貰えないでしょうか?
「え!?」
「…………………」
自分の一言が余程意外だったのか、子犬形態のアルフを抱き寄せたフェイトちゃんは驚きの声を上げている。
セイバーは何だか得意げにウムウムと頷いているが……まぁそっとしておこう。
対するリンディさんは目を閉じ、吟味するように何度も頷いた後此方に視線を向け。
「………そうですね。私も貴方に同意見です。客観的に見ても闇の欠片よりも戦闘機人達の方が危険性が高い。裏に高度な技術力を有した科学犯罪者が潜んでいるとなると、事は単純な話ではなくなりそうですし、ここは協力し、二手に捜索し情報を共有するのがベストでしょう」
………あ、そ、そうですか?
「? 何か気になる点でも?」
あ、いいえ、まさかこうもすんなり話が通るとは思わなくて……その、ちょっと自分で驚いています。
「ふふ、面白い人ですのね。貴方の見解は正しいですよ。少なくとも、現時点においては……貴方は少し自信を持った方がいいかもしれません。過度の過小評価は時に過大評価よりも手に負えませんから」
は、はぁ、恐縮です。
案外自分の意見がすんなり通った事により思わず呆けてしまうが、取り敢えずこれでリンディさん達と協力体制になれたことは大きい。
これで戦闘機人達の事はリンディさん達管理局の人達に任せ、自分達はレヴィちゃん達の捜索に専念できる。一通りの話し合いは全て終わり、時計を見れば既に一時間ほど経過していた。
長居して申し訳ないとリンディさんに謝罪して席を立つ、その際玄関先まで見送られる。
リンディさん、今日はいきなり押し掛けてしまい誠に申し訳ありませんでした。
「いいえ、その事に関しては此方も気にしてはいません。寧ろ、貴方という人物が少し分かった気がして良かったですわ」
……? なにやら引っかかる物言いだけど……ま、いいか。そんな事よりも重大なのはこれからの事だ。
戦闘機人、レヴィちゃん達。双方の居場所が分からない今、後手に回るのは必定。ならその時万全に対処出来るように体勢を整えておくのが今の自分達に出来る事だ。
玄関の扉を開けて、最後にリンディさんに振り返り頭を下げる。こらからの事、宜しく頼みますと念を込めて。
今度こそ、自分達は帰路に着くのだった。
二人を見送り、フェイトを自室で夕飯が出来るのを待っていて欲しいと頼み込みながら、リンディはリビングの椅子に座り一人考えに浸る。
(─────不思議な人)
リンディが岸波白野という人物に対して最初に抱いた印象はそれだった。
闇の書の暴走体を根こそぎ消滅させる力を持つ男を従えたり、此方のネットワークを一瞬にして掌握する高い技術力を持ちながら、彼が待纏う雰囲気は一般人のソレと殆ど変わりない。
無論だからといって警戒を緩ませてはいないが、それでも今の話し合いに彼からは嘘の要素は見付からない。彼から要求された提案も彼が保有する戦力を考えれば納得ができる。
(もしかしたら、私は彼に対して誤解してるんじゃ……)
岸波白野という一見人畜無害そうな少年を邂逅し、リンディはふと思う。それがどれだけ危険な考えなのかを自覚しながら……。
彼自身の考えはどうであれ、彼に従う存在達はいずれも曲者揃い且つ強者ばかり。万が一彼等と争う事態になったらそれこそ手が付けられない。
(……心苦しいけど、フェイトちゃん達に協力して貰う事も検討した方がいいかも)
あくまでも監視を目的にとリンディは考える。何れにせよ、ここは彼の言葉に賛同し、自分達は戦闘機人なる者達の同行を探る事から始めよう。
リンディは徐に立ち上がり、その前に夕飯を済ませようと席を立つ。
『────────』
「っ!?」
背後から感じた視線にリンディは振り返る。そこには誰もいなく、あるのはただ電源の入っていないテレビのみ。
─────しかし、気の所為だろうか? 今一瞬、黒いコートを羽織った少女が此方を見ていたような。
「……疲れているのかしらね」
ここの所、仕事が多くてあまり睡眠を取っていなかった気がする。今日は早めに就寝しようと思いつつ、リンディは少し遅い夕飯の支度を始めた。
◇
夜。すっかり辺りは暗くなり、夜の帳に包まれた海岸沿いの街道。月の明かりという自然の灯りの下、自分とセイバーは肩を並べて歩く。
いやぁ、無事に終わって良かった。最初はどうなることかと思ったが、リンディさんが上手くフォローしてくれたお陰で話し合いは滞りなく完了できた。
「…………」
やはりリンディさんは仕事の出来る女性らしく、その手際は見事なものだった。美人秘書という言葉はああいう人にこそ相応しいのかも知れない。
「…………」
そ、それにしてもアレだ。仕事は出来てもプライベートでは少しばかり抜け目があるのもまた可愛げがあって良いもので、そう、例えるならウチの桜とかそういう分類に入りそうである。
「…………」
……あ、あの、セイバーさん? さっきからどうして不機嫌そうにしていらっしゃるんですか?
