今日の我流親切高校 verメガ盛り!   作:Arupejio2

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ジョジョは5部が一番好きかなー。


シルバー・チャリオッツ・レクイエム 前編

 

 

みんなは、体が誰かと入れ替わることを想像した事はあるだろうか?俺は……今まではなかったな。そう……『今までは』な……。

 

(ガラガラ

 

アル「おはよー……ふわぁ……。」

 

桜空「…………。」

 

アル「あれ?桜空ー?どしたー?」

 

桜空「…………あ、アルペジオ君……泣」

 

アル「ど、どないしたんや!?なんで泣いてるの!?」

 

桜空「も、もう……私、これから先どうしたええんやー!うわあああああん!泣」

 

アル「さ、桜空……?どしたの?なんか口調が変……。」

 

(ガラガラ

 

?「……やっぱりか。」

 

アル「ん?……奈桜?なんかあったのか?桜空がさっきから変なんだよ……。」

 

奈桜「……アルペジオ。」

 

アル「ん?」

 

あれ?こいつ俺のこと呼び捨てだったっけ……?

 

奈桜「……そいつは見た目は芳槻だが……中身は芳槻じゃない。」

 

アル「へ?な、何言ってんだよ!どっからどう見ても桜空……。」

 

桜空「ううん、違うんよ、アルペジオ君。」

 

アル「へ?」

 

桜空「私、芳槻さんやないんよ!『カズ』や!『大江和那』や!」

 

アル「はああああああ!?」

 

い、いやそんな馬鹿な……汗 新手のいたずらかなんかだろ?第一、そんなSFじみた事が本当に起こるわけ……。

 

桜空(和)「……信じてないやろ?」

 

アル「そ、そりゃあまあ……。あっ!いやいやいや!信じる!桜空の言うことなら信じるよ!汗」

 

桜空(和)「だから私芳槻さんやないって……汗」

 

アル「……本当にカズ?」

 

桜空(和)「本当や。証拠なら沢山あるで。私しか知らない情報とかその他色々……。」

 

アル「うーん……。もう一つ気になるんだけどさ。」

 

奈桜「ん?どうした?」

 

アル「……今のが本当だとしたら……もしかしてお前、奈桜じゃない?」

 

奈桜「やっと気づいたか汗」

 

アル「ああ、やっぱり汗」

 

奈桜(紫)「薄々気づいてると思うが、私は奈桜じゃない。『神条紫杏』だ。」

 

アル「一体どうしてこんな事に?」

 

奈桜(紫)「私にもわからない。朝起きたら何故か私の姿が高科になっていた。」

 

桜空(和)「私も同じケースや。」

 

アル「なるほどなー。」

 

奈桜(紫)「これは魂が入れ替わったというよりは体が入れ替わったっていう方が近いだろうな……現に私は起きた時高科の家でなく、私の家にいたんだからな。」

 

アル「あれ?てことは奈桜と桜空の体も……。」

 

奈桜(紫)「おそらく奈桜は私になってるころ……」

 

(ガラガラ

 

?「皆さん大変なんですよー!」

 

アル「この口調……奈桜か?」

 

奈桜(紫)「噂をすれ……ば!?」

 

妙子(奈)「見てくださいよ!朝起きたら私の体がタエタエになってたんですよ!どういう事でしょうかこれ!?……ってあれ!?目の前に私が!」

 

奈桜(紫)「お前ではない馬鹿者!というか何故お前の体が三橋なんだ!何故私じゃないんだ!」

 

妙子(奈)「はっ!その口調……もしかして紫杏ちゃんですか!?」

 

奈桜(紫)「そうだ汗」

 

アル「も、もしかして……入れ替わる体はランダムなんじゃないか?」

 

桜空(和)「それしか考えられへんな。」

 

妙子(奈)「さ、さらりんが関西弁……だと……!?」

 

桜空(和)「私や高科さん汗 和那や。」

 

妙子(奈)「あ、ああ汗」

 

アル「つーことは、桜空と妙子も違う体になってるって事だろうな。ちょっと探してくる!」(タッタッタッ

 

奈桜(紫)「あっ!おい!入れ替わっていたら誰が誰だかわからないだろうに……汗」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「桜空〜?妙子〜?いないかー?」

 

五十鈴「…………。」

 

アル「おろ?……五十鈴……かな?汗 おーい。」

 

五十鈴「あっ……。」

 

アル「ちょっといいかな?……お前、五十鈴?それとも……。」

 

五十鈴「えっ?それって……もしかしてこんな状態なのは、私だけじゃないんですか……?」

 

アル「あっ……。(その口調……どう考えても……。) お前、桜空か汗」

 

五十鈴(桜)「……はい泣」

 

アル「まさか桜空が五十鈴になるとは……汗」

 

五十鈴(桜)「あの……お姉ちゃんは?」

 

アル「奈桜は妙子になってた汗」

 

五十鈴(桜)「は、はぁ……汗」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「となると後は五十鈴と妙子だな……。どっちかが紫杏になってて、どっちかがカズになってるはずなんだが……。」

 

?「あら?アルペジオ?」

 

アル「えっ?……和那……じゃないな。多分……妙子だろ?」

 

和那(妙)「あら?どうしてわかったの?もしかして……こういうの、私だけじゃない?」

 

アル「今、奈桜がお前の体になってるよ汗」

 

和那(妙)「あらあら汗」

 

アル「てことは五十鈴が紫杏になってるのか……。」

 

和那(妙)「え?紫杏ならさっき図書室で見たわよ?」

 

アル「マジ?まあ、考えてみたら五十鈴はいつもあそこにいるからなぁ。ありがと!」

 

和那(妙)「いえいえ。」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

紫杏(五)「…………。」

 

アル「五十鈴ー。」

 

紫杏(五)「あっ……。アルペジオ……私がわかるのか……?」

 

アル「まあね。とりあえず教室戻ろ?」

 

紫杏(五)「……わかった。」

 

アル「とりあえずこれで全員集合か……。」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「みんな揃ってよかった。とりあえず改めて整理するよー。奈桜が妙子になってて、妙子が和那になってて、和那が桜空になってて、桜空が五十鈴になってて、五十鈴が紫杏になってて、紫杏が奈桜になってるんだな?」

 

一同「Exactly。」

 

アル「ジョジョじゃねーんだから汗 そして、こうなった原因は不明と。早くも詰んだっぽいんだが汗」

 

妙子(奈)「じ、じゃあ!このまま元に戻れない可能性があるんですか!?」

 

紫杏(五)「それは嫌だ……。私だって元に戻りたい……。」

 

アル「俺だってやだよ汗 こんなカオスな状況汗」

 

五十鈴(桜)「と、とりあえず、こうなった原因をみんなで考えませんか?」

 

桜空(和)「天つ……いや、芳槻さんの言う通りやな。行動しなきゃ始まらんしな。」

 

アル「だな。じゃあ、探索開始!」

 

 





後半に続く!

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