文才はかなり無いですがよろしくお願いします。
マグルの書く下手な二次小説に
(・∀・)アカルイミライヲー!!
「消えろ、化け物…」
ズドンと重たい音があたりに鳴り響いた。それは普通の人間社会では当たり前に認知されていた音、銃声…
それが今、イギリスの魔法界にて鳴り響き、夜の静寂の中でこれでもかと存在感を放っていた。
魔法の世界に似つかわしくない音の元凶である銃弾が、魔法の世界にはびこる怪物の身体を貫く。
襲いかかった苦痛に呻き苦しむ漆黒の怪物、その怪物の目の前には、一人の少年…
―その髪は夜の闇のように黒い
―その肌は自己を主張するかのような白だが、わずかに黄色がかっている
―来ている服は、この魔法の世界では珍しいマグルと呼ばれる人たちの物
―そしてその顔には目元を覆う黒い仮面
男はその左手に持つ銀色に光る銃を怪物に向け、何のためらいもなく引き金を引く。
再び重たい音が鳴り響くと同時に怪物は地面に倒れ、完全に動かなくなった。
怪物から背を向け、まっすぐ歩き始める男
その先には一人の女性がいた。
魔法使いの服を着た女性は怪物を倒した男に声をかける。
「ありがとう、あなたのおかげで」
しかし、少年は女性が言い終わる前に左手の銃口を女性に向け
引き金を引いた…
地面には血がしたたり、女性は横たわったまま動かなくなる。
歩き出した少年は地面においていたかばんを拾い上げるとゆっくりと呟く
「対魔術用の弾丸、どうやら、問題なく機能しているようだな。」
銃を腰のホルスターにしまい、仮面をはずす。
仮面の下から現れたのは、失われた左目とその周辺に大きくできた火傷の跡
「これでようやく動き出せる…。待っていてくれ、母さん、あなたの作り出したこの銃弾で、奴らの蔑むこの、マグルの武器で…」
―――――
少年は仮面と銃を鞄にしまいこむと、何食わぬ表情で街中へと消えて行った…
これは、1991年三月。夜の闇横丁の人通りの少ない路地裏にて起こった事件である。
その日、1人の闇魔術師とマグル生まれの魔女の死体が発見された。
遺体からは、マグルの武器である拳銃の弾が発見されており、魔法界に迷い込んだマグルが気性の荒い闇魔術師に襲われ拳銃を発砲。その付近を通りかかった魔女を巻き込んだものと推察される。
マグルの魔法界侵入に対する対策は本当に万全なのか、魔法省は一度体制を見直すべきなのかもしれない。
また、発砲したマグルは未だ見つかっておらず、マグルの武器により杖を持った魔法使いが敗れた理由は解明されていない。現在も捜査は続いている。(ザ・クィブラーより一部抜粋)
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今日は2話投稿だ!