今日の我流親切高校 verメガ盛り! 作:Arupejio2
教室の〜窓から〜桜ノ雨〜♪
アルH「おい奈桜、準備はいいか?」
奈桜「バッチリですよ!後は来るのを待つだけです!」
アルH「よしよし……あっ、噂をすれば……!」
いつき「うぅ……アルペジオさん……(泣」(スタスタ)
アルH「(後ちょっとだ……!)」
奈桜「(フッフッフッ……いつき、前方注意ですよ!)」
いつき「はっ!ダメダメ!泣いてばかりじゃアルペジオさんに迷惑かけちゃう!いつき〜ファイトー!」(タッタッタッ)
(ドシャーン!)
いつき「にゃあああああ!?」
アルH「アハハハハ!物の見事に引っかかったぞ!」
奈桜「ドッキリ大成功です!」
いつき「あ、姉御……それと姉御の方のアルペジオさん……な、何これ……(汗」
奈桜「何って、見ての通り落とし穴ですよ!」
いつき「な、なんでまた……。というか運動場にこんなもの作っちゃダメでしょ!?」
アルH「大丈夫大丈夫、俺ら明日で卒業するから(笑」
奈桜「それに、最後までイタズラに手を抜かないでこその私たちですからね!」
いつき「まあ、確かに姉御達らしいけどさ……(汗」
アルH「よし、次のターゲットはAだ!」
奈桜「了解です!」(タッタッタッ)
いつき「全く……あれ?ちょっと二人共!行く前に私をここから出して!(汗」
〜〜〜その頃開拓分校にて〜〜〜
アルK「はぁ〜、明日で卒業か〜……。」
白瀬「あら?どうしたのよK、浮かない顔して。」
アルK「白瀬!いや……俺明日卒業式だからさ……。」
白瀬「なるほどね〜。」
アルK「なんだかんだで楽しかったからさ……高校生活。」
白瀬「……ねぇ、Kは卒業した後はどうするの?」
アルK「ん〜、正直まだよくわかんないんだけどね〜。一応行く大学は決まったけどさ。まあ……なんか天道が俺とAをジャジメントに推薦するとかなんとか前言ってた気がするけど(汗」
白瀬「嘘!そっちの方がいいじゃない!」
アルK「まあ、そうなんだろうけどね(笑」
白瀬「ふ〜ん……ジャジメントにねぇ……。Kが行くなら私も行こうかしら……?」
アルK「えー?白瀬も?」
白瀬「何よ、何か文句でも?」
アルK「いや、それはないけど……お前はそれでいいのか?」
白瀬「いいに決まってるじゃない。今の私は決まった居場所がないんだから、どこに行こうと私の勝手よ。」
アルK「そっか……。」
白瀬「あー、やっぱ違うわね。居場所はあるわ。今はKが私の居場所、だから私はKについて行くのよ。」
アルK「……わかったよ、お前がそれでいいなら俺は何も言わないよ。これからもよろしくな。」
白瀬「ええ。こちらこそよろしく。」
〜〜〜その頃〜〜〜
アルM「……(ガタガタ)」
ゆらり「麻美ちゃん、何度も言いますがアルペジオ君は卒業後は私とともにNOZAKIグループに入社するのですから、同棲するべき相手は私だと思います。」
麻美「えー!で、でも同じ会社だからって同棲するっていうのは違うと思うんだけど!寧ろ社内恋愛ってちょっと大変だと思うな!だからやっぱり私が……。」
ゆらり「もし私とアルペジオ君の間を引き裂こうと言うなら麻美ちゃんでも許しませんよ……?(ハイライトOFF)」
麻美「私も同じ考えだよ……?(ハイライトOFF)」
アルM「二人共落ち着いて!あの日の悪夢が!!(汗」
ゆらり「それにアルペジオ君の彼氏はわたしです。だからこそアルペジオ君と同棲する権利は私にあります。」
麻美「つ、付き合ってる人同士がいつか結婚するとは限らないもん!私がいつかアルペジオ君と結婚する可能性だってあるもん!」
ゆらり「そんなのは私が許しません……。(再びハイライトOFF)」
