今日の我流親切高校 verメガ盛り!   作:Arupejio2

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またもやアルペジオシリーズが登場しますが、天本玲泉ちゃんの誕生日記念小説です!


やはり俺の青春ラブコメは間違っていない。

 

 

アルE「どうもこんちゃーす!」

 

天本「…………。」

 

アルE「あれ?天本さーん?」

 

天本「あら?今どこからか声がしたような……。」

 

アルE「いや目の前にいるでしょ!汗」

 

天本「フフフ、冗談ですよ笑」

 

アルE「またそーやって俺を空気扱いして……汗」

 

天本「大丈夫ですよ、ちゃんと気づいていましたから笑 ところで何か用ですかE君?」

 

アルE「あっ、そうそう。えーっとカンペカンペ……。えー、『この度は誕生日おめでとうございます!アルペジオ一同を代表して、お祝いの言葉をお送りします。アルペジオE。』って、なんでこんな硬い文章なんだよ中の人汗 まあとにかく、誕生日おめでとう!天本さん!」

 

天本「あら、ありがとうございます。覚えててくださったんですね。」

 

アルE「そーなんだよ、覚えてたのがまさかの俺だけだったからみんなを代表してここに来たってわけ汗」

 

天本「あらあら、どうもありがとうございます。」

 

アルE「そこで天本さん、なんかプレゼントで欲しいものなーい?」

 

天本「プレゼントですか?そうですね……あんまり思いつきませんね汗」

 

アルE「ま、まあ、確かに急に言われても思いつかんな汗」

 

天本「んー……あっ、じゃあ今から探しに行きませんか?」

 

アルE「へ?」

 

天本「だから今からプレゼントを探しに行きましょうよ。」

 

アルE「そ、それって要するに、デーt」

 

天本「さ、行きましょう!」

 

アルE「お、おーい!待てって!汗」(タッタッタッ)

 

 

 

 

アルB「おいA、どうやらうまくいったみたいだぞ。」

 

アルA「よしっ!この調子で二人をいい感じにするぞ!」

 

アルC「それにしても、俺らなんでこんなコソコソ監視してるの?」

 

アルA「だってさ、Eって恋愛経験ないんだぞ!?何しでかすかわからんぞ!?」

 

アルC「そ、そうだけどそもそもなんでこんなことを汗」

 

アルB「なんとかしてEと天本さんをくっ付けさせるためさ。名付けて『アルペジオEリア充化計画』。」

 

アルC「お、おう汗 てか、この計画のことEは知らないよな汗」

 

アルA「さ、尾行するぞ!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルE「さて、色々な店を回るわけだけど、結構いろんな店があるから地図を見ながら…」

 

天本「E君!まずはあそこに行ってみましょうよ!(タッタッタッ)」

 

アルE「あっ、ちょっと!汗 (タッタッタッ)」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルE「はぁはぁ……天本さんってこんなアウトドアな感じだったっけ?汗」

 

天本「E君、次はあそこに行きましょう!(タッタッタッ)」

 

アルE「ひ〜っ!汗」

 

 

 

 

アルA「おいおい、Eのやつ振り回されっぱなしじゃねーか汗」

 

アルB「ていうかほんと、天本さんってこんな人だったっけ?」

 

アルC「なんだかいつもよりも生き生きしてるな。」

 

アルA「普段、こういうところに行ったりしないのかな?」

 

アルB「それもあるかもしれんが、もしかしたら……。」

 

アルC「もしかしたら?」

 

アルB「……いやなんでもない。尾行を続けよう。」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルE「ちょっ、ちょっと休憩……汗」

 

天本「すみません、色々と引っ張り回してしまって。」

 

アルE「大丈夫大丈夫。ていうか、天本さん楽しそうだね。こういう所ってあんまり来たことない?」

 

天本「はい、ですから少しテンションが上がってしまって……///」

 

アルE「ハハハ、じゃあ仕方ないね笑 それで、何か欲しいものとかあった?」

 

天本「それが……やっぱり思いつかなくて……汗」

 

アルE「んー……難しいかぁ……。」

 

天本「……あっ、E君!」

 

アルE「ん?」

 

天本「あの、プレゼントって、物とかじゃなくてもいいですか?」

 

アルE「へ?まあ、天本さんがいいならいいけど、物じゃないものって?」

 

天本「えーっとですね……。」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルE「まさかの映画とは……笑」

 

天本「とっても気になっていた映画があったのですが、中々行く機会がなくって……汗」

 

アルE「これでいいの?」

 

天本「はいっ。誕生日プレゼントとしては十分です。」

 

アルE「じゃあそうしよっか。」

 

天本「はいっ。」

 

 

〜〜〜映画鑑賞中〜〜〜

 

 

アルE「(まさかの恋愛映画!天本さんこういうの見るんだ!てっきりミステリー系とか刑事系とかそういうの見そうなイメージあったのに汗)」

 

天本「…………。」

 

アルE「(……そういや、今日は天本さんの意外な一面を結構見れたなー。なんかこっちがプレゼント貰ってるような汗)」

 

 

〜〜〜ラストシーン〜〜〜

 

 

天本「(ああ……いいですね……ちょっと泣けてきちゃいますね……。)」

 

アルE「…………。」

 

天本「(……やっぱりE君はこういう映画はあまり好きではないのでしょうか…?) Eく……!」

 

アルE「ひっ、ひっぐ……ぐずっ……泣」

 

天本「…………。」

 

 

〜〜〜終了後〜〜〜

 

 

アルE「いや〜、結構よかったね!思わず泣いちゃったよ照 まあ、俺がアルペジオの中では一番涙脆いんだけどね笑」

 

天本「…………。」

 

アルE「……天本さん?」

 

天本「は、はいっ!」

 

アルE「も、もしかして、つまんなかった?」

 

天本「い、いえ!そういうわけでは…………ただ……。」

 

アルE「?」

 

天本「……E君は、優しい人ですね。」

 

アルE「へ?なんで?」

 

天本「……映画とはいえ、誰かの幸せにあそこまで涙を流せる男性なんて、今はそうそういませんよ。」

 

アルE「そ、それって褒めてるの?汗」

 

天本「褒めてますよ笑」

 

アルE「そ、そっか汗」

 

天本「……E君、今日はありがとうございました。」

 

アルE「いえいえ、寧ろうちの奴らが誕生日なんて大事な日を覚えてなくてすみません汗」

 

天本「フフフ…………E君。」

 

アルE「は、はい?」

 

天本「私、ラストシーンでボロボロに泣いてたE君を見て、ずっと考えてたんです。」

 

アルE「考えてたって…何を?」

 

天本「誰かの誕生日のためにあそこまで頑張ってくれて、他人の幸せを心から喜んでくれて、ちょっと頼りなさそうな感じがして……」

 

アルE「た、頼りない!?」

 

天本「そんな……そんな優しい人が私の『恋人』でしたらよかったのにって。」

 

アルE「頼りないってちょっと傷つk…………え?」

 

天本「フフフ。」

 

アルE「そ、それってどういう……。」

 

天本「E君!」

 

アルE「あっ、はいぃ!」

 

天本「また、明日。」(タッタッタッ)

 

アルE「あっ、行っちゃった……。…………誕生日おめでとう……玲泉さん……なんて///」

 

 

 

 

 

 

アルABC「……………。」

 

アルA「みんな、一言いいか?」

 

アルBC「どうぞ。」

 

アルA「リア充爆発しろッ!!!」

 

アルBC「禿同!!!」

 

 





天本さん、誕生日おめでとう!

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