「……ふん! 余を期待させるだけさせておいて裏切った奏者なぞ知らぬ! ああ知らぬともさ!」
人を一方的に裏切り者扱いをした後、セイバーはプイッと頬を膨らませてソッポ向く。……先程からずっとこの調子である。
何も言わずにいるとセイバーの無言の圧力と視線が向けられて来るし、かといって怒っている理由を尋ねても今のように全く取り付く島もなく拒絶されてしまう。
勝手に期待したのはそっちだろうと言うのは簡単だが、詳しく話を伝えなかった自分にも非はある。
だから自分は言った。何でもするから許してくれと、するとそれを耳にしたセイバーがピクリと身震いさせ、ゆっくりと此方に振り返る。
「……本当に、何でも聞いてくれるのか?」
先程までの不機嫌さはどこに行ったのか、そこには先程までの理不尽な皇帝様ではなく、モジモジと照れさを露わにした恋する乙女のような仕草をするセイバーが、頬を紅くして上目遣いで自分を見つめてくる。
……どうしよう。勢いで言ってしまったがもしここで無理難題な事を言われたりしたらそれこそ自分のお財布事情が決定してしまう。
高級ワインか? それとも新しい服か? どちらにせよ岸波白野の自己破産は免れない! いや、下手をすればヒモ生活へとまっしぐ、自称働く自宅警備員(笑)が爆誕する事になる!
覚悟を……決めるしかないのか。迫り来る選択を前に岸波白野は一世一代の覚悟を決め掛けた時。
「そ、その……だな。ち、チューを余は望んでいるのだが………」
……………はい?
「だ、だから! 余は奏者とのチューを望むと言っておるのだ! 言わせるな恥ずかしい!」
……チュー? 鼠やチューベットの事じゃなくてマウストゥーマウスの……チュー?
「そうだ! 接吻だ! キスだ! 口付けだ! 文句あるか!?」
ウガーと顔を真っ赤にしてまくし立てるセイバーを前に此方は呆然となった思考からまだ復帰していない。えっと……そうかー、キスかー、なんというかうん、驚き過ぎて 上手く考えが出来ません。
というか、何故チュー? セイバーならもっと違うモノを望むと思っていた。服とかお酒とか。
「戯けた事を申すな。黄金律で大抵のモノを手に入れられる余が物を望むのは筋違いであろう!」
言われてみればそうだ。黄金律というふざけたスキルのお陰でセイバーの懐はかなり膨らみ、今ではポケットマネーだけで家をそのまま買えるとか言ってたっけ。……それでもギルガメッシュ程ではないのが何とも言えないのだが。
だが、それにしても解せない。そんな大抵の物が手に入るセイバーがよりにもよって自分の唇を選ぶとは……いや、めっちゃ嬉しいし、飛び上がるほど嬉しいのだが───。
「そ、それに奏者の初めてはキアラの奴に奪われてしまったからな。そなたの口元を見る度、あ奴の顔を思い浮かぶのはいい加減我慢できん」
ああ、そう言えばあったなそんな事。悔しげに語るセイバーを見て自分の当時の事を思い出す。
尤も、あれは合意のキスではなく一方的に貪られたと言った方が正しい。こう、ズキュゥゥゥゥンッ!! と言った具合に。
その後、アンデルセンが『フハハハハ! 残念だったな少年、お前の初めての相手はセイバーでもそこの保険室の女ではない。お前の初めてはこのKIARAだぁーーーっ!!』といきなり割って入ってきた時はびっくりした。
まぁ、その……セイバーが今までそんな風に思っていてくれた事には素直に嬉しいし、同時に申し訳なく思う。
やはり自分にはこういった機微というものが今一つ足りないらしい。セイバーや“あの娘”にも散々言われてきたのに、まだ直っていないらしい。
済まないセイバー、また君に余計な気遣いをさせ……
謝罪の言葉を述べる前に、セイバーの人差し指が自分の口に添えられ、続いた筈の言葉を遮られてしまう。