麻美「こっちのセリフだよ……?(再びハイライトOFF)」
アルM「ひ、ヒイィ!」
桜華「もうこの際3人で同棲すればいいのでは?」
アルM「それはもっと問題あるよね!?」
冴花「お互いに了承しとけば合法でしょ。」
アルM「そういう問題じゃないって!(汗」
〜〜〜その頃日の出高校にて〜〜〜
アルE「キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ」
天本「アルペジオさんっ。」
アルE「あっ、天本さん!探してたんだよ!」
天本「え?探してた?私をですか?」
アルE「うん。言いたい事があってね。」
天本「……フフフ、奇遇ですね。私もアルペジオさんに言いたいことがあったんですよ。」
アルE「え?マジで?」
天本「マジでです。でも、お先にどうぞ。」
アルE「え?いいの?じゃあ…………明日卒業式ですよね!」
天本「そうですね。」
アルE「しばらく会えなくなりますよね!」
天本「そう……ですね。」
アルE「だからちょっと、これは言っといた方がいいかな〜ってね。」
天本「……?」
アルE「あの〜…………そのですね!」
天本「はい……?」
アルE「えっと……だから……俺天本さんのこと好きなんだよ!」
天本「えっ?」
アルE「前に天本さんの誕生日の時に2人でデートした時あっただろ?その時、天本さんが俺に、『俺が恋人だったらよかったのに』って言ってくれたの覚えてる?」
天本「あっ……。」
アルE「それでさ、俺その時すごく嬉しかったんだよね。お世辞でもそんな事言ってくれてさ。それで……俺もさ、天本さんみたいな人が恋人だったらいいなって思ってさ……。」
天本「…………。」
アルE「で……どうかな?」
天本「……ふ、ふふふ……やっと言ってくれましたねアルペジオさん。」
アルE「え?」
天本「じゃあ次は私が言いたいことを言う番ですね。」
アルE「え?あ、ああ……。」
天本「私はアルペジオさんのことが好きです。」
アルE「……え?」
天本「ふふふ、それにあの時のあれはお世辞じゃありませんよ。アルペジオさんは鈍感ですね(笑」
アルE「えっ?ええ!?」
天本「でも、ちゃんと告白してくれたから許してあげます。でもアルペジオさん、どうせならこういう事は卒業式の日に言うことじゃなかったんですか?」
アルE「いや……それはその……。」
天本「……何か理由があるんですね。何故ですか?」
アルE「……俺、明日卒業式終わったらすぐに船で本土に戻らないといけないんだ。」
天本「えっ……?」
アルE「だから……今日しか言う機会がなくて(汗」
天本「ちょ、ちょっと待ってください!つまりそれって……しばらく会えないってことですか……?」
アルE「えっ?そ、そうだね……。でもそれは前からわかってたことじゃないの?」
天本「私は、アルペジオさんがまさか日の出島から出ていくとは思ってなかったんです!だから……会えなくなるといっても前より少し会える回数が減るぐらいだと思ってました……。」
アルE「…………。」
天本「……でも、だからって行かないでなんて我儘は言いません。アルペジオさんのためになりませんからね。でも……一つだけいいでしょうか?」
アルE「……なに?」
天本「……たとえ離れ離れでも私はアルペジオさんのことが好きです。だから……離れていても2人が繋がっている証拠が欲しいです……。そうすれば、どれだけ離れていてもきっとまたアルペジオさんを見つけられるはずですから。」
アルE「……わかったよ。天本さん、改めて言うけど俺は天本さんのことが好き。だから、もしよかったら俺と付き合ってください!」
天本「……はい!」
『天本さんが彼女になった』
次回、卒業式。