今日の我流親切高校 verメガ盛り!   作:Arupejio2

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シンゴジラマジで面白いから絶対映画館に見に行った方がいいぞ!


シン・トシオクン

 

 

アル「交わしたや〜くそく〜忘れ〜ないよ〜♪目〜を閉じ〜確かめる〜♪押し寄せ〜た闇〜振り払ってす〜すむよ〜♪」

 

荷田「た、大変でやんす〜!!!」

 

アル「なんだよ人が気持ちよく歌ってるってのに……。」

 

荷田「それどころじゃないでやんすよ!汗」

 

アル「どうしたんだよ?」

 

荷田「て、テレビつけるでやんす!」

 

アル「テレビ〜?んっ。」(ポチッ

 

ニュースキャスター「えー、こちら〇〇湾から中継でお伝えしております!先程ここで、巨大生物の目撃情報が寄せられました!そこで、私がここに来たところ、衝撃的な映像が撮れました!こちらをご覧ください!」(映像を映す)

 

アル「な、なんだこれ……?尻尾?」

 

荷田「でかい尻尾でやんす!」

 

アル「またパチモンの映像じゃねーの?テレビなんだし。」

 

荷田「爆弾発言やめるでやんす!汗」

 

アル「ま、どうせ嘘だから気にすんなよ。」

 

ニュースキャスター「この様に、先程から巨大生物の尻尾らしきものが何度も目撃されております。…………ああっ!!」

 

アル・荷田「ん?」

 

(ザッパーン

 

アル「!? さっきの尻尾!?」

 

荷田「ち、中継で移されてるでやんす!本物でやんすよ!」

 

ニュースキャスター「皆さん!ご覧になったでしょうか!これがなんの尻尾なのかはわかりませんが、皆さんも十分にお気をつけ下さい!以上、中継でお送りしました。」

 

アル「おいおい……マジかよ。」

 

荷田「気になるでやんす!見に行くでやんす!」

 

アル「お、おいおい。危ないだろ。」

 

荷田「何言ってるでやんす!巨大怪獣なんて、男のロマンでやんす!」(タッタッタッ

 

アル「あっ!おい!……しょうがねぇなぁ。」(タッタッタッ

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

荷田「つ、着いたでやんす!」

 

アル「予想してた通りだけど、野次馬だらけだな。」

 

荷田「こういう人達が真っ先に怪獣映画ではやられるでやんす。」

 

アル「そのこういう人達の中に俺らも入ってるんだけどな汗」

 

荷田「オイラ達は主人公枠でやんすからだいじょ」

 

アル「しーっ!汗」

 

(ズズン…

 

アル「うおっ!?」

 

荷田「な、なんでやんす……?」

 

(ズズン…(ズズン…

 

アル「ま、まさか……。」

 

(ザッパーン

 

?「ギャオオオオオオオ!!!」

 

アル「で、ででで」

 

アル・荷田「出たああああああ!!!」

 

アル「ってよく見たらとしおくんじゃねーか!!!汗」

 

荷田「でもそれにしてはデカすぎるでやんす!汗」

 

アル「た、確かに……これ、100mぐらいはあるよな……汗」

 

荷田「で、でもこれぐらい大きかったら陸に上がったら自重で圧死……」

 

(ザバーン(ズンズン

 

荷田「しないでやんす!?」

 

アル「色々規格外すぎるだろ!逃げるぞ!」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「くそっ!どんどん迫ってきてる!てかこころなしか親切高校に向かってる気がするのは気のせいか!?」

 

荷田「全然気のせいじゃないでやんす!ビルとか建物をぶち壊しながらとしおくんは親切高校に向かってるでやんす!」

 

アル「なんでよりによって親切高校なんだよ!汗」

 

荷田「そ、そりゃあ……主人公枠のオイラ達の高校だからでやんしょ?」

 

アル「だからメタ発言はやめろ!汗」

 

?「…………そこの2人。」

 

アル「あっ?悪いな、今俺らは逃げるのに必死なんでな。あんたも早く逃げた方が……。」

 

荷田「その声は……まさか!」

 

?「…………。」(スッ

 

アル「あっ!真央…」

 

荷田「芹沢博士!」

 

アル「ファッ!?」

 

芹沢博士(?)「そう……私が芹沢博士。」

 

アル「いやいやいや!?真央だよね!?」

 

荷田「何言ってるでやんす。その容姿、そしてその眼帯、間違いなく芹沢博士でやんす。」

 

アル「い、いやいや!真央も眼帯つけてた時あったからね!?」

 

芹沢博士(?)「…………気のせい。」

 

アル「今一瞬困ったよね!?」

 

芹沢博士(?)「そんなことより…………あのとしおくんを倒す方法が、一つだけある……。」

 

アル「えっ……?(なんか嫌な予感が……汗)」

 

荷田「どうするでやんす?」

 

芹沢博士(?)「……この薬を使う。これは、水中の酸素を破壊して……水中の生き物を一瞬で窒息させて、白骨化させる事が出来る……。」

 

アル「もろオキ〇ジェン・デス〇ロイヤーじゃねーか!!!汗」

 

荷田「すごいでやんす!これなら馬鹿でかいとしおくんでも倒せるでやんす!」

 

アル「け、けどよ……そんな凄いものを使ったがために政府ならまだしも……他の国にバレたら大変なことになるんじゃねーの?それこそ兵器に使われるかも……。」

 

芹沢博士(?)「…………大丈夫。」

 

アル「?」

 

芹沢博士(?)「ここに来る前に、これの設計図は全部燃やした……。それに……私自身もとしおくんと一緒に死ぬ……。だから誰にもバレない……。」

 

アル「なっ!お前それは……。」

 

芹沢博士(?)「いいの……これが最善。」

 