「懺悔はよい。今そなたがすべき事は、一つ……そうであろう?」
そう言って微笑みを浮かべた後、セイバーは目を瞑って顔を此方に向ける。
ドキリ。心臓の音が高まるのを感じた。
月明かりに照らされた綺麗な金髪、ぷっくりと膨れた唇を前に自分の脈動が加速していくのが分かる。
────思考するよりも早く体が動いた。両手で彼女の体を抱き寄せると、ピクンと僅かにセイバーの体が跳ねる。
あぁ、戦っている時の彼女の力は自分なんて足下にも及ばない程逞しく、荒々しく、そして美しいのに……。
「…………ん」
今は、小さな一人の女の子が自分の手の内でなすがままにされている。
ゆっくりと自分と彼女の距離が近付いていく。残り五センチ、三センチ……。
そして、一センチを切った所で…………。
「見ぃぃぃぃつけたぁぁぁぁ」
その声は、聞こえてきた。
声に反応して慌てて振り返ると、そこにいたのは……。
「こんな所で何をしているのかなとタマモはタマモは殺気を丸出しにしながら聞いてみたり♪」
阿修羅だった。
というかキャスター!? 何故にここに!?
「何故? それは愚問ですぅー、ご主人様に群がる虫螻はぁ、一匹の肉片の欠片一つも残さず絶滅させるぅ、それが私の使命ですからぁ」
ヤバい。何がヤバいってキャスターのキャラの崩壊が酷すぎてどうヤバいのか分からな過ぎてヤバい。
というか…………。
「きゃん♪ ご主人様への愛が深すぎて、タマモ、また生えちゃいました♪」
尻尾が生えてるぅぅぅぅっ!? 元々一尾しかなかったキャスターの尾が自分の感情のままに生えて今では……四本!?
「勢いに任せて、はい。もう一本追加です♪」
増やすなぁぁぁっ!! そんなポンッと軽い感じに尻尾を生やすなぁぁぁぁっ!?
やややややべぇ。このままでは殺られる───否、犯られる!?
だって明らかに目の色が違うんだもの。彼女の纏うオーラが黒とか赤とかじゃなくてピンクなんだもの。
と、兎に角狼狽するのもここまでだ。今は自分を落ち着かせ、キャスターを元に戻すのが先決。
落ち着けキャスター! 今は自分の話を────。
「全く、これから余と奏者の愛の契りが始まるというのに、無粋よな」
セイバァァァァァっ!? 何おかしな事を言ってんのォオぉぉ!?
「む? 何がおかしい? 愛する二人がチューをするのだ。当然その次はベッドの上で合体するのが当然であろう?」
何を平然と卑猥な事を口走りやがりますかこの皇帝様は! そんな事まですると誰が言いましたか!? というか自分はまだ童貞だ! そんな事まで考える訳ないだろう!!
「大丈夫。余は初めての相手も心得がある。そなた何も気にすることなく、余に全てを預けるがいい」
ダメだー。聞いてないよこのちびっ子皇帝。というか今振り返るのすっごく怖い。
恐怖を押し殺し、半分諦めながら振り返ると────。
「うふ、ウフフフフ、アハハハハハハハ!!」
────うわぁお。
そこにいたのは光のない目をし、ピンク色のオーラを纏ったキャスター(ヤンデレ)がそこにいた。
その後、有無を言わさず襲い掛かってきたキャスターからセイバーを連れて逃げ回り続け、海鳴市全土を渡り歩いた所で、騒ぎに聞きつけてくれたアーチャーと爆笑しながら登場したギルガメッシュのお陰で何とか鎮静できた。
この時、自分は思った。戦闘機人やレヴィちゃん達よりも、ウチの連中の方が厄介なんじゃね? と。
あ、あと今回キャスターから逃げ回っている内に新しく一つの礼装が使えるようになりました。それも“強化スパイク”
自分のサーヴァントから逃げ回っている内に礼装使用可能とか、色々残念過ぎる。
皆様はこの夏、いかがお過ごしでしょうか?
私? 私は絶賛お腹を壊しトイレの住人になっております。