アル「…………(確かに境遇とか思考は芹沢博士だ汗)」

 

荷田「それじゃあ、早速準備……」

 

(ゴオオオ

 

アル「……?何の音だ?」

 

としおくん「(ゴオオオ」

 

荷田「としおくんが……光ってるでやんす……。」

 

芹沢博士(?)「(まさか……)みんな伏せて……!」(ガバッ

 

アル・荷田「えっ?」

 

としおくん「(ゴオオオ(ボォオオオオオオオ」

 

アル「なっ!?」

 

荷田「と、としおくんが火炎放射したでやんす!汗」

 

アル「そんな生易しいレベルじゃねーだろこれ!汗」

 

(ボォオオオオオオオ(ドガーン

 

アル「っ!?なんだ!?火炎放射のせいで車でも爆発したのか!?」

 

芹沢博士(?)「違う…………。としおくんの火炎放射で、オオガミ本社が……爆散した……。」

 

アル「はぁ!?ここからオオガミ本社までどれだけ距離があると思ってんだ!?」

 

芹沢博士(?)「ほんと……。これを見て……。」

 

アル「えっ?双眼鏡……?どれどれ?…………!?」

 

芹沢博士(?)「言ったでしょ?」

 

アル「大神……。/)`;ω;´)」

 

大神(幽霊)「呪ってやる。」

 

荷田「これ以上被害が出ないように一刻も早く作戦を実行するでやんす!汗」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

芹沢博士(?)「としおくんはしばらく暴れたら休むために海に帰る……そこを狙う。」

 

アル「なるほどな……。で、俺らは何をすればいい?」

 

芹沢博士(?)「としおくんの気を引くための餌。」

 

アル「しばくぞ?怒」

 

芹沢博士(?)「冗談。2人には船で私を着水ポイントまで運んで欲しい。」

 

アル「お前は船操縦できないのか?」

 

芹沢博士(?)「本当は一人でやるつもりだった…………でも運転してみたら何故か2秒後に沈没した。」

 

アル「下手くそすぎんだろ!汗」

 

荷田「しょうがないでやんすねぇ。オイラ達に任せるでやんす!」

 

としおくん「(ザブザブ」

 

アル「おっ、噂をすればなんとやら……。」

 

荷田「海に帰ってくでやんす。」

 

芹沢博士(?)「じゃあ……作戦開始。」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「なるべくとしおくんを刺激しないように慎重に進むぞ。」

 

荷田「わかってるでやんす。」

 

芹沢博士(?)「ここに来て スキヤキ弁当 食べたいな」

 

アル「何言ってやがる汗」

 

芹沢博士(?)「辞世の句。」

 

荷田「博士……。」

 

アル「…………。(空気を読んで言葉には出さないが…………辞世の句しょうもなさすぎんだろ!汗)」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「ついたぞ……着水ポイント。」

 

芹沢博士(?)「……。」

 

アル「なぁ……ほんとにとしおくんと心中する気なのか?」

 

芹沢博士(?)「……そう。」

 

アル「他に……方法は無いのか?」

 

芹沢博士(?)「これが最善策……。」

 

アル「……。」

 

芹沢博士(?)「……じゃあ、私はここで。……二人共ありがとう。」

 

荷田「…………。」

 

芹沢博士(?)「……さよなら。」(ザバーン

 

荷田「博士……。」

 

アル「……アディオス、芹沢博士。」

 

荷田「…………。」

 

アル「……帰るか。」

 

荷田「……そうでやんすね。」

 

 

帰り道、海の向こうからとしおくんの咆哮が聞こえた気がした。

 

 

〜〜〜次の日〜〜〜

 

アル「う、う〜ん……。ふわぁ……もう朝か……。…………あれ?」

 

朝起きて、ふと気になったことがあった。

 

アル「昨日……なんか凄いことがあったような……なかったような……そもそも昨日の記憶がほとんどないような……。まあ、いっか!」

 

〜〜〜登校中〜〜〜

 

荷田「オイラも同じなんでやんす。何故か昨日のことが思いだせないのでやんす……。それにやっぱり昨日凄いことがあったような……。」

 

アル「やっぱり?周りの奴にも聞いたんだけど全く昨日のことを覚えてないって言っててさ……。…………あれ?」

 

芹沢博士「…………。」

 

荷田「……?あの人知り合いでやんすか?」

 

アル「いや……そうじゃないんだけど……。」

 

芹沢博士「…………。」(スタスタ

 

アル「あっ……!…………博士!」

 

芹沢博士「……!」

 

アル「博士、生きてたのか!」

 

芹沢博士「……元々、死ぬつもりはなかったの。みんなの記憶から、としおくんとこの薬と私のことを消せば、それで丸く収まるから……。」

 

アル「そうだったのか……。」

 

芹沢博士「でも……どうして……記憶は完全に消したはずなのに。」

 

アル「なんでってそりゃあ、あんな出来事、忘れられるわけないじゃん!それに、まだ俺は博士に聞きたいこと沢山あったんだからな。それまでは嫌でも忘れないよ。」

 

芹沢博士「…………。」(ピトッ

 

アル「えっ、ちょっ!?」

 

芹沢博士「…………離れ離れになった恋人同士が感動の再開をしたシーンの真似。」

 

アル「おいおい笑」

 

荷田「ななな!アルペジオ君の彼女でやんすか!?」

 

アル「えっ!いや、違…」

 

荷田「早速みんなに言ってくるでやんすー!」(タッタッタッ

 

アル「ちょっ!」

 

この後、誤解した荷田が見事に学校中に言いふらし、しばらくの間荷田以外の野球部仲間から白い目で見られるハメになった。なお、言いふらされた直後に奈桜、桜空、五十鈴、紫杏、妙子、和那の計6名からしばかれたのが未だに謎である。

 

 






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